飯田史彦と巡るクリスマスのドイツ・スイス・フランス 〜 中世の街並み&名城とアルプスの絶景を楽しむ優雅な旅 〜



《 第1巻 》


 出国 〜 ミュンヘン空港 〜ノイシュバンシュタイン城 〜 フュッセン 〜 ヴィースの巡礼教会 〜 チューリッヒ中央駅のクリスマス・マーケット


= 11月28日(木) =



 それは、2024年の11月末のこと・・・私の長年の夢であった、欧州クリスマス・マーケット巡りの旅が、ついに、現実のものとなったのでありました。

 今回のツアーで訪れるのは、ドイツ、スイス、フランスという、世界でもトップクラスの人気を誇る3か国です。「わずか3泊で3か国も? (゚Д゚;)」と驚かれるでしょうが、3か国が国境を接する「アルザス地方」(以前はドイツで現在はフランス)を中心に巡るコースであり、しかも早朝に入国して夜に出国するため、実質的に丸4日間をフル活用できるという、2つの幸運によって可能になりました。(それどころか、途中でオーストリアも通過するため、実際に景色を目にすることができるのは、合計4か国にもなるのです)


 羽田空港・国際線のターミナルに、20時30分に集合し、搭乗手続きを終えて、23時30分発のANA便に搭乗。難病患者さんたち、ご高齢の方々、小さなお子様連れのご家族、海外旅行は初めてとおっしゃる方々もいらっしゃるので、無事に全員が集合できて、JTBさんも私も、まずは、ほっとしましたよ。

 ちなみに、全日本空輸(ぜんにっぽんくうゆ:ALL NIPPON AIRWAYS:エー・エヌ・エー)は、国際・国内線共に、利用客数が、日本の第1位・・・数年前、ANAの客室乗務員の教育係をしている友人に、うっかり「アナ」と呼んでしまったら、「エー・エヌ・エーでございます!!」と、お叱りを受けました(笑)。確かに、外国人さんの多くは、「ANA」を「アナ」とは発音しませんからね。


 さっそく、モニターの画面を開くと、ミュンヘンへの航路情報が、表示されていますよ・・・これから、13時間45分ほどのフライトに、いよいよ出発しま〜す!!

 ウクライナ戦争前に比べて、北極圏を通るため、飛行時間が2時間近く延びていますが、なかなか寝付けないタイプの御方にとっては、それだけ朝寝坊できる時間が増えるので、むしろ好都合でもあるんですよ・・・逆に、飛行時間が8時間しかないとすれば、ほとんど眠れないまま、ほぼ徹夜のフラフラ状態で現地に着き、そのまま観光が始まってしまう恐れが充分なのですから(涙)。




 さて、私の座席(ビジネスクラス)は・・・どのあたりかな?

 ちなみに、日本で「ビジネスホテル」と言えば、「普通の会社員が出張先で泊まる、格下&低価格の宿」のことですが、航空機で「ビジネスクラス」と言えば、「会社の重役が会社経費で乗る、格上&高価格の座席」のことですよ。その下には、低価格の一般座席である「エコノミークラス」があり、逆に、さらに上には、大富豪の方々が余裕の自腹で乗る、最高ランクの「ファーストクラス」が存在します。

 この事実を知っておかなければ、航空券を買う時に、「私、お金無いから、いちばん安〜いビジネスクラスで充分です!!」なんて、恥ずかしい勘違い発言をしてしまうことに・・・実は、私自身も、かなり若い頃には、「エコノミークラスよりも、さらに最下層に位置する、気の毒すぎる格安座席のことを、ビジネスクラスと呼ぶのだ」と勘違いしており、「とっても狭くて辛そうだから、ビジネスクラスだけは避けたいよねぇ」などと、真顔で発言していた記憶が・・・(笑)




 私の座席を探してみると・・・なんと、幸か不幸か、最前列でしたよ。下記写真のテーブルに置いてあるのは、ウェルカム・ドリンクとして選んだ「オレンジジュース」で、前方に折りたたんであるのは、後で座席を水平にした時に使う、マットレス&敷ぶとん&掛ぶとんです。完全な水平状態のベッドで眠ることができるのが、ビジネスクラス最大のメリットなんですよ。(ここだけの話ですが、ふとん類は、いわゆる「せんべいぶとん」ですけどね・・・)

 ただし、この最前列座席は、窓が遠いのが難点・・・通常、ビジネスクラスに乗るような客は、飛行機に乗り慣れており、窓に張り付いて景色を見たがったりしませんから(笑)、窓が遠くても問題は生じないのでしょうね。




 スイッチを操作すれば、この座席が自由自在に動き、完全に水平なベッドの状態になります。さすがに、横幅は1人分なので、恋人を呼び寄せて抱き合いながら眠るのは、いかにラブラブなカップルでも、至難の業でしょうけどね(笑)。




 ご覧のように、足は、前方のモニターの下に入れて、楽々と伸ばしながら眠ることができますよ。足が長すぎる民族の方々には、ちょっと長さが足りないかもしれませんが、我々のような日本民族にとっては、幸いなことに、まったく問題の生じない長さです。




