《 2023年5月以前に、戻って行く記録 》
5月29日版(0時15分)
《 忍者の話 》
先日、所用があって、「忍者の里」として有名な「伊賀上野」(いがうえの)の町を通りかかったので、以前から訪れてみたかった「伊賀上野城」に、立ち寄ってみましたよ。
これが、三重県伊賀市の中心部に、巨大な石垣と共にそびえ立つ、堂々たる伊賀上野城・・・藤堂高虎(とうどうたかとら)という有名武将の居城として、歴史マニアや城郭マニアにとっては、「あこがれの城」のひとつなんですよ。
藤堂高虎は、戦国時代から江戸時代にかけて、浅井長政や豊臣秀吉など、主君を7度も変えながら、歴史に残る大出世を遂げたという、伝説の大人物。現代風に言えば、「田舎町の無名の家柄の生まれだが、やる気マンマンで有能な人材が、地方の中小企業の新入社員から7回もの転職を重ねる過程で、主任~係長~課長~部長とグングン出世し、やがては日本一の巨大企業の社長(徳川家康)から引き抜かれて、重要拠点の支店長に就任した」というイメージでしょうか。
天守閣からは、のどかな風景が広がっていますが、ご存知のように、「伊賀」と言えば、日本を代表する「忍者」の里・・・この伊賀上野城の周辺にも、「服部」(はっとり)という地名が残り、「服部川」が流れていますから、いかにも「忍者ハットリ一族」の子孫の方々が、住んでいらっしゃいそうですよね(笑)。この私も、「服部家」の婿養子に入れば、「ハットリ君」と呼ばれるカッコイイ身分になれたのに・・・と、思わず、人生をやり直したくなってしまいます。(^o^;)
・・・などと妄想にふけりながら、天守閣から城内を下っていると、なにやら、「入館券うりば」と書かれた建物が、見えていますよ。
近寄ってみると・・・おお、これは、ぜひとも観賞して行かねば!!
\(◎o◎)/
なるほど、ここは、「伊賀流忍者博物館」なんですね・・・もちろん、さっそく、面白そうな「忍者ショー」をお目当てに、入館してみましょう!!
こちらが、昔から残る本物を移築してきたという、忍者屋敷・・・
ちょうどタイミング良く、忍者姿のお兄さんが、解説を始めたところですよ。(観客の半数以上は、外国語をしゃべる方々でした・・・「ニンジャ」というのは、マンガ本やアニメーション番組を通じて、世界的に人気が高いそうですからね)
忍者屋敷の中には、さまざまな仕掛けが、隠されていますよ。例えば、有名な「どんでん返し」や、「仏壇の下から逃げる隠し扉」など・・・
次の写真で、お兄さん(マネキンのように見えますが生きています)が実演しているのは、「隠し階段」と、「中二階(ちゅうにかい)に隠されている見張り場所」なのですが・・・
おお!! 確かに、中二階の隠し部屋から、怪しげな姿が、こちらを凝視していますよ。
忍者屋敷での解説を、感心しながら楽しく聞き終えると、次に案内されるのは、本物の遺物を見ながら真面目なお勉強ができるという、興味深い忍者資料館・・・しかし、こんな姿で街を歩いていたら、「お前、忍者だろ!?」と、バレバレですよねぇ(笑)。
うわぁ、これは凄い!! \(◎o◎)/
忍者の遺物の本物が、現代まで、こんなに残されているとは、ビックリ仰天ですよね。
さすがに、「忍者って、本当に実在していたのだ」と、思い知らされます。
例えば、「忍者」の代表的な武器として知られる、これ・・・
こちらも有名ですが、絶対に、踏みたくないですよねぇ・・・(涙)
(゜ロ゜;ノ)ノ
これを活用するシーンを、時代劇では見たことがありますが、本当に使われていたとは!!
(゚Д゚;)
現代の戦争で多用される「手榴弾」(しゅりゅうだん)は、「火遁(かとん)の術」のタネとして、忍者も活用していたんですねぇ!!
これが、有名な「水蜘蛛」(みずぐも)・・・さすがに、池や掘や湖の上を歩くには無理がありますが、ぬかるんだ「泥湿地帯」や「田んぼ」を歩く際には、重宝したそうですよ。(持ち運ぶのは大変そうですが、折りたためば小さくなるんでしょうね)
ヤメて!! \(゜ロ゜)/
お願いですから、こんな痛そうなもので、ひっかかないでくださいよ!!
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
・・・というわけで(笑)、忍者たちの痛そうな攻撃から逃げ出し、ようやく「忍者ショー」の会場を探し当てた私を、待っていたのは・・・
ええ~っ!?
!!\(⦿_⦿)/!!
まさか、週に1度だけやって来るという、この日だったとは・・・
(>ω<。)。。。
ガックリと肩を落とした、かわいそうな私・・・「手裏剣打ち」の会場も、「子供じゃあるまいし!!」と憤慨(ふんがい)しながらスルーして、とぼとぼと、お土産物店へ・・・
売店には、もちろん、手裏剣の数々が並んでいますよ。
ここで、見逃せない貴重情報を発見!!
ほら、写真の左下部分を、見てくださいよ・・・「しゅりけんのヒミツ」と題して、「おもいので、いつもは、1まいか2まいしか、もっていなかったんだ!」とのこと。
なるほど、そりゃそうですよねぇ・・・いかにも重そうな手裏剣を、いつも何十枚も持ち運んでいたら、移動するには邪魔になるし、「そこの部分、ふくらんでるけど、何が入ってるの?」と、目立ちまくってしまうし・・・(笑)
忍者に変装できる衣装も、レンタルできるそうですが・・・こんなに目立つ格好で、この子たちのように大はしゃぎしていたら、「お前、忍者だろ!?」と、バレバレすぎますよねぇ(笑)。
私としては、「忍者ショー」に振られてしまった悔しさを晴らすべく、「ここでしか手に入りそうにない、貴重なお土産を」と、探しまくった末に発見したのが、こちら・・・
そう、伊賀流忍術の秘伝書!!
さっそく、巻物を開いて、興味シンシンで内容を熟読してみると、面白くて役に立つ情報が、ビッシリですよ。例えば、忍者はスリムな体型でなければ務まらないため、体重は「約60キログラム」を超えないように、厳しく自己管理していたとのこと・・・
う~ん、そうなると、私が忍者になるためには、あと20キロ近くも、痩せなければ(号泣)。
し、しかし、思わぬ朗報も!!
下記のように、なんと忍者は、「ときには、わざと暴飲暴食をすることもあった」とのことで、「思いっきり食べる日と、まったく食べない日を交互に続け、その極限状態に耐え得る力を養った」のだそうですよ。
なるほど、「厳しい修行のひとつとして、時々、わざと暴飲暴食することにより精神を鍛える」というのですから、なんと素晴らしい方法なのでしょうか・・・こうなったら、立派な忍者を目指して、この私も喜んで、「暴飲暴食の修行」に、日々、まい進させていただく所存です!!
\(^o^)/
そこで、さらに立派な忍者道を歩むべく、売店で迷わず購入したのが、三重大学の山田教授(忍者研究の第一人者)が監修なさっている、こちらの解説本・・・読んでみると、わかりやすくて信頼性の高い、素晴らしい内容でしたから、その一部を、ちょっぴりご紹介しておきますね。
たとえば、いわゆる「くノ一」(くのいち = 女性の忍者)は、敵の城内に「女中」として潜入し、うわさ話が好きな女中たちから情報を集めたり、女性が得意とする「立ち聞き」に精を出したり、部屋の掃除をしながら文書を盗み見たりしたそうですよ。
また、粉状のトウガラシを小袋に詰めた「目潰し」を、敵の顔面にめがけて投げ、相手が悶絶しているスキに逃げることも・・・
さらに、大麻(麻薬の一種)を乾燥させた「阿呆薬」、つまり、飲むと阿呆(あほう)になってしまう薬を飲ませて、相手を自由自在にコントロールするのも得意技!!
(この絵を描いたデザイナーさん、素晴らしいお仕事ぶりです!!)
時には、ヘビやカエルなどを部屋に投げ込み、女性たちがパニックになっているスキに、うまく忍び込んだりしたそうですよ。
ただし、そんな無敵の忍者たちにも、「番犬」という天敵が!!・・・犬たちを「毒まんじゅう」で処分したり、他の犬を差し向けて気をそらしたりと、苦労させられたとのこと。
そして、かなり意外だったのが、こちら・・・厳しい修行を積んだはずの忍者たちなのに、「酒、女、お金」などの欲に負けてしまい、肝心の任務を失敗するケースが多かったのだそうですよ。う~ん、忍者と言えども、中身は人間であったということなのでしょうか?(笑)
そこで、立派な忍者になるためには、「酒、女、お金」などに惑わされず、禁欲的な生活を送れるだけの「不動心」が、求められたとのこと!!
\(◎o◎)/
なるほど、「不動心」ですか・・・
私の場合、幸いなことに、「酒」にも「女」にも「お金」にも、まったく興味がございませんので、すでに、確固たる「不動心」を、完璧に身につけていると断言できます!!・・・と、あくまでも冗談の範囲内で、言い切ってしまいましょうか(笑)。
・・・というか、ふと気づいてみると、そもそも私は「忍者」ではありませんので、余計な「不動心」など、まったく身につける必要が無いんですよねぇ(笑)。
例えば、伊賀名物の「かたやき」(下記写真)のパッケージに描かれている、お色気満点の「くのいち」のイラストを目にした瞬間、「おお~っ、こんなに可愛い忍者にならば、『心の手裏剣』を投げてもらってOK!!
o(^o^)o 」と願ってしまう私ですから、「不動心を身につける」ことなど、夢のまた夢・・・
(^o^;)
・・・と、冗談はこのくらいにして(笑)、忘れてはならない、重要な知識をご紹介。
次の絵は、かなり前に、私がこの「メッセージ」のページにおいて、忍者の解説本から引用したものなのですが・・・ほら、まあ見てくださいよ。
皆さん、「重いので数枚しか持ち歩いていないという手裏剣を、とっさの戦闘時に活用したくても、すぐに枚数が尽きてしまって役に立たないのでは?」と、素朴な疑問を抱きませんか?
そう、その通りなんです!! そこで、実際の戦闘時には、次の写真の左端で出番に備えている、「手裏剣回収係」が任命されており、敵のスキを見て手裏剣を拾い集めては、素早く自陣に戻っていたのです!!
これが、その「手裏剣回収係」・・・敵の目の前まで出て行って、地面に落ちている手裏剣を拾い集めて戻るとは、あまりにも危険な役目(涙)。
おそらく、まだ手裏剣を投げる技術が身に付いていない、下っ端の「見習い忍者」にすぎない若手が命じられたのでしょうが・・・
こんな危険すぎる役目なんか、絶対にやりたくないですよねぇ!!
( >_< )
・・・なんて尻込みしている私ですから、忍者には向いていませんね(笑)。
《 追伸 》
先日、「光の学校・開校10周年記念コンサート」の打ち上げ会と、私の「61歳」(でしたっけ?)の生誕祭(お誕生会)を兼ねるということで、ピアニストさんとヴァイオリニストさんもお招きし、南禅寺近くの「ウエスティン都ホテル」の「レストラン洛空」において、スタッフたちがブッフェ・パーティを開催してくれました。(次の写真で、私の前に置いてあるのは、レストラン提供の「誕生日プレート」ですよ)
全員、ご馳走を食べ終わって満腹になり、戦(いくさ)が終わったかのような放心状態ですが・・・(笑)
この写真、「飯田先生、61歳とは思えない若々しさですね!!」「先生のシンボルマークである、ほっぺのエクボが可愛らしいですね!!」などと大好評だったので、そのアゲアゲのコメント(笑)を真に受けて、思わず掲載してしまいました。
これまでは、「誕生日」(6月3日)というものに全く興味が無く、いつも淡々と過ぎ去っていたのですが・・・最近、同年代の仲間たちが、次々に、ガンや脳出血や心臓発作で先立って行くのを目にして、「ああ、自分も、あと何年間ほど、この世に生きていられるのだろうか?」と、「短くなってきた余生」を痛感するうちに、「また今年も誕生日を迎えることができた幸せ」に気づき、感謝の念が湧き起こってきたのです。
いつ、自分の身にも何が起こるかわからないからこそ、「誕生日を祝ってくれる人々のお気持ちに、きちんとお応えせねば」という素直な感情になることができ、珍しく「生誕祭」の話に乗っかったというわけですね(笑)。(その勢いで、全身のガンの血液検査も、受けて来ましたよ)
また来年も、読者の皆様と、お互いの誕生日を祝うことができますように!!
