大覚寺の「観月の夕べ」 写真館を公開しました




それは、2016年9月、「中秋の名月」の時期のこと・・・



京都・嵯峨野(さがの)にある大覚寺(だいかくじ)で開かれた、
風雅な「観月の夕べ」に、参加してきましたよ。

大覚寺は、素晴らしいロケーションと歴史と建物を持っており、
私の大好きな、お勧めのお寺のひとつなのです。




大きな駐車場に愛車を停め、
係員さん(近所の主婦の方々?)の不慣れな誘導に従って進むと・・・




右手に、ぬる〜い感じの「警備本部」が現れて・・・




観月会の受付(入場口)に、たどり着きます。





実は、上記の写真たちは、観月会終了後に撮影して追加したものであり、
実際に大覚寺に到着した時刻は、まだ日が暮れる前だったので、
明るい状態で見える美しい景色も、ご覧いただくことができるのです。

これが、平安時代初期に嵯峨天皇が「月見」のために造らせた、
日本初の「人工の林泉」(池)として知られる、
周囲約1キロもの「大沢池」(おおさわのいけ)。




おや? なにやら、舟が見えますが・・・




近寄ってみると、「舟乗り場」ではありませんか!

しかも、この看板の立派な文字・・・

どなたがお書きになったのかわかりませんが、
素晴らしい達筆で、惚れ惚れしますねぇ!




あれ? (゚o゚)

ここは「お寺」のはずなのに、なぜか「巫女」(みこ)さんが・・・

しかも、その巫女さん、アイドル級の美少女!! \(◎o◎)/




「さっそく、舟に乗って、巫女さんとお友達にならねば!!」

と、煩悩(ぼんのう)まみれの、邪悪な念を抱いてしまった私でしたが(笑)・・・


動機が不純であったのが、いけなかったのか、

ああ、残念無念・・・

 
(@_@。


本日分の「舟券」は、とっくの昔に完売とのこと!(涙)

あこがれの巫女さんを乗せた舟は、この私を乗せることなく、
舟着き場を出て行ってしまうのでありました・・・




わが巫女さんとの別離に、しばらく泣き濡れていた私でしたが(笑)・・・

気を取り直して、「かくなるうえは、花より団子」と、
舟着き場の後ろに設けてある、見晴らしの良さそうな「お茶席」に登壇。




すると、そこでは・・・

ピチピチの巫女さんとは異なり、
かなりご立派な大人っぷりの、美しいご婦人方が、
お茶の作法について、きわめて上品に、ご説明くださっていましたよ。

 


お茶の先生方との、まったりとした濃密な交流時間を過ごし、
茶道の詳しい説明を、充分すぎるほどうかがって、猛勉強(涙)したのち・・・

ノドがカラカラに渇き、意識も薄れ、目もうつろになってきた頃、
ついに、ようやく、待ちに待ったお菓子が・・・

じゃなかった(笑)、待ちに待った、お抹茶が登場!!

 


風光明媚(ふうこうめいび)な「大沢池」を眼下にのぞみながら、
綺麗なお嬢さんが届けてくださった、お抹茶とお菓子をいただく・・・

ああ、なんという幸せ!! o(^o^)o




おや?

お茶席から見下ろすと、「舟券」を購入済みの幸運なお客様たちが、
巫女さんを目指して、長蛇の列を作っている姿が!




「舟に乗れるなんて、いいご身分だなぁ」と、
大いに悔やしがりながら、しばらく眺めていると・・・


あれ?

こ、これは、もしや・・・


やがて、きわめて重大な事実を発見!!


 
(゚o゚;)


まるで、平安時代の時間の流れを再現したかのように、
舟の運航ペースが「まったり」しすぎているため、
乗舟までに、30分〜1時間も並ばなければならない状況なのです(涙)。

私には、それほど並んでまで舟に乗るような、気力も体力もありません・・・



ああ、先ほど「舟券」が売り切れていて、本当にラッキーでした!


人生、一寸先は「光」・・・

何が幸いするか、わからないものですねぇ(笑)。





そんなわけで、ご機嫌になった私は、
お茶席から降りて、大沢池のほとりを散策。

すると、おお!

こ、この光景は! 
\(^o^)/

まるで、モネの名画「睡蓮」の光景に、そっくりではありませんか!!