 各座席に配布されているのは、ミネラルウォーター、黄色いポーチ、よくわからないクリーム類2つ(おそらく食べてはいけません)、よくわからない青い袋(何を入れるのでしょうか?)・・・なんだか、数年前に乗った時よりも、コストダウンされているような気が・・・まあ、私に関係するのはミネラルウォーターだけなので、何の不満もありませんけどね(笑)。

 ビジネスクラスには、出張目的のオジサンたちが多いので、使われないまま置いて行かれることが大半なのでしょう・・・実際、私も、余計な荷物を増やしたくないため、ミネラルウォーター以外は使わないまま、座席に置いて去りました。資源保護のためにも、使われない配布物は、どんどん減らしましょうね。




 う〜ん・・・この座席、最前列なので、すぐ目の前が、CA(キャビン・アテンダント = 客室乗務員)さんの作業場になっており、正直、まったく落ち着けません(涙)。実際、作業の様子が丸見えだったり、CAさんたちの会話が大きく聞こえたり、真横の通路を頻繁に往来なさるんですよ。CAさんたちを凝視・観察したいマニアの方々にとっては、夢のように最適な座席なのでしょうが、ひたすら安らかに心身を休めたい私にとっては、めちゃ困惑する環境・・・

 (^_^;)




 ふと我に返って(笑)、CAさんではなくモニター画面の方を凝視・観察すると、そこにはフライト情報が・・・羽田が11時55分、ミュンヘンが3時55分となっていますから、差し引きすると、マイナス8時間の時差があるわけですね。

 マイナスということは、今夜が8時間も延びるということであり、なかなか寝付けなかった人も、その後に8時間も「朝寝坊」ができる(日本時間のお昼まで寝坊して良い)わけですから、もう絶対の安心・・・深夜の出発便に乗れば、いつものペースで普通に眠ったうえに、大いに朝寝坊できるため、「不眠による時差ボケ」とは無縁であり、元気一杯で現地の一日を始められるんですよ。

(ただし、映画が見放題のため調子に乗り、何本も見すぎて興奮し、超夜更かし状態のまま血走った目で現地に着いてしまうと、現地は早朝であり一日が始まる時間なので、極度の不眠のまま地獄の一日を過ごす羽目に・・・号泣)




 さて、ビジネスクラスの楽しみである、豪華な食事メニューを、観察してみましょうか・・・もちろん、世界各国の名酒が、いくらでも、飲み放題ですよ!!




 ほとんどお酒を飲まない私にとっては、本当に、もったいない状況・・・逆に、酒豪の御方にとっては、まさに天国なんですよねぇ。私も、これから今生で「大富豪」になるのは無理ですから、せめてフライト中だけは、「大酒豪」になってみたい・・・




 夕食は、和食と洋食から選べるのですが、私は「和食」を選択・・・洋食は、わざわざ機内で(日本で作られた模造品を)食べなくても、これから訪れるヨーロッパで、本場の本物を食べられますからね(笑)。




 すると、登場してきたのが、こちら・・・若い男性にとっては、量的に物足りないでしょうが、そもそも深夜12時を過ぎてから食べる「夜食」相当なのですから、これで充分ですよね。むしろ、これを食べてから、すぐに眠ることになるわけで、まさに、「空飛ぶ養豚場」!!




 ちなみに、エコノミークラスの食事は、次のような内容だったそうですよ。まあ、眠る直前に食べるわけですから、これでも、普段ならば、「食べすぎ」と呼べる内容ですよね・・・




 あれ? エコノミークラスの食事写真が、もう1枚、届いていますが・・・おそらく、上記写真が「和食」で、下記写真が「洋食」なのでは?




 なお、わがビジネスクラスでは、上記の深夜食を済ませた後に、いつでも、下記の様々なメニューが、食べ放題なんですよ。この私も、ぜんぜんお腹が減っていないのに、「せっかくだから、かつカレー丼か、一風堂のラーメンか・・・そこまではお腹に入らないなら、せめて、茅乃舎の野菜スープか、ハーゲンダッツか・・・」などと思案しているうちに、日本時間の午前2時を過ぎ、いつの間にか、眠ってしまっておりました(涙)。




 しばらくの間、ぐっすりと眠り、ふと目が覚めたので、トイレに出かけて戻って来ると、ある女性(旅の仲間)が、「飯田先生、窓の外を見てください!!」と、興奮状態で教えてくださいました。そこで、「えっ!? 何ですか?」と、あわてて窓のシャッターを上げてみたところ、そこには、なんと・・・

 夜の闇の中に、何か、緑色の光が!!




 そう言えば、ここは、北極圏のはず・・・

 まさか、かの有名な、オーロラでは!?

 (゜ロ゜;ノ)ノ

 次の2枚は、ちょうど翼が見える位置に乗っていた、「光の学校」スタッフが撮影したもの・・・ご覧のように、同時に翼が写っているわけですから、「飛行機の中から本当にオーロラが見えたのだ」という、決定的証拠になりますよね(笑)。






 その後、旅の仲間の女性が見せてくれたのは、いちばん美しく見えた時間帯に撮影したという、ものすごい光景でした!!