(^-^)
5月21日版(19時05分)
今年も、比叡山(ひえいざん)の山頂にある「ガーデンミュージアム」がオープンしたそうなので、昨年12月初旬の冬季閉園以来5ヶ月ぶりに、訪れてみましたよ。京都の街は猛暑で、すでに「初夏」の気温なのですが、比叡山頂は1ヵ月ほど季節が遅れるため、ちょうど春の真っ盛りのはず。
京都の繁華街の中心部に位置する「光の学校」から、愛車を駆使して比叡山頂まで、ご機嫌なドライヴ・ウェイ(有料)をノンビリと走っても、わずか1時間ほど・・・気温もかなり低くなり、爽やかな風が吹き抜ける山頂駐車場に到着すると、すぐ目の前のバス停の横が、ガーデンミュージアムの入口ですよ。
入園料は、1200円(だったかな?)・・・かつて私が愛用していた、格安で何度でも入り放題の「年間パスポート」が、ウイルス問題による経営難を理由に、廃止されてしまったのが痛すぎる!!(涙)
なぜ、「庭」(ガーデン)に加えて「美術館」(ミュージアム)なのかという理由は、こちらの解説板をご参照・・・
おお!! \(◎o◎)/
さっそく、広大な、素晴らしい「お花畑」が!!
私が欲しがっていた光景は、これですよ、これ!!
\(^o^)/
数えきれないキュートな花たちが、満面の笑顔で、私たちを迎えてくれますよ。
この清楚なブルーの花(名前は存じ上げません)が、私のお気に入り・・・お花に対しても、女性に対しても、「華やかさ」よりも「奥ゆかしさ」を求めてしまうのが、私の個人的な好みなんです(笑)。ただし、この「奥ゆかしさ」というのを、言葉で的確に説明するのは、めちゃ難しいんですよねぇ、これが・・・(お色気ムンムンで華美に目立つタイプの女性は超苦手、ということだけはハッキリしていますけどね)
(^o^;)
おっと・・・うっとりしながら撮影に専念する私の影が、写り込んでいましたよ。
ふと空腹を感じたので、園内のカフェを目指してみると・・・
高い山の山頂にて、なぜか突然に出現する、オシャレな「パリ風」のカフェ!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
空腹のため爆食したので、お料理の写真を撮るのを忘れたまま・・・ふと気づくと、食べ終えてしまっておりました(笑)。(ご飯を大量に残してしまって、ごめんなさい)
過去の経験上、上記のような写真を公開すると、「飯田先生、フルーツ・ジュースらしき物体が見えていますが、甘い飲み物には糖質が多量に含まれていて、体に悪いから飲んじゃダメ!!」という、余計なお節介の・・・いえ(笑)、有難いご心配のお手紙が届くのですが、正直、その程度の基礎知識を、わざわざお教えくださらなくて結構!!
( `―´)ノ
実は、私は、どなたかと会食するお仕事が入っていない普通の日には、朝食と昼食を兼ねたブランチを食べるだけで、(夕食を含む)それ以降の食事を完全に抜く「1日1食」の生活を送っていますので(本当ですよ)、ブランチだけは、何を飲み食いしても大丈夫なのです!!
o(^o^)o
ただし、私の大好物である「おやつ」類は、「食事」の概念に含まれませんので、いつ、何を食べてもOKなのですが・・・(笑)
・・・というわけで、食事は1日1回(おやつは食べ放題)という禁欲的な食生活を送っている私にとって、最高級に重要な「ブランチ」を食べ終えた後には、もちろん、運動を兼ねて、楽しいお買い物。
どのような珍品が入荷しているのか、ワクワクしながら、園内のお店に向かってみましょうか。
ほら、オススメの商品たちが、たくさん並んでいるようですよ。
広い店内で、私は特に、「フランス直輸入の雑貨」たちに興味を抱き、いくつかを購入・・・買い求めた直輸入グッズは、「光の学校」に飾っておきましたから、どこに安住の地を得たのか、探してみてくださいね!!
お店を満喫した後は、画家のクロード・モネが自宅敷地内に造成した池を模した、いわゆる「睡蓮の池」へ・・・その池に架けられた橋に向かってみると、嬉しいことに、この時期にしか見ることができない、あの貴重な物体が!!
そう、たくさんの「藤(ふじ)の花」たちが、まるでブドウのようにブラ下がりながら、まさに満開なんですよ!!
ああ、外見的には、なんと奥ゆかしい花なのでしょうか!!
ヽ(´ー`)ノ
ただし、よく観察すると、周辺の木々にしつこく絡みついて利用しながら延びていますので、実は、恐ろしいほど強引で生命力の強い、たくましいタイプの女性・・・いえ(笑)、植物なのかもれませんねぇ。
このような、「睡蓮の池が藤棚(ふじだな)の向こうに広がる光景」は、この時期に来なければ、目にすることができません・・・ああ、なんという眼福!!
モネの代表作のひとつが、(もちろん本物ソックリのレプリカですが)好位置に設置されているため、実物の池と見比べながら、「なるほどねぇ、このような光景を描いたのか」と、モネの気持ちを感じながら楽しむことができますよ。
池の反対側に回ると、先ほど私が立っていた「藤棚の橋」が、正面に見えていますよ・・・好天にも恵まれたので、まさに、天国・極楽にいるかのような幸せ感に包まれます。しかも、周囲に誰も見えないため、この池を独占中!!
次の地図でご覧いただけるように、比叡山の西側は京都の街で、東側は琵琶湖・・・京都の街からは、日本一の標高差(めちゃ急勾配)を誇る「叡山ケーブル」と「叡山ロープウェイ」を乗り継げば山頂に着け、琵琶湖側からは、日本一の長さを誇る「坂本ケーブル」と「比叡山内シャトルバス」を乗り継げば着けるため、世界遺産・比叡山は、めちゃ便利で楽ちんな山なんですよ。
さらに、京都駅や、三条京阪(「光の学校」の最寄駅)からも、絶景を楽しめる「比叡山ドライブウェイ」経由の直通バスが出ていますので、公共の乗り物で山頂を攻略するのは、実に簡単!!
そんなわけで(笑)、皆様も、私が年間10回以上は訪れるガーデンミュージアムを、ぜひとも攻略してみてくださいね!!
そして、私のお気に入り・・・次の写真にある、「睡蓮の池を描く(実物大の)モネ像」が、園内のどこに飾ってあるのかを、探し歩いてみてくださいね。時々、勝手に動いて、日本語で話しかけてくるので、意表を突かれてビックリ仰天しますよ!!(笑)
5月14日版(午前0時28分)
先日、山開きをした上高地の現状を知りたいと思い、五千尺ホテルが公開しているライヴ・ビューイングを開いてみると・・・次の写真のように、ものすごい人出で大混雑!!
今年も、めでたく、春の登山シーズンが、訪れましたねぇ・・・
そこで、上高地の写真とは何の関係もございませんが(笑)、本日は、ある場所で私が撮影した「面白い光景」を、ご紹介いたしましょう。(ちなみに、関西では、「面白い」と書いて、「おもろい」と発音します)
先日、私が仕事で訪れたのは、滋賀県の琵琶湖畔に位置する、「近江八幡」(おうみはちまん)の町・・・屋形船での「水郷巡り」が有名な、歴史ある城下町であり、数多くの「近江商人」を輩出した商業都市としても、知られていますよ。
今、この町で、「バウムクーヘン」を製造する工場の見学ができるという、「ラコリーナ」という施設が大人気とのことなので、「ついでに寄ってみようかな」と、軽い気持ちで訪れてみたのですが・・・予想を上回る面白さ(おもろさ)だったので、たくさんの興味深い写真を用いながら、社会勉強として(笑)ご報告してみますね。
ほら、まあ、見てくださいよ・・・この不思議な光景が、その「バウムクーヘン工場」の入口。
こ、これは!! (゜ロ゜;ノ)ノ
本当に、「工場」なのでしょうか?
左を向いても・・・
右を向いても・・・
正面を向いても、その不思議な光景に、ビックリ仰天するばかり・・・
ここは、単なる「工場」ではなく、まるで「娯楽施設」のように創意工夫を凝らした、「バウムクーヘンを題材にしたテーマパーク」のようですね。
パーク(実は工場)の内部では、いくつもの施設が、歩道や回廊で結ばれており・・・
見下ろすと、こんな感じで・・・何とも形容しがたい、不思議な光景が広がっています。(中央に広がる緑の部分には、いずれ稲の苗が植えられて、田んぼになるのだそうですよ)
工場の建物は、なぜか、「潜水艦」にそっくりだという噂も・・・
まずは、腹ごしらえのために、まるで宇宙船のようなイメージの、カフェに入ってみましょうか。
カフェのメニューは、こちらの2種類・・・バウムクーヘン&飲み物のセットにするか、ソフトクリーム&バウムクッキーの組み合わせにするか、大いに迷うところです。
このような、幸せすぎる悩みであれば、人生で何万回でも、大歓迎ですね!!(笑)
なお、これまで私は、「バウムクーヘン」だと思っていたのですが、このサンプルには「バームクーヘン」と書いてあるので、「あれ? バウムではなく、バームだったっけ?」と気になって、調べてみた結果・・・厳密に言うと、「ドイツで造られる、伝統的な厳しい基準を満たした商品」を「バウムクーヘン」と呼び、「日本で造られる、日本風にアレンジされた(業者ごとに違いのある)商品」を、「バームクーヘン」と呼ぶのだそうですよ。
ただし、日本では、「バウム」も「バーム」も、同じものとして区別されずに用いられているのが実態とのこと・・・しかし、言語的に見れば、ドイツ語では「
Baumkuchen 」という綴りですから、カタカナで「バウムクーヘン」と表記する方が、原語に近いことが判明しますね。
レジで注文した後に、このカウンターで商品を受け取って、お好みのテーブルに移動。
店内は、なぜか、オシャレな宇宙基地のイメージ・・・バウムクーヘンをモチーフ(題材)にした、円形の構造物が目立ちます。
私が選んだのは、こちらのカウンター席・・・(私のように)1人で淋しく訪れた客にとっては、複数向けのテーブル席よりも、カウンター席の方が落ち着きますからね(笑)。
おや? カウンター席から見下ろすと、バウムクーヘンの製造現場が、丸見えですよ!!
結局、迷いすぎて選べなかったので、2種類とも発注してしまった、食いしん坊の私・・・
(^o^;)
美味しすぎるバウムクーヘンを頬張り、至福の時間を過ごしながら、ふと眼下に目を向けると・・・
なんと、向かい側に通路のような構造物が見え、たくさんのお客様たちが、興味シンシンで、製造工程を見下ろしていますよ。
どうやら、工場見学の面白そうなコースが、きちんと設定してある模様・・・バウムクーヘンを食べ終えたら、ぜひ、あそこに向かってみましょうか。
見学コースに入ってみると、確かに、バウムクーヘンの製造作業が、丸見え!!
(⦿_⦿)
この写真の場所では、職人さんが、バウムクーヘンに、何かを塗っていらっしゃる模様・・・
こちらの機械では、職人さんが何かを塗ったバウムクーヘンを、細かく薄切りしている模様・・・
こちらの場所では、う~ん、何をなさっているのでしょうか?
右側の男性が、左側の女性に、何かを教えているような雰囲気なのですが・・・もしかして、新人さんの研修中とか?
おっと、こちらの窓から見下ろすと、大量のバウムクーヘンたちが、ある機械の中に、運ばれていく光景が・・・
それが、この機械・・・何やら、めちゃ忙しそうに、動きまくっていますよ。
拡大してみると、ほら・・・青いベルトコンベアーの上を流れてきたバウムクーヘンたちを、1つ1つ、機械のアーム(腕)が持ち上げて、向こうに並ぶ空箱の中に、次々と入れていきますよ。だいたい、2秒間に1個くらいの猛烈な速度で、延々と、この作業を繰り返しているのです。
お上手すぎる!! (◎_◎;)
バラバラに流れてくる個々のバウムクーヘンの位置を、センサーで正しく把握し、間違えることなく取り上げて、高速で箱の中に収めていくという、この魔法の機械・・・その人間離れした作業(機械なので当然ですが)を、あっけに取られながら凝視していると、何十分でも飽きないことでしょう。
おや? こちらの作業台では、職人さんたちが、バウムクーヘンを上手に切って、何かをなさっている模様・・・
もしかして、焼き上げたバウムクーヘンたちの中から、ランダムに何本かを取り上げて、断面の観察による品質チェックをなさっているのでしょうか?
やがて、たどり着いたのが、こちら・・・数えきれないほどのバウムクーヘンの棒が、所狭しと並んでおり、なんとも壮観な眺め!!
