《 8月25日に加筆修正版 》
それは、2023年8月のこと・・・
「飯田史彦の案内で巡る旅」と題して、
上記の贅沢すぎるツアーを決行いたしました。
200枚を超える美麗写真を活用しながら、
ドラマティックにレポートいたしますので、
どうぞ、お楽しみに!!
それでは、皆さま、
私と一緒に巡った気持ちになって、
さあ、出発しますよ!!
《 注 》
大量の写真を掲載しているため、
途中で写真が表示されなくなった場合には、
「再読み込み」のボタンやマークを、
クリックしてみてくださいね。
***************
JTBさんが企画・運営してくださるツアー本番の開始は、8月6日(日)なのですが、私は念のため、前日の夕方に仙台入り・・・そこで、せっかく近くまで来ているのだからと、高速バスで90分ほどでたどり着ける、山形市を目指すことにしましたよ。なぜなら、「秋田の竿燈(かんとう)祭り」「青森のねぶた祭り」「仙台の七夕(たなばた)祭り」と並び、「東北4大祭り」と称されている、「山形の花笠(はながさ)祭り」が、まさに今夜、最終日を迎えていることに気付いたからなのです。
仙台駅近くの「ホテルJALシティ」にチェックインした私は、さっそく、高速バスに飛び乗って、山形市を目指します。仙台と山形を結ぶ「山形自動車道」は、山、山、山の連続であり、見渡す限り、視界には「山」しか入って来ません・・・乗客は、ほとんどが若い女性で、定員の半数くらいでしょうか。(花笠祭りを見物に行く年輩の観光客たちは、すでに山形入りして夕食中であろう時間帯ですからね)
山形交通のバスターミナルで降車した私は、好物の「芋煮」(いもに)を食べようと、有名店の暖簾(のれん)をくぐりましたが・・・猛暑の真夏であるためか、残念ながら「休止中」(涙)。やむを得ず、これも山形名物の「蕎麦」(ざるそば)を食べて、花笠祭りの会場を目指しましたよ。
すると・・・おお!! \(◎o◎)/
すでに、祭りは最高潮を迎えており、花笠(赤い花を付けた、頭に被る笠)を手にした踊り子たちが、熱狂的なパフォーマンスを披露中!!
日本を代表する民謡のひとつ、かの有名な「花笠音頭」(はながさおんど)については、こ ち ら をクリックして、ご参照くださいね。僕も大好きな、わが国の音楽史に残る、名曲中の名曲ですよ!!
花笠祭りの現場の模様については、こ ち ら をクリックして、ご参照!!
なにやら美しそうな女の子たちが、移動ステージの上に並んでいましたが・・・
激しく念を送ったにも関わらず、結局、こちらを向いてくれることは、ありませんでした(涙)。
花笠祭りを満喫して仙台に戻った私は、翌日(8月6日)の午前中に、仙台の中心部を形成する長大な商店街へと向かい、「七夕祭り」を観賞。
仙台の七夕祭りとは、要するに、商店街の飾りつけを見て歩くことがメインイベントであり、「秋田の竿燈」「青森のねぶた」「山形の花笠」とは違って、「伝統的なパフォーマンスの妙技」を観賞するわけではありません。そのため、「七夕は含まないで、竿燈・ねぶた・花笠だけで『東北3大祭り』にするのが適切だ」と、(宮城県以外の県民からは)しばしば指摘されることでも知られています(笑)。
ちなみに、ここだけの話ですが・・・東北各県(宮城県民以外)から多く寄せられる上記の指摘を知りながらも、旅行代理店が「仙台を含めて東北4大祭り」と称したがる理由は、仙台地区にはホテルの数が圧倒的に多いため、仙台を宿泊の基地にすることで、旅行企画が立てやすくなるからだそうですよ。
しかし、仙台は「東北地方の支配者」を名乗る中心都市なので、その地位と権力は絶大・・・ほら、テレビ局のスタッフさんたちも、各社が集って、報道合戦をなさっていますよ。
《 ツアー1日目 》
1時間ほどの七夕観賞で仙台駅に戻り、ツアー参加者の方々(私とスタッフたちを含めて総勢41名)と、無事に合流できた私は、貸し切りバスに乗り込んで、東北自動車道を北上・・・要所ごとに、「見渡す限りに広がっているのは、かの有名な『ササニシキ』の田んぼでございます!!」などと、私自身がマイクで解説。
私の隣席に置いてあるカバンの上には、仙台名物「牛たん」のお菓子と、東北名物「ずんだ」(枝豆をすりつぶしたペースト)のシェイク(氷菓子)・・・他の地域では見かけませんが、東北地方では、「ずんだ」を活用した食品類が、ごく普通に流通しているんですよ。
やがて、北上(きたかみ)ジャンクションでバスは左折し、秋田自動車道の方向へ・・・標識に書いてある「横手」というのは、あの「かまくら」で有名な町ですよ。
ちなみに、これが「かまくら」・・・う〜ん、豪雪地帯ですねぇ・・・ ( >_< )
この私も、福島大学教授として東北に住んでいた時、3回ほど、「かまくら」観賞に出かけたことがありますよ。
そのうち、「飯田史彦の案内で巡る、厳冬の東北地方 〜 かまくら、なまはげ、地吹雪、雪下ろし、冬山での遭難体験と、秘湯&露天岩風呂のハシゴ湯を満喫!!(恐山でのイタコ体験付き)」という贅沢すぎるツアーを、企画しましょうか?(笑)
横手インターを通過し、山、山、山の秋田自動車道を、ひた走って行くと・・・
やがて、秋田駅前の高級ホテル「ANA(エーエヌエー)クラウンプラザ」に到着し、チェックイン・・・さすがはJTBさん、秋田市を代表する豪華なホテルを、全室シングルユースで人数分も、確保してくださいましたよ。ありがたいですねぇ。
夕食のブッフェには、秋田地方を代表する食材が並んでいます。
例えば、今や、「ササニシキ」「コシヒカリ」と並ぶほどの人気を誇るという、「あきたこまち」や・・・
珍魚「ハタハタ」や・・・
煙でいぶして燻製(くんせい)状にした、「がっこ」(漬け物)や・・・
球状の団子(だまこ or だまっこ)を入れて煮込んだ、「だまこ鍋」(だまっこ汁)や・・・
高級うどんの代表格として全国的に知られる、「稲庭うどん」などを賞味することができて、一同、大満足・・・「ついに、京の都を後にして、はるか遠い秋田まで、たどり着いたのだ!!」という実感が、この私にも、味覚を通じて、押し寄せて来ましたよ(笑)。
贅沢な食事を終えたら、いよいよ、待ちに待った「竿燈」の会場へ・・・JTBさんが確保してくださった、有料観覧席に陣取っていると、目の前で、祭りの準備が始まりましたよ。一同、早くも、拍手喝采(はくしゅかっさい)!!
すべての提灯(ちょうちん)に火が灯され、威勢よく太鼓が響き渡ると・・・「どっこいしょ〜、どっこいしょ!!」という掛け声が一斉に上がって、さあ、本番の開始です!!
1本の竿燈が、なんと「50キロ」もの重さとのこと!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
50キロの竿燈たちが、次々に、起こされていきますよ!!
そして、ついに、立ち上がりました〜!! \(^o^)/
ああ、夢にまで見た(笑)、かの有名な「竿燈祭り」が、目の前で繰り広げられているという、この幸せ!!
なんと、竿(さお)を、腰の上に乗せる名人芸も!!
と、ところが!! \(◎o◎)/
目の前に立っている竿燈が、バランスを失って、こちらに倒れてくるではありませんか!!
ああ〜っ、このままでは、本当に倒れてしまう〜!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
い、いか〜ん!! \( >_< )/
とうとう、防御用に張ってある鉄線の上に、竿燈が完全に寄りかかって、いくつもの提灯が絡まってしまい、どうにも動けない状況に!!
!!(>ω<。)!!
すると・・・長い竹の先端に、U字型の金具を付けた器具が、どこからともなくスルスルと伸びてきて、動けなくなった竿燈の竿を挟(はさ)みながら、巧妙に押し上げる光景が!!
(◎o◎)!?
もう少しだ、頑張れ!!・・・周囲の観客たちが、皆で声援を送っていますよ。
o(^o^)o
やった!! 起き上がったぞ〜!!
\(^o^)/
さっそく、皆で手分けして、すべての提灯の火を確認したり、破れた個所に応急処置を加えたり・・・
そして、めでたく、再び、立ち上がりました〜!!
\(◎o◎)/
ふう・・・一時は、どうなることかと心配しましたが・・・
なんとか回復できて、良かった、本当に良かった!!
(^o^;)
・・・と、ほっと安堵していたところ、なんと!!
今度は、まさに我々の真上に、襲いかかってきましたよ!!
!!(゚Д゚;)!!
ああ〜っ!! ダメ!! イヤ〜ン!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
・・・と叫びながら、つい、本能的に手を伸ばして、提灯を支えてしまう観客たち!!
過去に5回ほど訪れている私でさえも、こんな奇妙な光景は、目にしたことがありません・・・本番演技中の「火のついた提灯」に、直接に触れるチャンスなど、めったにありませんよ、うらやましい!!
( `―´)ノ
この瞬間に、ちょうど真下から撮ったという、臨場感満点のお写真を、お客様からいただきました。めったに目にすることのできない光景ですのでので、ジャジャ〜ンとご紹介しますね。これで〜す!!
ヽ(´ー`)ノ
・・・などと、ドラマティックな事件の数々に巻き込まれながらも、ふと視線を横に向けると、はるか向こうまで、竿燈の熱演が繰り広げられていますよ。
おや? この広告は・・
いわゆる「秋田美人」の方々は、本当に、この地に実在していらっしゃるんですねぇ。
大きな拍手が起きたので、「何事?」と視線を向けると、小学生らしき男の子が、小さな竿燈を肩に乗せて熱演中!!
このように、幼少の頃から練習に励むからこそ、素晴らしい技術が身に付いていくというわけですな・・・温かい視線で見守る大人の方々も、真剣ながらも幸せそうな表情。
おや? 可愛らしいマークの提灯に目を引かれ、「どのグループ?」と調べてみると・・・日赤(日本赤十字社)として結成なさった、病院スタッフの方々でした!!
これほど元気な病院ならば、訪れる患者さんたちも、心強いですよねぇ(笑)。
小型トラックの前に、縦に並べて置いてあるのが、「継ぎ竹」(継ぎ竿)・・・これらを何本も継ぎ足していくことにより、竿燈の長さを、どんどん伸ばしていくことができるというわけです。
私が知る限り、過去には、8本も継ぎ足して、角度が90度以上に曲がっている竿燈も!!
途中で2回の休憩時間が設けられており、その間に目の前の竿燈グループが移動していくため、合計で3つのグループの演技を、観賞できるという仕組み・・・各グループごとに、演出や技量などが異なっているため、多種多様な演技を観賞できて、飽きることが無いんですよ。
ほら、右を向いても・・・
左を向いても・・・
多種多様な竿燈の名演技に酔いしれた、何万人もの観客たちが上げる、大きな歓声と拍手に満ちたお祭り・・・それが、「秋田の竿燈」なのだということを、わが身をもって思い知りました。
まだ、こちらをご覧くださっていない御方は、ぜひともクリックして、お勉強を・・・(すでにご覧くださった方々も、何度でも「復習」なさってくださいね)
秋田の「竿燈祭り」ご紹介特番(1)
秋田の「竿燈祭り」ご紹介特番(2)
お祭りの終了後、ホテルに向かって歩いていると、大勢の人々が、お酒を飲んで騒いでいる空間を発見・・・様々な露店が並んでおり、大にぎわいですよ。
ちなみに、この時点で、「あそこに見える地ビールを飲んでから帰りま〜す!!」とおっしゃる数名のお客様が、めちゃ嬉しそうに、自主解散して去りました(笑)。
おや? 目立つパラソルを囲んで、大勢の人々が、何かを求めている様子・・・「もしや、秋田名物の、あれでは?」と、大喜びで近づいてみると・・・
やはり、そうでした!!
