それは、2019年2月2日のこと・・・
ハートメイツ・システムのメンバー4名から、
「四国88ヶ所巡りのうち、1番と88番だけでも回って、
ついでに、周辺の名所巡りも楽しみたい」という、
1泊2日の「オーダーメイド・ドリームツアー」を依頼されました。
この「オーダーメイド・ドリームツアー」とは、
何らかのご要望をいただけば、私が全国どこにでも参上して、
お話やご案内をするという、画期的な有料サービス。
実際に、北は北海道から、南は沖縄まで、
さまざまなご依頼に応じて、各地を訪れていますよ。
(詳細は、ハートメイツのページをご参照ください)
そこで、私自身が練りに練って、戦略的に立案・実施した、
上記ツアーの模様を、大量の美麗写真付きでレポートいたします。
どうぞ、一緒に巡った気持ちになって、お楽しみくださいね!!
ごく普通に読んでいくと、
いつの間にか、途中から、思わぬ展開が・・・
フフフ・・・ ( ^ω^ )
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今回の参加メンバーは、関東地方にお住いの、女性4名。
もとは、男性1〜2名も一緒に参加予定だったのですが、お仕事のご事情で、参加できなくなったのです。
(ちなみに、旅先での宿泊を要するご依頼については、男女を問わず、お1人の場合はお断りしており、「お客様が複数」でのお申込みに限定してお受けしています。当然ながら、私だけで、1部屋を確保していただきます)
京都駅に、午前10時に集合し、私を含む総勢5名で、私の愛車に乗って出発。
名神高速道路を抜け、約1時間後には、「明石海峡大橋」を渡っていましたよ。
これが、世界一の長さを誇る長大な吊り橋、明石海峡大橋!!
「神戸」の郊外を背後にして、前方には、巨大な「淡路島」(あわじしま)が見えています。
左側には「大阪湾」、右側には「瀬戸内海」・・・
好天にも恵まれて、絶景を満喫!!
1時間ほどかけて、淡路島を南北に抜け、大鳴門橋(おおなるときょう)を渡ると・・・
かの有名な「鳴門の渦潮(うずしお)」を、すぐ間近で観察できる、「観潮船」(かんちょうせん)の乗り場に到着。12時20分発の、大型観潮船「わんだーなると」号の出港に、間に合いましたよ。
渦潮は、いつでも現れているわけではありません。
その日によって、出現時間帯が変化するので、ご注意を!
これが、我々の乗る、「わんだーなると」号。
予約不要なのが、嬉しいですね。
船に乗るべく、桟橋(さんばし)を歩いていく時間は、いつも本当にワクワクします!
船室に入ると、さっそくパンフレットを開き、「渦潮」のしくみについて、お勉強。
私は教師でしたから、「予習」の重要性を、熟知していますよ(笑)。
では、皆さまも、私と一緒に、「予習」をどうぞ・・・
予習をしているうちに、いよいよ、出港!!
何しろ、寒〜い時期ですから、お客様は、まばら・・・
右に左にと、景色に応じて、座席を移動し放題ですよ(笑)。
船内には、目立つところに、謎の「エチケット袋」なるものが、用意されていますが・・・
真っ黒で、中身が見えない、ミステリーすぎる袋・・・
いったい、どのような用途のために、活用するのでしょうか??? (゚o゚;)
まあ、とにかく・・・
ここに格納してある「救命胴衣」を取り出す事態にだけは、ならないようにお願いいたします!! (>ω<。)
※ 「巨躯」というのは、LLサイズの胴衣なのでしょうが・・・わずか2個しかないのでは、いざという時に、巨体の方々が我先にと奪い合う、ド派手な肉弾戦の大ゲンカが、沈みゆく船上で繰り広げられてしまう恐れも・・・(涙)
おお!!
淡路島と四国(徳島県)の間に架かる、大鳴門橋の雄姿が!!
