英国を代表する素朴で美しい村々 「コッツウォルズ」地方を訪れてみました


それは、2010年の晩秋のこと・・・

私は、英国の首都・ロンドンから日帰りで、
コッツウォルズ(Cotswolds)地方の村々を、
訪れてみましたよ。

コッツウォルズ地方は、ロンドンの北西、
車で3時間ほどの地域に広がる、放牧が盛んな丘陵地帯。
「コッツウォルズ」とは、「羊の丘」を意味しています。

この地方に点在する村々は、産業革命を通じた発展から取り残され、
13世紀頃の外見のままの建物が残された結果、
「英国で最も美しい場所」および「英国人の心のふるさと」として、
“Heart of England”という愛称で呼ばれています。


********************


まず、これが、ロンドンの街並み・・・

11月末は、紅葉シーズンでもクリスマス・シーズンでもないうえ、
日照時間が少なくて(8時〜16時程度)すぐに暗くなるため、
特に観光客が少ない時期なのですが、
それでも、平日なのに、この人通り・・・





ロンドンの人口は、約900万人であり、
東京23区よりも、少し少ない程度・・・つまり、
ロンドン(市)は、東京23区と同程度の大都会だと、
イメージすれば良いわけですね。
(東京都に「東京市」は無く、「23区」が「市」に相当)

ちなみに、欧米諸国の「首都」である「市」と比較してみると、
パリ(220万人)、ローマ(300万人)、ベルリン(380万人)、
マドリード(660万人)、ニューヨーク(840万人)という具合。

(アメリカの行政的な首都はワシントン D.C.ですが、ここでは、
比較対象に適切な代表都市として、ニューヨークを挙げています)

これらの数字を見ると、ロンドンという街の規模が、
欧米を代表する大都会であることが判明しますが、
例えば、インドの首都・ニューデリー(2200万人!!)
と比較すれば、まだまだ、小さな街ですよね(笑)。






地元の小学生たちの学生服を見ると、
あの「ハリー・ポッター」の登場人物たちを、思い出します。

ハリーたちの制服は、魔法の世界の奇妙な衣装というわけではなく、
英国の小学生たちにとっては、違和感の無い服装なのですね・・・

英国人の男の子は、小学生の時から、すでに、
「ジェントルマン(紳士)」風の、いで立ちなんですよ(笑)。





いかにも英国風の、シンプルな昼食・・・

きっと、大昔から、変わっていないのでしょうね。





夜のロンドン中心部に、繰り出してみると・・・
とにかく、華やかなんですよ!!

しかも、厳格な「景観保護条例」のため、
特別に認可された場所以外には、目立つ看板が無く、
日本の大都会と違って、街並みが本当に綺麗!!





これが、英国料理の代表格、「ローストビーフ」。

こちらも、実にシンプル・・・

きっと、大昔から、変わっていないのでしょうね。





ミュージカル好きな私は、ロンドン在住時に、
「レ・ミゼラブル」を、10回以上は観劇しましたよ。

もちろん、「キャッツ」も、「オペラ座の怪人」も・・・

その証拠に、
チケットボックス(公認のチケット転売所)のおじさんから、
「お得意様」として顔を覚えられてしまい、街を歩いていると、
「ハイ!」と声をかけられて、驚いたことも・・・(笑)





さて、ロンドンから高速道路(無料)に乗り、
2時間ほど走って降りると、広大な農業地帯に・・・

(英国では、公共施設は、ほとんど無料です)




さらに、数十分を走って到着したのが、ここ・・・

英国の有名な詩人が、「英国で一番美しい村」と称した、

人口600人の小村、バイブリー(Bibury)です。

壁も建物も、昔ながらの「石」でできているんですよ。




郊外の駐車場から、村の中に歩いていくと・・・

村人たちが集まって、なにやら、作業をなさっていますよ。




どうやら、住居の前を流れている、
小さな川の掃除をなさっているご様子です。

生活感があふれて、なんとも素敵な光景!!

\(◎o◎)/




なんと素朴で、素敵なお宅なのでしょう!!

3日間だけでいいから(笑)、住んでみたいですねぇ・・・




どのお宅にも、様々な木や花が植えられており、
11月末だというのに、緑があふれていますよ。




自然のままを活かしながら楽しむという、
これぞ本物の、「イングリッシュ・ガーデン」の姿。




他人のお宅を、勝手にのぞき込み、
歓声を上げながら撮影する、失礼千万な私・・・

煙突から上がっていく、暖炉か炊事の煙でさえも、
オシャレに見えるから不思議です!!