\(◎o◎)/
かの有名な、「ババヘラアイス」なんです!!
秋田県の道路を走っていると、各地で見かける光景・・・
そう、「道路端でパラソルを広げ、アイスクリームを売っているお婆ちゃん」・・・「お婆ちゃん(ババ)が、ヘラを使って上手に盛ってくれるアイス」という意味で、公式に「ババヘラアイス」と呼ばれるのが、これ!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
1つ「250円」という安さで、めちゃ美味しいアイスを賞味でき、一同、大満足でした!!
\(^o^)/
ちなみに、これが、秋田県の道路端で見かける、日常的な光景・・・かつて私も、秋田県をドライヴ中に、あちこちで目にしたものです。(たまに、周辺各県の道路端にまで、出張なさっていますよ)
せっかく、世の中のニーズはあるのですが、近年では、働き手のお婆ちゃんが減ってきて、人材不足で困っているとのこと。
苦肉の策で、「ジジヘラアイス」も売り出してみましたが、やはり、「ババヘラ」ほどの人気は出ないそうですよ・・・確かに、この私も、道路端で「ババヘラ」と「ジジヘラ」の2店が競っていたら、迷うことなく、「ババヘラ」のお店に向かいますからねぇ・・・
思いがけずに、ローカルフードの極致「ババヘラアイス」まで賞味することができ、幸せ一杯で帰路についた私を、ある居酒屋の看板の中から見つめていたのが、こちらの御方・・・
かの有名な、「なまはげ」さんでした〜!!
(これほど、「さん」付けが似合わない御方も、珍しい・・・笑)
ちなみに、こちらが、秋田県の男鹿(おが)半島に棲息(せいそく)している、本物の「なまはげ」さんたち・・・「泣く子(ご)は居ねが〜? 悪い子(ご)は居ねが〜?」と(秋田なまりで)叫びながら、善良な子どもたちをイジメてトラウマを残すという悪行を働くのですから、現代では「パワハラ罪」として、おまわりさんに捕まえてもらわなければね(笑)。
ホテルに戻る前に、翌日の朝食として、「だだちゃ豆」や「いぶりがっこ」という地元の名産品を用いた、地方色豊かなおにぎり2種を、入手しておきました。
なぜなら、翌朝は忙しくて、ホテルのブッフェで朝食をとる時間が、見当たらないからです・・・何しろ、ツアーの責任者で主役ですから、皆様の知らないところで、やるべきことが山積みなんですよ。(ちなみに、この私、皆様のツアー料金を下げて差し上げるため、完全に「ノーギャラ」で参加しております)
《 ツアー2日目 》
秋田のホテルを出発した我々は、私のトラベル・ミステリー小説『教授の恋』にも登場した、「史跡・尾去沢(おさりざわ)鉱山」(旧称:尾去沢マインランド)の方角を遠望しながら、一路、十和田湖方面へと北上。
すると、途中の「大館(おおだて)市」のあたりで、「ハチ公のふるさと」なる看板を目にして、「なるほど、ここが、今や世界的に知られる『秋田犬』の産地なのだな」と、嬉しい発見!!(さらには、秋田名物「きりたんぽ」の本場でもあるそうですよ)
そのあたりで、道の駅に立ち寄ってみると・・・(このたびの恩人である、運転手さん、添乗員さん29歳、バスガイドさん6?歳の3名様が、たまたま全員で収まっているという、貴重な写真でございます)
ちなみに、バスガイドさんは、「コテコテの東北なまり丸出し」でしゃべってくださるので、「時々、何を言ってるのかわからな〜い!!(笑)」と、大人気でしたよ。
(^o^;)
ついに出会えた、「なまはげ」さん!!
(◎_◎;)
おい、そこの「なまはげ」さん!!
こんな所で、「ムンクの叫びの絵」と、合体している場合ですか!?
(?_?;)
ええ〜っ!? ちょうど今年が、生誕100年なんですか?
今でも、これほど盛大に祝ってもらえるとは・・・ハチ公様、偉大ですねぇ!!
ハチ公に代表される、「忠犬」の代名詞でもある「秋田犬」が、様々なお土産品の形で、商品化されていますよ。たとえば・・・
なぜか、コップの縁(ふち)にも、乗ってくれるとのこと・・・
う〜ん・・・秋田犬が、「恋愛成就」や「合格」などの「お守り」に変身していますが・・・ここは神社ではなく、単なる「道の駅」ですから、果たして、ご利益など望めるのでしょうか?(笑)
どうやら、ここ秋田の地では、「犬猿の仲」ならぬ「犬はげの仲」ということで(笑)、「秋田犬」と「なまはげ」が、人気商品ナンバー1の座を、争っているようですが・・・
実際に、「秋田犬」と「なまはげ」が本気で戦ったなら、どちらが強いのでしょうか?
もしも、「なまはげ」を「男鹿半島に棲息する正体不明の怪物」と定義するならば、「秋田犬」よりも強いかもしれませんが、単に「なまはげのお面を被ったオジサン」と定義するならば、本気で噛みついてくる秋田犬を見た瞬間に、ビビッて逃げ出すに決まってますよねぇ(笑)。
さて、道の駅を出発した我々は、名前の通りに「樹木」しか見えない「樹海ライン」を、十和田湖の外輪山(がいりんざん)に向かって登っていきます。(「外輪山」とは、火山の噴火で形成されたカルデラ低地を、囲むようにして円状にそびえる山々の連峰のこと)
やがて、「十和田湖が見えて来ましたよ〜!!」(東北なまりの口調で)という、バスガイドさんの大きな声が!!
その場所(外輪山の頂上部分)には、十和田湖を見下ろすことができる、発荷峠(はっかとうげ)の展望台(写真の下部中央)が設けられているそうなので、10分ほど、停車してみましょうか。
いったい、どのような光景が広がっているのだろうかと、恐る恐る、展望台に登ってみると・・・
おお!! 十和田湖を一望できる、素晴らしい光景が!!
\(^o^)/
誠に、雄大な湖ですよねぇ・・・
曇り空だったお天気も、みるみる晴天に変わって、爽快な撮影会に!!
一同、大満足で、眼下に広がる絶景に、うっとりと見とれていますよ。
そろそろ、展望台から湖畔に下って、お店が並ぶ「休屋」(やすみや)地区を、目指しましょうか・・・
左側の車窓には、十和田湖の湖岸が、美しく伸びていますよ・・・車内からは、「うわ〜」「きれ〜い」などと、ため息を伴う絶賛の声が、次々に上がってきて、旅情も激しくUP!!
お店が並ぶ「休屋」地区に到着したら、バスから降りて、昼食のお店に直行!!
ところが、ここで、予期せぬ大惨事が発生!!
(゚o゚;)
これが、昼食会場・・・実は、猛暑の中、ほとんど冷房が効いていない状態なのに、火をつけて温める料理が2つもあるうえ(鍋物と焼肉)、下の階からも同じ料理の熱気が上がって来るため、我慢できないほどの猛烈な暑さ!!
大きなウチワで激しくあおいでも、熱風が吹きつけるだけで効果が無く、滝のような大汗をかきながら、まるで「我慢大会」のごとき様相に・・・
(-_-;)
冷房の効かない酷暑の部屋で、火をつけた料理2種類を、大人数で食べる・・・正直、私は、少なくとも過去30年間で、これほどツライ思いをしたことは、記憶にありません(号泣)。
名物料理にこだわらなくて結構ですから、ぜひとも今後は、「真夏の納涼メニュー」として、冷たい「ひやむぎ」などで済ませてくださいますよう、心よりお願い申し上げます。
m(_ _)m
(従業員のオバサマたちも、「暑い〜!! 暑い〜!!」と連発しながら、意識を失いそうな表情で、ヨロヨロと火をつけて回っておられましたから、労働環境的にも大問題が・・・)
唯一の長所は、窓から十和田湖が見えるという好立地でしたが・・・滝のように流れ落ちてくる大汗のせいで、目を開けていることさえ難しく(本当なんです)、意識もモウロウとして(事実なんです)、ほとんど眺めることができませんでした。
そんなわけで、あまりの暑さに負けた私は、料理の大半を食べ残したまま、大急ぎで部屋から脱出・・・豆腐と漬け物だけしか、口に入れることができませんでした(涙)。
他にも多くの方々が、食事を途中で放棄して外に出ていましたが、「地獄のような暑さでした〜(涙)」などと憤慨&酷評しながらも、きちんと食べ終えてから湖畔に出る方々もおられましたから、「よほどの忍耐力をお持ちである」のか、「よほどお腹がすいていた」のか、そのいずれか(または両方)なのでしょうねぇ・・・
ふう・・・
ペコペコのお腹を抱えながら、灼熱の昼食会場から必死で脱出すると、(生ぬるいとは言え)それなりに風が吹いており、九死に一生を得た心持ちに・・・
外気に触れて息を吹き返したので、大いに余った昼食時間を活用し、美しい湖畔を散歩してみましょうか・・・
この先には、彫刻家・高村光太郎の晩年の名作とされる、「乙女(おとめ)の像」が・・・
(乙女と言っても、実際には、かなりご立派な体格の女性が2人、向き合って片手を合わせておられます)
う〜ん、この方々を「乙女」と称するのは、正直、大いに抵抗がございますが・・・(実際には、かなりお歳を召していた、光太郎の妻・千恵子をモデルにしたらしいという、有力な説も)
いえ、決して、この「彫刻」自体の完成度にケチをつけているわけではなく、「乙女の像」という納得いかない名称に対して、(年齢の)「サバを読むにもほどがある」と、大いにケチをつけているにすぎませんので・・・
(^o^;)
湖畔の土産物屋さんで、面白いものを物色していると・・・ここは確かに、「りんご」の名産地。この商品は、りんごに見立てたお菓子なのですが、段ボール箱の容器を用いて、リアリティを徹底追求した包装が素晴らしい。
このパッケージをデザインした担当者さん、素晴らしいお仕事ぶりです!!
この周辺には、「にんにく」の名産地である「田子」(たっこ)が・・・この町では、収穫の時期になると、「にんにく」の香りで、町の空気が満たされるのだそうですよ。
(^-^;)
その昔、この周域は「南部藩」(なんぶはん)と呼ばれており、手土産にピッタリの「南部せんべい」が、特産品でした・・・実は私も、ピーナツの風味が大好きで、もちろん今回も、迷わず購入。
その「南部せんべい」を、薄い醤油味の出汁で煮込んだ「せんべい汁」も、私のお気に入り・・・寒い時期には、十和田湖畔の売店で売られているのですが、さすがに真夏の時期なので、今回は目にしませんでした。
お菓子のイメージが強い「せんべい」を、まじめに煮込んでしまうという、冗談のような食べ物なのですが、意外にも美味しいんですよ、これが・・・お手軽に作ることができ、しかも、「おやつ」にも「メインディッシュ」にもなるという、便利すぎる逸品なので、ぜひお試しくださいね。
そして、ついに出ました、かの有名な「きりたんぽ」!!
これを、薄く延ばして楕円形にすると、「五平餅」(ごへいもち)が出来上がります。どちらも、「味噌だれ」をまぶして売られることが多く、東北地方の各地で目にしますよ。
おっと!! (゜ロ゜;ノ)ノ
いつの間にか、乗船時刻が近づいてきたので、あわててフェリー乗り場へ。
先頭集団に位置していた我々一行は、一番に乗り込んで、各自、お好みの場所に陣取りましたよ。(私は撮影係のため、船内をウロウロ・・・)
船首に移動してみると、風雅な名前を付けられた、数々の小島たちが・・・
船尾に移動してみると、湖上を渡る涼風を浴びながら、楽しそうに談笑する仲間たちが・・・
なお、上記写真のベンチにお座りの御方が、右足にトンボが止まったので撮影したところ、その瞬間に、私の左足(いつものクロックスのサンダル)が写り込んでしまったとのこと・・・たいへん失礼いたしました(笑)。
船を降りてトイレに向かう我々を、これから向かう「奥入瀬渓流」(おいらせけいりゅう)のポスターが、にこやかに出迎えてくれました・・・ああ、この情景、めちゃ楽しみですね〜!!
