飯田史彦と巡る フランス&スイス&イタリア 大自然と歴史と芸術の旅




《 第1巻 》

出国 〜 花の村・イヴォワール 〜
世界遺産:ラヴォー地区 〜 ツェルマット


= 8月17日(土) =



それは、2019年8月17日(土)の、午前0時過ぎのこと、
ついに、その旅は、この世の現実となったのでありました・・・

(旅の訪問先と行程は、私が考案し、JTBさんと検討したものです。
JTBさんは、主に、宿泊先と食事会場を、ご提案くださいました)


飯田史彦(私)、JTBの添乗員さん男女2名、そして、
先着順の受付に応募くださったお客様たち(定員満席)、
総勢40名を超えるメンバーが、羽田空港に集合。

ご参加くださったお客様たちは、それぞれが、
配偶者やお子様との死別、ご自身のご病気など、
大きな試練に立ち向かっていたり、
頑張って乗り越えてこられた方々ばかりです。
(試練・逆境と無縁の人々は、私を必要としませんからね)


前夜(16日)の23時50分に搭乗を開始し、
午前0時20分に、離陸いたします。




ANA(注:「アナ」ではなく「エイエヌエイ」ですよ)便で、
東京:羽田空港を発って、まずは、経由地である、
ドイツのフランクフルト空港へと向かいましょう。




これが、私に割り振られた座席(ビジネスクラス)。
ラッキーなことに、窓際席でした!

ミネラルウォーターは、いつでも、いくらでもくれますし、
ほら、睡眠用のパジャマまで、付いていますよ。




配布されるメニューに書いてあるものは、
食べ放題&飲み放題!!

たとえば、日本酒、焼酎、梅酒に・・・




シャンパン、白ワイン、ロゼワイン、赤ワインに・・・




各種のカクテル、ウイスキー&スピリッツ、ビール、
ブランデー&リキュール、ノンアルコールドリンクも豊富。




いつでも、自分の好きなタイミングで、
軽食、スープ、麺類、デザート類、おつまみも、食べ放題。

なんと、「鶴橋風月(大阪)のお好み焼き」や、
「一風堂(博多)ラーメン コク極まる味噌」までも!!




さっそく、「お好み焼き」、「チーズプレート」、
謎の「フォンダンビスキュイ」を発注。

迷った末に、「アイリッシュクリーム」も追加して、
ちょっぴりだけ、味見してみましたよ。

(ちなみに、午前1時過ぎで、就寝直前でございます・・・)

※ お好み焼きのマヨネーズは、
私がフザケてグルグル巻きにかけたものであり、
客室乗務員さんの仕業ではありません。




これから眠る直前だというのに、
調子に乗って、さらに「ハーゲンダッツ」も!!

なにしろ、「飲み食べ放題」ですから、
いろいろ頼まないと、もったいないんですよ、これが・・・




電動シートを倒せば、フルフラットの快適なベッドが出現!!




満腹のお腹を抱えながらも、グッスリと眠っていると、
着陸の2時間前に、機内の照明が点灯。




もう10時間も飛んで、
いつの間にか、ヨーロッパ上空まで来ていますよ。




ストックホルム、コペンハーゲン、ヘルシンキ、
オスロ、ハンブルク・・・

有名都市が続出する地図を眺めながら、
「いよいよ、ヨーロッパに来たぞ!!」と、実感。




外気温度は、マイナス56度!!

いま外に出るのは、できれば避けたいですねぇ・・・




寝起きでボンヤリしていると、
乗務員さんが忙しく動き回って、勝手に食事の準備を。




気がつくと、立派すぎる朝食が、
目の前に並んでいますよ。






食後に文庫本を読んでいると、
ヨーグルトまで、配給されましたよ。

ちなみに、この本『ビヨンド・リスク』は・・・

世界の有名登山家たちが総登場して、
「命がけで危険に挑むことの素晴らしさ」を、
ウンザリするほど熱〜く語りすぎてくれる内容。

「自己中な熱血漢たちの熱弁に振り回されて、
疲労コンパイしてみたい」
とご希望の御方には、最適の良書としてお勧め!

