紅葉の京都ミステリーツアー・2017


それは、2017年の、11月末のこと・・・

私(飯田史彦)の気ままな引率で、京都の各地を巡る、
毎年恒例の「紅葉ミステリーツアー」・・・

今年も、全5日間、「昼の部」「夜の部」の合計7回にわたって、
延べ120名のハートメイツの皆さまと一緒に、決行いたしました。


このウェブページの読者の方々も、ぜひ、私と一緒に、
素晴らしい紅葉見物の旅へと、出発してみましょう!!


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まずは、京都・東山の中腹にあり、
この時期にだけ特別公開されている、「霊鑑寺」(れいかんじ)へ!






おお! (゚o゚;)

山門を入ってすぐ右手に、美しすぎる、「散りイチョウ」が!!




さらに進むと、真っ赤なモミジが、まさに見頃!!






京都のモミジは、葉っぱが小さくて可愛いので、
紅葉が、特別に美しいのだそうですよ。




これが、「都人」(みやこびと)たちが好んで鑑賞する、
「散りモミジ」「敷きモミジ」と呼ばれる風雅な現象。




苔(こけ)の緑色と、モミジの紅色が、
絶妙に絡み合って、本当に美しいですねぇ!!




このように、屋根の瓦(かわら)の上に降り積もった葉っぱたちも、
風雅きわまる「降りモミジ」現象として、珍重されます。




どんな絵画よりも美しい、自然そのままの構図と色彩に、
思わず、うっとりと見つめながら、ため息をついてしまいます・・・




霊鑑寺を後にして、山腹の小道を北上すると、
可愛らしい柑橘(かんきつ)類や・・・



びっしりと実った、真っ赤な木の実たちが迎えてくれますよ。




やがて、我々は、「かぼちゃ供養」で知られる、「安楽寺」の門前に到着。






日本の宗教界に本質的な革命を起こし、
それまでは「上流階級・お偉方・お金持ち向けの宗教」にすぎなかった仏教を、
「文字も読めない一般民衆にとっての救い」にまで高めた功労者、
法然(ほうねん)ゆかりのお寺・・・




法然が生み出して広め、その弟子・親鸞(しんらん)が発展させた、
「南無阿弥陀仏」(阿弥陀様に全てをお任せします)という「念仏」が、
今にも聞こえてきそうですね・・・




安楽寺を後にした我々は、さらに山腹を歩いて、「法然院」へ・・・






写真左手に見える標石には、
「臭いもの、辛いもの、酒、肉類は、この山門内に持ち込み禁止」
と、厳しい掟(おきて)が書いてあるんですよ。




まるで、山門を額縁(がくぶち)にした絵画のような、美しい紅葉!!




ここでも、またもや、「散りモミジ」の素晴らしさに、息を飲みます・・・




「自然こそが、誰よりも素晴らしい芸術家である」という、
あの印象派の大画家、クロード・モネの言葉が浮かんできますよね・・・




お寺の屋根瓦と、深紅の紅葉は、抜群の相性なんですよ、これが・・・




法然院を後にした我々は、いわゆる「哲学の道」を南下して・・・




熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社に、ふらりと立ち寄ります。




境内にそびえる「ナギの巨木」にちなんだ、
「敵をナギ倒す」という縁起により、「戦(いくさ)に勝つ」ご利益で有名。




若王子神社から山腹を下り、「永観堂」「南禅寺」の方向へ。




しばらく南下すると・・・おお!! \(◎o◎)/




こ、この光景は!! (゜ロ゜ノ)ノ




紅葉の名所として知られる、「永観堂」ではありませんか!!




ところが・・・数百メートルもの「入場待ち」の列が!!(涙)




「入場まで2時間」と聞いて、さすがに入場をあきらめた我々は・・・

せめて、お寺の外側の「無料ゾーン」(笑)から、
内部のお庭を、タダで激写!!