これぞ、まさに、この世の極楽浄土・・・




振り返ると、向こうに、なにやら明るい場所と、にぎやかな声が・・・

後で、行ってみましょうか。 o(^-^)o




その前に、まずは・・・

大覚寺の美しい境内を、拝観させていただきましょう。




大覚寺の境内は、このように、長くて複雑な回廊(かいろう)により、
数多くの建物が結ばれているのが特徴。

そのため、歩きやすいうえ、視覚的にも美しいのです。




かつて、当時の天皇がお住まいになっていたからこそ実現した、
機能性と美観とを見事に両立させる、高度な建築設計。

天井は、刀や槍を振り上げられないように低く造られ、
床は、歩くと音がする「鴬(うぐいす)張り」・・・

私の体重だと、とっても良い音で鳴り響くんですよ、これが(笑)。

つまり、不審者の侵入や乱暴を、防ぐ機能を果たしているのです。




諸堂を結ぶ、これらの回廊は、
縦に立つ柱を「雨」、折れ曲がる回廊を「稲妻」にたとえ、

「村雨(むらさめ)の廊下」

と、呼ばれているそうですよ。

カッコイイですねぇ!


※ 「村雨」とは、「しばしば雷を伴う、激しい通り雨」のこと。
現代風に言えば、「ゲリラ豪雨」でしょうか(笑)。




この部屋には、天皇が、お住まいになっていたとのこと。

思わず、「ヴェルサイユ宮殿」を、思い出してしまいましたよ(笑)。




おっと、肝心の、大覚寺の解説を、忘れておりました(笑)。

大覚寺は、弘法大師・空海(お大師様)を宗祖と仰ぐ、真言宗大覚寺派の本山。
お大師様も、ここで活躍なさっていたそうですよ。

正式には、「旧嵯峨御所 大覚寺門跡」と称し、「嵯峨御所」とも呼ばれます。

※ 「門跡(もんぜき)」とは、かつて皇族が住んでいた寺院を示す尊称。




平安初期に、嵯峨天皇が成婚後の新居として建立した、離宮「嵯峨院」を前身とし、
皇孫である親王を開山として、貞観18年(876年)に「大覚寺」となりました。




弘法大師の発案により、嵯峨天皇の直筆の般若心経(はんにゃしんぎょう)が、
勅封(60年に1度だけ開封できる宝物)として納められているため、

「般若心経の写経の根本道場」

として、写経愛好者が、全国から訪れるそうですよ。




歴代の天皇家と、深いつながりを保ってきたからこそ、
「お寺」にしては、ずいぶん雅(みやび)な雰囲気に満ちているわけです。

訪れる人々も、若者たちが多いので、ビックリ!




なんと、弘法大師が自ら掘られたという、井戸も残っていますよ。

(実際には、儀式として、お大師様が最初に地面にクワを入れ、
あとは、専門家の井戸職人に任せたのでしょうが・・・笑)





夜も更けて、向こうに見えるテントの灯りが、まぶしくなってきましたよ。

歩き回って、お腹もすいてきたし、
お店のように見えるので、そろそろ、行ってみましょう!




やはり、食べ物のお店でした!

京都らしく、「ゆば」料理が目立っています。




こちらのお店には、お団子類が、たくさん。




たこ焼き、いかげそ串、牛タン串・・・

コインを握りしめた、小学生の男の子は、
目移りしすぎて、なかなか決まらないようですよ(笑)。




ええっ!? \(゜ロ゜)/

 「汁なしラーメン」とは、いったい・・・???



ラーメンに「汁」があっても、かまわないのではないでしょうか・・・

(かなり迷いましたが、結局、怖くて注文できませんでした・・・笑)



「茶そば」を「巻き寿司」のように海苔で丸めた、珍しい「茶そば寿司」も。




迷いに迷った私でしたが・・・

結局、「ここはお金の使いどころ」と奮発し、
有名料亭が観月会限定で創作したという、高級お弁当(1600円)を購入。

恐る恐る食べてみると、嬉しいことに、とても美味でしたよ。




ちょうど、この立派な木の下あたりに空席を見つけて、
満月の登場を待ちながら、のんびりと夕食。




その一方、大繁盛の飲食店たちを横目に・・・

ご自慢の「甘味」を並べた和菓子屋さんたちは、
押し寄せる閑古鳥(かんこどり)の大軍のお世話で忙しく、
ぼう然と、涙目で立ち尽くすばかり・・・



上記写真のごとく、和菓子屋さんのテントには、
閑古鳥の群れがもたらす、得体のしれない妖気が漂っており・・・
正直なところ、近寄るのも恐ろしい雰囲気でした(涙)。

実際に、境内を歩く人々も、遠巻きに距離を置いて、
目をそらしながら、足早に通り過ぎていましたよ。

なにしろ、少しでも近寄ったら、
「おいでやす!」「まいどおおきに!」「買うてって〜!」などと、
あちこちから「引っ張りだこ」になってしまい、
何か買わなくては決して逃げ出せないような、
ダーク・フォースに包まれること、間違いなしですからね。


特に、こんなふうに、真正面から後ろ手で「仁王立ち」されてしまうと、
私のような小心者にとっては、本当に近寄り難くて、
ビビってしまうんですよ、これが・・・(涙)

※ せめて、手は前で組んで頭を下げ目にするのが、商売の基本姿勢です。



その一方で・・・

後ろを振り返ると、境内には人がつめかけ、楽しそうに夕食中。




気温もちょうど良くなり、上機嫌で談笑する幸せな笑顔が、広がっています。








やがて・・・

「あっ、月が出てきた!」という声が広がり、
人々が指差す方向に目をやってみると・・・




おお! \(◎o◎)/

いつの間にか、確かに、満月が!!