奥入瀬では、約10キロにわたって、滝、橋、瀬、岩、樹木、倒木などの見どころが、渓流沿いに点在しているんですよ・・・一通りを徒歩で巡っても、3時間ほどでしょうか。
遊覧船からバスに戻った我々は、一路、奥入瀬渓流へ・・・「渓流」を英語で言うと「Gorge」になるんですねぇ、生まれて初めて知りました(笑)。(ただし、翻訳サイトに「Gorge」と入力してみると、「峡谷」「深い谷」と出てきましたが・・・)
いよいよ、天下の景勝地、奥入瀬渓流に突入しますよ!!
なお、写真の下部中央に見えているのは、私が気持ち良く歌うため・・・じゃなくて(笑)、私が道中の各所で解説を加えるための、専用マイクですよ。
とは言え、道中での解説に不可欠であったため、民謡「花笠音頭」と、演歌「帰って来いよ」(松村和子)の2曲だけは、一部分のみ、泣く泣く歌ってしまいましたが・・・おっと、大好きな「津軽海峡冬景色」(石川さゆり)を熱唱するのを、すっかり忘れておりました(笑)。
眼下に見えるのは、有名な「銚子大滝」(ちょうしおおたき)・・・この滝が邪魔をするため、魚たちが十和田湖まで泳いで登ることができず、かつての十和田湖は、「魚の住まない湖」だったのです。(その後、人間が、ニジマス、ヒメマスなどの稚魚を放流し、大変な苦労の末に、養殖に成功したのだそうですよ)
さらに、渓流沿いの爽やかな道を、川下に向かって降りていくと・・・
左右の各所に、美しい滝が点在しているのが見えますよ。
なお、写真右下の「美人添乗員さん29歳」(JTB)は、決して眠り込んでいるのではなく(笑)、私がカメラを向けたので、滝が見えやすいようにと、わざわざ体を傾けてくださっているのです・・・「勤務中に爆睡するとはケシカラン」などと(笑)、誤解なさらないようにね。
奥入瀬渓流の終点に近い、「石ヶ戸」(いしけど)と呼ばれる地点にバスを置いて、短時間ではありますが、渓流そのものを体感できる散策に、出かけてみましょうか・・・
一同、「うわぁっ!!\(◎o◎)/ 」と、声を上げるほどの美しさ・・・さすがは、日本を代表する渓流・奥入瀬ですよねぇ。
遊歩道が整備されているので、安全・安心・・・
新緑と紅葉のシーズンには、大勢の観光客で埋まってしまう奥入瀬ですが、真夏は人出が少ないため、この素晴らしい光景と雰囲気を、なんと、我々が独占!!
\(^o^)/
いかにも、ガイドブックやパンフレットにありがちな感じではありますが、構図や色彩や光の加減を、「写真家」風に仕上げてみましたよ。
その後、駐車場の横で小さな売店を見つけて、ちょっと入ってみたところ、青森県・八戸(はちのへ)地方の郷土料理として知られる、「いちご煮」が売られているのを発見・・・「うに」と「あわび」を合わせた豪華な煮物なのですが、どうして「いちご」と名付けられているのか、これまで疑問に思っておりました。
すると、「いちご煮のいわれ」と書いてある解説文を発見したので、興味シンシンで拝読してみましたが・・・器(うつわ)にわけた雲丹(うに)の姿が、「朝もやの中に霞(かす)む野イチゴ」を思わせるため、「いちご煮」と名付けられたとのこと!!
\(゜ロ゜;)/
う〜ん、「この雲丹たちは、見た目は雲丹に見えてしまうが、実は、朝もやの中に霞む野イチゴなのであ〜る!!」と、自分の脳に必死で言い聞かせてみるのですが、どう頑張っても、野イチゴには見えてこないんですよねぇ(涙)・・・なぜ「雲丹」が、「朝もやの中に霞む野イチゴ」に見えてしまうのか、まったく、納得いきません!!(怒)
八戸市民の皆様、本当に、納得なさってるんですか?(笑)
あまりにも納得いかないので、うっぷん晴らしに、「砂利ソフト」に逃げてしまった私です・・・
この「砂利ソフト」、できれば「奥入瀬名物」として、大々的にご紹介したいところですが、正直、これまで、そんな噂は、聞いたことがございません・・・お味については、正真正銘の「ソフトクリーム」ですから、何をトッピングしても、美味しいに決まっていますよ(笑)。
奥入瀬の雰囲気を、思い切り満喫できたので、そろそろ、バスに戻りましょうか。
さて、次に目指すのは、これまた有名な山々の連峰である、「八甲田山」・・・標高が上がるにつれて、「ダケカンバ」(山岳地帯特有の白樺)の林に、包まれている自分に気づきます。
貴重なダケカンバを目にするのは、昨年の秋に「飯田史彦の案内で巡るツアー」として訪れた、「上高地」(かみこうち)以来のことですよ・・・本当に、美しすぎる樹林帯ですねぇ。
さらに標高を上げていくと、ダケカンバの姿が消え失せて、「クマザサ(熊笹)」と「アオモリトドマツ」の組み合わせばかりに・・・高山地帯でも生きられる、強じんな体力を持つ植物の代表格が、これらの2種類なのです。
いつの間にか、霧雨も降り始めて、誠に心癒される、「いい感じ」になってきましたよ・・・
こんなに高い山の上にまで、立派な道路を敷いてくださっているのですから、誠に、ありがたや、ありがたや・・・
そぼ降る小雨の中、八甲田山での目的地、「睡蓮沼」(すいれんぬま)に、到着しましたよ・・・傘を差しながらバスを降りて、さあ、道路端の小道へと、入ってみましょうか。
アオモリトドマツが生い茂る小路を、足元のササをよけながら、数十メートルほど分け入ってみると・・・
おお!! これ、これですよ!!
\(◎o◎)/
日本を代表する高層湿原のひとつ、睡蓮沼周辺の見事な美観が、目の前に広がっていますよ・・・最高にロマンティックな光景で、うっとりしますよねぇ!!
もしかすると、真っ白な霧に覆われて、何も見えないのではと心配していましたが、八甲田の山並みまで見通すことができて、もう大満足!!
これほど美しい高層湿原の真横まで、バスや自家用車で来ることができるのは、全国でも珍しいんですよ・・・ほとんどの高層湿原は、たどり着くまでに、何時間もの苦しい登山が必要なんですから。
上記写真で皆さんが読んでいるのは、こちらの案内板・・・八甲田連峰は、登山マニアの聖地のひとつでもあり、我々の仲間の中にも、「私、登ったことあります」とおっしゃる山好きが!!(しかも、はるか遠い、九州の御方)
しっとりした「湿原」だからこそ、「霧の中から現れる木々や湖沼群」という光景が、とっても似合うんですよねぇ!!
ため息が出る美しさに、一同、し〜んと見入っています・・・私が、「ほら、こっちの方にも、もっと沼に近い展望台が設けてありますよ!!」と、大きな声で呼んでみると、皆さん、嬉しそうに移動してきましたよ。
これほどの絶景を観賞できる有名スポットなのに、小雨が降っているためか、他の団体客や個人客は見当たらず、我々一行だけで展望台を独占し、贅沢すぎる借り切り状態!!
\(^o^)/
上記写真で、皆さんが嬉々として撮影しているのは、まさに、この絶景です!!
一同、大自然の素晴らしさを心から満喫して、幸せ一杯でバスに戻りましたよ。
睡蓮沼を後にした我々は、本日の終着地である、青森港へ。
すると、一気に天候が悪化して・・・
突然の濃霧に包まれ、視界が数メートルに!!
すると、「さっきの睡蓮沼で、ちょうど霧が晴れてくれ、あんなに視界が良かったのは、奇跡でしたねぇ」と、バスガイドさん。夏の八甲田は、天候が荒れやすく、濃霧に包まれることが多いので、睡蓮沼が見えるのか、心配なさっていたそうですよ。我々は、本当にラッキーだったんですね!!
バスの車内で私が、「道路端に見えるはずの広大なリンゴ畑」について解説したにも関わらず、結局、リンゴ畑など目にすることなく(涙)、青森の市街地に突入・・・
正面にそびえ立つ三角形の建物が、「観光物産館アスパム」であり、我々の今夜の目的地ですよ。この「アスパム」の向こう側が青森港であり、「ねぶた海上運航」と「花火大会」の会場なのです。
駐車場にバスを停めて、お弁当業者と合流し、今宵の夕ご飯を入手・・・時間を節約するため、車内でお弁当を食べて済ませるというのが私のアイデアだったのですが、おかげで結果的に、「ねぶた資料館:ワ・ラッセ」の見学時間を確保できたわけですから、名案だったと自画自賛(笑)。
ただし、お弁当についての評価は、見ての通り(笑)、意見が割れておりました・・・私としては、大好きな「焼き鮭」に、ほとんど味が無かったのがツラかった(涙)。
そう言えば、どこかに、「青森名物」と呼べる料理や食材が、入っているのでしょうか?
(゜_゜)
上記のように、夕食の時間を「車内弁当」で節約し、余った時間を有効活用すべく、「アスパム」と「JR青森駅」の中間に位置している、「ワ・ラッセ」(ねぶた資料館)を訪問。
さっそく出迎えてくれたのが、こちらのポスター・・・思わず、「ごめんなさ〜い!!(涙)」と、のけぞってしまう迫力ですよねぇ。
思い起こせば、まだ10代の頃・・・初めて出来た恋人(彼女)のお宅を訪問し、奥の部屋から彼女のお父上が出現した瞬間、ビクビクして極度の緊張状態にあった私の心には、このような光景が映っていた記憶が!!
(^o^;)
今回、我々が資料館を訪れた主目的は、女性で初めて「ねぶた」の制作者になられた、北村麻子さんの作品を、目の前で拝見・観賞させていただくこと・・・ちょうど今、この資料館で、麻子さんの受賞作が展示されているという情報を、入手したからです。(麻子さんのお父様は、公式に認められた「ねぶた名人」の地位を持つ、有名な師匠なんですよ)
北村麻子さんに関する詳しい情報は、地元で放送された下記の特番2本を、ご参照くださいね。
青森の「ねぶた師」紹介特番(北村麻子さん)
北村麻子さんの「ねぶた」創作過程の詳細へ
ちなみに、上記1本目の特番の放送以降に、麻子さんは、下記の「紅葉狩」と題する作品により、見事に「ねぶた大賞」と「最優秀制作者賞」をダブル受賞され、めでたく念願の「二冠王」に!!
さらに、2021年には、「雷公と電母」という作品により、特設の「金賞」まで受賞なさり、晴れて「三冠王」の座を獲得!!
!!(゚Д゚;)!!
そんなわけで、今や「新世代&新感覚の名人」と称賛される、北村麻子師匠の作品を、本当に、目の前で凝視することが、できるのでしょうか?
ドキドキしながら、館内に入ってみると・・・さっそく、本物の「ねぶた」が、ピカピカに輝きながら、我々を迎えてくれていますよ!!
館内は驚くほど広くて、様々な賞を獲得した作品が、ゆったりと展示してあります。
一同、「こ、これが、あの、ねぶたなのか!!」と、本物を間近で凝視できる感激に、浸っていると・・・
おお!! ありました!! 見つけました!!
\(◎o◎)/
確かに、「北村麻子 作」と明記してある、昨年度の受賞作!!
\(☆o☆)/
この迫力、凄すぎます!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
正面だけでなく、側面も、入念に細かく造形されており、お見事!!