こちらは、由緒ある有名なホテル、

“ THE SWAN HOTEL ”

(ご興味をお持ちの御方は、こちらの公式HPをご参照)

かく申す私も、泊ったのか、食事をしたのか・・・
具体的なことは忘れましたが(笑)、
とにかく、建物の中に入った記憶がございます。

(コッツウォルズ地方、特にバイブリーの村には、
ロンドン在住時に、何度も訪れておりますので・・・)




さて、次に目指すのは、可愛らしい黄色の建物が居並ぶ・・・




いかにも街道の宿場街といった風情に満ちており、
素朴ながらもオシャレな家並みが美しい、
バーフォード(Burford)です!!




さまざまなお店が並び、ショッピングも楽しめそうですよ。

ああ、時間が無いのが残念・・・(涙)




こちらは、この村を代表する有名なパブ(英国風居酒屋)、

“ THE COTSWOLD ARMS ”

(ご興味をお持ちの御方は、こちらの公式HPをご参照)




さらに、牧草地や畑が広がる丘陵地帯を、
数十分ほどバスに揺られて、到着したのが・・・




今回の旅の主要な目的地、

ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton on the Water)

(ご興味をお持ちの御方は、こちらの公式HPをご参照)




「くまのプーさん」でおなじみの、「はちみつ色」の石で建てられた、
素朴で可愛らしい街並みに、思わず歓声!!

\(☆o☆)/




渡ってみたい橋が、たくさんかけられており、
移動しながら渡るのに、大忙し!!(笑)




こちらは、由緒ある有名なホテル、

“ OLD MANSE HOTEL ”

(ご興味をお持ちの御方は、こちらの公式HPをご参照)

かく申す私も、泊ったのか、食事をしたのか・・・
具体的なことは忘れましたが(笑)、
とにかく、建物の中に入った記憶がございます。

(コッツウォルズ地方、特にボートンの村には、
ロンドン在住時に、何度も訪れておりますので・・・)





ボートン・オン・ザ・ウォーターは、正式には、
「 Bourton-onーtheーWater」と「-」で結んで書き、
「川水の上のボートン」という、不思議な名前。


それほどに、この街の景観において、
「川の水」が、重要な役割を果たしているわけですね。

確かに、コッツウォルズ地方の他の村々と、
この村との違いは、中心部を流れる川の存在なのです。




こちらは、この村を代表する有名なレストラン、

“ THE ROSE TREE ”

(ご興味をお持ちの御方は、こちらの公式HPをご参照)





私も、お腹がすいてきたので・・・

英国と言えば、ティー・タイム。

英国式ティー・タイムと言えば、スコーン。

・・・ということで、さっそく、発注(笑)。

本場・英国式のスコーンは、本当に、おいしいんですよ!!

\(^o^)/




そして、やはり、英国と言えば・・・

「ローストビーフ」「スコーン」と並んで有名な・・・

そうです、「フィッシュ&チップス」なんです!!

\(;^ω^)/

毎度ながら、英国料理は、完璧にシンプル・・・

このメニューも、大昔から、変わっていないのでしょうね(笑)。




お腹が満たされたので、可愛い村のあちこちを、
私と一緒に、散歩&物色して歩きませんか?




11月末の平日なので、観光客が少ないため、
静かな環境を、のんびりと楽しめますよ。




これは、いわゆる「郵便局」ですね!

クリスマスまで1か月となり、
楽しげなクリスマス・カードが、たくさん売られていますよ。

英国の1年間は、実質的にはクリスマスで区切られるため、
日本のように「1月1日(元旦)」で区切る「年賀状」ではなく、
「クリスマス・カード」が「年始のご挨拶」に相当するのです。




このお店は、

“ STAFFORDSHIRE POTTERY ”

つまり、この周辺(スタッフォード地域)で製作される、有名な陶器のお店。

無理を承知で日本に当てはめれば(笑)、
「有田焼」「伊万里焼」「信楽焼」のようなものですね。




アンティーク・ショップや、お土産屋さんも発見したので、
ただちに、接近&入店&物色!!