船室の中で暖を取っていた船客たちも、歓声を上げながら、外のデッキに集まってきましたよ。
周囲を見回すと、数多くの漁船たちが、魚を捕っている最中・・・
※ 「最中」は、「もなか」ではなく、「さいちゅう」と呼んでくださいね(笑)。
瀬戸内海側から、大鳴門橋をくぐって反対側に出ると、そこはもう、太平洋!!
船の最後尾に立つと、何とも言えない「旅情」が、押し寄せてきますよねぇ・・・
「あっ、あそこに!!」
などと声が上がり始めると、待ちに待った「渦潮」たちが、姿を現してきましたよ。
ライバルの観潮船たちが、潮目(しおめ)の良い場所を狙って、奪い合います。
その戦いの激しさゆえか、たまに、観潮船同士がぶつかって、沈没してしまうこともあるそうですが・・・
・・・・・・
・・・(もちろん冗談ですよ)
なんと、この「鳴門の渦潮」を、「世界遺産」にしてもらおうという運動のポスターが・・・
世界基準の自然遺産としての認定条件を、満たしているのでしょうか?
地元では盛り上がっているようなので、めでたく、認定されるといいですね!!
ちなみに、上記のポスターの図案は、江戸時代に、かの有名な「歌川(安藤)広重」(通称:ひろしげ)が描いた、「阿波鳴門の風波」という浮世絵(下記参照)を、活用しているに違いありません。
船着き場の待合室では、航海士・機関士を目指す学生さんを、募集していますよ。
カッコイイ響き、素敵なデザインですよねぇ!!
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観潮船を降りた我々は、30分あまり車を走らせ、旅の目的地である、「四国88ヶ所巡り」の「第1番霊場(れいじょう)・札所(ふだしょ)」である「霊山寺」(りょうぜんじ)へと、向かいましたが・・・
お腹がすいてきたので(笑)、まずは、「腹が減っては戦(いくさ)が出来ぬ」と、霊山寺の門前にある食堂で、お昼ご飯。
このあたりの名物は、「鳴ちゅるうどん」だそうなので、さっそく注文。
ところが、渦潮を模して作ったのであろう、「なると」と呼ばれる有名なカマボコ(次の写真)が・・・
期待に反して、入っていませんでした〜(涙)
本場の「鳴門」で、「なると」カマボコを食べるのが、夢だったのに・・・
「ちくわ」では、ムードが出ません・・・ (>ω<。)
気を取り直して、うどん屋の壁に貼ってある「お遍路(へんろ)さん」の地図で、88ヶ所の「札所」を再確認・・・
最も右端にある @ 番のお寺が、これから参拝する「霊山寺」。
そう、ここが、その第1番霊場&札所。
こうして山門を目前にすると、我々のような「お遍路もどき」にすぎない者であっても、深い感慨にとらわれてしまうのが、不思議です・・・
おや?
三門の下に、どなたか、若い女性らしき、お遍路さんの姿が・・・
しっかりと、「正装」をなさっていますよ。
ちょっと、声をかけてみましょうか・・・
(^−^)
と、満面のフレンドリーな笑みを浮かべながら、その女性に近寄ってみた瞬間・・・
!!\(゚Д゚;)/!!
まさに、鬼気迫る表情・・・
ひたいに、たくさんのヒビが入って、顔面が、崩壊しかけているではありませんか!!