\(◎o◎)/
うわ~!! (゜ロ゜;ノ)ノ
この世を去るまでに、一度でいいから、かぶりついてみたいですよねぇ~!!(笑)
子供たちにとっては、貴重すぎる社会見学・・・ほら、良い子たちが、ガラスにクギ付けになって、興味シンシン状態ですよ。
工場見学のコースを終えると、もちろん、ベストのタイミングで(笑)、販売コーナーが出現!!
販売コーナーでは、バウムクーヘンを手にした、大勢の人々の列が・・・その製造過程を学ぶことにより、ますますバウムクーヘンに愛着が湧き、サイフのヒモが大いに緩んで、「あの人にも、この人にも」と、お土産を含めて大量に購入なさっていますよ。このように、工場見学は、素晴らしい「販売促進効果」を、発揮するわけですね!!
販売コーナーの一角で、大きくて太~いバウムクーヘンを発見したので、恐る恐る、近寄ってみると・・・
なんと、細く切断される前の、丸ごと1本のバウムクーヘンが、「2万7000円」で、販売されているではありませんか!!
\(゜ロ゜)/
この大きさで、2万7000円というのは、意外に安いのではないかと思いますが・・・賞味期限までに食べ終えるためには、まずは薄く切った上で、ふだん交流の無い友人や、隣り近所の住民たちにまで、配って歩かなければね(笑)。
ああ、この記事を書いていると、無性に、美味しいバウムクーヘンを食べたくなってきた!!
o(^o^)o
そう言えば、京都の「光の学校」から、滋賀県の「近江八幡」にあるバウムクーヘン工場「ラコリーナ」までは、雄大な琵琶湖畔をご機嫌で走りながら、距離50キロ、所用時間70分ほどの、魅力的なドライヴ・コース・・・今が深夜でなかったら、とっくに愛車に乗って、飛び出していることでしょう(笑)。
以前、このページでご紹介した、浜名湖畔にある「うなぎパイ」の工場見学も、とても楽しかった記憶が・・・皆様も、身の回りに「見学できる食品工場」があるだろうかと探して、ぜひ、訪れてみてくださいね。
ちなみに、突然すぎるご提案ではございますが・・・私の大好物でもある、あの「チロルチョコ」の製造工程(なんと福岡県田川市にある会社なのです)に、ご興味をお持ちの御方には、こちらの貴重映像の観賞をお勧めしますよ!!
https://www.youtube.com/watch?v=p3RAt0Iu1pw
《 追伸 》
先日、私の『ツインソウル・完全版』(PHP文庫)が、紙媒体で増刷いただけたことをお知らせしましたが・・・今度は、『生きがいの創造・実践編』の方も、文庫版で増刷してくださることが、決定いたしました!!
\(^o^)/
どうやら、私の著書の読者さんたちは、ネット時代から取り残されて・・・いえ(笑)、あえて背を向けて、懸命に「紙媒体の本」にしがみついて・・・いえ(笑)、こだわっていらっしゃるという、奇特すぎる・・・いえいえ(笑)、有難すぎる方々のようですね。
この場を借りて、皆様のご厚情に、心より感謝申し上げます。
m(_ _)m
54日版(18時30分:加筆修正)
世の中は、ゴールデン・ウイークの真っ最中・・・京都の街も、観光客の方々(そのうち半数以上は主に欧米系の外国人さん)で満杯状態のため、「光の学校」近くのコンビニやカフェまで買い物に向かうことさえも、「いざ!!」と覚悟が求められる感じです(笑)。
そんな京都から離れて、親族の集まりに出席するため、故郷・広島に向かった私でしたが・・・ご高齢の親族4名から、「史君に頼んだら、何でも、ええようにしてくれるけん、安心じゃわい」と、この大混雑時に、世界遺産「宮島」の「厳島(いつくしま)神社」へのお詣りを、命じられてしまったのです(涙)。
急な話ゆえ、半日しか時間がありませんので、あわててフェリー乗り場に向かい、宮島を目指した、我々ご高齢のご一行・・・
わずか10分程度の乗船時間なのですが、瀬戸内海の穏やかな波を楽しみながら、そよ風を満喫していると、「あっ、大鳥居が見えてきた!!」と叫ぶ、子供たちの声・・・
おお!! \(◎o◎)/
数年間をかけた大修理を終えて、ピカピカな姿によみがえった大鳥居が、我々を迎えてくれていますよ!!
宮島の桟橋に降り立つと、いかにも旅慣れた格好の外国人カップルさんが、大鳥居の方向を眺めながら、幸せそうな表情・・・この御姿で、日本各地、いや世界各地を、愛し合い、助け合いながら、旅して回っていらっしゃるのでしょうね。本当に、うらやましくて、カッコイイ!!
おや? フェリー乗り場の前の大広場には、大量の高校生たち・・・まさか、この大混雑するゴールデン・ウイークの真っ最中に、修学旅行なんかを計画するはずは、ありませんよね?
う~ん、悪い予感・・・( >_< )
(引率の先生が、鹿にエサを与えておられます)
やっぱり!! (゚Д゚;)
参道の土産物屋街は、修学旅行生たちで一杯・・・
このあたりには、修学旅行生が少ないと判断し、名物の「あなごめし」のお店に入ろうとしたら、店内は、高校生たちで埋まっておりました・・・( >_<
)
宮島周辺は、カキ(牡蠣)の名産地なので、「焼きカキ」のお店が目立っていますよ。
どの飲食店も、自由行動中の修学旅行生たちで埋まっているため、やむを得ず、昼食は後回しにして(涙)、厳島神社のお詣りを優先することに・・・
おお!! \(◎o◎)/
見えて来ました、これが、かの有名な大鳥居!!
運良く、ちょうど干潮時なので、近くまで歩いて行けます!!
木造の鳥居としては、高さも大きさも日本一!!
(つまり、自動的に、世界一だということですよね?)
平安時代に、あの「平清盛」(たいらのきよもり)が創建した初代から、現在の鳥居は9代目にあたるとのこと・・・クレーンなどの重機が無い時代に、どうやって組み立てたのでしょうか?(まさか、宇宙人に手伝ってもらったとか?・・・笑)
大鳥居は、地面に固定されているのではなく、自分の重さで、この場所から動かないのだそうですよ。満潮時には、写真の緑色の部分(海藻が生えている場所)まで、海水で満たされるわけですが・・・女子高生の背の高さほどあるのを見て、みなさん、ビックリ仰天中!!
さて、いよいよ、厳島神社の本殿を、お詣りしますよ!!
(一般的に、お寺は「お参り」、神社は「お詣り」と表記します)
おお~っ!! \(◎o◎)/
世界中を探しても、ここにしか存在しない、この景観!!
今は干潮時ですが、数時間後には、海水の上に建っていることに・・・
周囲の外国人の方々も、「ファンタスティック!!」「オマゴ!!」(オーマイゴッド)と、皆さん、大興奮なさっていますよ。
これほど美しい光景を演出する建造物は、世界中を探しても、めったに見つからないことでしょう・・・
たまたま、目の前から、奇跡のように人影が消えたので、あわてて撮影!!
\(^o^)/
その後も、なぜか、私が向かおうとする場所から、どんどん人影が消えていくため、ごく自然に、その空間を独占できてしまうのです・・・こんなに大勢の人々が訪れているのに、本当に不思議・・・
(◎_◎;)
これが、厳島神社の中心である、本殿。
大勢の人々がお詣りしていますが、みな日本人ばかりで、諸外国の方々は、素通りするだけ・・・諸外国の方々は、信じている宗教が異なっており、ただ観光に来ているだけなのですから、お祈りなどしないのは当然ですね。
その点、一般的な日本人は、神社でも、お寺でも、キリスト教会でも、テキトーに(笑)自己流でお祈りしておく習慣がありますから、特定宗教だけを信じるのが当然の外国人さんたちから見ると、「複数の宗教を同時に信仰するなんて不可能のはず!!」と、ビックリ仰天するしかない奇妙な行動なのだそうですよ。
やがて、お守りなどの授与所に到着・・・ご機嫌だった私は、迷うことなく、運試しの「おみくじ」を、引いてみましたが・・・その驚くべき、素晴らしすぎる結果については、また後でね(笑)。
いよいよ、神社の出口が、近づいてきましたよ・・・とは言え、写真に見える大げさな橋は、今は使われていませんので、どうぞご安心を(笑)。この橋は、有名な戦国大名、毛利元就(もうりもとなり)が再建した姿のままだそうですから、ああ、歴史ロマンですねぇ!!
神社を出た地点で、「神社検定」のポスターを発見!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
神社の関係者さんや、神道を学ぶ学生さん、神官を目指す方々にとっては、必須課題なのでしょうか?
なんと、試験は、「オンラインで開催」と書かれていますよ。かつて国立大学の教員として、全国的な入学試験の監督や入試委員・出題委員を務めていた私としては、つい、「オンラインだと、カンニングも、やり放題なのでは?」と、大いに心配してしまいますが・・・きっと、人間が厳しく監視しなくても、「不正をする受験生には、神様が厳しい天罰を下してくださるに違いない」という、宗教的解釈こそが解決策なのでしょうね。
さて、そろそろ空腹が限界に近づいてきたので、飲食店を覗いてみるのですが、どこもかしこも、自由行動中の修学旅行生たちで満席(涙)・・・お願いですから、わざわざ、ゴールデン・ウイークの真っ最中に「修学旅行」を入れるのは、ご遠慮いただきたい!!
( `―´)ノ
腹ペコで困っていると、食べ歩きができる便利な「スティック・カキ(牡蠣)」を発見しましたが、さすがに、これは恥ずかしい・・・(しかも高価)
同じく食べ歩きができそうな、(テレビで紹介されたという)「牡蠣カレーパン」なる珍品にも出会いましたが・・・道行く人々は、みな、遠巻きに見つめるだけ・・・(^o^;)
なんと、「3300円で、60分間、かき食べ放題!!」という、目立ちまくる大きな広告宣伝板を見つけましたが・・・よく見ると、開催期間を1年以上も過ぎており、とっくの昔に終了しちゃってるじゃないですか!!(古くて紛らわしい広告は、さっさと撤去しておいてくださいよ)
( `―´)ノ
それにしても・・・60分間にわたり、何十個(何百個?)ものカキを食べまくってしまっても、我々の胃腸は・・・いえ、人間の生命は、大丈夫なのでしょうか? (^o^;)
そこで、「かくなるうえは」と一念発起し、人通りの乏しい丘の上まで登ってみたところ、ようやく、5名分の座席を確保できる、いい感じのお店を発見!!(号泣)
やはり、修学旅行生たちが登らないであろう「穴場」に目を付けたのが、正解でした(笑)。
店内には、おそらく何十年も前から掛けてあるに違いない、風情あふれる手書きのメニューが!!
もちろん、名物の「あなごめし」を5つ発注し、大満足で、舌鼓を打った我々でした!!
o(^o^)o
満たされたお腹を抱えながら、参道の土産物屋街を、ウロウロしてみると・・・
これも宮島名産として知られる、「しゃくし」または「しゃもじ」・・・もともと、「敵をめしとる」(やっつける)という表現に「飯とる」(ご飯を取る)という文字を当てて、「必勝」を願う縁起物として珍重されたのだそうですが・・・次の写真で見られるように、今では、「勝利」だけでなく、あらゆるご利益がありそうな気配です(笑)。どうやら、神様も、民衆のニーズに応えるべく、「ご利益の授与」という事業経営の多角化を、はかられたのでしょうね・・・
しかし、「ご利益」というのは、「自分の努力や頑張りなど必要としないで、神様の超自然的な力によって、突然にポンと与えてもらえる大きな幸運」のこと・・・つまり、「合格」や「良縁」ならば「神様からのお恵み」という概念にフィットするのですが、「努力」や「根性」となると、自分自身で懸命に頑張らなければならない概念なので、「ご利益」にはフィットしないような気が・・・
もしも、私が神様から、「史彦よ、お前には、思い切り懸命に努力できるだけのド根性を、与えてやろう」と言われたならば、「ええ~っ!? そんなもの要りませんから、どうか神様のお力で、パパッと大成功させてくださいよ!!(涙)」と、泣きついて哀願するに決まっていますよ(笑)。
(゚o゚;)
おや? 広島名物、「お好み焼」の宣伝も・・・今は満腹なので、広島駅に出てから、夕ご飯として食べましょうね。
今は満腹、と言いながらも・・・広島で生まれ育った親族たちが、全員一致で「ここ」と選んでくれたお店に入って、名物の「あれ」を発注することに。
そう、宮島に来たならば、食べないで帰るわけにはいかないのが、「もみじ饅頭(まんじゅう)」ですよ・・・店頭で焼き上げたばかりの、香ばしい美味しさを満喫して、幸せ一杯の我々でした。
ヽ(´ー`)ノ
食べ過ぎて苦しいお腹を抱えながら、「腹ごなしに」と、石段を登って訪れたのが、「千畳閣」(せんじょうかく)・・・次の写真(私の後ろ姿)は、おばちゃんが撮ってくれた1枚です。なんだか風情に満ちた、背中に哀愁が漂う名作に、仕上がっていませんか?