裏面に回ってみても、クラゲたちを描写しきった、この表現力!!
正直、これまでは、「ねぶたの裏側」になど興味ありませんでしたが、この作品を目にして、大いに反省いたしました。
側面で強調されている「波」の表現も、まさに芸術作品!!
資料館に、動かない状態で「展示」されているからこそ、これほど細部までを凝視・観察できるわけであり、お祭りの最中に街を引き回されている状態では、細部など見て取れないのです。
麻子さんの作品を、満喫・堪能した後は、他の作品にも注目を・・・
こちらは、麻子さんのお父様であり「ねぶた名人」の永久称号を持つ、北村隆さんの受賞作品。お嬢様(麻子さん)の師匠ですから、当然ながら、作品に共通点を感じますが、お嬢様に比べて、より「力強さ」に重点を置かれている印象・・・言い換えれば、麻子さんの作品からは、お父様に比べて、より「繊細さ」が感じられるのは、やはり女性だからでしょうか。
一方で、こちらは、まったく異なる流派(?)の作品・・・北村父子の作品と比べて見れば、確かに、かなり異なる作風を感じさせますよね。
台の上の作品だけでなく、台そのものにも、着目してみると・・・お祭りの際には、大勢の人々が、これを引き回しながら、上下に激しく揺さぶるわけですから、その迫力は凄いんですよ。
館内には、作品たちの内部構造がわかるように、さまざまな部分の見本が展示されていて、ますます、「ねぶた」の芸術性の高さに感心させられます。(見本については、触っても大丈夫とのこと)
こちらは、手の構造・・・ねぶた師が、自ら下絵を描いて、それを立体構造化させるわけですから、2次元芸術(縦&横による絵画)と、3次元芸術(縦&横&奥行きによる造形)という、両方の能力を兼ね備える必要があるのです。最終的には、顔などの「絵」や「文字」を見事に仕上げる能力も重要ですから、まさに「万能の芸術家」でなければ、完成させることができませんよね。
こちらは、「波」を表現する造形の仕組み・・・これぞ、名人芸!!
展示室を出て、売店に向かってみると・・・
先ほど展示してあった、北村麻子さんの作品の原画絵図(下絵)が、完売しておりました(涙)。やはり、皆さん、同じものを欲しがるというわけですね・・・ ( >_< )
しかし、麻子さんの今年度の作品である「土蜘蛛」(つちぐも)の原画(ご自身で描かれた精巧な下絵)は、まだ販売されていましたので、喜んで買い求めました。
その後、京都に戻ってから、「光の学校」の内部(来訪者さんが書いてくださった多数のメッセージカードが掲示してある目立つ場所)に、次の写真2枚のような形で展示しておきましたので、どうぞ観賞においでくださいね。
資料館の売店を観察してみると、ねぶたの掛け声である「らっせら〜」のタオルや、恐ろし気なアイマスクも・・・飛行機や電車で、このマスクを付けて眠っている御方には、正直、近寄りたくないですねぇ。
つまり、このマスクを装着して座っていれば、隣りに誰も座って来ないので、楽ちんかも(笑)。
もしも、付き合い始めたばかりの恋人(彼氏)の部屋を初めて訪れた時、嬉々としてズボンを脱いだ彼氏が、このパンツを履いているのを目撃したら・・・あなたは、気味悪がって逃げ帰りますか? それとも、大感激して(パンツに)頬ずりしますか?(笑)
もしも、付き合い始めたばかりの恋人(彼氏)が、上記のパンツを見せつけてきたら・・・あなたは、即時に、次のフェイスパックを装着して、逆襲するといいですよ(笑)。お互いに、同じ感性の持主であることが判明して、ラブラブ度が大幅アップすること、間違いなし!!
大満足で資料館を出た我々は、各「ねぶた師」の方々が、作品を制作なさった倉庫(作業場&保管場)を、1つ1つ、観賞して回りましたよ。20を超える倉庫が並んでおり、それぞれの作品が展示される前で、ねぶた師とご家族・ご親族をはじめとする関係者の方々が、食事や酒盛りをなさっています。
そこで私が、「どこかに、北村麻子さんの作品も?」と、一同を引き連れながら探してみると・・・
あった、ありました!!
\(◎o◎)/
これが、北村麻子さんが発表なさった、今年度の作品!!
しかも、何という幸運でしょう・・・北村麻子さんご本人が、ご主人やお子様たちと一緒に、にこやかに談笑しながら、座っていらっしゃるではありませんか!!(下記写真の右端が麻子さん)
!!(゜ロ゜;ノ)ノ!!
なんと、あこがれの麻子師匠ご本人にお会いできて、一同、大感激&大号泣!!
\(^o^。)/。。。
いや〜、これほどの幸運に恵まれるとは、本当に、来て良かった!!
(*^ ^*)
ちなみに、お祭りの最終日であり、街なかでの引き回しが行われなかったからこそ、港の花火が見える「ねぶた倉庫」前で、親族&関係者の宴会が開かれて、麻子さんを目撃できたというわけです。何が幸いするか、わからないものですねぇ・・・
ここに展示してあるのは、もちろん今年の最新作であり、先ほど資料館の売店で原画を買い求めた、「土蜘蛛」の完成品ですよ。
まさかの展開により、思いがけず麻子師匠の御姿を拝見し、いったん気分的に昇天した我々でしたが、「せっかくだから」と気を取り直して(笑)、一応、花火大会&ねぶた海上運航の観覧場所を探しながら、青森港をウロウロ・・・
やがて、「海から近い割には、あまり人が集まっていない」という、不思議な場所を発見して、「ラッキー!!」と陣取った我々でしたが・・・いざ、海上運航が始まってみると、今年度の受賞ねぶたを乗せた船は、あまりにも遠くて豆粒のよう・・・
カメラ機能で無理矢理に拡大してみると、こんな感じで船に乗って、青森港内を何度も巡回している模様ですが・・・やはり、何時間も前から場所取りをしておかなければ、近くで観賞するのは不可能ですね。
(有料観覧席もありますが、地元の関係企業・関係団体が大量に押さえるうえ、わずかな一般販売分も瞬時に売り切れてしまうため、さすがのJTBさんでさえ、どうしても入手できなかったとのこと・・・何しろ、私が今回の旅行企画をJTBに持ち込んだ時点で、すでに、チケット発売から数週間も経っていましたからねぇ)
しかも・・・あれ!? あれれ!?
花火が、目の前に架かる大きな橋に隠されてしまい、ほとんど見えません!!
(?_?;)
しばらく待ってみましたが、やはり、ちょうど花火が炸裂する位置が、すっかり橋に隠されてしまって、肝心の部分が、ほとんど見えないのです!!(号泣)
なるほど、それで、この辺りには、ほとんど人がいなかったんですね・・・「絶好の穴場」を発見したつもりでしたが、やはり世の中、そんなに甘いものではありませんでした・・・
( -_- ) ← 深く反省中の私
そこで、急きょ、人混みをかき分けて、花火が見えるであろう穴場を探索・・・行けども行けども見つからず、(当たり前ですが)好位置には、先客たちが鈴なりの状態(涙)。
仕方なく、やけっぱちで、海が(つまり海上運航が)全く見えない、辺境の地まで移動してみると・・・ようやく、花火だけは全体がハッキリ見える好位置を発見して、最後の最後に、盛大な打ち上げを観賞できました!!
まあ、「終わり良ければ全て良し」ということで・・・
(^_^;)
私が大声で発する、「ハイ、見た見た、見ました!!(笑)」という「締めの言葉」を区切りとして、一同、集合場所の「アスパム」前へと、速足で移動したのでありました。
その後、2時間をかけて、爆睡しながら東北自動車道を南下し、盛岡の「ロイネットホテル」に到着したのは、23時過ぎのこと・・・
全室シングルユースなので、同室者の寝息に邪魔されることもなく、皆さん、熟睡できたそうですよ。(さすがに、夜の街に飲みに出るメンバーも、見当たらなかったようですが・・・)
《 ツアー3日目 》
いよいよ、ツアーも最終日に突入・・・私は、この朝も、皆さんと一緒に朝食をとる暇が無く、前夜にコンビニで買っておいたオニギリで済ませました。
ぐっすりと眠れたらしく、元気一杯の笑顔が並ぶ参加者さんたちを眺めて、私も大いに安心・・・万が一の事態のために、医師2名、看護師4名(うち助産師1名)、なぜかケアマネ2名、保育士3名に、ヘルパーさんまで取り揃えてあるという、鉄壁の安全・安心を誇る強力メンバーなのですが、もちろん、何も起こらないのが理想ですからね。
やがて、花巻(はなまき)農業高校の敷地内に到着した我々は、あの「宮沢賢治」さんが設立した農業研究施設、「羅須地人協会」(らすちじんきょうかい)の建物を見学。
これが、裕福な実業家であった宮沢家の別邸として建てられ、後に30歳を迎えた賢治が、農民たちの学びの場として提供した、羅須地人協会の実物。
しかし、現実には、頭の古い年長の農民たちからは、「金持ちのぼんぼんの道楽」のように誤解されてしまい、心を開いてもらうことができず、わずかな若者たちしか集まってくれなかったとのこと・・・その理想と現実の狭間で苦しみ、人間や世の中や人生についての葛藤と思索を深めたからこそ、賢治の奥深い文学作品が、次々に生み出されていったわけですね。
実業家の息子としての裕福な生活や、花巻農学校の教師という安定した職業を手放し、貧しい教え子たちに明るい農民生活を切り拓こうと、新時代の科学的な農業を目指して「農民」になった賢治・・・「下ノ畑ニ居リマス」という言葉に、賢治の覚悟が現れているようで、直筆を再現した文字に、見入ってしまいますよね。
これが、実際に賢治が、若い農民たちを集めて、新時代の科学的な農業を指導した教室・・・理想を熱く語る賢治の声が、今にも聞こえてきそうですよね。(実業家であった宮沢家の別邸を活用した、当時としては立派すぎるこの建物が、ますます貧しい農民たちの嫉妬をあおり、反発を高めてしまったのですが・・・)
この羅須地人協会を設立する前、花巻農学校の教員であった時代の写真が、飾ってありますよ。(最前列の右から3番目が、宮沢賢治先生)
かつて、花巻農業高等学校(旧・花巻農学校)の同窓会が発行したという、「羅須地人ニュース」なる情報誌も、掲示してありますよ。25歳で教員(旧称・教諭)になり、30歳で依願退職(自分の意志で退職)していますから、次の写真は、まだ20代の後半であった頃の賢治ですが・・・不思議なことに、何歳にでも見えてしまうような気が・・・
参加者の皆さんは、建物の内部を、感慨深そうに見つめながら、それぞれの想いで、歩き回っていますよ。
し、しかし・・・いま気づきましたが・・・この写真の右側に写っている女性・・・ほら、完全に宙に浮いており、足が無い・・・
!!\(゚Д゚;)/!!
私が、「さあ、ここに座って、賢治の残存思念を満身に感じてください」と促してみると・・・
皆さん、「おそれ多いですが」とつぶやきながらも、やがて感無量の表情で円陣を組み、にこやかに談笑を始めてくださいました。かつて、この場所で、賢治自身が、本当に熱く語り合っていたわけですから、この建物が今でも残されており、このように公開してくださっていることを、大いに感謝しなければね。
いつの日か、私がこの世を去った後には、私の持ち物ではない「光の学校」の部屋も消えてしまいますから、私が生きており「光の学校」が存在しているうちに、皆さん、ぜひ京都までおいでになって、この場所を「体感」しておいてくださいね・・・「私、賢治先生の『羅須地人協会』を、実際に訪れたことがあるのよ」という言葉と同じように、「私、史彦先生の『光の学校』を、実際に訪れたことがあるのよ」と、私の著書の後世の読者さんたちに向けて、にこやかに言葉にすることができるように・・・
(*゚ー゚*)
さて、羅須地人協会を後にした我々は、賢治も愛した「北上川」を渡り・・・
賢治関係の書籍やお土産類が並ぶ、「イーハトーブ館」に立ち寄って、楽しくお買い物・・・
37歳の若さで他界した生前には、ほとんど作品が評価されず、さみしく死んでいった賢治ですから、「なんで、僕の作品が、可愛らしい小物になって大人気なの?」などと、この光景を見て誰よりも驚いているのでは?(笑)
しかも、自分の書いた言葉が、焼き菓子に変身しているとは!!