あまりのインパクトに、身の毛がよだってしまった我々一同でした・・・
こんなお遍路さんに、真夜中の山道で、出会ってしまったならば・・・
(>ω<。)
このマネキン、もうちょっと、どうにか、ならないのでしょうか・・・
おそらく、これから長い遍路の旅に出る我々に、その覚悟を問う意味で、意表を突く「きも試し」を、仕掛けてくださっているのでしょうね(笑)。
(;^ω^)
・・・というわけで、あわてて目をそらしながら(笑)、山門をくぐります。
力強く「四国第一番霊場」と書かれた看板が、実に、誇らしげですね。
真正面へと奥に進めば、木立の中から見えてきたのが、本堂。
この本堂こそが、88ヶ所の出発地点です。
感慨に浸りながら、皆で、ロウソクを献灯。
本堂の内部には、いかにも真言宗(しんごんしゅう)らしい、この光景が広がっていますよ。
(高野山の「奥の院」に、そっくりですね)
境内にあるお店では、お遍路さんの正装一式に加えて、必需品の「杖」(つえ)や、菅笠(すげがさ)も、販売されています。
第一番札所なので、ここに来れば、何でも揃うように、用意されているというわけですね。
お店の外には、「杖」を立てておく「杖立」が・・・
お遍路の道沿いの建物の入口には、しばしば、このような「杖立」が、用意してあるのだそうですよ。
・・・などと、つい、旅情に浸りながら、感涙にむせび、気を緩(ゆる)めてしまった私。
うっかり、完全無防備状態で、お店を出て、振り向いてみると・・・
その瞬間に・・・
ぎゃぁっ!!
!!\(゚Д゚;)/!!
・・・またもや、やられてしまいました(涙)。
お願いですから・・・
きも試しは、もう充分ですので、勘弁してくださいよ・・・
(>ω<。)
げに恐ろしきは、お遍路マネキンたち・・・
本当に、どうにか、ならないのでしょうか・・・
(;^ω^)
(霊山寺そのものは、「一番霊場」の名にふさわしい風格を備えた、素晴らしいお寺ですよ)
※ いま気づきましたが・・・マネキンたち、くちびるが白いため、まるで死んでいるかのように、生気が感じられないので、不気味なのです。誰か、口紅をさしてあげてくださいませんか?(笑)
********************
またしても、気を取り直すしかなかった我々一行は、さらに30分あまり車を走らせ、徳島市の中心部へ。
目指したのは、そう、あの「阿波(あわ)踊り」の名所・・・
なんと、「毎日踊る阿波踊り」で有名な、「徳島阿波踊り会館」です。
ここに来れば、「連」(れん)と呼ばれる阿波踊り集団が、毎日、阿波踊りのショーを上演してくださるというわけです。
我々が参加したのは、午後4時の回・・・
オープニングの踊りが始まって、満場の客たちは、さっそく、目がクギ付けに!!
三味線(しゃみせん)、笛、鉦(かね)、太鼓(たいこ)など、「鳴り物」と呼ばれる楽器の演奏者の方々も、素晴らしいパフォーマンスを披露!!
同じ音楽家である私も(笑)、思わず、唸(うな)りながら聴き入りましたよ。
売店で、阿波踊りの音楽CDも、買わせていただきました。
※ あとで、ドライヴ中に大音響でCDを流してみると・・・ハートメイツの皆さん、シートベルトをして着席したままで、手足を動かしながら踊っていましたよ(笑)。
この衣装を着て、この三日月の傘を頭に被ると、女性は全員、めっちゃ美人に見えてしまうのが、本当に不思議・・・(失礼な表現でしたら、ゴメンなさい)
ステージでは、華やかなショーが繰り広げられて・・・
やがて、場内が明るくなり、今度は、客たちが、阿波踊りの指導を受ける番に・・・
皆さん、とってもノリノリなので、シャイな私はビックリ仰天!!
目立つことが大の苦手で、とっても恥ずかしがりやの私の手足は、ピクリとも、動きませんでした・・・(笑)
そのうち、こともあろうに、ほとんどの客たちが、ステージに降り出て、踊り始める始末・・・
\(◎o◎)/
あの有名なセリフ・・・
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!!」
と叫びながら、踊り狂うこの人たち・・・
まったくもう、つける薬がありません!!(笑)
熱狂の阿波踊りショーを満喫した後は、階下のお店で、あれこれとお買物。
甘いお菓子もいただいて、火照(ほて)った体を休めましょうか(笑)。
かくして、充実した旅の一日を終えた我々は、鳴門のリゾートホテルに宿を取り、夕食に、温泉に、女子会(男子の私も特別参加)にと、深夜まで、夜更かしを楽しんだのでありました・・・
********************
そして翌朝・・・
なんと、「7時半」という、(私としては)めちゃくちゃな早朝に、がんばって起床!!(笑)
たまに早起きしてみると、いいこともあるものですねぇ・・・
ホテル「ルネッサンスリゾートナルト」のベランダからは、こんなに美しい、朝の太平洋が!!
