「四国88ヶ所巡り・お遍路」もどきの旅 (まずは、1番&88番からネ・・・笑)


それは、2019年2月2日のこと・・・

ハートメイツ・システムのメンバー4名から、
「四国88ヶ所巡りのうち、1番と88番だけでも回って、
ついでに、周辺の名所巡りも楽しみたい」という、
1泊2日の「オーダーメイド・ドリームツアー」を依頼されました。


この「オーダーメイド・ドリームツアー」とは、
何らかのご要望をいただけば、私が全国どこにでも参上して、
お話やご案内をするという、画期的な有料サービス。

実際に、北は北海道から、南は沖縄まで、
さまざまなご依頼に応じて、各地を訪れていますよ。
(詳細は、ハートメイツのページをご参照ください)


そこで、私自身が練りに練って、戦略的に立案・実施した、
上記ツアーの模様を、大量の美麗写真付きでレポートいたします。
どうぞ、一緒に巡った気持ちになって、お楽しみくださいね!!


ごく普通に読んでいくと、
いつの間にか、途中から、思わぬ展開が・・・

フフフ・・・ ( ^ω^ )


********************



 今回の参加メンバーは、関東地方にお住いの、女性4名。
 もとは、男性1〜2名も一緒に参加予定だったのですが、お仕事のご事情で、参加できなくなったのです。

(ちなみに、旅先での宿泊を要するご依頼については、男女を問わず、お1人の場合はお断りしており、「お客様が複数」でのお申込みに限定してお受けしています。当然ながら、私だけで、1部屋を確保していただきます)


 京都駅に、午前10時に集合し、私を含む総勢5名で、私の愛車に乗って出発。
 名神高速道路を抜け、約1時間後には、「明石海峡大橋」を渡っていましたよ。

 これが、世界一の長さを誇る長大な吊り橋、明石海峡大橋!!

 「神戸」の郊外を背後にして、前方には、巨大な「淡路島」(あわじしま)が見えています。





 左側には「大阪湾」、右側には「瀬戸内海」・・・

 好天にも恵まれて、絶景を満喫!!





 1時間ほどかけて、淡路島を南北に抜け、大鳴門橋(おおなるときょう)を渡ると・・・

 かの有名な「鳴門の渦潮(うずしお)」を、すぐ間近で観察できる、「観潮船」(かんちょうせん)の乗り場に到着。12時20分発の、大型観潮船「わんだーなると」号の出港に、間に合いましたよ。




 渦潮は、いつでも現れているわけではありません。

 その日によって、出現時間帯が変化するので、ご注意を!




 これが、我々の乗る、「わんだーなると」号。

 予約不要なのが、嬉しいですね。

 船に乗るべく、桟橋(さんばし)を歩いていく時間は、いつも本当にワクワクします!




 船室に入ると、さっそくパンフレットを開き、「渦潮」のしくみについて、お勉強。

 私は教師でしたから、「予習」の重要性を、熟知していますよ(笑)。




 では、皆さまも、私と一緒に、「予習」をどうぞ・・・








 予習をしているうちに、いよいよ、出港!!

 何しろ、寒〜い時期ですから、お客様は、まばら・・・

 右に左にと、景色に応じて、座席を移動し放題ですよ(笑)。




 船内には、目立つところに、謎の「エチケット袋」なるものが、用意されていますが・・・

 真っ黒で、中身が見えない、ミステリーすぎる袋・・・

 いったい、どのような用途のために、活用するのでしょうか??? (゚o゚;)




 まあ、とにかく・・・

 ここに格納してある「救命胴衣」を取り出す事態にだけは、ならないようにお願いいたします!! (>ω<。)

※ 「巨躯」というのは、LLサイズの胴衣なのでしょうが・・・わずか2個しかないのでは、いざという時に、巨体の方々が我先にと奪い合う、ド派手な肉弾戦の大ゲンカが、沈みゆく船上で繰り広げられてしまう恐れも・・・(涙)




 おお!!

 淡路島と四国(徳島県)の間に架かる、大鳴門橋の雄姿が!!