 \(◎o◎;)/




 後でCAさんに確認すると、これほど鮮明で大きなオーロラは、めったに見ることができないとのこと!!

 \(゚Д゚;)/




 しかも、緑色だけでなく、赤色も混ざっているのは、本当に珍しいのだそうですよ!!

 \(^o^)/




 まさか、オーロラを、これほど間近に大きく観察することができるとは・・・北極圏を通るルートだからこそ可能であった、奇跡の体験でした。確かに、地上から見るよりも、よほど近距離から見るわけですから、大きくて鮮明なのも当然ですよね。雲よりも高い上空を飛んでいるのですから、下界の天候の影響など、まったく受けませんし・・・




 やがて、空が明るくなり、朝焼けが見えてくると・・・




 CAさんが、あわただしく働き始めて・・・(CAさんたちは、徹夜で起きていらしたのか、それとも、交代で仮眠をとっていらしたのか・・・いずれにしても、ご苦労さまです)




 やがて、シンプルながらも美味しそうな朝食が、運ばれてきましたよ!!




 右端のユンケル(栄養ドリンク)は、もちろん、私が持参したものであり、CAさんが配ってくれたわけではございません(笑)。




 朝食を終える頃には、着々と、目的地のミュンヘンが近づいてきて・・・




 ついに、ミュンヘン空港に到着・・・欧州:ドイツの地に、無事に降り立つことができて、誠に、めでたし、めでたし!!




 ちなみに、ドイツの国名は、「ドイツ連邦共和国」(ドイチュラント)であり、「ジャーマン」は英語圏での呼ばれ方です。人口は8300万人(日本の4分の3程度)、面積は36万平方km(日本より少し小さい)で、公用語は「ドイツ語」。欧州では1位、世界でも3位の経済規模を誇る、欧州を代表する経済大国なんですよ。日本に比べて、人口も面積も少ないのに、日本を上回る経済規模だとは、正直、感心するばかりです。(1位の米国、2位の中国と比べれば、人口も面積も、ケタ外れに少ないのに・・・)

 この空港がある「ミュンヘン」(下記地図の右上あたり)は、ドイツの連邦州である「バイエルン州」の州都であり、人口は151万人(京都市よりも少し多い)。ベルリン、ハンブルクに次いで、ドイツでは3番目に大きな都市であり、コンサルティング会社による「世界で最も居住に適した都市ランキング」では、4位に輝いたこともあるとのこと。



 実は、もしも私が、「今後の余生で住みたい場所を、日本以外で選ぶとすれば、どこをお望みですか?」と問われたら、(英国:ロンドンには住んだことがあるため)「ドイツのバイエルン地方」と、即答しますね・・・自然も文化も建物も人柄も大好きですし、ヨーロッパの中心部に位置するうえ交通手段に恵まれているため、どこに遊びに行くのも便利ですから(笑)。


= 11月29日(金) =


 さあ、いよいよ、バスに乗りますよ・・・総員60数名ですから、1号車と2号車に分乗します。1号車には、小中学生のお子様とご家族、ご病気をお持ちの方々とご家族、医療スタッフ(医師3名、看護師3名)とご家族、飯田と補助スタッフとご家族などが乗車し、それ以外の方々(飯田と仲良しの常連さん多数)が、2号車となっています。

 それぞれに、JTBの添乗員さん2名、現地ガイドさん1名が乗車くださっているという、万全の態勢・・・万が一、現地で治療や入院が必要になる事態が生じても、どうにかなる(笑)ように準備してありますよ。




 皆さん、ぐっすり眠れたらしく、元気一杯で、各自のバスに乗車。




 このバス、なんと、あの「メルセデス・ベンツ」社製ですよ!!(一般庶民にすぎない私の場合、もちろん、バス以外のベンツに乗ったことは、一度もございません)




 う〜ん、運転席も、カッコイイですねぇ!! 観光バスの運転手さんは、ハンガリーなど、周辺の国々から、出稼ぎ(?)に来られている御方が多いとのこと。




 なんと、このバスには「トイレ」も付いていますから、赤ちゃんも、大安心!!






 通常は、「トイレ無し」か、「トイレはあっても使用禁止」なのだそうですが・・・私が、「小さな子供や難病患者さんたちが乗っていることを、バス会社に強調して、絶対に、使用可能なトイレ付きにしてください」と、怖い顔で無理強いした結果、JTBさんの頑張りのおかげで、ギリギリになって、2台とも確保できたんですよ。ああ、良かった良かった、ほっとしました(笑)。

 トイレの中は、意外にも(?)、清潔で充分な広さがあって、快適に使用できましたよ。皆さん、恥ずかしがって(?)なかなか使わないので、「それじゃ、僕が最初に解禁しましょうか(笑)」と、喜色満面で使用してみせたところ、次々に使用者が出現・・・その結果、最終日には、運転手さんから、「もうタンクが満タンなので使用禁止!!」と、叱られてしまいました(涙)。