登ってみると、修学旅行の女子高生たちが、ガイドさんの解説に、うなづいている最中ですよ。写真の右端に写っているのは、引率している、学級担任の先生でしょうか?
(お仕事、誠に、ご苦労さまです・・・私も、大学教授時代に、飯田ゼミナールの学生たちを引率して、ディズニーリゾートや、尾瀬ヶ原や、ロンドン&パリなどを訪れましたから、その気苦労は、よ~くわかります)
この「千畳閣」は、なんと、あの「豊臣秀吉」が建立を命じたものであり、桃山時代を代表する建築物のひとつだそうですよ。(ただし、建設の途中で秀吉が死去したので、未完成のままになったとのこと・・・つまり、秀吉から命じられたので、仕方なく建てていたということですね。あるいは、秀吉からもらっていた莫大な建設費が、もらえなくなってしまったからという、残念な事情なのかもしれません)
さすがは、派手好きの秀吉が建立を命じただけあって、壮大な建築物なんですよ、これが・・・
おや? こんなところに、大小さまざまな大きさの、「しゃもじ」(しゃくし)が、ドラマティックに奉納されていますよ。これらは、いったい・・・???
なるほど、江戸時代から、さまざまな願いを込めて、ここに奉納されてきたわけですね。
やがて、親族たちと別れた私は、ただちに、広島駅の1階にある、「ぶちうま通り」(お好み焼の有名店が並んでいます)へ・・・
ちなみに、「ぶちうま」とは、「とても美味しい」を意味する、完璧な広島弁ですよ。例えば、「ぶちうまなんよ」「ぶちうまいのう」「ぶちうまいわい」「ぶちうまいんじゃが・・・」「ぶちうまかろ?」「ぶちうまいじゃろ?」など、状況や相手に応じて、さまざまな活用形がございます(笑)。
たくさんの名店が並んでいますが、たまたま(本当ですよ)、スタッフのチャーミングな女性(写真中央右側)から声をかけられたので、即刻、このお店に決定!!(正直、どのお店でも良かったんですよ、本当ですからね)
(^-^;)
店内は超満員でしたが、回転も早いので、運良く、「カウンターなら、すぐにご案内できますよ」と、わずかな待ち時間で着席。
外国人さんも多いので、英語のメニューも完備・・・広島県人である私は、当然ながら、幼い頃から食べ続けてきた定番中の定番、「いか天&豚肉&玉子&うどん入り」を発注!!
(その昔、あの「平清盛」さんも、「いか天&豚肉&玉子&うどん入りであらずんば、人にあらず!!」と、天下に言い放ったとか!?)
カウンター席に陣取り、広島式のお好み焼を焼き上げる、熟練の妙技を観賞。
ほら、見てくださいよ・・・広島式のお好み焼に不可欠なのが、これほど大量のキャベツ!!
う~ん、食物繊維ですねぇ(笑)。
1人1人の客の複雑な注文内容を、簡素かつ的確に、記号化して書いて貼り・・・
その内容を、ほら、お好み焼そのものに、ケチャップを用いた数字で、書き入れていくんですよ。
さあ、できました!! (^-^)v
定番中の定番に、これまた定番の「オタフクお好みソース」を、たっぷりと・・・
そう言えば、以前、広島の平和公園近くのホールで、経営関係者に向けた大きな講演会を依頼された時、終了後に、「オタフクソース」の重役さん2名がおいでくださり、名刺を頂戴したことがございます。すなわち、「オタフクソース」の会社には、私の「生きがい論」の読者さんたちが、明らかに潜伏なさっているという証拠ですから、誠に、ありがたくて光栄なことですよね。
幸せに満たされた私は、「オタフクソース」の香りと共に、帰りの新幹線を待ちながら、駅ビル2階の土産物屋街を物色・・・
なんと、その「オタフクソース」さんが、「お好み焼の材料セット」を、販売なさっていますよ。これさえあれば、全国どこでも、お店の美味しさを再現できるとのこと・・・「イラストでわかるレシピ」まで付いているそうですから、皆様も、ネットで購入して、ぜひ挑戦してみてくださいね!!
もちろん、カキそのものや、「かきめし」の素なども、多種多様にそろえてございます。
1枚ごとに、カキを1つぶ、丸ごと使用したという、贅沢な「牡蠣まるごとせんべい」も!!
こ、これは!! (゚Д゚;)
いま話題の「G7」を記念して、岸田総理の顔が刻印された、お饅頭が・・・
さらに、他社からは、大福入りの「どら焼き」までも・・・
う~ん、お見事な、便乗商法・・・
(ちなみに、岸田総理は、地元の広島出身です)
こちらは、私も60年にわたり愛用している「広島弁」を、そのまま商品化したという、わかりやすいクッキー・・・大げさではなく、すべて、広島出身の人々(可愛らしい女子中高生たちを丸ごと含む)が、現在でも、日常的に活用している言葉ばかりなんですよ。(本当なんです!!)
おや? これは・・・今や、全国どこにでもある、「白い恋人」(有名な札幌みやげ)の模倣・・・いえ、類似品ですね(笑)。大ヒットした「白い恋人」の製造機械のメーカーさんが、(当然の経営戦略として)日本中の菓子業者さんに同じ機械を売り込むわけですから、「ちょっとだけ変えた類似品」が日本中に溢れるのも、当然のことなのです。(だから、類似品も、みな美味しいんですよね)
ちなみに、大阪では、ソックリの商品が、「面白い恋人」(おもろい恋人)という名前で販売され、人気商品になっていますよ。
その一帯には、プロ野球の「広島カープ」の応援商品が、たくさん並んでいますよ・・・例えば、こちらは、「のりのりじゃけん」と名付けられた、味付け海苔(のり)。もちろん、パッケージの色は、広島カープの赤色ですよ。
その昔、カープが優勝しまくって常勝球団であった頃(そんな時代もあったんです)を思い出し、発作的に、うっかり購入してしまった、「打って鯉や!!」と題するクッキー(笑)。
実は・・・レジに立つ可愛らしい女の子を前にして、「打って鯉や!!」だけを買うのは恥ずかしかったので、前述の「広島弁クッキー」も、ついでに購入してしまった私です。(もちろん、帰りの新幹線の中で開封し、さっそく賞味せざるを得ませんでした・・・笑)
皆様、すぐに解読可能でしょうから、余計なお世話だとは思いますが、念のため、一応、日本語に翻訳しておきますと・・・「じゃけえ」(または「じゃけん」)は「ですから」、「ぶちうまい」は「とても美味しい」、「食べんさい」は「食べてください」、「ええのう」は「良いですね!!」、という意味ですよ。さっそく、本日から激しく活用して、あなたの身の回りでも、大いに流行させてくださいませ。
特にオススメなのは、「ええのう」の活用ですよ。今後、身の回りの何かの機会に、「これは良い」と感じることがあったなら、その瞬間に「ええのう~!!」と発言して、ご家族や友人や仕事仲間たちを、「???」と、不思議がらせてみてくださいね(笑)。(状況に応じて、「こりゃええのう!!」と対象を指摘したり、「ほんまにええわいのう~!!」と、さらに素晴らしさを強調することも可能です)
***************
さて、今回の最後に、どうしても、ご報告しないわけにはいかない、大惨事がございます・・・
(>ω<。)
実は、厳島神社で引いた「おみくじ」の結果は・・・
なんと、「凶」と出てしまったので、ござります!!
\(◎o◎)/
ところが、確かに「凶」と断定してある一方で、その内容を、しっかり読んでみると・・・
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先言兆(凶)
これは万事、逆にゆく兆なれ
おそれつつしむべし。
とかく下々よりことをしそんじることあるべし、子孫のうれいあり、かえすがえすつつしむべし
方角 北西の方よし
待人 来る損してかえる
建家 家移り、よし
縁談 はじめ面倒あり、後にはいたってよし
商売 損多し、しかし強く押せば良き事もあり
勝負事 悪し
病気 治る
失物 出る
旅立 よし
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・・・という感じで、「凶」と断定してある割には、意外にも、決して悪くない内容(笑)。
例えば、家移り(引っ越し)は「よし」、縁談は(最初は面倒なことも起こるが結果的に)「いたってよし」、病気は「治る」、失物は「出る」、旅立は「よし」となっており、これらは「凶」どころか、むしろ「吉」の内容ですよね。
その一方で、明らかに内容が悪いのは、「待人」(来るが損して帰る)と、「勝負事」(悪し)だけであり、「商売」については、「損は多いが、強引に押し売りすれば儲かる」(笑)とのことなので、活路はあるということ・・・しかも、「待人」の「来るが損して帰る」という表現は、「損をする」のが「相手」なのか「自分」なのか不明であり、日本語として、意味がハッキリしません(笑)。
したがって、「凶」であるはずなのに、明らかに悪いのは「勝負事」だけであり、他の項目については、むしろ「吉」の内容が圧倒的に多いのです。しかも、私は「勝負事」に興味が無く、いわゆるギャンブル(賭け事)としてのパチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇、各種の宝くじ類、ゲームセンターのゲーム機などにお金を使うことは無いうえ、ビジネスとしての「株」「投機・投資」「蓄財」なども一切行っておらず、勝ち負けの出るスポーツや、芸術的なコンクール&コンテストなどへの応募も、行っておりません。つまり、「勝負事」の運気が「悪し」と出ても、私にとっては、まったく実害が生じないのです(笑)。
いずれにしても、これから、「飯田史彦と巡る東北ツアー」の募集と実施を控えている私としては、「旅立」が「よし」となっているのを確認して、「これで、参加者の皆様に、私の運気のせいで迷惑をおかけしないで済むぞ」と、大いに安堵いたしました・・・
(^-^)
なお、ここだけの話ですが・・・同行した親族4名も、一緒に「おみくじ」を引いてみたところ、なんと、4名のうち3名が、「凶」と出てしまいました。つまり、私を含めて、「5名のうち4名が、凶を引いた」という結果であり、データとしては、「80%の確率で、凶が出てしまう」ということが判明!!
\(゚Д゚;)/
皆様、これから、厳島神社で「おみくじ」を引く際には、「80%の確率で『凶』が出る」という厳しいデータを思い出し、「引くべきか、引かざるべきか
(>_<)」と、大いに思案に暮れてくださいね(笑)。特に、信じやすくて悲観主義思考の御方は、わざわざ「凶」なんか引かないでおく方が、間違いなく得策ですよ!!
(^o^;)
4月27日版(20時37分)
お待たせしました!!
\(◎o◎)/
8月に開催する、「飯田史彦の案内で巡る、秋田『竿燈祭り』&青森『ねぶた祭り』、十和田湖&奥入瀬渓流&八甲田山、岩手『わんこそば』体験など、東北地方の文化と大自然を満喫する2泊3日の旅」に関する、ツアー詳細と募集要項を公開いたします。(どなたでも、お申し込みが可能です)
数多くの美麗写真を用いながら、具体的にご紹介していきますので、参加できる御方も、できない御方も、東北地方の観光情報に詳しくなれる特集号として、興味シンシンで読んでみてくださいね。
それでは、さっそく、ワクワクしながら、下記をクリックですよ!!
熱狂の東北ツアーへGO!!
4月20日版(午前2時7分)
今回は、前回までに引き続いて、「桜の京都ミステリーツアー」事後報告の第4弾、「おまけ画像」編でございます(笑)。
1枚目は、円山公園に並ぶ「花見茶屋」の一角で、目立っていたので思わず撮影・・・この女性の髪の毛の量、いくら何でも、多すぎませんか?(笑)
次は、平野神社の桜苑を颯爽(さっそう)と歩く、私の後ろ姿・・・いつものことですが、この私、後ろ姿だけは、自信を持ってお見せできるんですよねぇ(笑)。
こちらは、三井寺(みいでら)の門前で発見した、「粉もん研究会」の出店・・・関西で言う「粉もん」とは、お好み焼き、たこ焼き、たい焼きなど、小麦粉を主とする「粉」を原材料にした、気軽・手軽に食べられる食品のこと。それらを、日々、真面目に「研究」なさっているそうですから、さぞや美味しいんでしょうねぇ、このお店(笑)。
次の1枚は、円山公園の有名な「しだれ桜」を、夕暮れ時に撮影する、私の雄姿。
誠に、美しいですねぇ・・・(桜がですよ)
その「しだれ桜」の周囲の観光客も、80%は、(欧米系を中心とした)外国人の方々・・・皆さん、珍しそうに「お好み焼き」を購入して、「これ、どうやって食べるの」と、恐る恐る、眺めておられます。一緒に付いてくる「箸」(はし)の使い方がわからないので、片手に1本ずつ持って悩んでいるうちに、どんどん冷たくなっていく、可哀想な「お好み焼き」たち・・・(>_<)
綿あめ(cotton candy)は、国籍を問わず、多くの観光客に大人気!!