 船室の中で暖を取っていた船客たちも、歓声を上げながら、外のデッキに集まってきましたよ。




 周囲を見回すと、数多くの漁船たちが、魚を捕っている最中・・・

※ 「最中」は、「もなか」ではなく、「さいちゅう」と呼んでくださいね(笑)。




 瀬戸内海側から、大鳴門橋をくぐって反対側に出ると、そこはもう、太平洋!!




 船の最後尾に立つと、何とも言えない「旅情」が、押し寄せてきますよねぇ・・・




 「あっ、あそこに!!」

 などと声が上がり始めると、待ちに待った「渦潮」たちが、姿を現してきましたよ。






 ライバルの観潮船たちが、潮目(しおめ)の良い場所を狙って、奪い合います。

 その戦いの激しさゆえか、たまに、観潮船同士がぶつかって、沈没してしまうこともあるそうですが・・・

 ・・・・・・

 ・・・(もちろん冗談ですよ)




 なんと、この「鳴門の渦潮」を、「世界遺産」にしてもらおうという運動のポスターが・・・

 世界基準の自然遺産としての認定条件を、満たしているのでしょうか?

 地元では盛り上がっているようなので、めでたく、認定されるといいですね!!




 ちなみに、上記のポスターの図案は、江戸時代に、かの有名な「歌川(安藤)広重」(通称:ひろしげ)が描いた、「阿波鳴門の風波」という浮世絵(下記参照)を、活用しているに違いありません。




 船着き場の待合室では、航海士・機関士を目指す学生さんを、募集していますよ。

 カッコイイ響き、素敵なデザインですよねぇ!!




********************


 観潮船を降りた我々は、30分あまり車を走らせ、旅の目的地である、「四国88ヶ所巡り」の「第1番霊場(れいじょう)・札所(ふだしょ)」である「霊山寺」(りょうぜんじ)へと、向かいましたが・・・

 お腹がすいてきたので(笑)、まずは、「腹が減っては戦(いくさ)が出来ぬ」と、霊山寺の門前にある食堂で、お昼ご飯。




 このあたりの名物は、「鳴ちゅるうどん」だそうなので、さっそく注文。




 ところが、渦潮を模して作ったのであろう、「なると」と呼ばれる有名なカマボコ(次の写真)が・・・

 


 期待に反して、入っていませんでした〜(涙)

 本場の「鳴門」で、「なると」カマボコを食べるのが、夢だったのに・・・

 「ちくわ」では、ムードが出ません・・・ (>ω<。)




 気を取り直して、うどん屋の壁に貼ってある「お遍路(へんろ)さん」の地図で、88ヶ所の「札所」を再確認・・・

 最も右端にある @ 番のお寺が、これから参拝する「霊山寺」。




 そう、ここが、その第1番霊場&札所。

 こうして山門を目前にすると、我々のような「お遍路もどき」にすぎない者であっても、深い感慨にとらわれてしまうのが、不思議です・・・




 おや?

 三門の下に、どなたか、若い女性らしき、お遍路さんの姿が・・・

 しっかりと、「正装」をなさっていますよ。

 ちょっと、声をかけてみましょうか・・・

 
(^−^)


 と、満面のフレンドリーな笑みを浮かべながら、その女性に近寄ってみた瞬間・・・




!!\(゚Д゚;)/!!





 まさに、鬼気迫る表情・・・

 ひたいに、たくさんのヒビが入って、顔面が、崩壊しかけているではありませんか!!


 あまりのインパクトに、身の毛がよだってしまった我々一同でした・・・

 こんなお遍路さんに、真夜中の山道で、出会ってしまったならば・・・

 
(>ω<。)


 このマネキン、もうちょっと、どうにか、ならないのでしょうか・・・

 おそらく、これから長い遍路の旅に出る我々に、その覚悟を問う意味で、意表を突く「きも試し」を、仕掛けてくださっているのでしょうね(笑)。

 
(;^ω^)