 しばらくバスを走らせると・・・

 おお!! 行先の名前に、「シュツットガルト」「アウグスブルク」「ザルツブルク」といった有名都市が現れて、「なるほど、確かに、いま自分は、ドイツのバイエルン地方にいるのだ!!」と、早くも感涙にむせぶ私です。




 有名な「アウトバーン」(最高速度が無制限という、ぶっ飛び高速道路)を走りながら、サービスエリアに立ち寄って、トイレ休憩・・・




 うわぁ、珍しいものが、たくさん売られていますよ・・・「ああ、いま自分は、まさにバイエルン地方に立っているのだ」と、またもや感涙にむせんでしまう、涙もろい私です(笑)。




 日本では「あひる隊長」として知られる、この能天気な人形・・・ドイツでは、色々なコスプレに、変身しているんですねぇ(笑)・・・まさか、世界的な人気者だとは、知りませんでした。日本では、子供がお風呂に浮かべて遊ぶのが通常ですが、浴槽を使わないでシャワーで済ませる習慣が一般的なヨーロッパでは、どのように活用するのでしょうか?




 高速道路から降りて、目指す「フュッセン」の方向へ・・・いかにも「ドイツ語」らしい地名が続出してきて、ますます異国情緒が高まり、またもや感涙にむせぶ私・・・




 おや? 路肩には、雪が現れてきましたよ・・・標高が上がって、アルプス山脈が近づいてきた証拠ですね。気温は「9度」と表示されているので、恐れていたほどには、寒くなさそうですが・・・




 ・・・と思っているうちに、表示の数字は「5」に低下して・・・




 やがて、「0」まで低下・・・やはり、外は寒そうですよ(涙)。




 すぐ後ろの座席から、私の後頭部を写してくださった作品を頂戴したので、よく観察してみると、前方の表示板には、「9:25」という時刻が・・・あれ? 先ほどから表示されていた数字は、外気温だとばかり思っていましたが・・・上記の写真たちを見直してみると、数字の位置が移動していたり、「0」の文字サイズが半分になっていたりと、何だかヘンですねぇ・・・あれは本当に、外気温だったのでしょうか?(笑)




 しばらく進むと、前方に、美しい山々が見えてきて・・・




 目的地である「ノイシュバンシュタイン城」の城下町、「フュッセン」へと、近づいていきますよ。




 ここ「バイエルン州」は、12世紀以降、ドイツ革命で王制が廃止されるまで、「ヴィッテルスバッハ家」によって、治められていました。これから訪れる、世界史に残る贅沢な城、「ノイシュバンシュタイン城」を建築して「狂王」と呼ばれた「ルートヴィヒ2世」(下記写真の左側)や、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后で、「バイエルンの薔薇」と呼ばれた美女「エリーザベト」(右側)(日本では「エリザベート」として有名)は、ヴィッテルスバッハ家の一員なのです。




 やがて、「そろそろ左手に、ノイシュバンシュタイン城が見えてきますよ」という目印として有名な、可愛らしい「セント・コロマン教会」が現れたので、あわてて左手に目を向けると・・・




 やった! 出ました!! 見えました!!!

 (゜ロ゜;ノ)ノ

 あこがれの「ノイシュバンシュタイン城」の、神々しい御姿が・・・




 世界中で最も有名な城と呼ばれ、「王様・王妃(王子様・お姫様)のお城」のイメージを代表するのが、この「ノイシュバンシュタイン城」(新・白鳥城)。

 この名城を建てたのが、美男子として知られた、バイエルン王国の国王・ルートヴィヒ2世・・・彼は、40歳という若さで独身のまま、ミステリー小説のような原因不明の死を迎えたので(暗殺説・自死説で論争中)、彼自身が「ノイシュバンシュタイン城」に居住した期間は、わずかに172日間だったそうですよ(涙)。




 さて、駐車場にバスを置いて、あこがれの「ノイシュバンシュタイン城」に、ワクワクしながら、近づいてみると・・・




 なぜか、突然に、太陽の光が、まぶしいほど射してきて・・・




 お城の部分だけが、ピカピカに輝くという、奇跡的現象が発生!!

 \(◎o◎;)/

(添乗員さんも、「なぜか、お城のところだけに光が射してますよね!?」と、ビックリ仰天なさっていましたよ)

 しかも、我々がお城を眺めていた数分間だけの現象であり、数分後には、まぶしい光が消えてしまったのです・・・(閑散期の午前中であるため)他の観光客は、ほとんどいませんでしたから、光の世界にいる「ルートヴィヒ2世」さんが、我々に対する大歓迎の気持ちを、まぶしい光という方法で、伝えてくださったのでしょうか?