(^o^;)
イーハトーブ館を後にした我々は、いよいよ、今回の旅のメインイベントである(?)、世界的に有名な「わんこそば」に挑戦!!
専門店に入った我々を迎えてくれたのは、廊下にまでハミ出して山積みになっている、大量の「わんこそば」・・・我々の瞳に、闘志の炎が灯ったのが、この瞬間でした(笑)。
ほら、お店の奥の調理場の中までも、数えきれない「わんこそば」のお椀で、埋まっていますよ。
こちらが、「わんこそば」の正体・・・過去に5回ほど挑戦したことのある私が見るところ、このお店(花巻の金婚亭)のお椀には、他店よりも5割増しくらいの分量が、入っているような気が・・・
次々に運ばれてくる、大量のお椀たちを見て、早くも茫然自失になり、目を回し始めている方々も・・・(笑)
これが、私の前のお盆・・・真ん中のお椀が「そば」用で、左側のお椀は「余った御汁」用とのこと。右側に添えてあるフタで、店員さんの目を盗んでパパッとお椀をふさいだら、その時点で終了となります。勝手にフタをされないよう、常に店員さんの目が光っており、急いでフタをしなければ、すぐに次の一杯を入れられてしまうため、なかなか終了できない仕組みなんですよねぇ。
その他の品々は、そばの合間に口にする、「味替え」用の具の数々ですよ・・・途中で上手に「味替え」をしながら食べないと、同じ味のそばを何十杯も飲み込むうちに、気が変になってしまうとのこと(笑)。
食べ過ぎに備えて、ドラッグストアで「セルベール」という医薬品を購入し、念のため、食前にも食後にも服用・・・実際に、よく効いているような気分になり、「これで大丈夫」と、安心しきっていたのですが・・・
同席していた医師に、「セルベールを飲んでますから問題なし!!」と自慢したところ、「ああ、それは、胃の粘膜を守る薬ですから、こんな時に飲んでも、ぜんぜん効きませんよ」と断言されて、ビックリ仰天!!
(ノTДT)ノ
その瞬間に、プラセボ(思い込み)効果が消滅したらしく、突然、シクシクと、胃痛が始まってしまいました・・・(涙)
ちなみに、「それじゃ、どの薬を飲んだらいいのか、おわかりなんですか? ( `―´)ノ」と、医師を厳しく問い詰めてみたところ、「ガスターですね」と、あっさり即答・・・いやはや、恐れ入りました。何事も、専門家を甘く見ては、イケマセン(笑)。
なお、うっかり、「これは効きますよ!!」と、何人もの方々に、安易にセルベールを配ってしまった、お調子者の私・・・しかし、私が自信満々でオススメしたという言葉の効果が効いたのか、皆さん、「おかげ様で、胃は大丈夫でした〜」と喜んでくださったので、胸をなで下ろして安堵しましたよ。プラセボ(思い込み)の心理的効果、恐るべし!!(笑)
さあ、店長さんが「ドン、ドン」と太鼓を叩いて、ついに決戦の始まりですよ〜!!
我々が着用しているのは、「御汁がこぼれますから」と、お店が配ってくださった、紙製の「肩衣」(かたぎぬ)・・・肩衣は、武士の正装&庶民の礼装であった「裃」(かみしも)の上半身であり、心に気合を入れ、全力で戦(いくさ)に挑(いど)める効果があるそうですよ。
おっと、お椀を空にした瞬間、目にも止まらぬ速さで伸びて来る、店員さんの魔の手が!!
先ほどまで、ワイワイ騒いでいた戦士の方々が、決戦が始まったとたん、シ〜ンと静まり返って、本気モードを100%全開!!
10杯・・・20杯と、どんどん、お椀が進みます!!
おや? ここに、わざわざ店長さんが張り付いて、互いに真剣な戦いを挑み合っている、炎のような挑戦者さんを発見!!
この挑戦者さんの前には、みるみるうちに、お椀の山脈が!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
なんと、50杯を超え、60杯を超え、いつしか「80杯」の領域に突入!!
\(◎o◎)/
一方、この私はと言えば・・・情けないことに、「セルベール」のプラセボ効果が解けてしまったため、わずか「33杯」で音(ね)を上げ、惨敗してしまいました・・・
(女性の方々でも、軽々と30杯をクリアなさっているというのに・・・)
皆さん、激しさを極めた戦(いくさ)を終えて、「私、敵の首を40個も取ったわよ!!」などと、戦果を誇り合っている模様・・・う〜ん、満足そうですねぇ(笑)。
こちらも、仲良しのご夫婦間で、お互いに「よく頑張った」と、称賛し合っていますよ・・・なるほど、「褒め合うこと」って、夫婦でも友人でも、円満の秘訣ですよね!!
こちらでは、男性同士が仲良く競い合った結果、2人とも、「60杯」を記録!!
お互いに、奥様の厳しい視線を浴びながら、夫としてのプライドが立ち、めちゃ嬉しそうですよねぇ・・・(ご両人とも、お仕事では素晴らしい地位にいらっしゃる、ご立派な有名人なんですよ)
すると、その時、向こうの方のテーブルで、大きな拍手が発生!!
「いったい何事?」と、驚いて視線を向けてみると・・・
ある女性が、道頓堀のグリコの看板のように、両手を大きく広げて、大きな喝采を浴びていますよ。
「なになに? どうしたの?」と、あわてて近寄ってみると・・・満面の笑みで、私にご披露くださった物体が・・・
なんと、この御方・・・見事に「100杯」を達成して、店長さんから特別に、「大食証明書」なるものを、頂戴したとのこと!!
!!\(゚Д゚;)/!!
100杯と言えば、私の3倍の量・・・先ほど、わずか「60杯」で大いに威張っていた男性陣を、さらに40杯も上回り、軽〜く蹴散らしているではありませんか!!
!!\(^o^)/!!
さすがは、有名な飲食店グループの社長さん・・・「食」に向き合う真剣さと根性が、我々のような平民とは、ケタ違いでいらっしゃる!!
誠に、恐れ入りました〜!!
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
(ルーブル美術館より)
《 おまけ 》
・・・というわけで、今回の東北ツアーの詳細レポートをお届けしましたが、ここで、いつの間にか恒例になってしまっている、私の写真集コーナーに移りましょうか(笑)。
まずは、珍しく、後ろ姿ではない私の写真から・・・ここがどこなのか、もう、おわかりですよね?
いつも持ち歩いている、黒い大きなウチワを、暑そうに激しく振っている私・・・異常なほど、お腹が大きく見えますが、これはお腹のところ(上着の黒シャツの下)に、冷たいドリンクの入った黒いショルダーバッグを抱えて、こっそりと、体を冷やしているからなんですよ(笑)。
こちらは、仲間たちを引き連れて、秋田の飲み屋街を、ANAクラウンプラザ(ホテル)に向かって移動中の私・・・この後で、「ホテルに帰る組」と、「飲み屋街に消える組」とに分かれて、別行動となりました。
ちなみに、「飲み屋街に消える組」は、美味しいお店に空席を見つけて、オーダーストップの時刻まで、楽しく飲んだそうですよ。(おかげで、翌日の十和田湖遊覧船では、心地良い波に揺られて、飲み屋組の多くの方々が、ぐっすりとお眠りになっていたとのこと・・・)
こちらは、奥入瀬渓流の石ヶ戸で、流れを撮影する私・・・この時に撮った写真も、このたび掲載してありますから、どの写真を撮影中だったのか、当ててみてくださいね。
こちらも、奥入瀬渓流での撮影中・・・この瞬間に撮った写真も、もちろん掲載してありますので、「これだ!!」と、おわかりになるはずですよ。
こちらは、ご存知、かの有名な「北村麻子」さんの作品を、熱い視線で激写中の私・・・(ツーショットではありませんが)たまたま、麻子さんと一緒に写っていますから、「この御方だ!!」と、探してみてくださいね。
(#^.^#)
こちらは、風光明媚な「睡蓮沼」で、ウットリしながら撮影中の、ロマンティックな私・・・(ズボンのポケットからハミ出している白い物体は、マスクでございます)
念のためショルダーバッグに入れておいた、最小サイズの「超小型折りたたみ傘」を広げている、この光景を見た方々からは、「先生、あれにソックリですね!!」と、ユニークなご指摘が・・・
そう、その「あれ」とは何なのか、おわかりですか?
当事者の私としましては、「あれ」にソックリだと言われても、素直に喜べないというのが、大きなヒントなのですが・・・
はい、正解は、これだそうですよ・・・(笑)
(^-^;)
次の1枚は、まさに、いわゆる怪奇現象!!
羅須地人協会の教室にて、ちょうど賢治が座っていたであろうイスの辺りから、窓外の方向を撮影している私なのですが・・・
なんと、全体的に、不思議な白いモヤで覆われた画像になっており、上部右側には奇妙な楕円状の何かが写り込み、下部には、白い帯状の何かと、半透明の帯状の何かが、ハッキリと写っているのです。撮影した女性と仲間たちは、「同じスマホで撮った他の写真には、こんな奇妙な映像は全く写っておらず、この1枚だけなんです」と、断言なさっている状況。
いったい、この1枚に写り込んでいるのは、何なのでしょうか?
その昔、賢治が立っていたであろう位置に、ちょうど私が立っているという状況が、何らかのヒントになるのでしょうか?
そう言えば、かつて、英国で、コナン・ドイル(医師であり「シャーロック・ホームズ」の作者であり「スピリチュアリズム」の開祖)の墓を撮影した際にも、同じような白いモヤモヤが大量に写り込んでおり、ビックリ仰天したことがございますが・・・(多数の証人あり)
ここで趣向を変えて(笑)、私が大いに気に入った、秋田らしさ炸裂のユニークなお土産を、2つご紹介。
まずは、秋田の方言が記載されている、この下敷き・・・「んだ」「んでね」「おら」「おめ」くらいは、私も秋田で耳にしたことがあり、何となく理解できますが、その他は全く、意味不明。
秋田の人々と交流する際には、この下敷きを持参して、「翻訳」しながら会話しなくちゃね(笑)。
その流れで、さらに気に入ったのが、こちら・・・
確かに、秋田のお年寄りが話す言葉を聞いていると、「んだ」(はい)、「んめ」(うまい = 美味しい)、「な〜んも」(どういたしまして、気にしないで、大丈夫など)といった単語(と呼んでいいのか?)が、確かに出てくるんですよねぇ・・・(「あべ」という言葉は、初めて知りましたが)
使い道に困るのが難点ではありますが(笑)、この商品を企画&デザインした担当者さん、素晴らしいお仕事ぶりです!!
なお、このレポートの公開後に、東北地方在住の高等学校の先生からご連絡をいただき、「あべ」という表現は、「歩むべし」(歩きましょう、行きましょう)という言葉が、短縮されたものだそうですよ。雪国は寒いですから、余計な寒気を吸わないように心がけ、なるべく口を開かなくても済むように、何でも短縮形で表現する習性をお持ちなのでしょうか?(笑)
そう言えば、わが京都では、「タクシー」のことを「タク」と省略し、「タク拾おうか!?」などと表現しますが・・・ぜんぜん違う種類の話でごめんなさい(笑)。(^o^;)
さて、写真コーナーの最後にご紹介するのは・・・私自身が最高に気に入っている、この1枚。
もはや、ご説明は、ご無用ですよね!!