 ・・・というわけで、あわてて目をそらしながら(笑)、山門をくぐります。

 力強く「四国第一番霊場」と書かれた看板が、実に、誇らしげですね。




 真正面へと奥に進めば、木立の中から見えてきたのが、本堂。




 この本堂こそが、88ヶ所の出発地点です。




 感慨に浸りながら、皆で、ロウソクを献灯。




 本堂の内部には、いかにも真言宗(しんごんしゅう)らしい、この光景が広がっていますよ。

(高野山の「奥の院」に、そっくりですね)




 境内にあるお店では、お遍路さんの正装一式に加えて、必需品の「杖」(つえ)や、菅笠(すげがさ)も、販売されています。

 第一番札所なので、ここに来れば、何でも揃うように、用意されているというわけですね。




 お店の外には、「杖」を立てておく「杖立」が・・・

 お遍路の道沿いの建物の入口には、しばしば、このような「杖立」が、用意してあるのだそうですよ。




 ・・・などと、つい、旅情に浸りながら、感涙にむせび、気を緩(ゆる)めてしまった私。

 うっかり、完全無防備状態で、お店を出て、振り向いてみると・・・

 その瞬間に・・・


 
ぎゃぁっ!!


!!\(゚Д゚;)/!!





 ・・・またもや、やられてしまいました(涙)。


 お願いですから・・・

 きも試しは、もう充分ですので、勘弁してくださいよ・・・

 
(>ω<。)


 げに恐ろしきは、お遍路マネキンたち・・・

 本当に、どうにか、ならないのでしょうか・・・

 (;^ω^)


(霊山寺そのものは、「一番霊場」の名にふさわしい風格を備えた、素晴らしいお寺ですよ)


※ いま気づきましたが・・・マネキンたち、くちびるが白いため、まるで死んでいるかのように、生気が感じられないので、不気味なのです。誰か、口紅をさしてあげてくださいませんか?(笑)


********************


 またしても、気を取り直すしかなかった我々一行は、さらに30分あまり車を走らせ、徳島市の中心部へ。

 目指したのは、そう、あの「阿波(あわ)踊り」の名所・・・

 なんと、「毎日踊る阿波踊り」で有名な、「徳島阿波踊り会館」です。

 ここに来れば、「連」(れん)と呼ばれる阿波踊り集団が、毎日、阿波踊りのショーを上演してくださるというわけです。




 我々が参加したのは、午後4時の回・・・

 オープニングの踊りが始まって、満場の客たちは、さっそく、目がクギ付けに!!




 三味線(しゃみせん)、笛、鉦(かね)、太鼓(たいこ)など、「鳴り物」と呼ばれる楽器の演奏者の方々も、素晴らしいパフォーマンスを披露!!

 同じ音楽家である私も(笑)、思わず、唸(うな)りながら聴き入りましたよ。




 売店で、阿波踊りの音楽CDも、買わせていただきました。




※ あとで、ドライヴ中に大音響でCDを流してみると・・・ハートメイツの皆さん、シートベルトをして着席したままで、手足を動かしながら踊っていましたよ(笑)。




 この衣装を着て、この三日月の傘を頭に被ると、女性は全員、めっちゃ美人に見えてしまうのが、本当に不思議・・・(失礼な表現でしたら、ゴメンなさい)

 ステージでは、華やかなショーが繰り広げられて・・・




 やがて、場内が明るくなり、今度は、客たちが、阿波踊りの指導を受ける番に・・・

 皆さん、とってもノリノリなので、シャイな私はビックリ仰天!!

 目立つことが大の苦手で、とっても恥ずかしがりやの私の手足は、ピクリとも、動きませんでした・・・(笑)




 そのうち、こともあろうに、ほとんどの客たちが、ステージに降り出て、踊り始める始末・・・


 
\(◎o◎)/





 あの有名なセリフ・・・


「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!!」


 と叫びながら、踊り狂うこの人たち・・・

 まったくもう、つける薬がありません!!(笑)




 熱狂の阿波踊りショーを満喫した後は、階下のお店で、あれこれとお買物。




 甘いお菓子もいただいて、火照(ほて)った体を休めましょうか(笑)。




 かくして、充実した旅の一日を終えた我々は、鳴門のリゾートホテルに宿を取り、夕食に、温泉に、女子会(男子の私も特別参加)にと、深夜まで、夜更かしを楽しんだのでありました・・・


********************


 そして翌朝・・・

 なんと、「7時半」という、(私としては)めちゃくちゃな早朝に、がんばって起床!!(笑)

 たまに早起きしてみると、いいこともあるものですねぇ・・・

 ホテル「ルネッサンスリゾートナルト」のベランダからは、こんなに美しい、朝の太平洋が!!

