サントリーホール・ブルーローズ公演    秘蔵ドラマティック動画集


 それは、2016年の3月26日のこと・・・

 東京・六本木の「サントリーホール・ブルーローズ」にて、380名満席のお客様をお迎えして、「しあわせの森で、愛と勇気と希望を歌おう!」と題する、音楽療法コンサートを開催しましたよ。ここでは、記録用に撮影してあった全編動画映像から、11種類(その後、23種類に増えました)の短い名場面(1つが長くても2分まで)をご紹介することにより、当日の光景や雰囲気を、生々しく体験していただるよう工夫いたしました。

 ※ お使いの再生機器(パソコン、スマホなど)によっては、(古い機種やメモリの少ない機種の場合は)再生できないかもしれませんので、他の機器で試してみてくださいね。また、通信速度や通信環境によっては、再生までに時間を要したり、再生の途中で何度も停止するかもしれませんが、しばらく待ってみたり、何度も再生してみると、そのうち解決するでしょう(笑)。



《 動画1》

 コンサートのオープニング・シーンから抜粋・・・ピアニストの沖野真理子さんが、イントロダクションとして、あの有名なメロディを奏で始め、やがてステージ中央に現れた私が、クラシック・ギターを抱えながら、「逢いたい」の前奏を弾き始めます。池坊華道の皆伝免許を持つ私が、京都の「光の学校」から愛車で運んで自分で生けた、物語性あふれる「森のステージ・セット」が、大きく映し出されますので、ご注目!!(1分15秒)


《 動画2 》

 いつもコンサートのオープニング曲として歌う、せつなくて温かいスロー・バラード「逢いたい」(作詞作曲:飯田史彦)から、途中の部分を2ヵ所、抜粋・・・ステージの向かって右手には、国内外の一流のオーケストラや指揮者と共演なさっているコントラバス奏者の佐々木秀男さんが、クラシカルな気品と勇壮さを併せ持つダンディズムに満ちた御姿で、かっこ良く登場なさっていますよ。(1分8秒)


《 動画3 》

 コンサートの途中に、お笑いの余興としてご披露した、私の「トロンボーン演奏」(なんと、吹奏楽部に在籍していた中高生の時以来、30数年ぶり)から始まる、かの有名な、「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」冒頭部分から、抜粋・・・私の「燕尾服」(えんびふく)姿も珍しいのですが、この頃の私は、現在より10キロ以上も太っていましたので、かなり御見苦しい姿となっており(涙)、燕尾服もパンパンですね(笑)。なお、左右のご両人が演奏なさっている間には、いつも私は目を閉じて、冬眠中のクマのように眠っております。(1分32秒)


《 動画4 》

 私の代表作のひとつ、「私に起きている奇跡」(作詞作曲:飯田史彦)の歌唱&演奏シーンから、後半の盛り上がる部分を、抜粋・・・私は、自分の歌の歌詞を全く覚えていないので、いつもこのように、歌詞だけが書かれている紙を、譜面台に置いて歌います。ギター・コードは、即時かつ自由自在に作成して弾けるため、いちいち書いておりません。コードを見ながら弾いているようでは、曲の進行に間に合わず、ギタリストとしては役に立ちませんからね(笑)。(1分17秒)


《 動画5 》

 動画4に続いて、「私に起きている奇跡」のエンデイングに近い部分から、抜粋・・・この曲での私は、幕末に京都で活躍した、「新選組」の「土方歳三」(ひじかたとしぞう)さん風の衣装を着ているのですが、残念ながら映像では、着席しているため確認できませんね。素晴らしいハイテクニックを聴かせてくださる、ピアノ&コントラバスのご両人の、安定感抜群の演奏に心地良く抱かれながら、安心しきって歌い上げる私です(笑)。なにしろ、左右のご両人が「プロの職人さん」で、センターを務める私だけが「素人芸」なのですから・・・(42秒)


《 動画6 》

 コンサートの終盤、ステージには、中世のフランスから時空を超えて、「マリーコ・アントワネット」さんが登場!!

 生真面目でお堅い育ちの沖野さんは、下記の1&2枚目の写真のように、今どきの若者にしては珍しく完全な黒髪であり、染めているのを見たことがありません。そこで、「いつも地味すぎるこの娘を、ちょっと、おちょくってみるのもいいかな」(笑)と、邪悪なイタズラ心を抱いた私が、「ええ〜っ、無理です〜(涙)」とドン引きしまくる彼女を説得し、生まれて初めてというウィッグを強要してみましたが・・・もうちょっとで、パワハラになってしまうギリギリのところで(?)、ようやく、泣く泣くOKしていただけました。沖野さん、父親のような世代の「史彦おじさん」のワガママで、恥ずかしい思いをさせてしまって、ごめんなさい・・・ (>ω<。)