この絶景が「無料」で見られるのですから、これは儲かりました(笑)。




ついでに、そのまま足を延ばして、「南禅寺」(なんぜんじ)へ・・・



かつて、大泥棒の石川五右衛門(いしかわごえもん)が、
「絶景かな!」と叫びながら京の都を見下ろした(ことになっている)、
有名な山門が、これ・・・




山門の前に立って振り返ると、確かに、これは絶景ですな。




晴天にも恵まれて、なんと素敵な午後なのでしょう!! \(^o^)/





さて、昼間は人混みで入れなかったため(涙)、
夜になってから、再び、「永観堂」に挑戦!

すると・・・意外なことに、わずか10分程度の待ち時間です!!

\(^o^)/




チケットを買う(正確には「参拝志納金を手渡す」)までの間にも、
すかさず、塀の中を激写する人々が・・・




拝観券を入手し、いざ、山門へ!




境内に足を踏み入れると・・・

おお!! \(◎o◎)/




まさに、これぞ、「参拝志納金」を支払った、
ご利益であるに違いありません!!




おや? この「善哉」(よきかな)とは・・・




やはり、「善哉」(ぜんざい)のことでした!(笑)




さっそく、みんなで、お休みしましょうか。




ちなみに、私はこれを・・・ (^-^)




私の席から前を見ると、このような光景ですよ。




足元を見ると、イチョウとモミジが、絶妙な融合ぶり!!




まさに、ビッシリと、「敷きモミジ」状態ですねぇ・・・




もう大満足なので、そろそろ再び、山門をくぐり出ましょうか。






さて、翌朝・・・

本日も好天に恵まれたので、嵯峨野(さがの)方面に向かいましょうか。




愛宕(おたぎ)念仏寺の前から、「化野」(あだしの)方面に歩くと、
「平野屋」「つたや」という、2軒の茶屋が見えてきましたよ。




愛宕山の参道として、何百年も続く老舗(しにせ)の風情(ふぜい)を、
しばらく自由時間を取って、各自で満喫しましょう。








いやもう、どこをどう切り取っても、絵になる光景ばかり・・・








屋根を覆う、緑の苔(こけ)でさえも、この風雅さ・・・(笑)






茶屋の前に干してある、「手ぬぐい」たちでさえも、この風雅さ!(笑)






参道を数分下ると、有名な、「化野念仏寺」(あだしのねんぶつじ)の門前へ。

本日は通り過ぎるので、せめて、山門を遠めに見ながら参拝を(笑)。




嵯峨野に残る、「千代の古道」(ちよのふるみち)、
つまり、平安時代に、都から嵐山に向かった旧道を、歩いてみます。

この道を、千年前に、藤原道長も、菅原道真も、清少納言も、紫式部も、
牛車に乗って通ったに、違いありません。

すると、今では、大根畑が・・・




高級なお庭に植える、「北山杉」(きたやますぎ)も、栽培されていますよ。




杉の香りが濃厚に漂ってきて、「森林浴」気分・・・




「千代の古道」を、20分ほど歩いていくと、
やがて、「直指庵」(じきしあん)の山門に到着!






この時期だけ、特別に公開されている「直指庵」・・・

いったい、どのような「秘密のお寺」なのか、確かめてみましょう!




きれいに整えられた竹林を、奥へ奥へと進んでいくと・・・






やがて、さらなる山門が現れて・・・






おお! (゜ロ゜ノ)ノ

こ、これは・・・まさに、この世の極楽!!






誰もが声を失い、ひたすら、撮影に専念・・・(笑)






さらに奥深く、山を分け入ると・・・






藁ぶき屋根の、素朴すぎる本堂が出現!!








またもや、大満足で直指庵を後にした我々ですが・・・

しばらく歩くと、なんと「野菜の自販機」が!! (゜ロ゜ノ)ノ

しかも、「NHKで放送された」のだそうですよ(笑)。

京野菜の代表格として有名な、「万願寺とうがらし」も発見!!