\(☆o☆)/
いやはや、(たまには)めっちゃ早起きしてみるのも、いいものですねぇ!!
※ 皆様からは、「7時半で、めっちゃ早起きですって?」と、異論が続出していることでしょうが・・・(笑)
沖合には、漁師さんたちの船が行き交い、幻想的な光景を、演出してくれていますよ。
いったい、何の養殖(ようしょく)を、なさっているのでしょうか?
海苔(のり)なのか、牡蠣(カキ)なのか、はたまた真珠(しんじゅ)なのか・・・
さらに拡大してみましたが・・・
漁業の知識の乏しい私には、さっぱり、わかりませんでした・・・
各自でバラバラに(笑)朝食を済ませた我々は、本日の目的地である、「88番札所」へと出発!!
1時間ほどで、その「88番霊場・大窪寺(おおくぼじ)」の門前に連なる、商店街に到着しましたよ。
ここは、「四国88ヶ所巡り」と呼ばれる「お遍路さん」の終着地なので、「88ヶ所を無事に巡り終えたい」という願いが叶う場所、つまり、「結願」(けちがん)の寺・・・
石段の下にある、この「八十八番結願所」と書かれた標識を目にした「お遍路さん」たちは、「ついに、ここまで、たどり着くことができたか!!」と、感涙にむせぶのだそうですよ。
そのような、お遍路さんたちの感動の残存思念が、この石段に、たくさん積み重ねられているわけですね・・・
それにしても、「結願」とは、なんと素晴らしい語感なのでしょう!!
さあ、その「結願所」に向かう、最後の石段を、登っていきましょう!!
山門をくぐると、向こうに、終着地点である、大窪寺の本堂が!!
わずかに「1番」と「88番」しか巡らないという、「遍路もどき」にすぎない我々でさえも、なんだか、不思議な感慨に満たされます・・・
振り返ってみると、山門の裏手には、巨大なワラジが、奉納されていますよ。
昔の人々は、何足ものワラジを履きつぶしながら88ヶ所を巡ったわけですから、ワラジに対する感謝の念も、強かったのでしょうね。
山門の隣には、霊場めぐりの説明版が・・・
おっと、そのまた奥には、男性ならば見逃せない説明版が!!
(゜ロ゜ノ)ノ
この寺のある山の名前は、なんと、「女体山」と呼ぶのだそうですが・・・
いったい、なぜ、わざわざ「女体」などという、不思議な名前がついているのでしょうか?
せっかく、88ヶ所を巡り終え、めでたく、この世の煩悩(ぼんのう)を捨てることができたかのような気分になった、その瞬間に・・・そこに待っているのが、まさかの「女体」であるとは・・・
男性の遍路たちにとっては、まさに、これ以上ないほどの、予期せぬ大試練、大逆境!!
(;゚Д゚)
なるほど、かつての「1番霊場」で襲いかかってきた、あの女性遍路の亡霊たちが、この「88番霊場」においても、再び「女体の試練」として、この私を待ち構えていたとは!!
ほら、あの女性遍路たちが私を誘惑する声が、聴こえてくるではありませんか・・・
「あなたが、本当に、煩悩を捨て切ることができたのかどうか、私たちが試してあげるわね、フフフ・・・」
うわぁっ!!
女体の誘惑に、負けてしまう〜!!
(>_<)
と、泣きそうになった、その瞬間・・・
私の脳裏(のうり)に、ある御方の笑みが、浮かんできたではありませんか!!
あ、あなたは・・・
ま、まさか、お大師様!!
\(☆o☆)/
・・・その瞬間、私の心から迷いが消え、私の目が覚めたかと思うと、怪しげな女性遍路たちの姿も、私の前から消え去っていたのです!!