(私としては、最高級の誉め言葉ですよ)




食後のコーヒーをいただきながら、
着陸前の、優雅な時間を楽しんでいると・・・




ついに、「フランクフルト」の文字が!!

※ 日本人の多くが誤解していますが、
「フランクフルト」というのは、ドイツの都市の名前であり、
「ソーセージ」のことではありませんよ。

ドイツのお店で、「フランクフルトください」と頼んでも、
店員を困らせるだけですから、ご注意を。

「フランク1本ください」なんて言い方は、
なおさらダメ!!(笑)




着陸態勢に入り、空港まで、このまま一直線!!




予定時刻に、フランクフルト空港に着陸しましたが、
現地時刻は午前5時前ですから、まだ、外は暗いですね。

午前0時過ぎに搭乗して、12時間以上も飛行しながら、
6時間以上も眠ったのに、まだ、午前5時前・・・

時差の7時間分だけ、時間が勝手に巻き戻ってくれるので、
過去にタイムトラベルしたみたいで、得した気分ですねぇ。




ところが、入国のための手荷物検査場で・・・




持参していた「お醤油」のミニボトルが見つかってしまい、
「この色はガソリンなどの可燃液体だろ?」と疑われ、
全身くまなく触られて、精密検査を受ける羽目に!!(涙)




なんとか誤解を解いて入国を許され、
ルフトハンザ機に乗り換えて、ジュネーヴ国際空港へ。






まずは、「ドイツ」らしさ炸裂の、
めちゃシンプルな(笑)お菓子が出て・・・




先ほど、ANA機で、豪華な「朝食」を食べたばかりなのに、
その2時間後には、ルフトハンザ機で、2度目の「朝食」が!!






児童アニメの名作「トムとジェリー」に、
しばしば登場する、穴の開いたチーズも登場!!

このサプライズは、嬉しかったですねぇ・・・
つい童心に戻って、歓声を上げてしまいました(笑)。




座席に備え付けてある、
注文販売用のパンフレットを開いてみると・・・

これは、欧州人の必需品・「家庭用パスタ製造機」ですね!!

(大阪人の各家庭に、必ず「タコ焼き機」が備えてある実態と同じ)




空が白み始めたので、目を窓外に向けてみると・・・

おお、これは、「レマン湖」と同じ形の湖では!?




さらに、アルプス方面に目を向けると・・・

写真の奥に見える山脈の真ん中で、
ひときわ高く、そびえ立っているのは、
「モンブラン」と同じ形状の大きな山塊(さんかい)・・・




「モンブラン」というのは、
フランス語で、「白い山」という意味・・・

ご覧のように、一年中、万年雪で白く見えますからね。




地表に目を向けると、かわいい集落や・・・




小さな港を持つ、湖畔の住宅地や・・・




これから向かう、フランス領「イヴォワール」に、
そっくりな形状の小村も・・・




いよいよ、着陸態勢に、入ってきましたよ!




フランクフルト空港から、1時間ほどの空旅を終えて、
ジュネーヴ国際空港に着いた我々は・・・






JTBさんがチャーターした、専用バスに移乗。




ジュネーヴは、標高380m(日本でいうと長野市と同じ)。

スイスの都市(人口20万人)ですが、主要言語は、フランス語。

周囲をフランスの国土に囲まれる形で、スイスから突き出ており、
ジュネーヴ国際空港も、敷地の半分は、フランスの領土。

第2次大戦後に、国際連合欧州本部、赤十字国際委員会など、
20近い重要な国際機関の本部や事務局が置かれたため、
世界的な国際都市として、発展してきたそうですよ。




前方右手の青い標識に見える、「Evian」の文字・・・

「おいしいミネラルウォーター」の名産地として知られる、
あの「エビアン」では?