 
\(☆o☆)/




 いやはや、(たまには)めっちゃ早起きしてみるのも、いいものですねぇ!!

※ 皆様からは、「7時半で、めっちゃ早起きですって?」と、異論が続出していることでしょうが・・・(笑)




 沖合には、漁師さんたちの船が行き交い、幻想的な光景を、演出してくれていますよ。




 いったい、何の養殖(ようしょく)を、なさっているのでしょうか?

 海苔(のり)なのか、牡蠣(カキ)なのか、はたまた真珠(しんじゅ)なのか・・・




 さらに拡大してみましたが・・・

 漁業の知識の乏しい私には、さっぱり、わかりませんでした・・・




 各自でバラバラに(笑)朝食を済ませた我々は、本日の目的地である、「88番札所」へと出発!!

 1時間ほどで、その「88番霊場・大窪寺(おおくぼじ)」の門前に連なる、商店街に到着しましたよ。




 ここは、「四国88ヶ所巡り」と呼ばれる「お遍路さん」の終着地なので、「88ヶ所を無事に巡り終えたい」という願いが叶う場所、つまり、「結願」(けちがん)の寺・・・

 石段の下にある、この「八十八番結願所」と書かれた標識を目にした「お遍路さん」たちは、「ついに、ここまで、たどり着くことができたか!!」と、感涙にむせぶのだそうですよ。

 そのような、お遍路さんたちの感動の残存思念が、この石段に、たくさん積み重ねられているわけですね・・・

 それにしても、「結願」とは、なんと素晴らしい語感なのでしょう!!




 さあ、その「結願所」に向かう、最後の石段を、登っていきましょう!!




 山門をくぐると、向こうに、終着地点である、大窪寺の本堂が!!

 わずかに「1番」と「88番」しか巡らないという、「遍路もどき」にすぎない我々でさえも、なんだか、不思議な感慨に満たされます・・・




 振り返ってみると、山門の裏手には、巨大なワラジが、奉納されていますよ。

 昔の人々は、何足ものワラジを履きつぶしながら88ヶ所を巡ったわけですから、ワラジに対する感謝の念も、強かったのでしょうね。




 山門の隣には、霊場めぐりの説明版が・・・




 おっと、そのまた奥には、男性ならば見逃せない説明版が!!

 (゜ロ゜ノ)ノ




 この寺のある山の名前は、なんと、「女体山」と呼ぶのだそうですが・・・

 いったい、なぜ、わざわざ「女体」などという、不思議な名前がついているのでしょうか?

 せっかく、88ヶ所を巡り終え、めでたく、この世の煩悩(ぼんのう)を捨てることができたかのような気分になった、その瞬間に・・・そこに待っているのが、まさかの「女体」であるとは・・・

 男性の遍路たちにとっては、まさに、これ以上ないほどの、予期せぬ大試練、大逆境!!


 
(;゚Д゚)


 なるほど、かつての「1番霊場」で襲いかかってきた、あの女性遍路の亡霊たちが、この「88番霊場」においても、再び「女体の試練」として、この私を待ち構えていたとは!!

 ほら、あの女性遍路たちが私を誘惑する声が、聴こえてくるではありませんか・・・

 「あなたが、本当に、煩悩を捨て切ることができたのかどうか、私たちが試してあげるわね、フフフ・・・」






 
うわぁっ!!

 
女体の誘惑に、負けてしまう〜!!


(>_<)


 と、泣きそうになった、その瞬間・・・

 私の脳裏(のうり)に、ある御方の笑みが、浮かんできたではありませんか!!




 
あ、あなたは・・・

 ま、まさか、お大師様!!