まさか、あのお大師様、つまり弘法大師その人から、直接に救っていただけるとは・・・
ああ、なんと、ありがたいことでしょう・・・
「南無大師遍照金剛・・・なむだいしへんじょうこんごう・・・」
私は、ひたすらつぶやきながら、本堂へと足を進めました。
道沿いには、結願に感謝する石碑が、ずらりと並んでいます。
本堂の前には、「結願」と記された証明書を手にする、男女2人組の遍路の姿が・・・
我々のような「もどき」と違って、この方々は、男女2人で助け合いながら、見事に、88ヶ所を巡り終えられたのです・・・
まさに、このような御姿こそ、「遍路」のお手本・・・心から、尊敬させていただきます。
結願、誠に、おめでとうございます!!
さて、我々一行も、わずかに「1番」と「88番」しか訪れていない「遍路もどき」(涙)とはいえ、ここはきちんと心を込めて、本堂にお参りするとしますか・・・
これが、お遍路さんたち「あこがれ」の結願の地、大窪寺の本堂!!
万病を防ぎ、治してくださるという、薬師如来(やくしにょらい)様が、お待ちくださっています。大昔から、遍路をする人々の多くは、「健康」を願ってきたのでしょうね。
逆に、「志望校に合格するために、自分は88ヶ所を巡るのだ!!」という受験生は、ほとんどいないでしょうね・・・「88ヶ所を巡って合格祈願する時間を、受験勉強のために活用しなさい」と、叱られるに決まっていますから(笑)。
本堂の前では、各種の「祈願線香」を、セルフサービスで入手できます。
私も、先立った母への感謝と、入院中の父の幸せを願って、線香を奉納させていただきました。
本堂の隣の建物では、88ヶ所を共に巡った杖を、奉納することができますよ。
私ならば、自宅に持ち帰って飾って喜びますが、ここで奉納して帰る人々も、少なくないようですね。
無事に88ヶ所を巡り終えた、ご年配のお遍路さんの渋〜い後ろ姿が、実にカッコイイ!!
(背中には、もちろん、「南無大師遍照金剛」と、弘法大師を敬う「決まり文句」が記されています)
めったに「おみくじ」は引かない私ですが、珍しく、「引いてみるかな」という気持ちに・・・
すると・・・
おお! o(^-^)o
・・・「吉」と出ましたよ!!
ただし、
「誘惑が多く、気が移りやすい傾向もみえるぞよ!!」
と、厳しいお言葉も・・・ (>_<)
しかも、「恋愛」については・・・
「マンネリズムの感じがある!!」
との、ますます手厳しいお言葉が!!
(ご本尊の薬師如来様が、「マンネリズム」などという外来語をお使いになるとは、驚きました)
んんっ!?
「誘惑が多く、気が移りやすい」のと同時に、「マンネリズムの感じがある」とは?
いったい、この私は、恋愛をしても良いのか、いけないのか??
う〜ん・・・
(◎_◎;)
かくなるうえは・・・
お大師様に直接にお会いして、お言葉をいただくしかありません!!
そう一念発起したからには・・・
本堂を離れて、「大師堂」へと、足を進めましょう。
境内のあちこちに、「カメヤマローソク」提供のベンチが・・・
全国どこに行っても、ローソクといえば、カメヤマですよね!
やがて、本堂よりも立派な建物である、大師堂を訪れてみると・・・
おお!!
そこに立って、我々を出迎えてくださる、その神々しい御姿こそ・・・
お大師様ではありませんか!!
(この像は、私が書いた『あの本』に登場しますから、その本をお読みの御方であれば、感涙にむせんでくださるはず)
しかも、そのお顔は・・・
まさに、先ほど、私を女体山の誘惑から救ってくださった、あの表情そのもの!!