 この時期には、お城に登る道路が凍結するため、シャトルバスは運休しており、わずかな馬車だけが稼働中・・・ただし、閑散期のため利用客が乏しいので、「馬の食費も出ないのでは?」と、馬たちを心配してしまいました。




 なるほど、「車両進入禁止」の標識の下に、「馬車はご自由に」と書かれているような気が・・・(ドイツ語の「frei」は、おそらく、英語の「free」と似たような意味ではないでしょうか?)(ちなみに私は、ドイツ語は全くできません)




 ご参考までにお見せすると、次の2枚は、以前、私が訪れた際に撮影した写真・・・今回は、クリスマス・マーケットを巡るのが目的の旅であり、降雪・凍結期のため城までは登れませんでしたが、春〜秋の時期に訪れると、すぐ近くまで行くことができますよ。

 ただし、ガイドさんによると、城内に入るチケットは、近年、(地元の業者が独占しており)極めて入手困難になったので、いずれにしても、国外からの団体客は、外観のみを観賞して終わることになるだろう、とのお話でしたが・・・






 すぐ近くでは、「ルートヴィヒ2世」が育った、「ホーエンシュバンガウ城」も、その雄姿を見せていますよ。こちらのお城であれば、時間さえあれば、(少人数なら)入城可能とのこと。(手前の建物の屋根が、多数の石で押さえられているのは、中世の時代を再現してある演出です)




 その「ホーエンシュバンガウ城」が見下ろしているのは、美しい「アルプ湖」・・・




 ちょっぴり湖畔を散歩してみると、素晴らしい光景が・・・「ルートヴィヒ2世」をはじめ、歴代の王族たちも、この光景を眺めながら過ごしたのでしょうね。




 その湖畔に建つのが、歴代の王族たちの遺品類を展示・解説してある、「バイエルン王博物館」。(内部の撮影は禁止でした)




 さすがは王族の関連施設だけあって、「バイエルン王博物館」の建物も内部も、豪華ケンランでしたよ。(ちなみに、写真右端の中央部分に、「ノイシュバンシュタイン城」が写っていますので、お見逃しなく)




 うっとりと眺めた「ノイシュバンシュタイン城」を後にして、我々が向かったのは、城下町である「フュッセン」・・・どうやら、ヨーロッパらしいムード満点の、素敵な予感がしますが・・・




 バスを降りて、歩き始めると、ただちに、その素敵な予感が的中・・・ヨーロッパの街並みを初めて実体験する、10代&20代の女の子たちは、喜色満面で歓声を上げながら、撮影しまくり!!

 \(^o^)/




 フュッセン、いかにもバイエルン風の建物が並んでおり、とっても美しい街並みですよねぇ・・・ここに住んでみるのも、いいかもね!!(お買い物の時にだけ、大都市のミュンヘンまで出かけることにして・・・笑)




 有名な「ロマンティック街道」の終点として、人気の観光地でもあるフュッセンは、人口1万6千人の小さな街・・・海抜808mに位置しており、真夏でも涼しいため、避暑地としても評判が高いそうですよ。




 バスを降りて歩くこと数分で、昼食会場である、「ホテル・ルートヴィヒ」に到着・・・この街でトップクラスの人気を誇る、有名なホテル&レストランなのだそうですよ。




 レストランの入口には、「心から歓迎します」「温めたワインの持ち出し可能」と、書いてあるような気が・・・(ちなみに私は、ドイツ語は全くできません)




 レストランの2階に上がると、各座席には、「ルートヴィヒ2世」の御顔が・・・何だか、これだけでも、お店の格が上がり、料理も美味しく感じられそう・・・素敵な演出ですよねぇ。




 お料理としては、まず、地元・バイエルン名物の、このスープが出て・・・(料理名に詳しくないため、ごめんなさい)




 皆さん、さっそく、ドイツ名物の「ビール」を発注し、あちこちで、乾杯なさっていますよ・・・ドイツでは、昼間からビールを飲むのは、当たり前とのこと。(かつて私が住んでいたロンドンでも、職場の昼休み時刻にビジネス街を歩くと、店外のテラス席でお酒を飲んでいる会社員たちが、うじゃうじゃいて驚きました)




 このホテル&レストラン・・・店名に王様の名前を付けるだけあって、オシャレで品格の高い内装なので、皆さん満足そうですよ。これほどのお店を確保してくださるとは、JTBさん、さすがです!!








 次に、地元・バイエルン名物の、このメイン料理が出て・・・(料理名に詳しくないため、ごめんなさい)




 最後に、地元・バイエルン名物の、このデザートが出てきましたよ・・・(料理名に詳しくないため、ごめんなさい)




 お店の雰囲気も、お料理の味も、最高の評判でした!!・・・ドイツ料理は、(フランス料理と違って)見た目は素朴で地味なのですが、味は本当に美味しいんですよ。写真を見るだけでは、なかなか、信じてもらえないでしょうが・・・(笑)




 ちなみに、女性にとっては無益な情報ですが、日本人男性諸氏のために、念のため忠告しておきますと・・・ヨーロッパの男性用便器は、取り付け位置が非常に高いため、平均的身長の日本人男性だと、爪先立ちながら用を足す必要がありますので、ご注意を。(ご参考までに記しておきますと・・・身長175センチの私でも、何とか懸命に頑張って、ギリギリ届く感じでございました)




 昼食後は、皆さんご機嫌で、晴天のフュッセンを、バスに向かってお散歩・・・





 どこを撮っても、絵になりますよねぇ・・・








 日本人が見ると、まるでテーマパークの一角のように見えますが、ここドイツのバイエルン地方では、実際に大勢の人々が住んでいる、生きた街なんですよねぇ、これが・・・










 フュッセンの街外れを流れる、美しい「レヒ川」(ドナウ川の支流であり、チロル州との国境方面から下ってきます)を、うっとりと眺めながら渡って、バス乗り場に向かいましょうか・・・




 皆さん、「うわ〜楽しかったぁ!!」と満足そうに、バスに乗り込んできますよ。気温の表示を見ると、「3」と書かれていますから、さすがに寒そうな印象ですね。




 あれ? 上記写真の数十秒後に撮った次の写真では、「8」のようにも見える、おかしな文字が表示されていますが・・・あっという間に5度も上がってしまうとは、これ、本当に、外気温の表示なのでしょうか?