名家や富豪の大邸宅が居並ぶ光景に、圧倒されながらも・・・

我々、ファー・イースト(極東)から訪れた一般庶民たちは、
「固定資産税が高そうで、お気の毒よねぇ」と、同情の声(笑)。




ジュネーヴの都市部を抜け、のどかな農道を走ると・・・

「フランスで最も美しい村」に認定されている、
「イヴォワール」が近づいてきます。




イヴォワールは、標高370m、人口950人。

フランスの領土に属しており、主要言語はフランス語。




この城門をくぐると、14世紀から続く、中世の街並みへ。




おお、これは!!

\(◎o◎)/


ヨーロッパの昔話の舞台として登場しそうな、
まさに、「おとぎの国」の光景!!








ただの「アメ」でさえも、こんなにチャーミング!




この可愛いお店で、ランチタイムだそうですよ。




さっぱり意味はわかりませんが、
単なる「メニューリスト」でさえも、こんなにキュート。






一同、「きゃー、かわいい〜!!」と、
歓声を上げながら入店し、お昼ご飯です。






ふだんは団体客を受付けない人気店なのだそうですが、
JTBさんのおかげで、何とか頼み込むことに成功。






まず登場したのが、「レンズ豆」のサラダ。

「豆」なのに、「レンズ」の形にソックリなんですよ。




やっぱり出ました!

欧州ランチの定番、「フィッシュ&チップス」。




これは、フルーツの盛り合わせだったような・・・

(飲み物代は、各自で払いましょうね)




さて、食後の運動に、花いっぱいの夢の国を、
港に向かって、お散歩しましょうか。






「絵本のように可愛らしい」と絶賛される、
村のメインストリートを、進んでみましょう。


















さすがは、フランス全土の「花の村」コンテストで、
グランプリ(最優秀賞)に輝いただけのことはありますね!










お店の看板も、それぞれが、
凝りに凝った手作りで、見逃せませんよ。










このカフェでは、中世の騎士が、お出迎え。




白髪のおじいさんと、光輝く金髪の女の子が、
仲睦まじく、絵本を物色中。








おや? (゚o゚)

塔を備えて「お城」のように武装した、立派な建物が・・・

古来、この村を治めてきた、領主の御屋敷でしょうね。

(ヨーロッパでは、しばしば見ることができる光景)




この城門は、村に入った時の城門とは違う場所にあり、
村の外側へと、通じていますよ。




その城門を左手に見ながら、
メインストリートの坂道を下っていくと・・・






キョロキョロしながら、撮影に専念する私。

ドロボーがコッソリ持ち去りにくいように、
わざと、目立ちまくる赤いバッグにしているんですよ。

(お客様が、ご自分のカメラで撮影し、私にくださった写真です)




ついに、レマン湖と、村の港が見えてきましたよ!!










先ほど、たまたま上空から撮った写真の村と、
確かに、港や建物の位置関係が、一致しています。












これが、レマン湖畔にたたずむ、イヴォワール城。

(先ほど、反対側から、観察しましたよね)

17世紀以降、イヴォワール伯爵の居城となっており、
今も、その子孫が暮らしているそうですよ。

うらやましすぎる・・・




おや?

レマン湖を対岸に渡る定期船が、近づいてきましたよ。




撮影の好位置を確保するために、急いで乗船。






乗船中の外国人客の、右から2番目に、
大急ぎで乗船中の、私が写っております。

(お客様が、ご自分のカメラで撮影し、私にくださった写真です)




「イヴォワール」(フランス)と「ニヨン」(スイス)を結ぶ、
連絡船だという事実が判明しますね。




お客様たちが続々と乗り込んで、間もなく出港時刻に。




好天のもと、みなさん屋上のデッキに向かうため、
船内のテーブルは、ガラガラ。




船の2階デッキから、
遠ざかるイヴォワールの港を撮影する、私の雄姿。

(お客様が、ご自分のカメラで撮影し、私にくださった写真です)




その時に、私が撮影した写真が、これ・・・




イヴォワールの向こうに、アルプス山脈を遠望できて、
まさに、絵画のような美観・・・

もしも、私が、『東海道五十三次』などで大評判になった、
江戸時代の有名絵師「広重」(ひろしげ)ならば、
間違いなく、「浮世絵」に描きますね!!(笑)