 ※ この金髪ウィッグは、宝塚音楽学校旧校舎公演の直前に、私自身が、東京・原宿のコスプレ用品店(勇気を出して、生まれて初めて入店しました)を探し回って、ようやく見つけ出した貴重品です。何事も、やると決めたなら、中途半端ではなく全力で徹底的にやり遂げるというのが、私のプロ意識ですからね。(特に「コスプレ」というのは、恥ずかしがって中途半端にやって失笑を買うくらいなら、やらない方がマシであると、衣装デザイナーさんが教えてくれたものですから・・・)

 でも、いざ金髪を被らせてみたら、意外にも、3枚目の写真のように、めちゃ似合っていたんですよ(笑)。とっても小顔なので、ウィッグを被っても、不自然な「盛り上がり感」が無く、まるで自分の髪の毛のような分量に収まっているのが、幸いしたのでしょうか? (会場に来られていたご両親も、真面目ひとすじに育て上げた娘のハレンチな姿に、ビックリ仰天なさったでしょうねぇ・・・)



 さらに、宝塚音楽学校(宝塚歌劇団)旧校舎講堂で行った、私の特別公演以来、久しぶりに、宝塚歌劇団風のコテコテの衣装を着た「オスカル」も登場し、私の代表作のひとつ「歩き続ける」(作詞作曲:飯田史彦)を熱唱しましたが・・・この映像では、マリーコさん&佐々木さんが熱演中のドラマティックすぎる間奏に聴き惚れながらも、例によって心地良い眠りについているオスカルの姿を、はっきりと視認することができますねぇ(笑)。

 間奏の後半に、両手と両指を限界まで左右に開き、ピアノを破壊するかのような、すさまじい勢いで鍵盤を叩きまくる沖野さんを見ていると、「ピアノ演奏」という行為が、もはや「筋肉系のスポーツ」(ピアノと勝負する格闘技)であることを、痛感しますよね。よほど両腕&手指の筋肉を鍛えておかないと、痙攣(けいれん)を起こしてしまいそう・・・(1分15秒)


《 動画7 》

 コンサートの最後に、温かいお客様たちに深々と頭を下げて、心からの感謝の意を表する、「オスカル」、「マリーコ・アントワネット」、そして、「佐々木秀男」(変身なし)・・・なぜか、宝塚歌劇団風の衣装を着ている私ですが、実は私にとって、この衣装は、あの「ビートルズ」が、名作アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のジャケット写真で着ている衣装でもあるのです。あこがれのビートルズに変身している、この私の喜びは、わかる御方だけ、わかってくだされば結構ですが・・・(笑)。(23秒)




《 動画8 》

 「私に起きている奇跡」のドラマティックな間奏の最後の部分で、バッハ作曲「主よ、人の望みの喜びよ」を、ピアノとコントラバスのご両人で情感たっぷりに演奏なさっている、幻想的すぎる光景・・・真ん中にいる私の部分が、いい感じで暗闇に包まれているため、まさに、クラシックのコンサートそのままの雰囲気で、うっとりしますよねぇ。(1分11秒)


《 動画9 》

 「私に起きている奇跡」のドラマティックな間奏の中間から、音楽史上最高の超絶技巧ピアニスト:フランツ・リストが作曲して、後世に多大な影響を与えた革新的作品、「巡礼の年」より「エステ荘の噴水」の演奏部分を抜粋・・・この最高難度の名曲を、軽々と弾きこなす沖野真理子さんの指使いを、どうぞ凝視&堪能なさってくださいね!(1分31秒)


《 動画10 》

 ピアノの魔術師:フランツ・リストの代表作、「ラ・カンパネラ」と並んで絶大な人気を誇る、「愛の夢」の演奏シーンより、いちばん盛り上がる中間部分を抜粋・・・「他のピアニストたちのような、あっさりしすぎた速弾きでさらりと流すのではなく、思い切り情感たっぷりの、ゆったりとしたロマンティックな演奏に徹してほしい」という私の注文を、忠実に実現してくださった沖野さんに、心から感謝しております。(1分21秒)


《 動画11 》

 同じく、「愛の夢」の演奏シーンから、おまけの特典映像として(笑)、有名な「左手と右手が交差する場面」を、抽出してみましたよ。ピアニストさんの演奏を、真後ろからジロジロと凝視できる機会は、めったにありません。両手が交差するからこそ、沖野さんの華奢(きゃしゃ)な体が、ゆったりと左右に揺れ動く・・・そのしなやかな光景を、(特に男性諸氏は?)うっとりと、満喫・堪能なさってくださいね(笑)。このロマンティックな演奏姿を目にすれば、きっとあなたも、「ああ、私もピアノを習ってみたいな〜」と、この素晴らしい楽器に、あこがれてしまうのでは? (^−^) (34秒)