 再びバスに乗り、フュッセンの郊外に向かって、20分ほど走っていくと・・・




 次の目的地である、世界遺産「ヴィースの巡礼教会」に、到着しましたよ。




 のどかな高原に、ぽつんと建つ、清楚な教会・・・ここには、かつて、「涙を流す」という奇跡を起こしたキリスト像が安置されており、南フランスの「ルルド」のように、年間100万人もの参拝者が訪れる聖地になっていますよ。




 しかし、近づいてみると、意外にも、オシャレで豪華な印象へと変わって来て・・・




 いざ、建物の中に入ってみると・・・




 うわぁっ!! (゜ロ゜;ノ)ノ




 その予想を超える豪華さに、圧倒されてしまいます!!

 \(◎o◎;)/




 おおっ!! あの正面に見えるのが、かの有名な、実際に涙を流したという、「クサリにつながれてムチで打たれているイエス・キリスト像」では?




 どんなに痛そうで辛そうな、悲しい表情をなさっているのかと、ビクビクしながら近づいてみると・・・(恐る恐る近づいて行く、私の後ろ姿です)






 あれれ? 意外にも、キリリとしたハンサムな青年で、あたかもイケメン男優のようなカッコ良さ・・・思わず、「イエスさん、正義感と使命感に満ちた引き締まった表情で、とっても素敵です!!」と、心で大いに称賛してしまったのは、クリスチャンではない気安さからでしょうか・・・




 世界中から、年間100万人もの巡礼者が訪れるという、この聖地・・・それほど多くの人々から愛してもらえて、イエスという青年は、本当に幸せな御方ですね。

(クリスチャンであれば、「いえ、それは逆であり、イエス様が私を愛してくださっているからこそ、私は幸せでいられるのです」と即答なさるでしょうが・・・私はクリスチャンではありませんので、客観的かつ素直な気持ちとして、多くの人々から愛してもらえるイエスを、うらやましく思ってしまうのです)




 ふと気づくと、看板が立っており、「ようこそ、おいでくださいました! この教会は無料ですが、どうか教会を維持するために、ご寄付をお願いいたします。ありがとうございます!」と、書いてありますよ。(左側のドイツ語は読めませんので、右側の英語を読んでみました)




 そこで、この私も、せめてローソクを献灯し、ご寄付をさせていただこうと、ささやかに発心・・・




 このローソクは、どうやら、溶けて短くなるのではなく、内部の燃料が尽きるまで火が灯るという、新時代の方式を採用しているようですね・・・



(たまたま、ある御方が、この瞬間を真後ろから撮影なさっており、帰国後に送ってくださいました)




 いちばん向こう側の真ん中で輝いているのが、私が献灯したローソクですよ。溶けて短くなるわけではないため、「ローソク」と呼ぶのは違和感がありますが、とにかく「キャンドルを献灯しました」ということで・・・(一般的に、「ローソク」と「キャンドル」では、使う燃料が異なるのですが、面倒なので解説は省略)




 一応、「献灯」という形で、最低限のご寄付もしたことですし(笑)、教会の内部を、隅々まで、観察させていただきましょうか・・・






 旅の仲間たちも、それぞれに、敬虔な面持ちで、祈ったり観察したりと、静かに過ごしていらっしゃいますよ・・・






 教会の外に出ると、広大な牧場が広がっており、仲良しの夫婦馬の、微笑ましい姿が・・・




 こんなに素敵な場所で、最愛の相棒と共に、人生・・・いえ、馬生を送ることができるとは、この夫婦馬たち、めちゃ幸せ者ですねぇ、うらやましい・・・




 余計な話ではございますが・・・なんと、教会の外にあるトイレには、日本語が書いてありました。この教会、よほど、日本人観光客から人気があるのでしょうね。(・・・というか、間違って女性トイレに入ってしまう日本人男性が多くて、教会を困らせているという証拠ですから、お恥ずかしい話です・・・)




 さて、我々の乗ったバス2台は、ドイツのバイエルン地方から、スイスとの国境を目指して走ります・・・車窓から、たまたま見えた、この小さすぎる教会、とっても可愛いですね!!(わずか数名で、一杯になってしまいそうな気が・・・)




 熟睡・爆睡する我々を乗せて、バスは、美しい夕暮れの高原を、スイスとの国境へ・・・それにしても、バスの表示板を見ると、今度は、「1」と「4」が離れて表示されているという、怪奇現象が・・・いったい、こいつは、何を表示してくれているのでしょうか?