(^−^)
《 旅の感想文 》
旅の終了から3日以内(ノンビリしてちゃ間に合いませんよ)に私の元へ寄せられた、数々の感想文(笑)の中から、文章が長くて、描写が具体的な作品を選び、以下にご紹介させていただきますね。プライバシー部分を削除し、明らかな誤字脱字を修正した以外は、ご本人の文章を、なるべくそのまま活かしてありますので、読みにくい部分もございますが(失礼)、どうかお許しくださいませ。
***************
飯田史彦先生、最高の夏休みを、どうもありがとうございました!
秋田の竿燈祭りには、一生のうちに一度は行ってみたいと思っていましたが、お祭りの迫力と熱気にただただ圧倒されました。お囃子の太鼓の力強いリズムと差し手の繰り広げるいろいろな技の数々に圧倒されながら、ハラハラどきどき。飯田先生がHPで紹介されていた動画で、お祭りに向けて町内会の方々が何年もかけて竹を調整し、提灯を手作りし、差し手やお囃子の人たちが子供のころからたくさんの練習をしてお祭りの日を迎えることを学んでいたこともあって、会場に到着し、竿燈が運ばれてくるのを見ただけで感慨ひとしおでしたが、演技中、「どっこいしょ!どっこいしょ!」の掛け声に、差し手、はっぴ姿の大勢の参加者、お囃子部隊だけでなく、観客までもがも一体になり、私も「どっこいしょ! どっこいしょ!」とお腹から声をだして応援しながら、まるで自分が祭りの一部になったかのように感じ、夏の風物詩を見に来たはずが、まさか、自分が夏の風物詩の一部になる体験をすることになるとは思いもしませんでした!!(こんな感覚は生まれて初めてでした。)
また、大人の差し手がすばらしい演技をする片隅で、お囃子の横で、小学生の低学年〜中学生と思われる子供たちが次々と小さめの竿燈を持ち上げて一生懸命披露している姿や、お囃子の太鼓を女学生の子たちが入れ替わり立ち代わり真剣な顔で演舞する姿も相まって、親の世代から子の世代、そして孫の世代へと受け継がれていく伝統文化のすばらしさを肌で感じ、一観客なのに、「こんなすばらしい伝統文化を持つ日本に生まれてよかった!」と誇らしくも感じ、このすばらしい伝統祭り文化を、もっと、日本中、世界中に知ってもらいたいと思いました。
動画の映像では竿燈を高々と上げて、悠々と演技しているようでしたが、実際には、風の影響もあってか、差し手も動き回りながら必死にバランスを取り、差し手が次々交代しながら演技したり、サポーターが忙しく動き回ったり、竿燈が客席に倒れこんだり、提灯の火が消えて火を灯したりする様子も見られ、ライブならではの楽しみもありました。
そして、3組の演技が終了して、はっぴ姿の演者たちを拍手で見送りましたが、子供、若者から年配の方まで顔が笑顔で光り輝いていて、「どんなもんだい! 竿燈祭りすばらしいだろう!」といっているかのような誇らしげで喜びにあふれた表情をされていたことがとても印象的でした。お祭りって、参加者にも観客にもこんなに生きるエネルギーを与えてくれるものなのですね!! お祭り好きの人の気持ちが少しわかった気がしました。
青森のねぶた祭りも、前から一度は行ってみたいと思っていました。こちらも、先生のHPに予習用にあげられていた動画で予習し、ねぶたの歴史、ねぶた師という方がいて、題目の選定〜原画〜骨組〜絵付けにいたるまで工夫と苦労を重ねて作品を創り上げていることを知り、実物をみるのが本当に楽しみになっていたのですが、どの作品にもそれぞれにストーリーがあって、力強くて印象的で、実物の迫力は想像以上でした。
たくさんの作品が一堂に並べられたところは圧巻でした。先生のHPの動画で紹介されていた、女性初のねぶた師の北村麻子さんの作品も、力強さに女性らしい繊細さも加わってとても素敵でした。私にとっては今年初の花火も見られ、ねぶた作品の美しさと花火の美しさと・・まさに光の風物詩でした。
ツアーでは、一生に一度は行ってみたかった竿燈祭りとねぶた祭りの伝統文化を堪能し、それだけでも十分すぎるほどの宝物のような体験をさせていただいたのですが、それだけではなくて、ゆったりとした十和田湖遊覧、奥入瀬渓流の大自然、睡蓮沼で霧が急に晴れて現れた八甲田山の山並みと、大自然も満喫できました。
また、私の中ではずっと、絵本作家や詩人のイメージしかなかった宮沢賢治ですが、飯田先生のツアーに参加させていただけることが決まったことをきっかけに図書館で少し本を借りたら、実は農業や地質学等にも詳しい科学者でもあったことがわかり、今回の羅須地人協会の訪問もとても楽しみだったのですが、あの宮沢賢治がここで立って講義をしていたのかと思うと、身近に感じ、ますます宮沢賢治が好きになりました。急遽お連れ頂いたイーハトーブ館で、念願の「雨ニモ負ケズ」の直筆手帳の複写版を入手し、自宅でみては喜んでいます。
あっという間の夢をみているような3日間でしたが、ツアー最後に*十年ぶりに挑戦したわんこそばとともに(大敗を喫しました・・)、人生最高の「私の日本の夏の風物詩」となりました。間違いなく、一生の宝物のような思い出です。本当にありがとうございました。
先生が車中でお話しくださったいろいろなエピソードや解説も楽しく、たくさんお話しくださったバスガイドさんの唄声もすばらしく、すべては、飯田先生が企画し、練りに練り、JTBさんと何度も相談してご準備してくださったおかげですが、サポートをしてくださったスタッフの皆さん、若くて一生懸命なJTBの添乗員さん、長時間運転してくださった運転手さん、ガイドさん、楽しい時間を共有してくださった参加者の皆様、すべてが相まって、本当に素敵な夏休みをすごさせていただきました。すべてが私の夏の風物詩です。本当に感謝、感謝です。
先生は、引率の合間にたくさん撮りためられた400枚以上の写真を使って、ホームページの更新を楽しみにしているファンのために、東北ツアー旅行記の制作に早速取り掛かられるとのことですが、ツアー中は、朝食のビュッフェを食べることができないほどお忙しいご様子だったとも聞きました。ツアーのご引率で相当お疲れと思います。どうぞご無理なさいませんよう。
本当にすばらしい「夏の思い出」をいただきました。ツアーで頂いた感動と感謝を胸に日常に戻ってがんばります。飯田先生、本当にどうもありがとうございました!!
***************
飯田先生、暑いなか3日間お疲れ様でした。お久しぶりにお会いできて良かったです(≧∇≦)
今回の旅行は、なかなか行く機会のない、東北のお祭りを見ることができて。自分で行くとなると、予約も大変かなと思い足が向きませんでしたが、全部お膳立てができている旅行は、楽しみだけでいいですね♪
バスで、先生の配慮でお隣の席にしていただいた園長さんも、とてもお話が合って、さすが先生の心眼は素晴らしいと、またまた感動しました!
1日目は、竿燈祭り! 綺麗な提灯が遠くまで続いて、迫力もあり、観覧席からゆっくり楽しめました! その後の、お決まりの懇親会?も、ラストオーダーまで盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。利害関係のない方と、先生という共通の話題があるので話も尽きず、こういう楽しみは、ほんと心が癒されます(^^)
2日目は、ねぶた祭り! 迫力があり、綺麗な色使いで、テレビで見るのと本物は、やはり違いますね! 最後に、わんこ蕎麦100杯達成! この夏の思い出となる偉業(異業?)に、自分でも笑ってしまいました -_-b
今日も、本当は事務仕事があるのですが、明日からやることにして、ゆっくり寝ることにしました! また明日から、バリバリ頑張ります!
先生、この暑い中、旅のアテンドでお疲れのことと思いますが、これからも、よろしくお願いいたします!
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このたびは、本当に素晴らしい旅を有難うございました。仙台では、きちんとご挨拶できぬまま失礼してしまい、申し訳ありませんでした。先生におかれては、お疲れがでませんように、くれぐれもご自愛ください。
東北への旅、最高でした。歓びと学びと刺激とリフレッシュ!に満ちて、細胞がスイッチ・オンしました。今回初めて「竿燈まつり」を観覧して、その妙技に見入りつつ、地域の伝統文化が人を育む、その様子を間近に感じました。自分の体感覚でしか習得し得ないからなのでしょうか、小学生の差し手をサポートする中学生は、「いつでも支えるぞ」と構えながらも、手を出さずに見守っていて、そして、差し手からいったん引き取ってバランスを調えては、次の差し手にするりと渡す。さらに、その外側で、それぞれの竿燈の距離を保ちながら全体を見渡している大人がいて、それぞれが役割を持って子どものころから年少者を導いていく様子に、感じ入りました。これって、何にでも通じることだと思うと、深いものがあるのですね。
小雨降る奥入瀬&八甲田は、創作意欲をかき立ててくれました(飯田注:この御方は画家さんです)。晴天だったら、それはそれで素晴らしいだろうと妄想するものの、雲に覆われることで、「隠されたもの」が想像する余白を膨らませてくれるようです。また、ウェットな感じが神秘的でした。
そして、ねぶた!!! あのような芸術とは、想像もしていませんでした。日本画を立体的に表現したようでもあり(まるで人物画の骨格見本だわ!と思いました)、こんな芸術があったのだと、驚愕しました。北村麻子さんの作品は、柔らかさと色合いがステキで、すっかり魅了されました。いままで、竿燈まつりとねぶた祭りは、東北のお祭りというイメージでしかなかったのですが、すっかり概念が覆りました。
素晴らしい景勝地で、自然のパワーもいただき、また、久しぶりに、皆さんとも親交を温め合えて、大変充実した体験をさせていただきました。本当に有難うございました。心より感謝をこめまして。
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先生、東北ツアー、とっても、とっても楽しかったです ^o^
本当にありがとうございました!!