 
\(☆o☆)/


 ・・・その瞬間、私の心から迷いが消え、私の目が覚めたかと思うと、怪しげな女性遍路たちの姿も、私の前から消え去っていたのです!!


 まさか、あのお大師様、つまり弘法大師その人から、直接に救っていただけるとは・・・

 ああ、なんと、ありがたいことでしょう・・・


「南無大師遍照金剛・・・なむだいしへんじょうこんごう・・・」


 私は、ひたすらつぶやきながら、本堂へと足を進めました。




 道沿いには、結願に感謝する石碑が、ずらりと並んでいます。




 本堂の前には、「結願」と記された証明書を手にする、男女2人組の遍路の姿が・・・

 我々のような「もどき」と違って、この方々は、男女2人で助け合いながら、見事に、88ヶ所を巡り終えられたのです・・・

 まさに、このような御姿こそ、「遍路」のお手本・・・心から、尊敬させていただきます。


 
結願、誠に、おめでとうございます!!




 さて、我々一行も、わずかに「1番」と「88番」しか訪れていない「遍路もどき」(涙)とはいえ、ここはきちんと心を込めて、本堂にお参りするとしますか・・・




 これが、お遍路さんたち「あこがれ」の結願の地、大窪寺の本堂!!




 万病を防ぎ、治してくださるという、薬師如来(やくしにょらい)様が、お待ちくださっています。大昔から、遍路をする人々の多くは、「健康」を願ってきたのでしょうね。

 逆に、「志望校に合格するために、自分は88ヶ所を巡るのだ!!」という受験生は、ほとんどいないでしょうね・・・「88ヶ所を巡って合格祈願する時間を、受験勉強のために活用しなさい」と、叱られるに決まっていますから(笑)。




 本堂の前では、各種の「祈願線香」を、セルフサービスで入手できます。




 私も、先立った母への感謝と、入院中の父の幸せを願って、線香を奉納させていただきました。




 本堂の隣の建物では、88ヶ所を共に巡った杖を、奉納することができますよ。

 私ならば、自宅に持ち帰って飾って喜びますが、ここで奉納して帰る人々も、少なくないようですね。




 無事に88ヶ所を巡り終えた、ご年配のお遍路さんの渋〜い後ろ姿が、実にカッコイイ!!

(背中には、もちろん、「南無大師遍照金剛」と、弘法大師を敬う「決まり文句」が記されています)




 めったに「おみくじ」は引かない私ですが、珍しく、「引いてみるかな」という気持ちに・・・

 すると・・・




 おお! o(^-^)o

 ・・・「吉」と出ましたよ!!


 ただし、

 
「誘惑が多く、気が移りやすい傾向もみえるぞよ!!」

 と、厳しいお言葉も・・・ (>_<)




 しかも、「恋愛」については・・・

 
「マンネリズムの感じがある!!」

 との、ますます手厳しいお言葉が!!


(ご本尊の薬師如来様が、「マンネリズム」などという外来語をお使いになるとは、驚きました)




 
んんっ!?


 「誘惑が多く、気が移りやすい」のと同時に、「マンネリズムの感じがある」とは?

 いったい、この私は、恋愛をしても良いのか、いけないのか??

 う〜ん・・・


 
(◎_◎;)


 かくなるうえは・・・

 お大師様に直接にお会いして、お言葉をいただくしかありません!!


 そう一念発起したからには・・・

 本堂を離れて、「大師堂」へと、足を進めましょう。




 境内のあちこちに、「カメヤマローソク」提供のベンチが・・・

 全国どこに行っても、ローソクといえば、カメヤマですよね!




 やがて、本堂よりも立派な建物である、大師堂を訪れてみると・・・


 
おお!!

 そこに立って、我々を出迎えてくださる、その神々しい御姿こそ・・・




 
お大師様ではありませんか!!

(この像は、私が書いた『あの本』に登場しますから、その本をお読みの御方であれば、感涙にむせんでくださるはず)




 しかも、そのお顔は・・・

 まさに、先ほど、私を女体山の誘惑から救ってくださった、あの表情そのもの!!