*** 以下、追加分です ***


《 動画12 》

 
クラシック・ギターを抱えて、私が1人で歌う、「ツインソウル」(作詞作曲:飯田史彦)・・・ここでは、3番の歌詞を歌う部分を、ご紹介しましょう。ちなみに、いつも私は舞台上で、自分の周りを3本のクラシック・ギター(たまにフォーク・ギターを加えて4本の場合も)で囲んでいます。歌に合わせて、最適な音色のギターを選ぶことにより、変化をつけているんですよ。ずっと同じ音色では、お客様が飽きてしまいますからね(笑)。(1分43秒)


《 動画13 》

 
同じく、「ツインソウル」の終盤で、客席の皆様に、大合唱していただく部分です。「男性だけお願いします!」「女性だけお願いします!」などと、私の音頭に乗せられて、心地良く合唱するお客様たちの声が、幸せそうに響き渡っていますよ。女性には優しいのに、男性にはめちゃ厳しくあたっているかのように見えますが、実際、「女性には愛を、男性には試練を」というのが私のポリシーですから、やむを得ませんねぇ・・・(笑)

 ちなみに、この曲で私が着ているのは、「ハリー・ポッター」の「魔法使いのマント」です。きちんとUSJで購入してきた、紋章入りの公式なブランド品ですから、誰にも文句は言わせませんよ(笑)。(1分36秒)



《 動画14 》

 
同じく、「ツインソウル」大合唱の最後の部分であり、客席の皆様も、最高の盛り上がりを聴かせてくれますよ。皆様、本当に歌がお上手なので、ビックリ仰天してしまいます。舞台と客席がひとつになって、幸せ感が炸裂するこの感覚は、ライヴ・コンサートならではの醍醐味ですよねぇ!!

 ちなみに、この曲のギター伴奏は、お客様が歌いやすいように、緩急はつけないままで、単純なコード進行だけを弾いていますから、ギタリストとしては、まあ、「お遊び」のようなものですね・・・おそらく、居眠りしながらでも、いえ、逆立ちしながらでも(?)、弾けるんじゃないでしょうか(笑)。(1分2秒)



《 動画15 》

 
コンサートの最後から2曲目に披露した、(まるで演歌のような人生賛歌である)「歩き続ける」から、エンデイング部分をご紹介します。客席の大合唱が最高潮を迎えたあと、やがて静かにピアノの後奏が始まり、うっとりしながらドラマティックに曲を終える感動的な情景を、臨場感満点で体感していただけるはず。(1分42秒)


《 動画16 》

 
コンサートの一番最後に披露した、「私に起きている奇跡」から、オープニング&名場面集です。この歌は、コンサートの途中で「新曲」として紹介したばかりであり、最後にアンコール代わりに再唱したのですが、初めて聴いた方々が多かったはずなのに、皆様、盛大な大合唱!! 舞台の上で、「どうして、みんな、こんなに上手なの?」と、私自身もビックリしたことを、覚えていますよ(笑)。(1分41秒)


《 動画17 》

 
同じく、アンコール代わりに再唱した「私に起きている奇跡」の、感動的なラスト・シーンを、お見せしてしまいましょう!! 2時間40分にもわたるコンサートが終了する光景を、あなたも目撃してみてくださいね。(最後の最後、ついに、謎の「マリーコ・アントワネット」様も、うっかり客席に素顔をさらしてしまいますが・・・なにしろ「時空を超えて登場した、魔性の令嬢」なのですから、決して、凝視してはいけませんよ!!)(57秒)


《 動画18 》

 
私が1人でクラシック・ギターを抱えながら、「私の幸せ」(作詞作曲:飯田史彦)を熱唱中です。ギタリストとしては、独特のリズム感を要求される難しい曲なので、正直、歌よりもギター演奏の方に、意識が向いてしまうんですよ(笑)。リズム(テンポ)を正確にキープすると、クラシック・ギター特有のドライヴ感が生じないため、機械が演奏しているかのような面白くない伴奏になってしまいますので、わざと「ゆらぎ」を起こして人間味を演出しています。だからこそ、人間味に満ちた歌詞に、自然に感情移入できるというわけなんですよ。

(ミュージシャンは、コンピュータではなく人間であり、何らかの意図や感情をもって演奏するわけですから、すべての音には意味があるのです)(1分56秒)