私の日記のような文章なのですが、東北ツアーに参加させて頂いた感想を、お伝えさせてください。
先生のツアーでは、優しい人たちに囲まれている、という安心感の中で過ごす事ができるので、まさに、「ふみくま先生の幸せの森の世界」だなぁと思います。こんな方たちと、一緒に旅ができるなんて、先生のおかげだなぁと、なんて有難いのだろうと、心の中で感謝しました。
1日目のメインイベント、初めて見る秋田の竿燈祭りでは、日本のお祭りってすごいなぁと実感しました。とっても、面白かったです! 太鼓や、お囃子の音が近づいてくると、身体の底からワクワク感が湧き上がってくる感じがして、ドキドキしながら、今か今かと、近づいてくる竿燈の登場を待っていました。目の前に現れた竿燈、一つ一つの提灯の大きさに驚き、さらに竿燈が倒れてきた時には、ものすごい迫力でした。
先生が事前に教えてくださったYoutube情報から、提灯の中には本物の蝋燭が灯っているのだと知っていたので、燃えてしまうのでは?とドキドキしましたが、しっかりと燃えない工夫がされているのですね。竿燈が沢山倒れてくれたおかげで、提灯にも触れることができ、倒れた竿燈の起こし方を間近でみることができ、とても楽しい経験となりました。
後に先生の解説で、竿燈が6回も倒れてきたのは、とても珍しいことで、それは、最終日にチームが、若手にチャンスを与えたからだった、と伺いました。何事も、最初から上手くいくことはなく、努力し、経験を積む事で上達するのだなぁと、そんなチャンスを若手に与える、良いチームの技をみることができたのだなぁと、嬉しくなりました。
ベテランの技は、安心して鑑賞することができ、伝統の素晴らしさを感じることができます。また、技を磨いている発展途上の人が、一生懸命に頑張っている姿には、その挑戦に感動することができます。そして、子どもたちが、小さな竿燈で練習している姿は可愛くて、微笑ましく、いずれ立派になるのだろうなぁと、未来を想像しながら、頼もしく思えます。目指すところは同じでも、様々な段階の人がいるからこそ、見ごたえもあり、それぞれに、素晴らしい価値を発揮されているのだと感じました。鑑賞しながら、周囲の方々と、「すごいね〜」「わぁ〜〜」と言いながら、一緒に見られたことも、とても楽しい思い出になりました。
2日目の十和田湖では、昼食会場のあまりの暑さと、お店の方たちの、のんびりした対応に笑えました。「暑〜い!」と思いましたが、こういった思い出は、一生忘れられない、楽しい思い出に変わることがわかっているので、これはこれで、とても面白かったです。人生で生じる様々な試練も、きっと光の世界に戻る時には、経験しておいて良かったと振り返ることのできる、忘れられない、大切な思い出になるのかなぁと、思います。
十和田湖の遊覧船では、ウトウト気持ちよくなりつつ、ゆったりと、綺麗な景色を眺めることができ、心地よい時間でした。奥入瀬渓流は、本やポスターでは何度も見ていましたが、車窓から渓流の景色が楽しめるという意味が、ようやくわかりました。木々に囲まれた奥入瀬渓流ドライヴ、途中でバスを降りて歩き、外の空気を感じることができ、とても癒された時間となりました。睡蓮沼では、雨が降っていたにも関わらず、雲が晴れて、八甲田山を見る事ができ、先生とのツアーでは、よくラッキーな事が起きるので、いつもながら驚いてしまいます。
夜のねぶた祭り、こちらも、先生からYoutubeで情報を頂いていたので、ねぶたの制作過程を想像しながら、鑑賞することができました。それにしても、初の女性ねぶた師の麻子さんは、本当に素晴らしいですね! ねぶた資料館で、麻子さんのねぶたを観た時、印象派の絵を観た時のような感覚で、感動で心が震える感じがしました。ねぶた鑑賞で、私にこのような感情が湧き起こるとは思ってもみなかったので、とても驚きました。麻子さんが制作されたねぶたには、明るさ、力強さの中に、女性としての柔らかさ、優しさが溢れていて、いつまでも観ていたいと思うような、素敵なねぶたでした。そして、まさかご本人にお会いすることができるなんて、こちらも驚きました。ねぶたと同じで、麻子さん自身も、キラキラと輝いて、とても素敵な方でした。
ねぶたの海上運行でも、やっぱり音にドキドキし、ねぶた制作現場に飾られている、ねぶたの華やかさ、竿燈に続き、東北のお祭りの迫力に圧倒されました。また、今年初の花火も、間近で観ることができて、「夏」を感じることができました!
3日目は、ずっと行ってみたいと思っていた羅須地人協会へ行くことができました。先生のように、宮沢賢治の残存思念を感じることができたらいいなぁと思い、賢治の座っていた椅子に掛けてみましたが、何かを感じることはできませんでした・・・。ただ、なぜだか、宮沢賢治の着ていたマントをみて、愛おしいような、触れたいという気持ちになったことは、不思議です。
バスの中で先生が話をしてくださった、宮沢賢治の農業に関する取り組みを知り、科学的に農業を研究し、その方法を伝えているところなど、「石をパンに変えた」というイエス様の事が頭に思い浮かび、2人は似ているように感じました。それぞれの時代に、農民の、貧しい人たちの日常に、何か明るい光になるようなものをと考え、持てるものの全てをかけて、行動し、人々のために、生き抜かれた人なのだなぁと。
そして、心が貧しくなっている今の時代に絶望し、希望がもてない時、一筋の光となるような本、音楽、カウンセリング、メッセンジャー活動、光の学校、「真に人を救う方法について研究し、実践し、出逢う人々に直接に伝える」、「多くの人を効率的に救おうとするのではなく、目の前に必然的に現れるその人を、丹念かつ誠実に救う」という使命を果たしながら、生きられている飯田先生も、お二人と、とても似ているなぁと思います。それぞれの時代にあった形で、根底では、同じ使命を果たされているのだなぁと感じました。いつの時代にも、そのようにして、大きな試練を背負いながら、人々を救ってくださる方がいるのですね。宮沢賢治さんにも、お逢いしてみたかったですが、もう今のこの時代に生きていません。だから、飯田先生と同じ時代に生きて、出逢えたということは奇跡なのだと、本当に幸せなことだと、改めて感じました。
最終日は、いつも、旅が終わってしまうことが寂しく、日常に戻ることに不安がよぎります。仙台駅に近づいてきた時、バスで聴いた先生の締めのご挨拶の声がとても心地よく、ずっと聴いていたくなりました。もちろん、内容も、寂しいと思う私たちの気持ちを考えてくださっているのだと、先生の優しさが伝わってきました。先生との旅、いつもいつも、想像を超える楽しさ、幸せ、発見、驚きがあり、また明日から頑張ろうと、沢山のパワーを頂くことができます。今回の東北ツアーで、先生やツアーに参加された皆さんとの、宝物のような思い出が、またひとつ増えました!
先生はきっと、ツアーに参加された皆さんのことはもちろん、他にも参加したくてもできなかった沢山の方の想いも背負いながら、ツアーを過ごされてきたのだと思います。私たちには、想像もできない、先生にしかできない重責を果たされて、本当にお疲れのことと思います。きっと今日も、ホームページの作業をしてくださったりとお忙しいと思いますが、どうか体調にお気をつけください。心からの感謝を込めて。
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こんばんは! 8/6-8の東北ツアー、とても楽しかったです。
1番心に焼き付いているのは秋田の竿燈祭りです。ロウソクが灯る大きな大きなちょうちんが46個もついた竿燈が、お囃子や太鼓とともに入場。笛の合図で立ち上がり、そこから一気にボルテージが上がりました。幻想的なのに熱気と迫力がすごい! 上を見上げては竿燈を操る人の、全身から溢れるど真剣さと絶妙なジリジリとした足運び。お囃子の心地よい響き、太鼓の早打ちや乱れ打ち、アナウンスで流れる「どっこいしょー、どっこいしょ」という声に合わせて夢中で応援しました。
ベテラン勢は、風が吹くと風に合わせて前後、左右に動き、大きな竿燈同士が絶妙にぶつからないと言う奇跡! 慣れない若手さんの持つ竿燈が、何回も壇上の桟敷席に倒れ込んできて、ちょうちんが一部焦げたり、倒れて消えたろうそくに、すぐさま火をつけて立ち上げる様子に、これはこれですごくリアルでワクワクしました。映像と音と熱気と少しぬるい風が一体となって、記憶にしっかり刻み込まれました。保育園位からおじいちゃんおばあちゃんになるまで皆でエネルギーを注いで打ち込み作り上げてきてるんだなっていうのが、よく分かりました。スポンサーの竿燈もマークがいろいろあって面白かったです。時代を感じました。終わってから、竿燈をバックに記念撮影もしました。帰りはババヘラアイスも食べ、お城の堀の蓮池も愛でて完璧!
翌日は広大な十和田湖を遊覧。美しい景色と、白く輝く湖を眺めていたら、遊覧船の振動もあって、いつの間にかうとうとしていました。トンボがたくさん飛んで歓迎してくれました。
夜のねぶた祭では、色鮮やかで精巧で迫力あるねぶたを3Dでじっくり見られて、その立体感、大きさ、美しさ、素晴らしさに驚き感動しました。写真で見るのと、実物を見るのとでは大違いでした。写真でももちろん美しいのですが、作り手達の情熱と自信が宿ったかのような、力強くて精巧で生き生きしている作品達でした。ねぶたは文化であり、芸術作品の塊だと思いました。毎年作ったもの全てを残してほしい!!と思いました。売り物なら欲しいくらいです。(どこに置くか問題はありますが)
宮沢賢治のことも有名な詩や本、農業をやった人というざっくりとしたイメージでしたが、岩手の貧しい農村の人々の生活を良くしたいと高い志を持って取り組んでいたんだと感動しました。37歳と言う若さで亡くなりながらも、たくさんの詩や本を書かれたことも驚きでした。芸術家だからこその細やかで繊細な感性を持ち合わせた賢治が、地元の農民の未来を考えて、安定した地位も名誉も捨てて、「ぎしぎしと鳴る手を持つことになる」との覚悟で取り組んだ新しい農業なのに、先を見る知恵が足りず昔からのことに固執する農民から、逆に反発を受けたりもあり、どんなにもどかしくて悲しくて苦しい思いをしたかと考えると胸が苦しくなりました。使命感と希望を胸に地道な努力で、先の見えない果てしない道を進むことになるのは先駆者の道なのでしょうか。茨の道。日々目の前のことばかりに追われ悩んでいる者とは違う、高い次元に生きた方だったのだと思いました。
お土産に詩集と、「雨にも負けず」のコップと木ハガキを買いました。「雨にも負けず」は、中学2年の国語の授業で初めて読んだとき、この詩に引き込まれ感動して、読み終わると同時に2ページまるまる一回で暗記してしまい、自分でも驚いた記憶があります。もう40年以上前の事ですが、社会に埋もれて忘れかけた、あの時の深い感動を思い出してまた宮沢賢治の本や詩集も読みたいと思いました。
他にも美味しい食べ物のことや景色のこと、行き帰りに見た仙台の七夕祭りの爽やかな美しさなど色々な思い出が山盛りあるのですが、これ以上長くなるのも何なんでここまでにさせていただきます。
先生のトークも説明もとても楽しく、笑いながら勉強にもなりました! また、機会があったらぜひ参加させていただきたいです。
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先生、お疲れは取れましたか? 東北旅行、素晴らしかったです。東北のお祭りを二つも見ることができ、仙台の七夕祭りの雰囲気も知ることができ、欲張りな旅行でした。初めての東北のお祭り、こんなに素晴らしいんだ!!と感動しました。行って本当に良かったです。竿燈祭りもねぶた祭りも、テレビで見ているのと、生で見るのとでは大違いでした。
実は申し訳ないのですが、竿燈祭りは、テレビで見ている時は、何だか地味な・・・それほど興味が湧かないな・・と思っていました。その印象が180度、覆されました。竿燈が客席に倒れてくるというハプニングも、めちゃ楽しくて(担ぎ手の方々申し訳ありません!!)。なんと、終了後、仲間と二人、竿燈と写真を撮り、更に竿燈を持たせてもらっての写真撮影も、ばっちり行ってしまいました!! 二人とも大興奮でした!!
ねぶた祭りの方は、迫力の絵と技術に感動し、大きな花火もとても良かったです。実は私は、密かに「金魚ねぶた」が超気に入ってしまい、お土産の金魚ねぶたを色々買って帰ってきてしまいました!!
竿燈祭りもねぶた祭りも、もう一度行ってみようと思っています。秋田は朝食会場から見えた久保田城跡に行ってみたいですし、ババヘラアイスもまた食べてみたいです。今回先生のツアーがなかったら、東北の祭りは一生見に行くことはなく、東北観光に行こうとも思わなかったと思います。ありがとうございます。
何時も先生は、普通のツアーや個人旅行ではできない貴重な旅に連れて行って下さり、素晴らしい感動を私達に与えて下さり感謝です。また、次の旅行にも参加ができるように日々を頑張ります。旅のお疲れや猛暑で御身体に負担がかかっている事と思われます。どうぞ御無理のないようにしてください。
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飯田先生と巡る東北の旅、楽しく学びの多い旅を、ありがとうございました。先生と同志の方々と、ご一緒できてとても幸せでした。「旅の準備が3分の1、旅の最中が3分の1、そして、復習が3分の1」と先生に最後に教えていただいたように、今、旅を終えて、巡った場所、過ごした時間、感じた思いを振り返りながら、旅の思い出を胸に焼き付けています。(ほぼ)初めての東北で、三大祭りの2つを一気に見学するなんて、個人旅行ではあり得ないほどお得ですよね。帰ってきてからより一層、この企画のすばらしさをかみしめて、感謝をしています!