ちなみに、ふと気になって、「茶碗蒸し」を英語でどのように表現すれば良いのかを、各種の翻訳サイトで調べてみると・・・どのサイトでも、「Savory
egg custard」と出てくるのです。そこで、逆に、「Savory egg custard」と入力し、日本語に翻訳してみると、「香ばしいプリン」とのこと・・・う~ん・・・(笑)
いずれにしても、円山公園では、満開の桜のもと、お酒も進んで、皆さん、大盛り上がり!!
(写真の中に、私のツアーのお客様たちが、たくさん写り込んでいますよ)
次の写真は、三条大橋から見下ろした、鴨川の美観・・・最近は、鴨川を歩いたり、川岸に座ったりしている人々の半数は、外国人の方々なんですよ。しかも、アジア系ではなく、欧米系の方々が、ほとんど・・・やはり、ヨーロッパは戦争中ですから避けて、遠く離れており安全そうで、しかも円安の日本が、好まれているのでしょうね。
ほら、こんな感じで、欧米系の観光客さんたちも、異文化を大いに楽しまれていますよ!!
私の愛車で移動中に、鴨川の両岸に咲き誇る、満開の桜たちを撮影。(完全に横を向いておりますが、もちろん、赤信号の停車中ですよ)
夕暮れの八坂神社・・・常夜灯にともる火が、いい雰囲気ですねぇ・・・
祇園(ぎおん)を散策していると、こんなポスターが、あちこちに・・・
知恩院が誇る、日本一巨大な三門(山門)も、大きな桜に彩られていますよ。
南禅寺の近辺に広がる、高級な御屋敷街に入ってみると、予想通り、「桜の回廊」状態に!!
(元総理大臣の細川氏が住んでいたという、九州・熊本の殿様「細川家」の京都御殿も並んでおり、きちんと「細川」の表札がかかっていますよ)
こうなったら、他人の御屋敷の庭の桜を、無料で満喫させていただきましょうか・・・なにしろ、我々、一般の貧民たちが通る公道上に、お金持ちの桜の枝が勝手にハミ出しているんですから、まったく、迷惑千万ですよねぇ、ケシカランことですねぇ(笑)。
夕暮れ時の「ねねの道」(秀吉の正妻「ねね」が大好きで、しばしば歩いていたそうですよ)は、その「ねね」の遺体が眠る「高台寺」(こうだいじ)の真下を通っており、観光客にも人気のエリア・・・「ねね」のことを外国人に紹介するならば、例えば、皇帝「ナポレオン」の妻であった「ジョセフィーヌ」や、国王「ルイ16世」の妻であった「マリー・アントワネット」の名前を出せば、わかりやすいのでしょうか?(笑)
(秀吉は「武士」であり「皇族・王族」ではないのですが、天下統一後に、朝廷から、「関白」という最高ランクの官位をもらっていますので、「皇族・王族」の一員になったようなものなのです)
祇園白川のあたりを歩くと、川べりに咲く満開の桜の向こうに、高級料亭の窓灯りが透けて見え、誠に風雅な雰囲気なんですよねぇ・・・
いつか私も、1万円札を何枚か握りしめて、あそこのカウンターに座ってみたい!! (^o^;)
(私は、見かけによらず、美食家でも酒飲みでもありませんので、どなたかがご招待くださらない限りは、高級料亭に縁が無いんですよねぇ・・・「研究者」というのは、「外食する時間さえ惜しんで、サンドイッチを食べながらパソコンに向かっている姿」こそが、私を含む「標準的なスタイル」ですので・・・)
京都らしい家並みとお店が、数キロに渡って延々と続く、二年坂~三年坂~清水坂の土産物屋街を歩いてみると・・・
ほら、まあ観てくださいよ、欧米系の外国人さんばっかり!!
正直、道行く人々の9割は、外国人さんなんです!!
(^o^;)
ここは・・・本当に、日本なのでしょうか!?
(゜ロ゜;ノ)ノ
振り向く人々の顔も、みな、日本人ではありません!!
\(◎o◎)/
ついでに、八坂の塔(室町時代から建っています)を撮影する、私の後ろ姿も・・・
着物で歩く日本女性を発見して、ほっと安心した私でしたが・・・近づいてみると、やはり欧米系の御顔でした(笑)。外国人女性(もちろん貸衣装)は、大股で勇ましく歩くため、歩き方でわかるんですよ・・・着物姿で歩いていても、たいてい、足元は、履き慣れたスニーカーですからね(笑)。(たまに、頑張って下駄を履いている外国人男女を見かけますが、痛そうに顔をしかめて、ほとんど歩けず、立ち尽くしたり座り込んだり・・・涙)
さて、道行く途中で発見し、思わず吸い寄せられてしまったのが、こちら・・・べつに人生に悩んでいるわけではありませんが、「人生の羅針盤」という見逃せない名文句を目にして、「まあ100円だし」と、興味シンシンで購入してみましたよ。
すると・・・おお!!
(゚Д゚;)
***************
貴方の性格
貴方の性格は極めて人情深く鋭い観察力と記憶力とを持って居ると共に人の気をそらさぬ外交的手腕の持主である。理解も発達し相当の仕事を成し遂げる技術があって思いついたことは何処迄もやり遂げ様とする気風である。故に事業等を行うにも時勢に適した良好の事であれば大なる成功を見る事が出来るが、然し性格として多少の不結果であると思い乍らも、且自分が斯うと信じた事は飽くまで進もうとする気質があるのは貴方としての特徴であり又欠点でもある。何事も成功、失敗の度が甚だ大き過ぎる事になるから進むにも退くにも其情勢綿密に調査研究し充分考慮して進退を決する様注意するが良い。又一方には才能がある為先輩長者の引立を受けて、立身出世する事も早いが多少短慮な所があるために他人と衝突する事があり折角の幸福を取逃さぬ様特に注意せねばならぬ。
青年時代から壮年時代の間には余り恵まれず、どちらかと言えば不運であるが以上の欠点を注意し持ち前の手腕を発揮し努力すれば晩年を待たずして幸福を得られる。
言訳はすればするほど自分をみじめなものにする。
希望 順調に進んでいます。心をゆるしてはいけません。希望と快楽は繁栄の始め、苦痛は艱難の入口である。
結婚 充分に先方を理解されたら、早い方がよい。
恋愛 デートは月曜日をさけること。
病気 おおむね全快の方向なり。
旅行 全日程無事平安です。楽しい旅行が出来ます。
出産 流産のおそれがあり、冷さぬように注意すれば安産疑いなし。女の子です。
紛失 すでに遠くに持ち去られている。
待人 便りと同時に来られます。
試験 合格六分・不合格四分なれば、幸先よけれど、油断大敵一層努力されよ。
適業 肉体労働は適しません。会社員・秘書・教師・ジャーナリスト等がよろしいでしょう。
***************
・・・とのお言葉ですが、読み方によっては「かなり当たっている!!」となる一方、読み方によっては「かなり外れている!!」ともなり(笑)、誰が読んでも「まあまあ当たっているぞ」と感じる文章になっていますから、「う~ん、よく出来ている!!」と、その仕組みに感心させていただきました。
なお、「出産」の項目に「女の子です」と明記なさっていますが、こんなこと、断言しちゃっても大丈夫なのでしょうか? ちなみに、同行していたお客様の御札(おふだ)には「男の子です」と書かれていましたが、「私、娘が2人だけなのに」と、困惑なさっていましたよ。そこで私が、「次に生まれるのが男の子なのでは?」と解説すると、「えっ、私、この歳なので、もう妊娠は・・・」と、口ごもっておられました。(^o^;)
それにしても・・・「青年時代から壮年時代の間には余り恵まれず、どちらかと言えば不運である」とのことですが、過去60年間の私を振り返れば、「望んでもいなかった大きな幸運に次々と恵まれ、もう充分に幸せすぎる人生であった」と、勝手に思い込んでおりました。しかし、それでも実は、まだまだ、「あまり恵まれず不運」な状態であったというのですから、これからの私を、いったい、どれほど巨大な幸運の数々が、次から次へと待ち構えてくれているのでしょうか!?・・・そんな私の余生を想像すると、あまりにも幸せ過ぎて、恐ろしくなってしまいます(笑)。
そう言えば、数年前に、京都の先斗町(ぽんとちょう)の街頭に、「手相」と書いたお店が出ていたので、「話のタネに」と(2000円を支払って)診断してもらったのですが・・・ビックリ仰天した顔の(40代女性らしき)占い師さん(と呼んでも良いのでしょうか?)から、「あなたほど立派な手相は初めて見ました!! これから、登り龍のように、天井知らずの大出世をなさるでしょう!!」と告げられて、「ええっ、もう充分すぎるのに、まだまだ、これから出世街道をバク進するんですか!? もうこれ以上、疲れることはムリなので、大出世なんかご無用ですから、無名で平穏な余生を送りたいです(涙)」と、かえって落胆した体験がございます。
きっと、中年男性のお客様に対しては、外見や会話の印象を参考にしながら、「相手が喜びそうな診断結果」を、皆さんに返しているのでしょうね。それはそれで、「人を喜ばせるエンターテイナー」としては、(報酬2000円に値する)素晴らしいお仕事ぶりなのですが・・・
《 追伸 》
前回の更新で、京都水族館の「海の生き物まんじゅう」たちをご紹介し、ひとつ、「これはラッコ?」と、正体不明の物体があったのですが・・・
ある読者さんが、「京都水族館の公式ホームページに、解答が載っていました」と、次の写真を、送ってくださいましたよ。
それによると・・・なんと、話題の「ちんあなご」でした~!!
o(^o^)o
(おまんじゅうを横にしたので「ラッコ」に見えましたが、縦にすべきだったんですね)
4月14日版(0時33分)
引き続き、「桜の京都ミステリーツアー」のレポートの第3弾を、お届けいたします・・・と、まずは書き始めましたが、実は、この日には、お体のご事情により、長距離を歩くのは望ましくないお客様が、ご参加くださっておりました。このような場合でも、臨機応変に行先を決められるのが、当日まで行先不明である「ミステリーツアー」のメリット(笑)。
そんなわけで、「ちょうど爽やかで素晴らしい好天だし」と、急きょ私が考え出したのが、「琵琶湖を周回する遊覧船、ミシガンに乗りに行こう!!」という、苦肉の名案(笑)でした。この遊覧船の乗り場に直結する、「びわ湖浜大津」駅までは、「光の学校」から地下鉄(京都市役所前駅)~京阪電鉄の直通電車に乗れば、なんと、わずか40分以内(うち乗車時間25分)で到着できるのですから、まるで魔法のよう・・・京都の街のド真ん中に住んでいる人が、「ちょっと琵琶湖畔を散歩して、ついでにランチして来るかな」と、気軽に湖畔のオシャレなレストランに出向けるわけですから、なんと便利な立地!!(これほど琵琶湖が身近な存在だとは、京都市民でない方々にとって、かなり意外な話なのだそうですよ)
さて、総勢十数名で「光の学校」を出発した我々は、さっそく、「ミシガン」の船着き場(現代風に言うならば何と呼ぶのでしょうか?)に到着・・・大きな天井(現代風に言うならば何と呼ぶのでしょうか?)に覆われており、早くも、オシャレな雰囲気に満たされます。
船内で、各種の「お食事」も、可能だとのこと・・・しまった、集合前に、食べて来ちゃった!!
(゚Д゚;)
ついに、乗船しま~す!!
\(^o^)/
「ミシガン」と言えば、アメリカの州の名前ですが・・・琵琶湖畔には、「マイアミ浜」というビーチ(湖水浴場)もありますので、いずれも、その昔(戦後しばらくの間)、わが国が米国の文化にあこがれていた時代の、名残(なごり)でしょうか?