自販機に心ひかれながらも、さらに歩みを進めて、
嵯峨野巡りの終点・始点である「大覚寺」へ。
(だから、多数の路線のバス停があり、とても便利なんですよ)




大覚寺には、かつて、「お月見」に来ましたよねぇ・・・
(このHPの表紙から、「観月の夕べ」をクリックすれば、報告してありますよ)





さて、その夜には・・・

この時期にだけ、特別に「ライトアップ」を行っている、
「北野天満宮」(きたのてんまんぐう)を、訪れてみましょうか。



さすがは、「学問の神」菅原道真公をまつる、
全国一の「受験の神様」!!

受験生や、その親御さんたちが、本気でお参りしていますよ。




堂々たる社殿も、照明に映えて、実に美しいですねぇ!!






夜空に青白く輝く、お月様を見上げながら、
紅葉の名所として有名な、お庭に出てみると・・・




おお、こ、これは・・・ (゚o゚;)




誠に、素晴らしすぎます!!

\( ^ω^ )/




石段の上にも、散りモミジがビッシリ!!




小川にかかる橋のまわりも、モミジたちで真っ赤!!






この太鼓橋が、本当に、いい味を出していますよねぇ!!






川沿いの遊歩道で、うっとりと、幸せに満たされます・・・




おや? なにやら、人が集まっていますが・・・




なんと、茶店でした!! \(^o^)/




かつて、桃山時代に、あの「豊臣秀吉」が、
この北野天満宮で盛大に開催した、「北野大茶湯」・・・

そのお茶会にちなんだ、このお菓子が、全員に無料で配られていますよ。




この地で開かれた、その盛大な茶会における秀吉の姿を想いつつ、
遠い目でニンマリしながらお茶を飲んでいた歴史マニアは、
私だけでしょうか?(笑)




ほら、お月様も、ますます青白い輝きを増しながら、
我々を見守ってくださっていますよ・・・






さあ、本日は・・・

京都の東側郊外に広がる、「山科」(やましな)地域へ向かって、
「毘沙門堂」(びしゃもんどう)を、訪れてみましょうか。




散りモミジに彩られた石段を、息を切らせながら登ると、
ようやく、毘沙門堂の山門に!!




これが、最後の石段・・・

ここにたどり着くまでに、かなり登って来たんですよ(涙)。






いつもの「志納金」をお支払いして、
さあ、本堂へ!




この寺の屋根の「降りモミジ」も、かなりのものですよ。






左下のハンマー(正式名称がわからなくてゴメンなさい)で、
この大きな分厚い板(正式名称がわからなくてゴメンなさい)を、
大きな音が出るように叩いて、時刻などを知らせるのでしょうね。




紅葉に彩られた広い庭を、
「うわぁ〜!!」と、歓声を上げながら進む人々・・・






ちなみに、なぜか私は、
この火鉢(正式名称がわからなくてゴメンなさい)が、
異常なほど気に入ってしまいました(笑)。




境内に、おいしそうな看板を見つけたので、
さっそく、試食(笑)してみましたよ。

(豆乳に酒粕に湯葉まで入っているのですから、当然、最高でした!!)




おっと、「山科義士祭り」と・・・これは見逃せません!!

あの「忠臣蔵」の主人公、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の地元ですから、
なんと、幼稚園児までもが、「仮名手本忠臣蔵」を演じているのです!!

吉良上野介(きらこうずけのすけ)役を演じる幼児の、にくたらしい表情といい、
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)役を演じる幼児の、戸惑う顔といい、
あまりにも芸達者なので、ビックリ仰天!! (゜ロ゜ノ)ノ



やはり、最後は、幼児といえども、見事に腹をかっさばいて・・・
つまり、切腹するシーンで、芝居を終えるのでしょうか・・・
そして幼児には、この芝居の意味が、わかっているのでしょうか???

(そもそも、なぜ、大石内蔵助や四十七士が英雄なのか、吉良上野介が悪人なのか、
歴史好きの大人である私にも、さっぱり納得がいかないという、
おかしすぎる話なんですよねぇ、忠臣蔵というのは・・・
いつも私は、殺される吉良上野介に、同情してしまいます・・・笑)



・・・さて、気を取り直して(笑)、
毘沙門堂の、入ったものとは別の山門を下ってみると・・・




なんと、「敷きモミジ」の保存のために、注意書きが!