 熟睡から目覚めると、バスの表示板には、「18:55」と、珍しく明快な数字が・・・うっかり、眠りながら国境を越えてしまった模様です(涙)。前方の方向指示板には、「チューリッヒ」の文字が並んでいますから、いよいよ、目的地が近づいてきたに違いありません!!




 ちなみに、スイスの国名は「スイス連邦」(シュヴァイツ)であり、人口は880万人(大阪府の人口とピッタリ同じ)。面積は4万平方km(九州より少し大きい)で、経済規模は、世界20位だそうですよ。公用語は、ドイツ語(64%)、フランス語(20%)、イタリア語、ロマンシュ語の4つもあるとのこと。

 また、本日の行程、つまり、ミュンヘン 〜 フュッセン 〜 チューリッヒの位置関係については、次の地図をご確認ください・・・ミュンヘンが右上、フュッセンが中央のちょっと右、チューリッヒが左下あたりですよ。この地域は、山も湖も多いので、豊かな自然に恵まれているのでしょうね。




 ご参考までに、昼間のチューリッヒの光景を、ご紹介しておきましょうか・・・ご覧の通り、本当に、美しい街ですよねぇ・・・




 実は、「チューリッヒ美術館」を訪れると、かの有名な「イレーヌ嬢」(ルノワールの代表作)を観賞することができますので(もちろん本物ですよ)、これからスイスにお出かけになる御方は、この名画の「拝観」もお忘れなく。

 私も、かつて本物を目の前で観賞したことがありますが、あまりの美しさに、数分間、固まってしまいました・・・光源を内蔵しているわけではないのに、絵そのものが、光を発しているんですよ。芸術作品、そして、芸術家の才能というのは、この世に奇跡を起こしてくれるのだと、思い知らされました。




 やがて到着したのが、こちら、「チューリッヒ中央駅」・・・長い歴史がありそうな、立派な駅舎ですねぇ。




 毎日、大量の列車が出入りする、ヨーロッパ最大級の駅なのだそうですから、さすがに巨大!!(ドイツやスイスの多くの駅には、「改札」がありませんので、切符を持っていなくても、勝手に列車に乗れるんですよ・・・その代わり、車内では頻繁に、調査官が切符を調べに来て、もしも持っていなかったら、何万円もの罰金を払う羽目になってしまう仕組みです)






 駅舎の中を、しばらく歩いてみると・・・本日の最終目的地である、欧州最大の屋内型クリスマス・マーケットに到着!!

 \(^o^)/




 一般的に「クリスマス・マーケット」と呼ばれるものは、ドイツ、スイス、オーストリア、フランスなどの市町村の広場で、クリスマスの時期に行われるイベントの総称とのこと・・・開催期間は、通常、「アドベント」(キリスト教の降臨節、待降節)の4週間であり、11月末から始まることが多いそうですよ。




 こうして上から眺めているだけでは、「クリスマス・マーケットを体験した」とは申せません・・・さっそく、下に降りて、どんなお店が並んでいるのか、観察してみましょう!!




 このマーケットのシンボルである、巨大なツリー(チョコレートの「リンツ」が提供)の周囲には、グリューワイン(温めたワイン)を手にする、大勢の人だかり(主にオジサンたち)が・・・




 クリスマス・マーケットは、キリスト教のお祭りであり、基本的に、クリスチャン以外の人々は集まりませんので、アジア人は、ほとんど見かけません・・・その点、我々を含む日本人は、「世界の様々な宗教から、状況に応じて都合の良い所だけを、つまみ食いできる」という、矛盾に満ちた特技(笑)を持っていますので、クリスチャンでなくても、問題なくクリスマスを楽しめるんですよねぇ・・・

 (^_^;)




 この光景を目にした瞬間に、思わず微笑んだ私・・・世界のどこを訪れても、子どもたちは、可愛いですよね!!




 なんと、私の大好物である、ハート形の「レープクーヘン」を、大量に発見!!

 (゜ロ゜;ノ)ノ

 さっそく、中サイズのハートを買った私ですが・・・どうしても我慢できず、その夜のうちに、丸ごと全部を、食べ切ってしまいました〜(笑)。(詳しい事情につきましては、後ほど、大いに弁解する予定です)




 さあ、ほかには、どんなお店があるのでしょうか?・・・手当たり次第に(笑)ご紹介してみますので、皆さんも、写真から推察して、何を売っているのかを、当ててみてくださいね。












 女性客が群がっているのは、主に「可愛いもの」や「チーズ」などですが、男性客が群がっているのは、たいてい、「ソーセージ」と「グリューワイン」のお店ですよ。




 日本では、マカロンは「高価格の高級品」ですが、ヨーロッパでは、普通のお菓子屋さんで、手軽な「おやつ」として、大量に売られていますよ。




 こちらの商品、「アロマスプレー」と書いてありますので、「香水」のようなものなのでしょうか?・・・不審に思って、しばらく凝視していると、おばちゃんと視線が合ってしまったので、ニッコリ微笑んで去りました(笑)。




 巨大なチーズに驚き、同じ角度で首をかしげながら見上げている子供たち、可愛いですねぇ・・・




 こちらのお菓子を食べてみた仲間に、感想を尋ねてみると・・・「見た目は可愛いのですが、中身は濃厚なクリームで、かなり甘すぎました(涙)」とのこと。




 私が特に目を引かれたのは、こちら・・・どうやら、クッキーの生地に、模様を付ける道具のようですが・・・




 上記写真のような「型」を活用すれば、次の写真のように、色々なデザインのクッキーを、簡単に焼くことができるのでしょうね・・・クッキー型の専門店があるということは、スイスでは、自分でクッキーを焼く人々が、たくさんいるという証拠でしょうか?