ただし、実際にお大師様を目の前にすると・・・
私の心に聞こえてきたのは、思いがけない、このお言葉だったのです。
「この世で生きる煩悩を、捨てる必要など全く無い・・・むしろ、煩悩を捨てたいという思い上がった煩悩をこそ、まずは捨て去るべきなのだ・・・なぜなら、どのような煩悩に迷い、いかなる道を選んでも、すべてが貴重な学びの材料になるのだから・・・さあ、お前の心に正直に、素直に言動しなさい・・・そう、それで良い、それで良いのだ!!」
\(◎o◎)/
※ このお言葉の意味は、私の「あの本」をお読みくださった御方であれば、よ〜く理解できるはず(笑)。
かくして、私の迷いは晴れ、心は安らぎを得て、また明日からも、この世ならではの貴重な学びを積みながら、歩んでいく決心が固まったのでありました・・・
ああ、ありがたや、ありがたや・・・
ちなみに、「鳴門の渦潮」だけでなく、「四国遍路」も、「世界遺産」への登録を目指しているそうですよ。
すでに、諸外国における「巡礼者の道」や、日本の「熊野古道」など、宗教遺産としての「信仰道」の登録事例は少なくないため、日本政府がユネスコに強く依頼すれば、可能性は充分ではないでしょうか。
********************
めでたく、「1番・霊山寺」と「88番・大窪寺」を巡礼(?)し終えた我々一行が、次に狙いを定めたのは・・・
そう、ここは讃岐・・・つまり、かの有名な、「さぬきうどん」!!
何しろ、いまや香川県は、「香川県」としてではなく、「うどん県」としての方が、よく知られているほどなんですから・・・
もしも、県名変更の是非を問う県民投票を行ったら、間違いなく、「うどん県」への変更が決まるそうですよ(笑)。
その証拠に、この県では、ほら、お地蔵様までもが・・・
そんなわけで(笑)、移動中にSAに立ち寄り、さぬきうどん屋さんに直行!!
さすがは、「うどん県」・・・
大勢の客たちが、当たり前のように、うどんを楽しんでいますよ。
さて、どれにしようかな・・・
う〜ん・・・「がいに」という方言は、生まれて初めて目にしましたが・・・文意から察すると、「とても」という意味なのか、「すべて」という意味なのか・・・
一応、ここは慎重に、「小」サイズにしておきましょうか・・・
それにしても・・・
とにかく、「具」の種類が多いので、ビックリ仰天!!
どれも、おいしそうで、目移りしてしまいます・・・
まさか・・・
先ほど引いた「おみくじ」で、「誘惑が多くて目移りする」というのは・・・
うどんの具材に関する、予言だったのかも・・・(笑)
・・・と、悩みに悩んだ結果、私が選んだのは、これ。
うどん職人の方々が、慣れた手つきで、次々に仕上げてくださいます。
毎日、何百杯ものうどんを、生み出していらっしゃるのでしょうからねぇ・・・
1週間で何千杯、1か月で何万杯、1年間で何十万杯、十年間で何百万杯、百年間で・・・
・・・もういいか(笑)。
窓の外には、風光明媚(ふうこうめいび)な瀬戸内海の光景が、穏やかに広がっていますよ。
こんな写真を添えておくと、私と一緒にその場にいるような気分が、リアルに盛り上がりませんか?(笑)
これが、私の選択・・・
当然ながら、誠に、おいしかったです!! \(^o^)/
同行したメンバーたちも、本場で食べる「さぬきうどん」のおいしさを、しきりに絶賛!!
食後には、店内を探検してみましょうか・・・
なんと、「さぬきうどんバーガー」や、「うどん恵方巻」を発見!!
とにかく、何でも「うどん化」してしまうのが、「うどん県」の県民性らしい・・・(笑)
右も左も、前も後ろも、うどん、うどん、また、うどん・・・
はい、もう充分ですよ、うどんの大切さは、よ〜くわかりましたから!!(笑)
このままでは、「さぬきうどん」に襲われる、夢を見てしまいそうです・・・(笑)
ここまでやると、さすがに、意味不明では? ( `ー´)ノ
(北海道で見かける、「白い恋人」に、ソックリすぎますね)
※ ちなみに、大阪では、「面白い恋人」(おもろいこいびと)という名前の、これまたソックリすぎるお菓子が売られていますよ。
さらに、見回してみると・・・こんな珍しいものまで発見!!