モミジの美観を守るのも、大変なことなのですね・・・




おかげさまで、見てくださいよ、
見事に敷き詰められたモミジの、この美しさ!!




おや? 何か、お店が出ていますね、
近寄ってみましょうか・・・




おお! なんと、毘沙門堂の真下で・・・

なぜか、インド料理店が、営業なさっていますよ!!

宣伝文句を見ると、かなり優秀な料理店らしいのですが、お客様は・・・

(>ω<。)




・・・と、大いに楽しんで、三条大橋に戻ってきましたよ。

ここは、あの「東海道」の終着地点でもあるのです。
東京・日本橋から、東海道を真っすぐに歩いて来ていただくと、
この三条大橋にたどり着けますので、わかりやすいでしょ?(笑)

そう、この三条大橋から、三条通りを真っすぐに5分歩くと、
そこが、私のいる「光の学校」・・・

つまり、かの有名な「東海道五十三次」の道は、
東京・日本橋を起点として、各地から歩いて来るために整備された、
「光の学校」の「参道」だったのです!!(爆笑)






さて、今夜は、日本一の大きさを誇る、あの三門(山門のこと)・・・

つまり、「法然」が開いた「浄土宗」の総本山、「知恩院」へ。

ライトアップにより、金色に輝く巨大な門は、実に勇壮ですねぇ!!




観光バスから降りてくるグループたちも、続々と集まっていますよ。




長い石段を登り切り、さらに奥へと進むと、
いちだんとまぶしく輝く一帯が・・・

そこは、「納骨堂」の前に広がる、美しい蓮(はす)の池でした。

(この納骨堂では、宗教宗派を問わず、無信仰・無神論の人であっても、
わずか6万円で、未来永久に、骨を預かっていただけるんですよ。
まさに、貧しい庶民を全て救いたいという、法然の願いを実現しているのです)






いやもう、美しすぎて、どんな写真でも言葉でも、伝えきれません・・・

京都のあらゆるモミジの中で、最高に美しい木を1本だけ選ぶならば、
私は迷うことなく、「知恩院納骨堂前に鎮座する、このモミジ」を選出しますね。






納骨堂から離れて、さらに石段を登っていくと・・・

(まだ、このあたりのモミジは、ぜんぜん色づいていませんね)




おお! この鐘楼(しょうろう)は!!

昨年の大みそかに訪れた、日本一大きい鐘のある、あの鐘楼!!

(かつての「今週のメッセージ」で、詳しくご紹介していますよ)




鐘楼を降りて、真っ赤なモミジが取り囲む、大きな池を鑑賞・・・
ここでは、「映(うつ)りモミジ」「鏡モミジ」と呼ばれる、
池に映ったモミジを鑑賞するのが、風流の極致なのだそうですよ。

京都では、モミジの鑑賞方法も、さまざまなのですねぇ。




お茶室を発見したので、さっそく入室・・・
(正式な茶道では、「入室」のことを、何と呼ぶのでしょうか?)

 


いやぁ、このお菓子、もう最高でした!!
(・・・と、お菓子のことだけを褒める、甘いもの好きな私)




(抹茶ではなく)お菓子に満足しながら、
知恩院を後にした私が向かったのは・・・




すぐ近くにある、かの有名な、「いもぼう」のお店。




このお店には、あの「新島八重」(にいじまやえ)さん
(NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公)が、夫の新島襄(じょう)さんと、
1981年3月19日に、訪れたという証拠が残っているのです!!

※ 「いもぼう」のお店には、「平野屋本店」と「平野屋本家」が近くにあり、
紛らわしいのですが、八重が訪れた歴史のあるお店は、「本店」ですのでご注意を。




円山(まるやま)公園を抜けて、八坂神社の境内に入ると、
なにやら、なまめかしい(いろっぽい)表情の女神様が・・・




そう、ここが、あらゆる「美」のご利益をいただけるという、
「美御前社」(うつくしごぜんしゃ)!!