今の若者たちに、「マイアミ・ビーチにあこがれる人」が、どれほどいるのか不明ですが(笑)・・・そもそも、「ミシガンやマイアミって知ってる?」と質問すると、「それ何ですか?」という反応が、返ってきそうですよね。(とはいえ、大人の中にも、「ミシガン」や「マイアミ」の地理的な位置を、正しく説明できる人が、どれだけ存在するのかと言えば・・・う~ん・・・笑)
大勢のお客様たちが乗船を終えると、「ボ~~~ッ!!」と汽笛が鳴って(いや、「カンカンカン!!」と鐘が鳴ったんだっけ?)、いよいよ、大津港から出航しましたよ。
これが、この船の錨(いかり)・・・こんなところに置いてしまって、いざ何か起きた時に、大丈夫なのでしょうか?(笑)
おお!! \(◎o◎)/
湖面を渡る「そよ風」を浴びながら、澄み切った青空に恵まれて、なんと快適な船旅なのでしょう・・・乗船客の方々も、みなさん幸せに満ちた表情で、誠に上機嫌!!(甲板でくつろぐお客様たちの中には、我々ご一行様の姿も、混ざっていますよ)
甲板を散歩していたら、なんと、操船席が丸見えの部屋が設けられており、子供たちがクギ付けに!!
\(◎o◎)/
めったに見ることができない計器類や、謎のボタンが並んでいますよ・・・ハンドル(梶?)を操っているのは、船長さん? 航海士さん?
時おり、隣りに立っている御方(船長さん? 副船長さん?)が、双眼鏡を覗き込んで、前方を走る漁船の動きなどを、監視なさっていますよ。
やがて、後方の窓から観察していた子供たちが、「ぜんぜん動かへんけど、あの人、お人形?」と騒ぎ出した声が聞こえたらしく、操船していた男性が、突然、イスを動かして(写真の右下に一部が写っております)、立ち上がってくださいましたよ。その瞬間、子供たちは、「あっ、動いた動いた!!」と、まるで動物園にいるかのごとく、わかりやすい反応(笑)。
振り返ると、船長さんの衣服と帽子が飾ってあり、自由に使って撮影してもOKとのこと・・・私の仲間たちも、(子供たちを見習って)ちゃっかりと、使用&撮影しておりました(笑)。
琵琶湖は、まるで海のように広い、日本一大きな湖ではありますが、あくまでも「海」ではなく「湖」ですから、「潮の満ち引き」(満潮・干潮)は無く、いわゆる「潮風」(塩分を含む海の匂い)も吹きません。つまり、「海水」ではなく「淡水」ですから、湖畔ギリギリに住んでも、洗濯物が塩まみれになってしまう恐れが無いので、安心して干せるというわけですね。(その代わりに、塩分が無いということは、海のように体が浮くことも無いため、湖水浴をしても体が沈んでしまい、学校のプールで泳ぐのと同じだということ)
向こうにそびえているのは、京都の街と琵琶湖を区切っている、比叡山(ひえいざん)の雄姿・・・その昔、織田信長の軍勢(重臣であった明智光秀や羽柴秀吉など)が、このあたりの琵琶湖側から「焼き討ち」したのだそうですから、ああ、歴史ロマンですねぇ!!
その戦国時代から数百年を経て、今では、大勢の人々が楽しむ、のんびりとした観光地に・・・平和な国に住んでいる我々は、本当に、幸せ者ですよねぇ。(ただし、近年は、「平和な時代」と言えなくなってしまっているのが、誠に残念ですが・・・涙)
それでは、ここらで、船内を、あちこち探検してみましょうか・・・
大きなホールには、乗船の1時間ほど後から始まる、ショータイムを待つ乗客の姿が、ちらほら・・・
軽食やドリンク類も、色々と、取り揃えてありますよ。
外観も内装も、オシャレなムード満点なので、どこでもフォト・スポット!!
お金を払えば、こんなに豪華なお部屋も!!
こちらは、ランチやディナーのブッフェ(食べ飲み放題)の会場・・・しばしば、修学旅行生さんにも、活用されているそうですよ。正直、修学旅行生の団体とは、同乗したくありせんが・・・(^o^;)
こちらの豪華なソファ席は、無料で勝手に座っていても、お叱りを受けませんでした(笑)。
この席では、特製のドリンク類も注文できるため、めちゃ優雅な船旅に!!
オシャレなバー・カウンターには、各種のお酒も並んでいますし・・・
季節限定のドリンクも販売されていますので、さっそく、「桜カフェオレ」を発注!!
( `―´)ノ
ちなみに、「桜のミステリーツアー」のレポートのはずなのに、本日、肝心の「桜」が登場するのは、この「桜カフェオレ」の場面だけなのですが・・・どうかお許しを(笑)。
どうやら、この船・・・私の観察によれば、水中の「スクリュー」ではなく、次の写真における「赤い回転部分」(専門用語がわからなくてゴメンなさい)の推進力のみで、ゆっくりと前進している模様ですよ。まあ、高速で航行する必要は、ありませんからねぇ。
・・・などと、大いに楽しむこと90分間で、大津港に戻って来ましたよ。同行したお客様たちも、「めちゃ満喫しました~!!」と、大満足のご様子なので、企画者の私も、ほっと安堵いたしました(笑)。ミシガンさんと晴天に、大感謝ですね!!
最後に、「ミシガン」の華麗な姿を拝んでから、大津港を後にして、「光の学校」に戻った我々でした。
そう言えば、「水」つながりで、思い出したことが・・・何回か前の更新で、私が男の子の「お父さん役」を遂行したレポートを書きましたが、その時に訪れた京都水族館の売店で、お土産に買い求めたのが、次の「おまんじゅう」たち。
これが、おそらく「オットセイ」と、「オオサンショウウオ」で・・・
次は、「ペンギン」(?)と、もしかして、「ラッコ」(?)・・・しかし、「ラッコ」にしては、お腹(?)に抱えている奇妙な物体が、何なのかわかりませんよね・・・それとも、「イソギンチャク」の一種とか?・・・この能天気な顔は、いったい、どんな生き物なのでしょうか?
(゜ロ゜;ノ)ノ
いずれにしても、私のお気に入りは、これ・・・(おそらく足元の形状から判断して)クラゲちゃんでした~!! (^-^)
《 追伸 》
先日、PHPからお手紙が届き、私の『ツインソウル完全版』(「教授の恋」収録、PHP文庫)が、9回目の増刷を迎えたことを知りました。本書の初版は、2010年4月16日ですから、その後の13年間で、9回も増刷していただけたことになります。
現在では、昔ながらの「紙媒体の本」よりも、「電子ブック版」の『ツインソウル完全版』の方が売れている状況であるにも関わらず、それでも「紙の本」として増刷いただけるということは、本書の紙媒体版をお買い求めくださる読者さんたちが、いまだに(失礼)数多く生き延びていらっしゃるという証拠。(紙の本が売れなくなり、「書店」が次々に閉店に追い込まれている現在、わざわざ売れるはずがない紙の本を増刷しても、廃棄処分になってしまうだけですからね)
したがいまして、電子化の波に流されることなく、大試練&大逆境に負けないで、いまだに「紙の本」をお求めくださっているという、貴重すぎる読者の皆様に、心より、深く御礼申し上げます。
m(_ _)m
(出版社から著者に届く「増刷通知」の現物を目にすることなど、読者の皆様には無いでしょうから、増刷記念の御礼を兼ねて、以下に公開させていただきますね)
4月6日版(19時13分)
昨夜も更新したばかりですが、大切なことを書き忘れていましたので、あわてて追記を・・・
3月15日版で開催をお知らせした、以下のコンサートのお申込受付が、8日(土)の午前10時に迫ってまいりました。参加をご希望の方々は、「光の学校」の受付まで、お電話をお忘れなく!!
***************
『飯田史彦&沖野真理子&謎のヴァイオリニストによる、「光の学校」開校10周年記念コンサート』
ウイルス問題のため延び延びになっていた、京都での「光の学校」開校10周年記念コンサートを、素晴らしい「謎のヴァイオリニスト」さんをスペシャル・ゲストにお迎えして、ようやく開催させていただきます。
日時: 5月14日(日)13時~15時30分(12時30分に開館)
会場:「光の学校」内「星降る森のホール」
出演: 飯田史彦(ヴォーカル&クラシック・ギター)、沖野真理子(ピアノ)、謎の女性ヴァイオリニスト(ヴァイオリン)
料金: 無料
定員: ご予約者のみ、20数名様(当日の先着順で自由席となります)
参加資格: どなたでもご参加いただけます。(ただし、昨年12月の「クリスマス・コンサート」にご参加くださった御方は、曲目も重なりますので、今回は他の方々にチャンスをお譲りくださいますよう、お願いいたします)
申込方法: 4月8日(土)の午前10時より、「光の学校」受付電話(075-213-3210)でお受けします。(定員に達した時点で、キャンセル待ちとさせていただきます)
4月5日版(23時55分)
前回の第1弾に続いて、「飯田史彦と巡る、桜の京都ミステリーツアー」のレポート、第2弾をお届けしますね。(次回の「第3弾」まで続きますよ)
この日に訪れたのは、滋賀県・大津市にある、「三井寺」(みいでら)・・・平安時代や室町時代に彫られた貴重な仏像を、常時、数多く公開していることで知られており、戦国~安土桃山時代の歴史的舞台としても有名な、日本を代表する寺院のひとつです。意外なことに、京都の中心部にある「光の学校」から、地下鉄と京阪電車を乗り継いで、1時間以内で到着できるんですよ。(この日は、たまたま、参加者さんが7名以内と少なかったので、最大8名乗りの私の愛車でお連れしましたが、やはり1時間以内でした)
これが、三井寺(正式名称は「園城寺」)の山門・・・良い意味での「古めかしさ」が炸裂しており、早くも、期待感がMAXに!!
受付で頂戴したパンフレットには、次のように紹介してありますよ・・・いかに古いお寺なのか、これを読めば、登場人物の名前から実感できますね。
山門から、長い石段を登っていくと、本堂である「金堂」の堂々たる姿が、大きく迫ってきますよ。(私の後ろ姿を、参加者さんが写してくださった1枚です)
金堂の前の広場には、桜を愛でる多くの人々が、幸せそうに集っていますね。
我々も、金堂の階段を登って、参拝者の列に並びましょうか。
列に並ぶこと20分・・・ようやく、内部に入れましたよ。(ご本尊方面は撮影できません)
ご本尊に、「みんなが幸せでいられますように」とお願いして、ローソクも奉納!!
堂内にあるお店では、次の2つを購入・・・まずは、頭脳労働の私にとっては今後の必需品である、「ぼけ封じ」のお守り。カウンセラーの私が、認知症の進行に伴い、「的外れのオトボケなアドバイス」ばかりを連発してしまうのでは、皆様、お困りでしょうからねぇ(笑)。なにしろ、飯田家は、明らかに、認知症の家系ですので・・・
(>ω<。)
そして、2つめは、ご覧の通りの「絵馬」・・・弁慶さん、もしかして、無理しすぎてませんか?(笑)
(゜ロ゜;ノ)ノ
お祈りを終えて、金堂の外に出てみると、山寺ならではの美しい自然に包まれて、思わず笑顔に・・・
おや? あそこに見えるのは、大昔から有名な「鐘楼」では?
さっそく、降りて行ってみましょうか・・・
ほら、かの有名な「広重」(ひろしげ)の浮世絵でも知られる、「三井の晩鐘」が、これ・・・日本で最も美しく響く、3つの鐘(かね)のひとつとして、古くから人々を魅了してきたそうですよ。(絵の中心あたりの山腹に広がっているのが、三井寺の境内で、その奥は比叡山の雄姿)
これが、その鐘・・・周囲が静かだった昔の時代には、数キロ離れた琵琶湖畔まで、「グオ~~~~~ン!!!」と、美しく響き渡ったとのこと。
鐘楼の隣のお店で、「鐘みくじ」なるものを発見した私は、ただちに入手!!
水に浮かべてみると、私にピッタリのおみくじの番号が現れて・・・
おみくじの本体と、交換していただける仕組みです。
そこには、次のように、神様からのアドバイスが、書かれていますよ。
***************
この人は、こころ正直にして、人のいつわりに乗りて苦しむことあり。決して人にだまされるべからず。こころ素直にして、わが分に応じたる事に励みいそしめば、やがて春におうて草花が咲き、雨ののち竹がいよいよ青きごとく、苦しみありたる後しだいによろしきかたちになり、やまい養生せば本ぷくすべし。よろこびごと、のちほどよし。待ち人おそし。あきないは、売り買いともによろし。職は、手仕事がよし。失せもの、出づべし。
***************
う~ん、どうやら私は、「人にだまされやすい」のだそうですが、それが当たっているとすれば、そもそも自分では気づくことができないわけですから、当然のように、「自分はだまされやすいのだ」という自覚もありません(笑)。職業としては「手仕事」が向いているとのことですが、確かに私は、パソコンに向かって手で文字を打つ「文筆家」ですから、ピッタリ当たっていますよね!!
ただし、「失せもの」については、「失ってしまうと、もう出て来ない」という運命にあるのだそうですから(涙)・・・「物」であれ「人」であれ、うっかり手放してしまわないよう、思い切り大切にしなければね!!