まずは、アンティーク・ショップを、のぞいてみると・・・

例によって、
「無くても困らないけれど、あれば楽しい」という、
困った品々が、びっしり。

旅先でなければ、うっかり、
何点か、買ってしまっているところです(笑)。




お土産屋さんには、可愛いお菓子が山盛りに!!

こちらは、「無くては困る」ものなので(笑)、
当然ながら、迷うことなく、いくつも購入。






実は私、「洋酒のミニボトル」を集めるのが、趣味の一つなんです。
(ミニボトルであれば、日本酒でもOKですよ)

《 注 》実際には、可愛らしいミニボトルたちを、
眺めて楽しむのが好きなのであり、お酒そのものが目的ではありません。


このお店には、日本では目にしない珍しい品種が揃っているので、
我を忘れて、20本ほど一気に、まとめ買いして・・・


・・・しまいそうになりました(笑)。

《 注 》実際には、ほら、ご存知のように旅先ですから、
数本の購入のみで、我慢せざるを得ませんでした・・・

( >_< )




おや? あそこに見えるのは、もしや・・・




かの有名な、「ピーター・ラビット」のお店でした〜!!

(ノ´3`)ノ

ちなみに、「シャーロック・ホームズ( with ワトソン)」、
「くまのプーさん」、「ピーター・ラビット」、「不思議の国のアリス」は、
英国が世界に多大な影響を与えてきた、4大有名キャラクターですが・・・

今では、「ハリー・ポッターと仲間たち」も加わって、
「5大キャラクター」になったそうですよ(笑)。

ただちに入店し、あれこれと分析&検討を重ねたうえで、
厳選した数点を、買い求めさせていただきました。




「馬と猟犬」という名前の、いい感じのパブも見つけましたが・・・

お酒は、またの機会にね(笑)。




もう、時間が・・・

名残を惜しみつつ、村を後にします・・・

(>ω<。)




帰りのバスの中では・・・

お菓子屋さんで、一目惚れして仲間にした、
可愛すぎるチョコレートを、満喫!!



えっ?

「もう食べちゃったの!? (゚o゚;) 」

ですって?


!! (゜ロ゜ノ)ノ !!


確かに、しばらくの間、飾って眺めたり、
もっと愛玩してやってから、食べれば良かったのですが・・・


時すでに遅し・・・

(;^ω^)


・・・というわけで(笑)、帰路の車窓にも、

イングランドらしさ炸裂の光景が、広がっていますよ。




ロンドンに戻った私は・・・

大きな病院に併設されている、
「ナイチンゲール博物館」を訪れて、
世のため人のために尽くした大先輩の功績から、
さまざまなことを、学ばせていただきましたよ。




これが、かの有名な、
フローレンス・ナイチンゲールさん。

「宗教系ではない看護学校」を、世界で初めて設立し、
現代的な看護方式&看護学の確立者・改革者として、
医療の歴史に、貴重な功績を残されたそうですよ。

一般的に、ナイチンゲールさんと言えば、
「献身的看護師」の象徴のようなイメージですが、
実際には、とても現実的・科学的な言動を行う御方で、

「看護師の個人的犠牲による看護は、真の看護ではない」
(真の看護と呼ぶに値するものを実現するためには、
行政・社会・医療組織による、看護師への最大限の支援が不可欠)

という、歴史的明言を残されているとのこと。




あれれ?

コッツウォルズ旅行の楽しいレポートを書いていたはずなのに、
いつの間にか、看護師さんへの支援を強化すべきという、
真面目すぎる話題に・・・

(゚o゚;)

いつも医療現場で感じている重要案件なので、
どさくさ紛れに、書いてしまいました・・・

(;^ω^)


それでは、気を取り直して(笑)、本稿の最後に・・・

「ピーター・ラビット」のお店で入手した、
これらの可愛らしい陶器の人形たちですが・・・



その後ずっと、「光の学校」に飾ってありますので、
ぜひ、「どこにあるのかな?」と見つけ出して、
大いに鑑賞してやってくださいね!!

o(^-^)o



********************


皆さま、私と
一緒に、
コッツウォルズの村々を歩き回った気分になって、
お楽しみいただけましたか?


コッツウォルズについて、もっと知りたくなった御方は、

「コッツウォルズ公式ホームページ」
こちらです)

を、ご参照くださいね!!





HOME