こんな女神様が現れたら、どんな男性も、イチコロですよねぇ(笑)。




お月様に見守られながら、八坂神社の本殿前に出て・・・




年中無休で屋台が並び、いつでも「お祭り」状態の参道を抜け・・・




祇園(ぎおん)の「花見小路」(はなみこうじ)から脇道に入ると・・・

おお!! 
\(゜ロ゜)/

 


幸せに満たされながら(笑)、先斗町(ぽんとちょう)に突入!



お酒が入っている人も、まだ入っていない人も、
ここでは、みんなが、めっちゃ楽しそうに歩いていますよ。



さて、今夜は、どのお店にしようかな・・・(笑)

 




その後、二日酔いになることもなく(笑)、本日も好天!

そこで、最後の「昼の部」は、比叡山(ひえいざん)を目指しましょう!!




叡山電鉄(えいざんでんてつ)で、「八瀬駅」に到着すると、
すぐ近くの、「ケーブル八瀬駅」へ。




このケーブルカーに乗って、
「日本一の急勾配(こうばい)」として知られる鉄路を登ります。




乗り物好きな私は、もう出発前から、ワクワクしすぎ!!




さあ、登り始めましたよ!!




子供たちは、最前部の窓にクギ付け!!

まるで、50年前の私を、見るようですねぇ・・・(笑)




車体は、ガタガタと、小刻みに震えていますよ。




あんなオシャレなロッジに、泊まってみたいなぁ・・・

(実際に泊まってみたら、寒すぎて、後悔するのでしょうが・・・笑)




おっ! 上から降りてきた車両と、すれ違いますよ!!




ケーブルカーの終点で、今度は、ロープウェイへと、お乗り換え。




下を見ると、かなりの高度なので、緊張しますよ。




反対側の車両と、すれ違う瞬間が、最大の見せ場!!




青空のもと、ついに、山頂の駅が、近づいてきましたよ。




山頂駅から出てみると、おお!!

はるか眼下に、琵琶湖(びわこ)の南端と、大津市街が!!

(中心に1本だけ、そびえて目立っているのは、琵琶湖大津プリンスホテル)

写真の右下で、そろって風にそよいでいる、
渋〜い「すすき」たちの姿も、いい味を出していますよねぇ(笑)。




山頂にある、「ガーデンミュージアム比叡」では、
印象派の大画家、クロード・モネさんから、作品の解説を。

この「モネじいさん」、上手に動くんですよ。
まるで、生きているかのように・・・
(ちなみに、流ちょうな日本語でしゃべってくれます)

画面に表示されているのは、西洋絵画史に残る大事件、
「印象、日の出」の絵。



モネじいさんの背後に回り込んでみると・・・

描いていらっしゃるのは、かの有名な、「睡蓮」(すいれん)でした!!





モネじいさんと別れた我々は、山頂から、延暦寺の方向へ・・・

なんと、30分かかる山道を、歩いて下ろうという魂胆(笑)。




かなり急な山道に、参加者の皆さんの表情が、凍りつきます・・・(涙)




途中では、倒木も多く、いくつもの難所を超えなければなりません・・・

道には水分が多く、ぬかるんでいる箇所も多数・・・(涙)




それなのに、こんなに険しい、ぬかるんだ山道を、
なんと、和服(着物)で下ろうとする、能天気なお客様も(笑)。

(見るに見かねて私がお貸しした、黒いコートを羽織っておられます)

※ 「行先不明のミステリーツアー」であるため、
「山に登って歩きます」と、事前に告げておかなかった私の責任(涙)。




おお!! こ、ここは・・・

\(◎o◎)/

突然に視界が開けて出現した、あまりの絶景に、
一同、声を失い、しばらく見入るのでありました!!




やがて、ついに、目的地の「延暦寺」(えんりゃくじ)に到着!!