 ただし、実際にお大師様を目の前にすると・・・

 私の心に聞こえてきたのは、思いがけない、このお言葉だったのです。


「この世で生きる煩悩を、捨てる必要など全く無い・・・むしろ、煩悩を捨てたいという思い上がった煩悩をこそ、まずは捨て去るべきなのだ・・・なぜなら、どのような煩悩に迷い、いかなる道を選んでも、すべてが貴重な学びの材料になるのだから・・・さあ、お前の心に正直に、素直に言動しなさい・・・そう、それで良い、それで良いのだ!!」


 
\(◎o◎)/





※ このお言葉の意味は、私の「あの本」をお読みくださった御方であれば、よ〜く理解できるはず(笑)。


 かくして、私の迷いは晴れ、心は安らぎを得て、また明日からも、この世ならではの貴重な学びを積みながら、歩んでいく決心が固まったのでありました・・・

 
ああ、ありがたや、ありがたや・・・




 ちなみに、「鳴門の渦潮」だけでなく、「四国遍路」も、「世界遺産」への登録を目指しているそうですよ。

 すでに、諸外国における「巡礼者の道」や、日本の「熊野古道」など、宗教遺産としての「信仰道」の登録事例は少なくないため、日本政府がユネスコに強く依頼すれば、可能性は充分ではないでしょうか。




********************


 めでたく、「1番・霊山寺」と「88番・大窪寺」を巡礼(?)し終えた我々一行が、次に狙いを定めたのは・・・

 そう、ここは讃岐・・・つまり、かの有名な、「さぬきうどん」!!


 何しろ、いまや香川県は、「香川県」としてではなく、「うどん県」としての方が、よく知られているほどなんですから・・・

 もしも、県名変更の是非を問う県民投票を行ったら、間違いなく、「うどん県」への変更が決まるそうですよ(笑)。

 その証拠に、この県では、ほら、お地蔵様までもが・・・




 そんなわけで(笑)、移動中にSAに立ち寄り、さぬきうどん屋さんに直行!!




 さすがは、「うどん県」・・・

 大勢の客たちが、当たり前のように、うどんを楽しんでいますよ。






 さて、どれにしようかな・・・

 う〜ん・・・「がいに」という方言は、生まれて初めて目にしましたが・・・文意から察すると、「とても」という意味なのか、「すべて」という意味なのか・・・




 一応、ここは慎重に、「小」サイズにしておきましょうか・・・




 それにしても・・・

 とにかく、「具」の種類が多いので、ビックリ仰天!!




 どれも、おいしそうで、目移りしてしまいます・・・




 まさか・・・

 先ほど引いた「おみくじ」で、「誘惑が多くて目移りする」というのは・・・

 うどんの具材に関する、予言だったのかも・・・(笑)










 ・・・と、悩みに悩んだ結果、私が選んだのは、これ。




 うどん職人の方々が、慣れた手つきで、次々に仕上げてくださいます。

 毎日、何百杯ものうどんを、生み出していらっしゃるのでしょうからねぇ・・・


 1週間で何千杯、1か月で何万杯、1年間で何十万杯、十年間で何百万杯、百年間で・・・

 ・・・もういいか(笑)。




 窓の外には、風光明媚(ふうこうめいび)な瀬戸内海の光景が、穏やかに広がっていますよ。




 こんな写真を添えておくと、私と一緒にその場にいるような気分が、リアルに盛り上がりませんか?(笑)




 これが、私の選択・・・

 当然ながら、誠に、おいしかったです!! \(^o^)/

 同行したメンバーたちも、本場で食べる「さぬきうどん」のおいしさを、しきりに絶賛!!




 食後には、店内を探検してみましょうか・・・

 なんと、「さぬきうどんバーガー」や、「うどん恵方巻」を発見!!

 とにかく、何でも「うどん化」してしまうのが、「うどん県」の県民性らしい・・・(笑)




 右も左も、前も後ろも、うどん、うどん、また、うどん・・・




 はい、もう充分ですよ、うどんの大切さは、よ〜くわかりましたから!!(笑)




 このままでは、「さぬきうどん」に襲われる、夢を見てしまいそうです・・・(笑)




 ここまでやると、さすがに、意味不明では? ( `ー´)ノ

(北海道で見かける、「白い恋人」に、ソックリすぎますね)




※ ちなみに、大阪では、「面白い恋人」(おもろいこいびと)という名前の、これまたソックリすぎるお菓子が売られていますよ。


 さらに、見回してみると・・・こんな珍しいものまで発見!!