(^o^;)
おみくじを楽しんだ後は、広い境内を、一通り回ってみましょうか・・・写真左下で階段を登っているのが、お客様が写してくださった、私の後ろ姿ですよ。(後ろ姿だけは、自信がありますので・・・)
階段を登ってみると、「煎茶道」の野点(のだて)が、行われていますよ・・・青空の広がる晴天で、良かったですねぇ!!
風情のある石灯篭の小道を、うっとりしながら抜けると・・・
有名な「枝垂(しだれ)桜」の大木が現れるので、一同、嬉々として撮影!!
枝垂桜を少々下ったところに、静かなお茶屋さんを発見したので、ここらで一休みしましょうか。
これが、そのお茶屋さん・・・江戸時代の「僧房」を、改築した建物だそうですよ。
もちろん、名物の「くず餅」と煎茶のセットを、迷うことなく発注!!
幸せな時間でした~ \(^o^)/
その後、さらに境内を奥深くまで散策していると、またもや、大賑わいのお茶屋さんを発見・・・長蛇の列ができていますが、いったい、どうしてこのお店、これほどの人気なのでしょうか?
興味シンシンで、近寄ってみると・・・「弁慶力餅」(べんけいちからもち)との文字が!!
なるほど、名物として知られる「力餅」のお店が、ここだったのですね!!
\(◎o◎)/
確かに、三井寺には、「弁慶の引き摺り鐘」と呼ばれる梵鐘(ぼんしょう)が、残されているとのこと・・・
だから、可愛らしすぎる弁慶の縫いぐるみが、発売されているというわけですね!!
頭に被っているのは、まさか、この重~い鐘なのでしょうか?
(゚Д゚;)
弁慶さんは、実在した人物ですが・・・まさか自分が、数百年後に「縫いぐるみ」として可愛がられるほど有名な存在になるとは、当時、思ってもみなかったでしょうねぇ(笑)。
やがて、石段を観音堂まで登ってみると、突然に、琵琶湖まで見渡せる絶景が!!
ふだんは渋~い印象の境内なのでしょうが、この時期には、「桜の華やかさ」と「建物の渋さ」が美しく調和して、絶妙な景観を形成していますよね。
観音堂の前にあるカフェでは、6種類のオシャレな「おはぎ」が大人気!!
私も、20分以上も列に並んで、「6種類ぜんぶ入り」の箱を購入し、食べ比べを試みましたが・・・どれもハズレ無しの美味しさで、「これを買うだけのために、また三井寺を訪れたい」と、思わず熱望するほどでした。皆様も、これを食べるだけのために、三井寺を訪れてみる価値がありますよ。
さっそく、こらえきれずに再訪してみましたが・・・皆様、お気をつけください!!
よくあることですが、火曜日は、お店が定休日でした(号泣)。
駐車場に戻ってみると・・・心地良い桜吹雪にまみれて、わが愛車も、ほら、ご機嫌ですよ!!
なお、「今年も見納めかな~」とつぶやきながら、円山公園のシンボルを訪れてみると・・・
ちょうど、造園会社のスタッフさんたちが、ガスバーナーを使って「かがり火」に点火している、珍しい光景を目撃しましたよ。
点火した後は、アルバイト生とおぼしき若い男の子が、ウチワを取り出して懸命に風を送り、火を大きくしていくのですが・・・
握りしめているウチワは、もちろん、「阪神タイガース」の応援グッズでした~!!
\(^o^;)/
関西に移住してから驚いたことのひとつが、上記のウチワからも判明するように、「阪神タイガース」のファンが非常に多いこと・・・関東地方では、(かなりご高齢の方々を除けば)意外に「巨人」ファンは少なくて、色々な球団のファンが入り乱れているのが実態ですが、関西(京阪神)では、「野球に興味を持つ人」のほとんどが、タイガースのファンで占められているんですよねぇ・・・正直、京都に移住した頃は、その「一人勝ち」ぶりを知って、大いに驚きました。世代を超えた熱心なファンに恵まれているタイガースは、本当に、幸せな球団なんですよ。
えっ、私ですか? (^_^;)
私は、広島の出身ですから、その昔、「リーグ優勝なんか当たり前じゃわい、今年も日本一はカープじゃけんのう!!」と盛り上がっていた、「めちゃくちゃ強くて常勝球団だった頃の広島」のファンであり、その後の野球界の詳しい情報は知らないままで、現在に至っております(笑)。ただし、さすがに、有名な選手や優勝チームの情報くらいはチェックしており、個人的に大好きな選手(監督含む)もいますし、素晴らしい試合やプレイを披露していただけるならば、どのチームや選手でも、平等に称賛・応援していますよ。
・・・というわけで(?)、「桜の京都ミステリーツアー」のレポートは、次の第3弾に続きますから、どうぞお楽しみに!!
3月30日版(3時32分)
今年も、「飯田史彦の案内で巡る、桜の京都ミステリーツアー」が、始まりました。めでたく前半戦が終了しましたので、とりあえず、ここまでの戦績を、ご報告しておきますね!!
まずは、初日・・・「光の学校」に集合してくださった参加者の方々を引率(笑)して、鴨川の土手を南下し、四条大橋へ。左手に見えている大きな建物は、江戸時代から続く、歌舞伎の「南座」ですよ。すぐ近くには、歌舞伎の創始者とされる、「出雲阿国」(いずものおくに)の銅像も・・・
見知らぬ女の子たちを、勝手に被写体にするのが私の得意技・・・ではなく、私がカメラを向けた先に、たまたま、いい感じの女の子たちが、勝手に入り込んでしまうんですよねぇ・・・ほんまに、困ったもんですわ!!(と、突然、使い慣れない関西弁が登場!!)
祇園(ぎおん)の「花見小路」(はなみこうじ)に向かってみると・・・ほら、外国人さんばっかり!!
このところ、外国人の観光客さんたちが、爆発的に増加しており、京都の観光地を歩いている人々の半数以上が、「日本人ではない容姿」の方々で占められているんですよ。(決して、冗談ではありません)
有名な、「円山公園のしだれ桜」は、幸運なことに、まさに見頃!!
日が暮れて、一番星が輝く頃になると、ますます美しさを増しながら、「ほら、私を見て!!」と、妖艶(ようえん)に迫ってきますよ。
しだれ桜のそばに、新しくできた、オシャレな甘味処(かんみどころ)を発見!!
さっそく、みんなで入ってみましょうか・・・
う~ん、ぜんぶ食べてみたい!! (>_<)
結局、私が発注したのは、これ・・・洋酒を添えた桜パフェでした~!!
(^o^;)
しばらく、カフェで歓談したのち、やはり外国人さんでごった返す、高級料理店街の「先斗町」(ぽんとちょう)を通りながら・・・
充実感満点で、終着点の「光の学校」を目指した我々でした・・・(なんと、先斗町を歩いている人々の8割は、外国人らしき風貌の方々でしたよ)
さて、その翌日・・・まず我々が向かったのは、ちょうど桜が満開だという、京都御所。
ここでも、周囲を見回すと、外国人さんばっかり!!
ここは、「京都御所」というよりも、「ヴェルサイユ宮殿」か、「バッキンガム宮殿」か、「ノイシュバンシュタイン城」か・・・
なにやら、初めて目にする人形たちが、大勢座っているので、恐る恐る近づいてみると・・・
さすがに、「外国人さん」たちではなく、「平安時代の貴族さん」たちでした(笑)・・・もちろん、外国人の観光客さんたちは、興味シンシンで、風変わりな衣装に見入っておられましたよ。
その後、徒歩10分程度の場所にある、「京菓子資料館」を訪れて、和菓子に詳しい専門家のスタッフさんに頼み込み、「お茶と和菓子」に関する特別講義を拝聴!!(もちろん、私が頭を下げ、お願いしておいたのです)
この資料館を運営する、「俵屋吉富」(たわらやよしとみ)さん(京都を代表する和菓子店のひとつ)のお店にも立ち寄って、あれこれと見学・・・何事についても、新たな知識が増えるというのは、気持ちの良いものですねぇ。
ついでに、徒歩10分ほどの場所にある、表札に「千」とだけ苗字が書かれた豪邸(茶道の家元のお宅であり「千利休」の後継者さん)を眺めつつ、茶道関係の建物が立ち並ぶ、古式ゆかしい御屋敷街を散策。
なるほど、「裏千家学園」なるものも、ここに存在するわけですね・・・
その日の夕方には、桜の名所として知られる、「平野(ひらの)神社」を訪問。平安京が遷都された頃から存在する古社であり、のちに、武家の「源氏」も「平氏」も大切にしたそうですが、「平」という文字を名前に含むわけですから、特に平氏(平家)との結びつきが深そうですよね。
そう言えば、「平野」「平田」「平山」など、「平」という文字を用いた苗字は、平氏の子孫である可能性が高いそうですから、武家の一族だということ・・・私の「飯田」という苗字は、「清和源氏」や「清原氏」との関係が深いのだそうですが、私の祖父が飯田家に婿入りしただけであり、元は「大津」姓だったと聞いたことがあります。「大津」という苗字も、「清和源氏」「宇田源氏」「藤原氏」などに由来するそうですが・・・正直、私は「家柄」「血筋」などに全く興味がございませんし、その種のことで「その人の価値」が影響されるという考え方を完全に笑い飛ばしていますので、こんな無意味な話題は、もうやめましょうね(笑)。
そんなことより、ほら、見てくださいよ・・・「入り放題券」なるものが1000円で販売されており、「桜苑の公開期間中、何度でも無制限で入れます」とのこと・・・1回きりの当日券が500円するわけですから、2倍の値段で入り放題ならば、断然、お得ですよね!!
ただし、保護者同伴の中学生は無料なのに、中学生だけで入る場合は500円というのは、いかがなものか・・・あ、そうか、保護者が500円ですから、同伴の中学生を無料にしても、少なくとも保護者分は収益になるという仕組みですね。そうなると、例えば、中学生5名で入る場合は、それぞれの保護者5名も一緒に入らなければならないのか、それとも、保護者が1名いれば他の中学生たちも無料になるのか・・・などと、しばらく考え込みましたが、入苑料担当の可愛らしい巫女(みこ)さんに、厳しく問い詰める勇気は湧きませんでした(笑)。
おお!! 苑内に入ると、桜と菜の花のハーモニーが絶妙で、うっとりする感じですよね・・・
さて、別の日に、再び、円山公園を訪れてみると・・・この日もまた、喜色満面でキョロキョロと歩く外国人さんが、人出の過半数を占めていますよ。(一見すると、日本人のように見える人々も、話す言葉は、日本語ではないのです)
満開の桜の下での宴会は、楽しそうですねぇ・・・
座席が空いているので、念のため確認してみましたが・・・やはり、「予約で満席」とのこと(涙)。
お好み焼きを眺めながら、し~んと静まり返る、外国人さんたち・・・これだけ長時間、無言で見つめているのに、購入する気配が全く無いのが、不思議です(笑)。いったい、どんな思いで、これほどまでに、お好み焼きを見つめているのでしょうか?(笑)
う~ん・・・いかにも「和風のお化け屋敷」ですが、このセンスを、どれだけご理解いただけるのか・・・やはり、大量の外国人さんたちが、遠巻きに見つめながら、なにやらヒソヒソと、話し合っていますよ。英語で、「ゴーストハウス」と直訳すれば、通じるのでしょうか?(笑)
そう言えば、数年前、「たこ焼き屋」のオジサンに、「英語で何と説明するんですか?」と訪ねてみたら、「ディス・イズ・オクトパスボール!!」という、直訳すぎる返答が(涙)・・・「オクトバスボール」という語感の気持ち悪さに、ビックリ仰天する外国人さんの顔が、目に浮かびますよね!!
(^o^;)
ほら、こんなに、前も後ろも、右も左も、外国人さんばかりなんですよ!!
道行く人々の容姿を見る限り、もう、ここは、日本ではありません!!
まるで、欧州の「クリスマス・マーケット」のような雰囲気!!(笑)
ふう・・・一服したくて、祇園白川まで逃げて来ましたが・・・
道行く人々も、人力車に乗るお客様たちも・・・みな日本人ではありません!!
見渡せば、周辺人口の90%は、日本以外の国籍らしき方々・・・
もはや、京都は、日本ではない!! \(◎o◎)/
さて、また別の日には・・・かなりの雨模様のため(涙)、「光の学校」すぐ近くの「寺町通り」に繰り出して、観光名所の「錦(にしき)市場」や、土産物屋が並ぶ「新京極(しんきょうごく)通り」なども、お散歩してみましたよ。
私のお気に入りの「ドーナツ屋さん」(新京極通りの四条近く)に入って、みんなで、ドーナツの制作現場を注視&観察しながら、美味しく語り合いましたよ。
その日の夕方(もう17時近く)には、イチかバチか、岡崎の「十石船」に、乗りに行ってみたところ・・・運良く、最終便の1本前に、乗ることができました!!