 これらのお菓子(?)は、結局、何なのか、不明のままでした・・・ここが日本であれば、右側が「あんぱん」、中央が「きなこ餅」、左側が「いなり寿司」なのでしょうが・・・(笑)




 おや? 旅の仲間たちが、何かを買っていますよ・・・こちらの御方が、食べようとしているのは・・・



 う〜〜〜ん・・・何でしょう、これ?(笑)




 こちらの仲間たちが、100%の真剣さで選んでいるのは・・・



 間違いなく、チーズでしょう!!(^−^)




 そして、こちらの仲間たちが、いい感じの女性店員さんから、今まさに、買おうとしているのは・・・



 ソーセージであるに違いありません!!(パンも付いている模様です)



 この方々は、「フラムクーヘン」と呼ばれる、薄焼きのピザのような名物料理も、食べてみたそうですよ。とても美味しかったと、絶賛なさっておりました。(詳しくは、「特別動画の第1話」を、ご参照くださいね)




 さて、集合時刻が近づいてきましたので、美しいツリーにお別れを告げて、集合地点へと向かいましょうか。




 その集合地点とは、この場所・・・駅舎の前に広がる、大通りが見えていますよ。




 さあ、これから、美しいイルミネーションで彩られている、チューリッヒ中央駅前の大通りを、30分間ほど、お散歩してみましょう!!




 私はと言えば・・・生後すぐに光の世界に戻ってしまった父親の代役を果たすべく、小学1年生の男の子を抱っこしてあげながら、散歩に向かいますね!!



 ところが・・・正直、抱っこした瞬間に、「小学1年生にもなると、かなり重くて大変だ(涙)」という衝撃の事実が判明し、甘く考えていた私は、20分後に腰をやられてしまい・・・この夜は、ホテルのベッドで、うめき声を上げました。翌日から、もう抱っこしてあげられなくなったことは、言うまでもありません・・・

 m(_ _)m


 お散歩を始めてみると・・・ほら、オシャレな感じのイルミネーションが、大通りのはるか向こうまで、広がっていますよ。




 チューリッヒは、ヨーロッパを代表する世界都市の1つであり、人口は37万6千人・・・アルプス山脈の北側30キロメートルにある「チューリッヒ湖」の北端に位置し、美しい森林に囲まれています。ライフスタイルマガジンによる「生活の質の調査」では、リストアップされた25都市の中で、第1位になったことも・・・別の調査でも、「ヨーロッパで最も裕福な都市」と評価されたそうですよ。この街に住んでいる人々が、本当に、うらやましいですねぇ・・・




 ご覧のように、チューリッヒの街には、路面電車が走っているので、大通りが、ますます華やかに輝くのです・・・少しでも車を減らして、清浄な空気を保つために、路面電車を活用しているのだそうですよ。






 腰をやられてしまった私が、うめき声をあげて倒れ、もう抱っこしてあげられなくなったので(涙)、お母さんと手をつないで、帰路につく小学1年生・・・光の世界にいるお父さんの代役を、充分に果たすことができなくて、ああ、申し訳ない、情けない・・・本当に、ごめんなさい・・・

 m(_ _)m




 本日の旅の最後に、再び、チューリッヒ中央駅を通って、バス乗り場へ・・・






 ホテルに着くと、軽い夜食が、用意されていましたよ。中央駅のマーケットで、お菓子やソーセージしか食べることができず、お腹をすかせていた仲間たちから、「あ〜助かった」と、安堵の声が・・・(笑)




 これは、おそらく、「鶏肉の何とか」だったような・・・まあまあ、美味しかったですよ(笑)。(料理名に詳しくないため、ごめんなさい)




 今夜のホテルの部屋は、こんな感じで・・・結果的には、3泊した中で、この夜が、いちばん良い部屋でした。まあ、深夜に眠って早朝に起きるだけですから、立派な部屋は、不要なのですが・・・

(とっても散らかっていて、お見苦しい・・・恥ずかしながら、枕の上に置いてある赤い物体は、旅先で愛用している、ふかふかのソフト枕です)




 そして、こちらが・・・いったんベッドに入ったものの、腰が痛くてうめいているうちに、その存在が気になって我慢できなくなり、飛び起きてむさぼり食べてしまった、「レープクーヘン」で〜す!!(買ったばかりなのに完食してしまった理由を、腰の痛みのせいにしております)

 (^_^;)

(ドイツ語で、「愛しています」と書いてあるとのこと・・・)





《 第2巻 》に続く
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