レマン湖は、スイス西端部とフランスとの国境にまたがる、
中央ヨーロッパ最大級の、三日月形をした淡水湖。

面積は、日本最大の湖・琵琶湖を、一回り小さくしたくらい。






船首で写真を撮りたいのですが、
男の子が占拠しており、近づけません(涙)。

怖い顔で、「おいコラ、どけよ!!」と、
追い払おうかとも思いましたが・・・

私よりも強そうで怖そうなご両親が、
すぐそばで見ているのに気づき、
やめておきました(笑)。




「海水浴」ではなく、「湖水浴」を楽しむご一家。

日陰に隠れて不満顔の女の子よりも、
おじいちゃん&おばあちゃん&母親の方が、
大いに楽しんでいる模様ですねぇ(笑)。




湖岸の村々は、どこを撮っても絵になりますね。




湖上のボートにいると、漁師のおじさんたちでさえも、
不思議にカッコ良く見えてしまいます!!




おお! この少女の後ろ姿・・・

フランスを救うために決起し、いざ戦いに向かう、
ジャンヌ・ダルクのようで、めちゃカッコイイですね!!




スイス領の「ニヨン」は、標高400m、人口1800人。




街の歴史は古く、紀元前45年頃に、ユリウス・カエサルが、
ローマ帝国の植民地を開いたのが、始まりとのこと。




ニヨン城は、12世紀後半に築かれた、白壁が美しい古城。




わずか20分ほどの乗船時間で、
レマン湖対岸のニヨンに到着。




つまり、船で、スイスに上陸したわけですね。

(スイスの国土面積は、日本の「九州」と同じくらい)




我らのバスは、レマン湖の北岸を、
ワイン用ブドウ畑が広がる、ローザンヌ方面へと向かいます。




レマン湖の北岸は、スイス有数のワイン生産地。

特に、ここ「ラヴォー地区」は、
世界遺産に登録されているほどの、代表的名産地です。




バスから降りて、レマン湖の方面に下っていくと・・・




おお!!

なんと、美しすぎる光景でしょうか!!

\(◎o◎)/

こんな場所が、この世に実在するんですねぇ・・・




レマン湖を背景にして、右にも左にも、
世界遺産のブドウ畑が、斜面に広がっていますよ。






1000年前の中世の時代に、修道士たちが急斜面を開拓し、
テラスのような石垣を築いて、ブドウ畑を造営。






ああ、3日間でいいから、この家に住んでみたい!!




ただの「農機具を入れる小屋」でさえも、
これほどまでのオシャレぶり!!




ああ、3分間だけでいいから(笑)、
美しいブドウ畑で、サイクリングしてみたい!!

・・・この女の子と(笑)。




この地で高品質なワインを生産できるのは・・・

空に輝く太陽と、レマン湖の反射光に加えて、
急斜面を支える石垣が蓄える熱が、夜間の温度低下を防ぐおかげ。




カカシは、万国共通なのですね・・・






ため息の出る絶景に、ウットリと見とれる御一行。






湖畔の名所を巡る観光船は、大にぎわいのようですね。




なにやら、怪しげな空間に、
ご案内くださるとのことですが・・・








どうやら、ワイン蔵に潜入して、
「試飲」させていただけるようですよ。




お店の女性が、お土産の特製ワイングラスを渡しながら、
その中に、白ワインを注いでくれますよ。




樽の注ぎ口を勝手にいじると、叱られます(笑)。






あちこちから、「おいしい〜!!」と、絶賛の声。




このおじいさんが、このワイン蔵の「開祖」だそうですよ。




試飲する暇もなく、撮影に専念する私。

(お客様が、ご自分のカメラで撮影し、私にくださった写真です)




試飲を終えると、バーで、さらなる試飲(笑)。




この「黒い大きなウチワ」が現れると、
「暑いんです!!(涙)」というサインですよ。

(隣にあるのは、おつまみとして出たお菓子)




厳しい日差しから頭や顔を守るために、
皆さん、急きょ、臨時の「被り物」を着用。




ワイン蔵の下に広がる、ブドウ畑に、
こっそり降りてみましょうか。




おいしそうなブドウたちが、
太陽の恵みを浴びて、輝いていますよ。




ただし、「食用」ではなく、「ワイン用」の品種だそうです。




試飲でご機嫌になり、サイフの紐が緩くなったのか、
まとめて3本も購入した勇者(しかも女性)が出現!!