《 動画19 》

 
同じく、「私の幸せ」の中から、途中で「口笛」を吹くシーンを、ご紹介しますね。この場面は、試練多き人生に疲れた主人公が、切なすぎる感情を口笛に込めて、痛々しいほど自分を鼓舞激励する状況なのですから、私の口笛も、わざと音程をずらしたり、音を震わせたり、かすれさせたりして、「万感の思い」を表現しています。もちろん、ギター演奏においても、テンポや音程に、わざと微妙な「ゆらぎ」を生じさせることにより、口笛と呼応する「うねるようなドライヴ感」を演出することで、人間味を醸し出しているんですよ。これでも一応、ギター演奏歴は、中学1年生の頃以来、「46年」にのぼりますので・・・

(ただし、一歩間違えると、単に「下手」なだけに聴こえてしまうため、サジ加減が難しいんですよ・・・クラシック・ギターを弾ける御方であれば、「こいつ、感情表現のために、わざと演奏を崩しているが、実は軽々と弾きこなしているぞ」と、わかっていただけるはずなのですが・・・笑)(1分11秒)



《 動画20 》

 
コンサートのオープニングで歌った、「逢いたい」の中から、私の独特な声と歌唱法が伝わりやすい部分を、抜粋してみましたよ。この「逢いたい」は、起伏に富むドラマティックなメロディも、ゆったりとした穏やかなテンポも、深いビブラート(声の揺らぎ)を活用した歌唱法も、自称「ワインやブランデーのように芳醇な声」(笑)にピッタリなので、自己紹介を兼ねて、いつもオープニングで披露するのです。(1分22秒)


《 動画21 》

 
コンサートの2曲目で歌った「いつもそばにいるよ」(作詞作曲:飯田史彦)から、オープニングのギターソロ&ハミングの部分をご紹介したうえで、3曲目に歌った「いつまでも、いつでも一緒」(作詞作曲:飯田史彦)から、お客様に大合唱を強要(笑)する部分へと、なぜか、ブツ切り状態で(笑)勝手につなげております。おそらく、軽々と弾きこなしている(?)ギター・ソロを自慢したかったり、美しい照明に浮かび上がるカッコイイ姿を、お見せしたかったのではないでしょうか?(笑)(1分32秒)


《 動画22 》

 
同じく、「いつまでも、いつでも一緒」のエンデイングで、お客様たちを扇動(笑)しながら、「 I LOVE YOU 」を繰り返すシーンを、ご紹介しますね。わざと、1つの音を長〜く引っ張るメロディをつけて、「あ〜〜〜い」「ら〜〜〜ぶ」「ゆ〜〜〜」と声を伸ばしていただくことにより、まるで発声練習をしているかのような心地良さを、体感できるよう工夫しているんですよ。私の歌は、一般的な歌謡曲(ポピュラー・ソング)ではなく、あくまでも「音楽療法」を目的に作曲していますので、メロディにおいても歌詞においても、様々な心理的・精神医学的効果を狙っているのです。(1分28秒)


《 動画23 》

 
最後に、おまけの「お笑い映像」を(笑)・・・ステージ上での「公開着替え」と称して、恥ずかしそうに頬を染めながら、「ハリー・ポッター」から「オスカル」へと変身する、シャイな私です・・・ただでさえ照明が熱いステージ上で、この分厚い衣装を着るわけですから、もう、暑苦しくてたまらないんですよ、これが(涙)。

 まさに、この絵の「ふみクマ先生」そっくりの状態・・・



※ 絵本『いきるって、どういうこと?』より(絵:中川華澄、文:飯田史彦)

 しかし、どう見ても客観的には、「喜色満面」と表現するしかない、嬉しそうな私がいますよねぇ(笑)・・・そこは、あくまでも「お仕事」ですから、「プロフェッショナルなエンターテイナー」として、皆様に楽しんでいただけるのなら、(やりたくないこと以外は)何でもやりますよ!! (^o^;) (25秒)

※ ちなみに、「オスカル」の衣装は、かつて私が、「宝塚音楽学校(宝塚歌劇団)旧校舎講堂」で特別公演を行った際に、有名な「ベルサイユのばら」に登場する「オスカル」(下記写真)を参考にして、デザイナーさんに製作いただいた作品です。



 トップスターさんが着ると、これほどまでにカッコイイのですが、私が着ると、「お笑い」にしかなりません(涙)・・・とはいえ、そもそも「お笑い」を狙ってコスプレに挑戦したのですから、その目的から評価すれば、満場の爆笑を誘うことができたので、まさに大成功だったのですが・・・(笑)

**********


 ・・・というわけで、あなたも、あの日、あのコンサートの会場に座っている気持ちに浸りながら、満場のお客様たちと一緒に歌った気分になって、お楽しみいただけましたか?

 ぜひとも、この日の詳しいレポートが掲載された、下記のページをクリックして、さらに「ワハハ」と、お楽しみくださいね!!


サントリーホール公演の詳細へ、GO!!











※ 絵本『いきるって、どういうこと?』より(絵:中川華澄、文:飯田史彦)






HOME