 なんと、「身につけるうどん」シリーズだそうですが・・・




 「うどんテープ」に、「うどん消しゴム」に、「うどんマスキングテープ」に・・・

 いやはや、「うどん県」の徹底ぶりには、おそれ入りました(涙)。




 かくして、「うどん攻勢」の激しさにやられて、眼が回ってしまった私は・・・

 お店の一角で、「鳴門金時いも」「土佐ぶんたん」「土佐ぽんかん」「淡路たまねぎ」など、「うどん」以外の商品を見つけて、ほっと一息(笑)。




 「うどん攻勢」から逃れるためにと、新製品の「ごまミルク」も、飲んでみましたよ。

(なにしろ、1缶の中に、3000粒ものゴマ成分が入っているそうですから、ゴマ好きの私としては、見逃すわけにはまいりません)




 ・・・とか何とか、ごちゃごちゃ言っている私ですが、結局のところ、大量の「うどん」を、買い込んでしまいました(笑)。何しろ、「さぬきうどん」は、小学生の頃から、大好物ですからね。

 その昔、宇野(岡山県)と高松(うどん県)を結ぶ、「宇高連絡船」のデッキで何度も食べた、プラスチック容器に入ったうどんの味が、今でも忘れられません・・・


********************


 さて、うどんの賞味でご機嫌になった我々一行は、大鳴門橋のすぐ近くにある、日本最大の西洋美術館、「大塚国際美術館」へと移動・・・私は、この美術館が大好きで、すでに10回以上も訪れて、広大な内部を熟知しているんですよ。

 この美術館では、世界中の有名作品が、最先端の精巧な技術を用いて、原寸大で、本物そっくりに再現してあるのです。人類の歴史を、視覚的に勉強するには、まさに最高の教室!!


 たまに、「どうせ全部、にせ物なんでしょ?」「にせ物なんか見てもねぇ」なんて、おかしな悪口を言う人がいますが・・・「それならあなた、これだけの名作の本物を何百点も、世界中を飛び回って、実際に見てきてごらんなさいよ!!」と、怖い顔で真剣に反論したくなってしまいます(笑)。

 (そんな悪口を平気で言う人ほど、実際に本物の作品など、ほとんど見たことが無いからこそ、現実がわかっていないのです・・・一般公開されていない作品や、鑑賞するのが極めて困難な作品が、たくさん含まれているのですから)


 ピント外れの「いちゃもん」など付けないで、「いま目の前にある貴重な材料から、大いに学ぼう」という意欲さえあれば、これほど体系的に、人類の思考や創作の歴史を学べる美術館は、ほかに存在しないと断言できますよ。(ただし、体系的かつ具体的な解説については不充分なので、そこは現地で、私にお任せくださいね)

 たとえば、トルコの「カッパドキア」の教会遺跡は・・・




 ヴァチカンにある「アテネの学堂」(ラファエロ)は・・・




 ミラノの教会にある、「最後の晩餐」(レオナルド・ダヴィンチ)は・・・




 もちろん、この有名作品も・・・

※ この作品に潜む謎の解明については、私の『教授の恋』の続編、『教授の恋(2) 〜 彼はいかにして運命の人と結ばれたのか?』(ハートメイツ専用ページから発売中)を、ご参照くださいね。




 そして、この有名作品も・・・

(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)




 さらには、これらの有名作品たちも・・・

(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)




 おまけに、この有名作品も・・・

(私のお気に入りですが、うっかり語り始めると熱くなるので、詳細は省略)




 ついでに、この有名作品も・・・

(世の中では、広く知られた作品ではありますが、う〜ん・・・)




 広大な館内は、くまなく鑑賞して回ると、3日間は要してしまうため、私が選択した代表作だけを、2時間ほどで、私が解説しながらご案内。

 その後は、館内のカフェで一服して・・・




 この人気メニューを、体験してみましたよ。




********************


 美術館を出発した我々一行は、40分ほど車を走らせて、淡路島の北部へ。

 そう、こちらも、私が10回以上は訪れている、大好きな場所・・・


 その名も、「奇跡の星の植物館」!!