竿燈祭り、ねぶた祭り、共に素晴らしかったです。竿燈祭りについては、(恥ずかしながら)最近まで「関東のお祭り」と勘違いしておったほどで(笑)、しかも竹に括り付けた提灯を、力持ちの男性が掲げて披露して回る(祇園祭の巡航のような)ディスプレイ式のパレードをするお祭りと思っていました。ところがどっこい、あのように、東北魂のこもったエキサイティングな祭りだったとは・・・そのギャップに唖然としてしまいました。3Dでゴジラの映画を見ているかのようなスリル! あれは、観賞でなく、観戦でした! 本当に、ハラハラドキドキの連続でした!!!
実は、本当に予備知識がなかったので、観戦し始めた瞬間から、竿燈が風にあおられて、こちらに倒れかかってきたときには、事情が分からないだけに、「我々のブースは一体どうなってしまうんだろう」と不安になったり、「このままいくと、観客席に燃え移って火の海と化してしまうんじゃないだろうか」と、パニック映画の1シーンが頭をかすめたり・・・。そのたびに、先生を何度も振り返っては、無邪気に笑って、この状況を楽しんでいらっしゃる様子を確認し、「これが普通なんだ・・・」「こういう祭りなんだ・・・」と自分に言い聞かせ、安心しました。でも、あれは、やっぱり倒れすぎで異例のことだったんですね(笑)! とにかく、ツアー初日は、竿燈の魅力に魅了されました。とっても、とってもエキサイティングでスリリングで、楽しかったです。このお祭りが、代々受け継がれることを祈ります。
2日目は、盛りだくさんの一日でした! 移動距離も長く、先生がおっしゃっていた通り、体力勝負でした。「奥入瀬渓流」「八甲田山」を車窓から眺めながらの移動。途中で、何度かバスから降りて、自然を感じることができたのが、とてもうれしかったです。まさか、写真で見た「奥入瀬渓流」を間近で見られるなんて! 素敵なサプライズをありがとうございました! 展望台から見た十和田湖も、ちょうど晴天に恵まれていたので、美しい景色と清らかな空気に癒されて、ほっとするひと時でした。十和田湖を、今生で訪れられるとは、思ってもいませんでした。初めてでしたが、とても懐かしく感じると同時に、なぜか、美しい景色の中に、すこし物悲しい印象を受けました。湖畔と船上で、そよ風になぐさめられながら、一人で過ごす時間は、大変貴重でした。
そして、その後の「ねぶた」と「花火」という最高の取り合わせ! 遠くからでしたが、海上運航が眺められてよかったです。花火も、最後に連発を見れて最高でした! 先生には、幸運の女神がついていますね!
ねぶた資料館も、観賞する時間を取っていただけて、ありがたかったです。ねぶたの歴史や製作工程がよくわかりました。祇園の鉾と同じく、動く美術館だと思いました。新しい感覚を取り入れながら、古い伝統を継承していくことの大切さと大変さを、垣間見ることができました。女性初のねぶた師「北村麻子さん」も、お見掛けできましたね。これまで男性が陣取ってきた世界で、女性がトップで活躍される姿を見るのは、女性にとって励みになります。女性だから、という意味でなく、ねぶた師としての技量がすぐれている方が、たまたま女性だったということだと思うのですが、素晴らしいものを見せていただきました。
そして、最終日、「羅須地人協会」では、宮沢賢治が住んでいた家を見学できて、感動しました。「下ノ畑ニ居リマス」の表示、賢治さんの温和な人柄がにじみ出たメッセージを目の前にして、癒されました。きっと、その時代に生まれていたら、大好きになっていたと思います。頭がよくて、面白くて、ユーモアのセンスに溢れた、飯田先生のようなお方だったのだと想像します。ちょっと宇宙人ポイところも・・・魅力です。「銀河鉄道の夜」の日英対訳版を購入しました! あと、「雨にも負けず(Rain won’t)」と「双子の星(The twin stars)」の絵本の、英語版も購入しました! これら、日英の読み比べが、夏休みの私の課題図書となりそうです!
痛快「わんこそば」体験! 店員のお兄さんが、言葉巧みで、もう面白すぎて、始終、大笑いでした! **さんも、最初から軽快に飛ばしてらっしゃって、88椀でいったん満足されて終わろうとしてらっしゃったのですが、店員さんに励まされながら、なんと100椀を達成! ドラマチックな展開を一部始終目撃し、「やはり、社長たるもの、すべてにおいてあのように真剣勝負でなければならないのだな」と、感心しました。私は、かわいく33杯をクリアしました。少し時間を置いたら、50は行けたのかもしれませんが。わんこそばであんなに盛り上がるなんて、最高の旅の締めくくりとなりました! 楽しかったです。
先生、東北旅行、楽しい思い出をたくさん、ありがとうございました。道中の先生の解説を聞き、現地で見たり聞いたりしたことが、なるほど!と理解できました。東北の地理、文化、歴史を熟知しておられ、旅慣れた先生から聞く解説によって、町や景色、建物や人物の持つ意味の奥深さがわかり、学びが深まる経験を何度もさせていただきました。先生の経験と視点がなければ、表面をすくうだけの薄っぺらい旅になってしまったと思います。先生の解説は、いつも楽しくて意味深く、終わると自然に拍手をしたくなりました。本当に、ありがとうございました!
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先生、「飯田先生の案内で巡る東北ツアー」、どうもありがとうございました!! 初めて生で観る、「竿燈祭り」「青森ねぶた祭り&花火」、車窓から観る「奥入瀬渓流」「八甲田山」そして「宮沢賢治羅須地人協会」、どれもとても感動的でした!! わんこそばも初体験で、ビックリ仰天しながらも楽しみました(笑)
竿燈祭りは、私の想像を遥かに超えて、驚きでした(笑)。観覧席にもビックリでした。まさかのひな壇、しかも最前列、特等席でした。おかげさまで楽に観覧することが出来ました。(飯田注:私が年齢順で座席を決めました)
生で観るからこそ味わえる醍醐味に浸りながら、どうして50キロもあるあの大きな竿燈を、手のひらに乗せたり、腰に乗せたり、おでこに乗せたり出来るのか、日頃から鍛錬しているとはいえ、もう不思議でたまりませんでした。また幼い子どもたちも、小さな竿燈を手にして、大人顔負けの演技を披露しているのにも驚きました!! 人間って凄いなぁ〜と思いました!! 太鼓や笛の音や掛け声、その迫力が、観ている私達にも伝わって来て、興奮して力が入りました(笑)。
また、竿燈が私たちの前に何度も倒れて来てくれて!?(笑)あの提灯を、両手で直に触れることも出来て、個人的にはとても嬉しかったです(笑)。また、倒れて来る提灯を真下から写真に撮ることも出来て、貴重な一枚になりました。とても素敵な想い出になりました。夜空に無数に光り輝く提灯を見上げながら、祈りを捧げました。
翌日の、「十和田湖の遊覧船&車窓からの奥入瀬渓流&ハ甲田山」、ずいぶん昔に(まだ30代の頃(笑))訪れていましたので(奥入瀬渓流は歩いて体験)、懐かしさと、あの頃の自分と今の自分を比較分析しながら、今こうして飯田先生と一緒に訪れていることに、ひとり勝手に感慨深く思いながら、美しい自然に癒されていました。「ハ甲田山」は山頂まできれいに見えていましたが、先生が立ち去った後、まだ少しみたいなぁと思って観ていたら、あっという間に、雲、霧がかかって、振り返ると、もう姿を隠していました。
夜の、「青森ねぶた&海上花火」、ねぶたの大きさに圧倒されながらも、勇壮なねぶたに感激でした。これが全て手作りであることに驚きます。ただただ凄いなぁ〜としか言葉が出て来ませんでした。特に女性ねぶた師の「北村麻子さん」については、先生がホームページにUPしてくださっていた、女性ねぶた師さん特集を、たまたまリアルタイムでテレビで拝見していました。同じ女性として、凄いなぁと思って観ていたたことを覚えています。今回、「北村麻子さんのねぶた」も拝見出来て、とても嬉しかったです。
海上からの花火も、とても美しくて、花火を打ち上げた時の「ど〜ん」と鳴る音が体中に響き渡り、快感でした。それぞれのねぶたには、テーマがあり、作者の思いが書かれている冊子「ねぶたNAVI写真版」を見て、旅の思いに浸っています。
最終日の、「羅須地人協会」、とても嬉しかったです!! 東北に行く機会があれば、是非行ってみたいと思っていましたので、本当に嬉しかったです。あの椅子に腰掛けることも出来て、皆で残存思念を浴びて、思わず生きがい論を語り合いたくなりました(笑)。「イーハトーブ館」にも寄ってくださって、どうしても欲しかった「雨ニモマケズ」の手帳も購入することが出来て、とても嬉しかったです!! バスの中での飯田先生の解説はとても分かりやすくて、宮沢賢治の本を読む時の参考になり、帰宅してから再読しました。
わんこそばは、初体験でした!! どんな風に食べるのか?、大勢の人にどうやって対応するのか?、と疑問だらけでしたが、とても効率的に対応するシステムに感心しながら、あぁ〜急いで食べなくてもいいんだと安心して(笑)、楽しみながら30杯いけました(笑)。同じテーブルにいらした、若くてとても可愛らしいお方は、88杯でした。私の好きな数字でもあり、御本人も「末広がりでいいかな?」と、おっしゃていましたので、御本人に了解を頂いて、写真を撮らせて頂きました。とても嬉しかったです!! 100杯のお方には、ビックリでした!! お店の方も驚いていましたよ。凄いですよね〜!!
お祭りって、それに携わる人も、それを見る人も、みんなを幸せにしてくれる素敵なものですね。とても神聖な気持ちで、願いを込めて、その想いを守り続けて、次の世代に残して行くのですね。とても素敵ですね。
宿泊したホテルも、とても素敵でした。さすがJTBさんですね。バスのドライバーさんの運転がとても上手でしたので、山のカーブも揺れがなくて気持ちよく、バス酔いしませんでした。ベテランバスガイドさんのお話も、勉強になりました。
先生は相当お疲れのことと存じます。参加者さん全員の思いを受けて、それに全て対応してくださって、私たちに最高に幸せな想い出を与えてくださるのですから、心から感謝です。
最後になりましたが、JTBの添乗員さん、「光の学校」のスタッフさん、お医者さん、看護師さん、皆様のおかけで、安心してツアーに参加することが出来ました。ありがとうございました。娘からも、「体調不良になって他の方に迷惑を掛けてはいけない」と、いざという時の薬や、熱中症対策の指導を受けていましたが、「お医者さんも看護師さんも同行する」と教えたら、「それなら心配ないわ。安心したわ〜、楽しんで来て!!」と、送り出してくれました。
とても素敵なツアーに参加できましたこと、心から感謝です!! 旅の栞と座席表も、旅の想い出として、大切に保存します。本当にありがとうございました!!
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・・・と、以上のような感想文(紀行文)をいただきましたが、それぞれ独自の視点や表現で描写してあるため、比べてみると面白いですよね。
なお、複数の感想文に書いてある、「賢治の直筆手帳」というのは、次の写真のような形で、「光の学校」にも展示してありますよ。賢治の死後に発見された手帳の中に、直筆で書いてあった言葉(詩)を、そのまま精巧に再現してあるという優れものです。「光の学校」においでくだされば、いつでも展示してありますから、どうぞ観賞なさってくださいね。
以上、今回の詳細なツアー・レポートは、いかがでしたか?
私と一緒に、真夏の東北地方を巡る喜びを、ご満喫いただけましたよね?
このページを、何度でも読み返していただければ、そのたびに、新たな発見を得られることでしょう。
そして、心が淋しい時には、このページを訪れて、「竿燈」や「ねぶた」が発する熱気や、ツアー参加者の幸せ感を伝授してもらいつつ、私の知的なジョークにクスクス笑って(笑)、心のエネルギーを補充なさってくださいね。
それでは、また、どこかにご一緒できる機会を、どうぞお楽しみに!!
!!\(^o^)/!!