さっそく、大沢池のほとりに移動して、名月鑑賞といきましょうか。



さあ、みなさん、

人混みで、はぐれてしまわないよう、

しっかりと、ついて来てくださいね〜!!

(=゚ω゚)ノ



まずは・・・

いかにも古そうな石仏が並ぶ、薄暗い一角を・・・

なぜか、ビクビクしながら、慎重に抜けていくと・・・






で、出た! 出ましたよ!!





・・・って、あなたは違うでしょ!(笑)





こら! あなたも違う!!(笑)



出てきたのは、そう、お月さまのはず。



しかも・・・

こ、これは・・・

もしや、かの有名な・・・


風雅を極める「おぼろ月夜」状態では!?


\(◎o◎)/



薄く流れる雲の向こうから、美しい月光が射してきて、もはや極楽浄土!!




見上げているうち、しだいに、薄雲が消えて行って・・・




月が大きく見えてきたかと思うと・・・




で、出ました!

ついに、お出ましくださいましたよ!


!! \(◎o◎)/ !!


これぞ、「中秋の満月」の、神々(こうごう)しい御姿!!!



※ 望遠鏡ではないため、ウサギ模様は見えなくて、ごめんなさい(涙)。



すると、向こうから、突然、不気味な・・・


いえ、よく聞いてみると「荘厳」な(笑)、
あたかも、「お経」に似たような声が・・・


その正体を突き止めるべく、
勇気を出して、そちらに近づいてみましょうか!




そこでは、若手のお坊さんたちが、
お経に単音(和音なし)のメロディ(のような若干の抑揚)を付けた、
不思議な歌(のような何か)を、合唱(?)なさっていました。




歌(読経?)が終わると、ますます空が暗くなり、
どんどん月の輝きが増して、人々の満足度も最高潮に!

いやもう、最高に、ロマンティックですよねぇ!!




そして、これが、かの有名な、

「二重の月」!!

天の満月が、鏡のように澄んだ池の水面に写って、
2つの月が、縦に並んで見えるのです!!




その昔、天皇の地位にある者は、立場上、
「自分よりも上位に位置するものは、この世に存在しない」という大前提ゆえ、
「月」でさえも、「見上げる」ことを、してはいけなかったとのこと。

そこで、天空に存在する月を、わざわざ、いったん池の水面に写し、
その月を「見下ろし」ながら、鑑賞したのだそうですよ。

(とはいえ、どさくさ紛れに、天空に浮かぶ月の方にも、
大いに視線を送ったに違いありませんが・・・笑)


いやはや、なんとも、ご苦労さまです・・・
われわれ庶民の方が、自由気ままに月を鑑賞できて、楽ちんですよねぇ。




舟乗り場で待機する船頭さんも、つい、名月に見とれていますよ。




戻ってきた舟には、幸せそうな笑顔が並んでいます。

今夜は素晴らしい満月が出てくれて、本当に、良かったですね!




あれれ? 舟の中を懸命に探しても(笑)、
「アイドル系の巫女さん」の神々しい姿が、見えませんが・・・(涙)

なるほど、かなり夜が更けてきたので、あの若い女の子は、
「就労時間制限」に引っかかり、帰宅したというわけですね(笑)。




・・・というわけで、

お目当ての巫女さんも帰ったことだし(笑)、
我々も、そろそろ、大満足で帰路につきましょうか。




帰りがけに、バス停の横を通りかかると、大勢の待ち人たち。




これは、「阪急嵐山駅」行きですね。




おっと、もう1台、バスが入ってきましたよ。




確認すると、「四条烏丸(からすま)」行きでした。




どちらのバスにも、
素晴らしい満月に心癒され、幸せに満ちた笑顔が、
たくさん並んでいましたよ。

あちこちから、「来てよかったね〜!」の声も・・・




みなさま、私と一緒に、

中秋の名月鑑賞にお出かけして、楽しんでいただけましたか?



また、このように、

私のウェブページを通じて、私と一緒に、

日本や世界の素晴らしいところへ、旅に出ましょうね!

\(^o^)/


この方法ならば、
ご病気や諸事情で遠出できない方々も、
私と一緒に、世界のどこにでも、
気軽に出かけて行けますので・・・


これからの旅も、どうぞお楽しみに!!


 


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