 まあ、ご覧くださいよ、この素晴らしい光景を・・・




 日本政府と兵庫県が、先端技術と大金を投じて創り上げた、壮大な「自然の芸術」・・・




 すぐ近くの関西空港から、専用船で訪れる、世界各国の貴賓(きひん)客(国賓=国が接待する重要なお客様)たちを「おもてなし」できるよう、常に完璧な状態を整えてあるんですよ。

(隣にある「国際会議場」の付帯施設として、国営&県営だから可能なことであり、民間事業では経営していけません)




 あまり多くの客が押しかけると、場が荒れてしまうので、ほとんど宣伝されていないのです。

(関西在住の人々に尋ねても、この植物館を知っている人には、出会ったことがありません)




 だからこそ、日曜日に訪れても、訪問客が少なくて、この解放感・・・

 実は私、過去10年の間に、この植物館の館内のイスに座って、何冊もの本を、執筆したんですよ。




 そう、こんなふうに、イスに座って、パソコンを広げたり、メモを書いたりしながら・・・




 同行したハートメイツさんたちも、

「こんなに素敵な、まるで夢のような世界が、日本にあったなんて!」

「今度、主人や子供や友人たちも、連れてきたいわ!」

 などと、驚きながら大満足。

 すぐ隣には、高級リゾートの「ウエスティンホテル淡路」(ワールドカップの際には、あの「ベッカム」選手など、イングランドのチームが宿泊)が建っているので、のんびりと滞在できますよ。




 広い館内を、歩き回ったので、ここらで一服・・・




 ゆず茶でも、いただきましょうか・・・

(注:右上のカップは、テーブルの装飾品であり、食べ物ではありません)




 ひと休みした後は、館内のジャングルを探検!!




 南国の植物たちが、うっそうと茂っていますねぇ・・・

(しかし、ここは人工的な植物館であり、危険なヘビや虫や動物はいないので、安心ですよ)




 ところどころで、珍しい植物・食物を、売っていますよ。




 淡路島と言えば、「たまねぎ」の大産地・・・

 ほら、見てくださいよ、この光沢を!!




 ・・・と、1泊2日間の旅を大いに満喫して、再び、明石海峡大橋を渡り、本州に戻ってきた我々でした。

 さすがに、もう暗くなってきましたね・・・

(ここから90分ほど車を走らせ、京都駅に戻ったのは、19時頃でしたよ)




 かくして、すべての物事が、完璧にうまくいった2日間・・・

 今回の「オーダーメイド・ドリームツアー」をご依頼くださった、ハートメイツのお客様たち4名も、「めっちゃ楽しかったです〜!!」と、幸せに満たされた笑顔で、東京に戻って行かれました。


 きっと、すべては、この御方・・・

 この偉大な御方のお導きに、決まっていますよね!! (^-^)




 お大師様、我々を導いてくださって、本当に、ありがとうございました!!


 
南無大師遍照金剛・・・

 
南無大師遍照金剛・・・

 m(_ _)m


********************



皆さま、私と一緒に体験した気分になって、お楽しみいただけましたか?


これからも、ドラマティックな「ドリームツアー」シリーズを、
ある日突然に(笑)、公開してまいります。

どんな旅路へと繰り出すのか、どうぞお楽しみに!!



********************



《 おまけ 》

今回のツアーでご紹介した、それぞれの名所などの詳細情報は、
以下の名前をクリックして、専用の公式サイトから入手くださいね。


明石海峡大橋

鳴門渦潮観潮船

四国88ヶ所巡り・お遍路

第一番霊場・霊山寺

徳島阿波踊り会館

ルネッサンスリゾートナルト

八十八番霊場・大窪寺

カメヤマローソク

うどん県

大塚国際美術館

奇跡の星の植物館

淡路島

ハートメイツ&オーダーメイド・ドリームツアー




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