到着&参拝記念に、みんなで、鐘も撞(つ)きましたよ。

※ ちなみに、「一打五十円」(連打禁止)となっております。




みんなで見守り合いながら、全員が鐘を撞き終わるのを待つ・・・

実に幸せに満ちた、素晴らしい光景ですよねぇ・・・




山を下ると、叡山電車で、出町柳(でまちやなぎ)駅を目指します。




当然ながら、電車の最前部に張り付いた、鉄道マニアの私・・・

電車を運転するのが、私の「叶わぬ夢」なんですよ、これが・・・




ひとつひとつの、ボタンやスイッチやペダルなどを見るだけで、
ワクワクして、少年時代に戻ってしまいますよね(笑)。




ふと目にした書類に、「1988年製造」と記してあるのを発見!!

30年も前に製造されたそうですが、大丈夫でしょうか・・・




運転手さんが乗車してきたら、まさかのロングヘア・・・

なんと、若い女性でした!!  (゜ロ゜ノ)ノ




対向車とすれ違うだけで、最前部に張り付く私の興奮は、MAX状態に!!




ただし、運転中には、話しかけることができません(笑)。

しかも、ふと気づくと、いつの間にか、運転手が男性に・・・(涙)




終点の出町柳駅に到着して、我らが登山旅行は、めでたく終了。

いやぁ、楽しい半日旅行でしたね(笑)。






そして、ついに訪れた、ミステリーツアー最後の夜・・・

今夜は、なんと、京都の南にある、「宇治」の街を訪れていますよ。




ローカル線の夜の駅って、哀愁が漂いまくって・・・

つい、なぜだか、涙が出てきますよねぇ・・・




宇治駅を出た我々は、今年からライトアップを始めたばかりの、
世界遺産「平等院」へ!!

ところが・・・

参拝券を購入するまで、数百メートルもの、長蛇の列が・・・(涙)




30分ほど並びましたが、夜には初めて見る、
「平等院鳳凰堂」(ほうおうどう)の美しさで、すべてを納得。




いやもう、これは・・・

「並んで良かった!!」の一言ですねぇ。




お堂の中心に鎮座していらっしゃる、阿弥陀如来様。

本当に、「極楽浄土」そのままに、まぶしくて、美しいですねぇ・・・




かつて、藤原道長が、極楽浄土を地上に造ってみたという、鳳凰堂・・・

数えきれないほどの人々が、ただ静かに、息を飲んで見入っております・・・




池に映る鳳凰堂と、光の反射を、印象派の絵画のような手法で、
芸術作品として仕上げてみましたが、いかがでしょうか・・・

(これは「絵」ではなく「写真」であって、「加筆」は全く行っておりません)




鳳凰堂を離れて、小高い丘に登ると、そこには、美しすぎる鐘楼が・・・




この秋で、一番の「敷きモミジ」の光景が、これ・・・

(決して人為的に演出したのではなく、自然現象なんですよ)




平等院を出て、参道を駅に向かう途中で、有名なお茶屋さんを発見!!




このお店は、代々、「徳川将軍家」にお茶を納めていたんですよ。




そのため、お店のマーク(円を三角状に3つ並べたデザイン)が、
なんと、そのまま、国土地理院の公式の「地図」において、
「茶畑」を示すマークとして、採用されているのです!!




このお店の奥には、甘味処があるので、入ってみましょう・・・

もちろん、「栗ぜんざい」に、決まってるじゃないですか!!(笑)




有名店なので、お土産を買う仲間たちも、続々・・・




その勢いで、京阪電鉄の駅に戻ってみると・・・

(;^ω^)

(私が知っている、実在の舞妓さんたちが何人もいます)




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さて、それでは、最後に、クイズをひとつ・・・

この写真は、どこで撮影したものでしょうか?

上記の200枚の写真の中に、明らかなヒントがありますので、
ぜひ、探してみてくださいね!!

めでたく、答えを見つけ出した御方には・・・
間違いなく、素晴らしい人生が待っていることを、お約束いたします!!




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皆さま、お楽しみいただけましたか?

「なかなか紅葉見物なんて行けません(涙)」とおっしゃる方々に、
せめて、私からの、(クリスマス)プレゼントを差し上げました。


疲れた時、淋しい時には、
どうぞ、いつでも何度でも、このページを訪れて、
私と一緒に歩いた気分で、お楽しみくださいね!!





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