(゚o゚;)




赤ら顔でご機嫌な我々を乗せたバスは、
ラヴォー地区を離れて・・・






レマン湖の北岸を、アルプス山脈へ。






ほら、見てください!

あんなに上の方まで、民家が建てられていますよ。

スイスでは、こんな風景が延々と続くのですが、
自動車の無い時代には、登るのが大変だったでしょうね・・・(涙)




海外の公衆トイレには、「便座」が無いのが普通ですが、
便座を置くと、盗まれてしまうからだそうですよ。
(便座は、高価格で売れるとのこと)

したがって、ガイドブックによると、
「トイレでは、中腰でするのが主流」だそうですが・・・

そんな風に言われると、むしろ、
「主流ではなく、亜流の方法って、どうやるんですか?」
と、具体的に尋ねてみたくなりますよね(笑)。




やがて、道路標識に、
あこがれの「Zermatt」(ツェルマット)の文字が!!




標高が、どんどん上がっていきますよ。






ツェルマットには、ガソリン車の乗り入れが禁止されているため、
観光客は、1つ手前の「テーシュ」駅で、
シャトル電車に乗り換えなければなりません。












登山の格好をして、ドイツ語を話す若者たちが、
続々と、ホームに集合していますよ。




車窓風景は、ますます、
「アルプスらしさ」が炸裂!!




そして、ついに・・・

ツェルマット駅に降り立ちましたよ。




駅前では、名物の「送迎馬車」が待機中。

(駅とホテルの間を、送迎してくれるのです)




恋人と2人で訪れるなんて、
うらやましすぎるぞ!! ( ^ω^ )




ホテル送迎用の電気自動車も、
たくさん、待機していますよ。




我々の荷物を、宿泊先まで運んでくれるバスも、
見つけ出すことができました。




果たして、マッターホルンは、見えるのか、見えないのか?

まず、何よりも先に、
「マッターホルンが見えるはずの位置」まで、移動してみると・・・




おお!! なんという幸せ!!

\(◎o◎)/




あこがれのマッターホルンを、こんなに早く目にすることができ、
「これで、旅の目的の80%は、達成したようなものだねぇ」
などと、望外の幸せ感に浸りながら・・・

メインストリートの「バーンホフ通り」を、
宿泊するホテルへと向かいましょうか。

建物の窓辺を飾るのは、赤やピンク色の、
ゼラニウムの花など。




ツェルマットは、標高1600m・・・
日本でいうと、長野県の「上高地」よりも、100m高い位置。

確かに酸素は薄いのですが、空気に汚れが無く清らかなので、
呼吸することが、とても快適に感じます。





《 動画 》
一緒に歩いている気分になれるストリート体験
(クリックしてください)








18世紀の昔から、多くの人々が、
マッターホルンにあこがれて、ツェルマットを訪れたので、
「世界一有名な山岳リゾート」として発展。

ひと夏に、70万人もの観光客が、訪れるとのこと!!




「スイス最高の名誉職」と言われる「山岳ガイド」も、
現在の在職者が、「80名」にのぼっているそうですよ。






さあ、着きました!!