なんと、「身につけるうどん」シリーズだそうですが・・・
「うどんテープ」に、「うどん消しゴム」に、「うどんマスキングテープ」に・・・
いやはや、「うどん県」の徹底ぶりには、おそれ入りました(涙)。
かくして、「うどん攻勢」の激しさにやられて、眼が回ってしまった私は・・・
お店の一角で、「鳴門金時いも」「土佐ぶんたん」「土佐ぽんかん」「淡路たまねぎ」など、「うどん」以外の商品を見つけて、ほっと一息(笑)。
「うどん攻勢」から逃れるためにと、新製品の「ごまミルク」も、飲んでみましたよ。
(なにしろ、1缶の中に、3000粒ものゴマ成分が入っているそうですから、ゴマ好きの私としては、見逃すわけにはまいりません)
・・・とか何とか、ごちゃごちゃ言っている私ですが、結局のところ、大量の「うどん」を、買い込んでしまいました(笑)。何しろ、「さぬきうどん」は、小学生の頃から、大好物ですからね。
その昔、宇野(岡山県)と高松(うどん県)を結ぶ、「宇高連絡船」のデッキで何度も食べた、プラスチック容器に入ったうどんの味が、今でも忘れられません・・・
********************
さて、うどんの賞味でご機嫌になった我々一行は、大鳴門橋のすぐ近くにある、日本最大の西洋美術館、「大塚国際美術館」へと移動・・・私は、この美術館が大好きで、すでに10回以上も訪れて、広大な内部を熟知しているんですよ。
この美術館では、世界中の有名作品が、最先端の精巧な技術を用いて、原寸大で、本物そっくりに再現してあるのです。人類の歴史を、視覚的に勉強するには、まさに最高の教室!!
たまに、「どうせ全部、にせ物なんでしょ?」「にせ物なんか見てもねぇ」なんて、おかしな悪口を言う人がいますが・・・「それならあなた、これだけの名作の本物を何百点も、世界中を飛び回って、実際に見てきてごらんなさいよ!!」と、怖い顔で真剣に反論したくなってしまいます(笑)。
(そんな悪口を平気で言う人ほど、実際に本物の作品など、ほとんど見たことが無いからこそ、現実がわかっていないのです・・・一般公開されていない作品や、鑑賞するのが極めて困難な作品が、たくさん含まれているのですから)
ピント外れの「いちゃもん」など付けないで、「いま目の前にある貴重な材料から、大いに学ぼう」という意欲さえあれば、これほど体系的に、人類の思考や創作の歴史を学べる美術館は、ほかに存在しないと断言できますよ。(ただし、体系的かつ具体的な解説については不充分なので、そこは現地で、私にお任せくださいね)
たとえば、トルコの「カッパドキア」の教会遺跡は・・・
ヴァチカンにある「アテネの学堂」(ラファエロ)は・・・
ミラノの教会にある、「最後の晩餐」(レオナルド・ダヴィンチ)は・・・
もちろん、この有名作品も・・・
※ この作品に潜む謎の解明については、私の『教授の恋』の続編、『教授の恋(2) 〜 彼はいかにして運命の人と結ばれたのか?』(ハートメイツ専用ページから発売中)を、ご参照くださいね。
そして、この有名作品も・・・
(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)
さらには、これらの有名作品たちも・・・
(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)
おまけに、この有名作品も・・・
(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)
ついでに、この有名作品も・・・
(世の中では、広く知られた作品ではありますが、う〜ん・・・)
広大な館内は、くまなく鑑賞して回ると、3日間は要してしまうため、私が選択した代表作だけを、2時間ほどで、私が解説しながらご案内。
その後は、館内のカフェで一服して・・・
この人気メニューを、体験してみましたよ。
********************
美術館を出発した我々一行は、40分ほど車を走らせて、淡路島の北部へ。
そう、こちらも、私が10回以上は訪れている、大好きな場所・・・
その名も、「奇跡の星の植物館」!!