この左手で目立っている、オシャレな建物だそうですよ。




これから2泊するのが、この立派なホテル・・・




ホテル名は、「モン・セルヴァン・パレス」。

ご覧のように、ホテル業界で最高ランクを示す、
「5つ星」の表札が、掲げてあります。

実は、私自身は、企画の検討段階で、
「快適に過ごせさえすれば、高級宿でなくて結構ですよ」
と、正直な気持ちを出したのですが、JTBさんからは、
「ツェルマットで泊まるなら、絶対に、ここですよ」
との強い推薦があり、このホテルに決定したのです。

(結果的には、JTBさんの、おっしゃる通りでした)




「モン・セルヴァン」とは、
フランス語で言う、「マッターホルン」の呼び方。

(蛇足ながら・・・「パレス」は「宮殿」ですよ)






チェックインして、私の部屋に入ってみると・・・

\(◎o◎)/

なんと、ベランダから、
アルプスの女神・マッターホルンの美景が!!




ツェルマットを代表する高級ホテルですから、
レストランの装飾や料理も、極めて豪華ですよ。

私自身は、正直、「豪華さ」には興味がありませんが、
女性のお客様たちは、「お姫様気分」で大喜び!!

(そんなところが、女性の可愛らしさなんですけどね)




まずは、豆腐の入ったチキンスープが出て・・・




パルマハムとメロンの前菜・・・

このメロン、「富良野メロン」に似た、最高級品でしたよ。




このメイン料理は・・・

下記写真の右ページに、英語で書いてある通りです(笑)。




最後に、「ライム・アイスパフェ&レモンチェッロ」・・・

これが、何皿でも食べたいほど、美味でございました!

(部屋の豪華さの影響で、私の口調も上品になっております)




一同、大満足の夕食を終えて、館内を探検。

どこを見ても、豪華ケンランな感じですねぇ・・・












館内探検の後は、夜の街に、繰り出してみましょうか。












日本人向けの、「UDON」も発見!!

さすがに、まだ、日本を離れたばかりなので、
「ああ、和食が恋しいなぁ・・・ (>ω<。) 」
という気分にまでは、至っておりませんね(笑)。

おや?

「Take away」(持ち出し)も可能、
と書いてありますので、日本人観光客が、
ホテルに持ち帰って食べるのでしょうか?

いや、しかし、英語で書いてあるなぁ・・・

しかも、「take home」と書いてあるので、
現地の住民が、自宅に持ち帰るのでしょうか?

う〜ん、謎ですねぇ・・・




女子たちが「キャ〜」と騒いでいるので、
何事かと、のぞいてみると・・・




めちゃ可愛らしい、ショーウインドウでした・・・

(男性の場合、女性が教えてくれないと、目が向かないんですよ)




しばらく街歩きを楽しんだ後、
さすがに疲れが出たので、自室に退散。




なんと、私の部屋は、2階建て!

1人で使わせていただくのは、もったいないですねぇ・・・

しかし、考えてみると、
私は一応、このツアーの中心人物。

例えて言えば、「ヨン様と巡るツアー」の「ヨン様」に相当するのが、
この私なんですから(?)、部屋割りにおいて多少優遇されても、
差しつかえは無いような気がいたしますが・・・(笑)




よく見ると、オシャレな薪ストーブが、備え付けてありますよ。




大理石のシャワールーム・・・

ヨーロッパでは、バスタブが無いのが普通です。




もう夜遅いというのに、
「この喜びを、皆さまにお伝えしておかなければ!」と、
HPの更新までしてしまった結果、睡眠不足に・・・




ベッドに入る前に、天気予報の最終チェックをしてみると・・・

なんと、「晴れ渡った」という過去形の、
奇妙な日本語を用いた予報が!!

正確な日本語としては「晴れ渡る」なのですが、
おそらく「日本語翻訳ソフトが自動翻訳」した結果、
不自然な過去形(渡った)を採用してしまったのでしょう。

あるいは、「初歩的な日本語だけ話せる外国人スタッフ」が、
間違って過去形に翻訳してしまったのかもしれませんが・・・




そんなわけで、期待マンマンで眠りについた私・・・

さて、起床する時刻には、どのような天気に?

果たして、あこがれのマッターホルンは、
その美しい全身を、すべて見せてくれるのでしょうか?


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さあ、続く「第2巻」では、
あなたも、私たちと一緒に、いよいよ、
マッターホルンの攻略に、挑戦しましょう!!



《 第2巻 》に続く
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