まあ、ご覧くださいよ、この素晴らしい光景を・・・
日本政府と兵庫県が、先端技術と大金を投じて創り上げた、壮大な「自然の芸術」・・・
すぐ近くの関西空港から、専用船で訪れる、世界各国の貴賓(きひん)客(国賓=国が接待する重要なお客様)たちを「おもてなし」できるよう、常に完璧な状態を整えてあるんですよ。
(隣にある「国際会議場」の付帯施設として、国営&県営だから可能なことであり、民間事業では経営していけません)
あまり多くの客が押しかけると、場が荒れてしまうので、ほとんど宣伝されていないのです。
(関西在住の人々に尋ねても、この植物館を知っている人には、出会ったことがありません)
だからこそ、日曜日に訪れても、訪問客が少なくて、この解放感・・・
実は私、過去10年の間に、この植物館の館内のイスに座って、何冊もの本を、執筆したんですよ。
そう、こんなふうに、イスに座って、パソコンを広げたり、メモを書いたりしながら・・・
同行したハートメイツさんたちも、
「こんなに素敵な、まるで夢のような世界が、日本にあったなんて!」
「今度、主人や子供や友人たちも、連れてきたいわ!」
などと、驚きながら大満足。
すぐ隣には、高級リゾートの「ウエスティンホテル淡路」(ワールドカップの際には、あの「ベッカム」選手など、イングランドのチームが宿泊)が建っているので、のんびりと滞在できますよ。
広い館内を、歩き回ったので、ここらで一服・・・
ゆず茶でも、いただきましょうか・・・
(注:右上のカップは、テーブルの装飾品であり、食べ物ではありません)
ひと休みした後は、館内のジャングルを探検!!
南国の植物たちが、うっそうと茂っていますねぇ・・・
(しかし、ここは人工的な植物館であり、危険なヘビや虫や動物はいないので、安心ですよ)
ところどころで、珍しい植物・食物を、売っていますよ。
淡路島と言えば、「たまねぎ」の大産地・・・
ほら、見てくださいよ、この光沢を!!
・・・と、1泊2日間の旅を大いに満喫して、再び、明石海峡大橋を渡り、本州に戻ってきた我々でした。
さすがに、もう暗くなってきましたね・・・
(ここから90分ほど車を走らせ、京都駅に戻ったのは、19時頃でしたよ)
かくして、すべての物事が、完璧にうまくいった2日間・・・
今回の「オーダーメイド・ドリームツアー」をご依頼くださった、ハートメイツのお客様たち4名も、「めっちゃ楽しかったです〜!!」と、幸せに満たされた笑顔で、東京に戻って行かれました。
きっと、すべては、この御方・・・
この偉大な御方のお導きに、決まっていますよね!! (^-^)
お大師様、我々を導いてくださって、本当に、ありがとうございました!!
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
m(_ _)m
********************
皆さま、私と一緒に体験した気分になって、お楽しみいただけましたか?
これからも、ドラマティックな「ドリームツアー」シリーズを、
ある日突然に(笑)、公開してまいります。
どんな旅路へと繰り出すのか、どうぞお楽しみに!!
********************
《 おまけ 》
今回のツアーでご紹介した、それぞれの名所などの詳細情報は、
以下の名前をクリックして、専用の公式サイトから入手くださいね。
明石海峡大橋
鳴門渦潮観潮船
四国88ヶ所巡り・お遍路
第一番霊場・霊山寺
徳島阿波踊り会館
ルネッサンスリゾートナルト
八十八番霊場・大窪寺
カメヤマローソク
うどん県
大塚国際美術館
奇跡の星の植物館
淡路島
ハートメイツ&オーダーメイド・ドリームツアー