この十石船・・・橋の下を通る際には、屋根が30センチも降りてきて、天井が低くなるという優れものです!!
満開の桜並木と、朱塗りの橋・・・この組み合わせが、最高に似合うんですよねぇ!!
かなりの雨でしたが、大きな屋根の下で、まったく濡れることなく、めちゃ楽しい船旅でした!!
その翌日には、はるかな遠方からおいでくださった、あるご家族をご招待して、京都の名所をご案内しましたよ・・・ほら、この2階建ての「オープントップバス」に乗って!!
晴天のもと、京都駅を出発して、鴨川経由で岡崎へ・・・
ほら、2階から眺めるので、桜の花が、こんなに近いんですよ!!
やがて、平安神宮の大鳥居が、近づいてきて・・・
うわぁ、これぞ、屋根の無いバスだからこそ味わえる、爽快感に満ちた絶景!!
\(◎o◎)/
その後、またもや鴨川を北上し、京都御所~二条城~西本願寺と巡りながら、出発地の京都駅に戻りましたが・・・とにかく、桜の花びらが座席に舞い落ちてくるという、オープントップバスならではの幸せを満喫しながら、一同、大満足でした!!
\(^o^)/
実は、このご家族をご案内するにあたり、私が正式にご依頼を受けていた特別な使命・・・それが、保育園児の男の子の「お父さん」役を、果たすことだったのです。これまでも、読者さんやハートメイツの方々から、お子様の「一日お父さん」のご依頼を受けて、何度も父親役を演じてきましたが、今回の使命は、私にとって、特に重いものでした。
なぜなら、この男の子は、生後すぐに父親を亡くしているため、実のお父さんを、まったく知りません・・・そこで、お母様から、「私が思う理想的な父親像でいらっしゃる飯田先生に、この子に直接に触れていただき、飯田先生の言動を通じて、理想的な父親の父性(ふせい)を、この子に与えていただきたいのですが、どうかお願いできますでしょうか?」と、とても嬉しいご依頼を頂戴したからです。
言い換えれば、かつて実在した父親の代理ではなく、まっさらな状態の息子さんに、私が父性の種蒔きをして、実の父親と同じ精神的役割を果たすということ・・・世のため人のために使命を果たしてきた、そして教育者としても生きてきた私にとって、これほど光栄なご依頼はありません。はるかな遠方にお住いのため、直接にお会いする機会は少ないでしょうが、少なくとも私が蒔く父性の種が、彼の心の底で芽を出し、「男性として、(そして人間として)こんなふうに言動するといいのだな」と、花を咲かせてくれるに違いないからです。
そんなわけで、この日は朝から晩まで、彼と一緒に過ごし、あちこちに連れて行き、たくさんの会話を交わしました。一例を挙げれば、一緒に人力車に乗って、私が車夫さんを「あなた、学生さん?」などと呼ぶのを耳にしていた彼は、さっそく私のことを、「あなた」と呼んでくれました。お母様は、「息子が誰かを『あなた』なんて呼ぶのを初めて聞きました!!」と驚かれましたが、このようにして、私が使う言葉や、私が行う行動や態度が、ごく自然に、この男の子の脳に伝播していき、精神的な土壌となって、パーソナリティ(性格・人格・個性)を形成していくのです。だからこそ、私の責任は重大なのですが・・・(^o^;)
ちなみに、どうでも良い自画自賛をひとつ・・・次の1枚は、この男の子の手を握りながら、水族館を回ってあげた時の光景なのですが・・・我ながら驚くことに、なんと足が長いこと(笑)・・・まるで、体の半分が、足ではありませんか!!(いつものクロックスのサンダルを履いていますので、脱げないように靴の後ろが高くなっているだけであり、まったく「上げ底」ではありません)
・・・つい、「自慢したい」という煩悩&衝動を抑制することができなくて、ごめんなさい(笑)。なにしろ、この私、「後ろ姿」しか、自慢できるものがありませんので・・・
なお、次の1枚は、息子さんを相手に、「サメ」(この子が大好きな魚が「サメ」とのこと)について、偉そうに解説している私の雄姿・・・
そして、次の1枚は、珍しい「ちんあなご」の水槽を前に、男の子を抱っこしながら、偉そうに解説している私の雄姿・・・(たくさん抱っこしてあげました)
実は、この時の会話を再現すると・・・
私 「ちんあなごって、おもしろい名前でしょ?」
息子「なんで?」
私 「だって、ちん、っていうのが付くからね」
息子「なんで、ちんって付いたら、おもしろいの?」
私 「だって・・・おちんちんとかに、似てるでしょ?」
息子「なんで、おちんちんに似てたら、おもしろいの?」
(^-^;)
私 「う~ん・・・そ、それはねぇ・・・(^o^;)」
息子「ねえ、なんで、おちんちんに似てたら、おもしろいの?」(大声)
(゜ロ゜;ノ)ノ
私 「おいおい、そんなに大きな声を出しちゃ、ダメだよ」
息子「なんで、大きな声で、おちんちんって言っちゃダメなの~?」
\(゚Д゚;)/
私 「だから、ねえ、お願いだから(涙)」
息子「おちんちん~!! おちんちん~!! うんち~!!(狂喜)」
!!\(◎o◎)/!!
あわてて、その場を離れたことは、申し上げるまでもありません・・・
そう言えば、私には、穏やかな性格の娘が1人だけ・・・考えてみると、男の子を育てた経験が無いのです・・・男の子を調子に乗せ、暴走させてしまう禁句を、うっかり人前で口にしてしまった自分の未熟さを、痛感した私です(涙)。
ああ、人を育てるって、難しい・・・(笑)
(^o^;)
3月22日版(3時22分)
本日は、2本立ての内容で、お届けしますね。
まずは、先日、お客様をご案内して、京都の「大徳寺」(だいとくじ)などを、訪れてみましたよ。
大徳寺の門前町には、名物「大徳寺納豆」のお店が・・・
甘納豆ではなく、味噌味に近い独特の風味で、意外な(笑)美味しさですよ・・・しかも、皆様ご存知の「一休」(いっきゅう)さん(実在したお坊さんです)が、大徳寺に製法を伝えたのが始まりだそうですから、なんだか親しみが湧いてきますよね(笑)。
大徳寺は、広大な敷地の中に、数多くの塔頭(たっちゅう = 小さなお寺)を有しており、それぞれの塔頭は、石田三成(いしだみつなり)、前田利家(まえだとしいえ)、毛利元就(もうりもとなり)、小早川隆景(こばやかわたかかげ)、千利休(せんのりきゅう)など、戦国時代から安土桃山時代にかけての有名人たちと、深い関係にあるのです。誠に、立派なお寺ですねぇ!!
その大徳寺の中でも、特に有名な建築物が、これ、「金毛閣」(きんもうかく)・・・かつて、千利休が、この2階に自分の木像を置くことを認めたところ、その下をくぐって通ることになった豊臣秀吉が、「お前の股の下を通れと言うのか?!」と激怒し、利休に切腹を命じる原因のひとつになったという、いわくつきの建物ですよ。つまり、数百年前に、この建物の下を、あの秀吉が実際に歩いていたということですから、感慨深いですよねぇ・・・
次に私が向かったのは、大徳寺の境内にある、精進料理のお店・・・ほら、こんなに立派なお料理が、次々と運ばれてきて、その美味しさに、私もお客様も大満足!!
ここが「お寺」なのだという事実を、しばらく忘れてしまい、まるで「祇園」(ぎおん)の高級料亭を訪れているかのような、優雅な気分に浸っておりました。まあ、修行中のお坊さんたちが、これほどのコース料理を、毎日食べているとは思えませんが・・・(^o^;)
豪華な精進料理(と書くのは日本語として問題無いのでしょうか?)を楽しんだ後は、織田信長の公式な木像が安置されていることで有名な、あの塔頭へ・・・ちょうど今、特別公開中なのだそうですよ。
これが、その「織田信長像」・・・なにしろ、「本能寺の変」の後に、信長の正式な後継者であることを示すために秀吉が製作を命じて、信長の葬儀では、この木像を、発見されていない遺骨の代わりにしたのだそうですから、信長本人とソックリに造らせたことは間違いありません。つまり、部下であった秀吉自身が、上司の信長にソックリであることを認めた木像なのですから、実際に織田信長という人が、このような顔をしていたことは確かですよね。なんと貴重な、歴史的資料なのでしょうか!!
\(◎o◎)/
(ふだんは、非公開のため観賞できません)
すぐ近くには、織田家の墓碑が、格式高く並んでいますが・・・
私が注目したのは、信長の正室(奥様)であった「帰蝶」(きちょう)、つまり、齊藤道三(さいとうどうさん)の娘の濃姫(のうひめ)の墓碑と、信長の側室であった「お鍋の方」(本能寺の変と共に帰蝶が姿を消した後は、実質的な奥様の役割を果たして葬儀を取り仕切った)の墓碑が、堂々と設けられている事実です。武将たちの墓碑は数多く存在しますが、正室・側室の墓碑、特に側室の墓碑までが正式に設けてある光景は、珍しいのではないでしょうか。
まあ、「正室」は形だけの政略結婚の相手であり、愛し合っている者同士の夫婦ではないため、「側室」こそが実質的な妻(愛し合っている相手)であるという実態は、ごく一般的な事実だったそうですが・・・こんなふうに正式な墓碑まで設けてもらって、「お鍋の方」は、幸せ者ですよねぇ!!
さて、いよいよ、本日のメインテーマを、観賞しに向かいましょうか・・・ある貴重すぎる歴史的遺物が、「龍源院」という塔頭で発見され、常時、展示公開されているのだそうですが・・・
それが、この碁盤・・・なんと、伏見城(ふしみじょう)において、徳川家康と豊臣秀吉が、この碁盤を用いて対局したのだそうですから、貴重すぎます!!(その事実を証明する、信頼できる人物による正式な奥書も記してあるため、確かに本物だとみなすことができるとのこと)
\(◎o◎)/
おっと、撮影中の私の顔が、鏡に写ってしまっておりますね・・・(笑)
ほら、見てください・・・確かに、徳川家と豊臣家の家紋が彫ってありますから、説得力満点ですよね!!
目的の碁盤を観賞し終えたので、大徳寺を出て、今宮(いまみや)神社の参道に向かい、1000年以上続く日本最古の飲食店である「一文字屋和輔」(いちもんじやわすけ
= 略して「一和」)へ・・・
この店頭で焼かれているのが、名物の「あぶり餅」!!
このように、昔ながらの手作業により、現在でも、炭火で焼かれているんですよ。
店内に入って、好位置の座席を確保し、待つこと10分・・・
しっかり焼かれた「あぶり餅」が、ついに、届けられましたよ。
ほんのりとした白味噌風味で、最高の美味しさですよ!!
・・・と、日本の伝統菓子に舌鼓を打っていると、なんと遠いドイツから、私の友人(有名なクラシック音楽家さん)が、ドイツの伝統菓子を、届けてくださいましたよ。私も大好きな「レープクーヘン」に書かれているのは、英語の「
I LOVE YOU 」を意味するドイツ語である、「イッヒ・リーベ・ディッヒ」。
さらには、冷蔵庫などに装着する、美しい「マグネット」の装飾品たち・・・「ご希望のドイツ土産はありませんか?」と問われた私が、「何かドイツらしいマグネットを」と、希望を出したのです。期待をはるかに超える、素敵すぎるマグネットの登場に、ビックリ仰天しながら、大喜びしましたよ。
シュヴァルツヴァルト(SCHWARZWALD)というのは、ドイツで「黒い森」と呼ばれる、山岳リゾート地のことだそうですよ。
こちらの「ビール娘」ちゃんは・・・胸が強調されすぎていませんか?(笑)
これらは全て、「光の学校」のどこかに(わざと分散させて)飾ってありますので、皆様、楽しみに、探してみてくださいね!!(わからなかったら、スタッフたちにお尋ねください)
これらの素敵なプレゼントを、わざわざドイツから持って来てくださった友人を、京都を代表する老舗(しにせ)の甘味処(かんみどころ)である「とらや」さん(御所の近くにある本店)にお連れして、美味しい和菓子でもてなした私です・・・(主に豆を材料とする和菓子を、とても珍しがっておられました)
なんと、日本の食材では、「TOFU(豆腐)やYUBA(湯葉)やSHIROAN(白あん)が苦手」なのだそうですから、さすがは、ドイツ人・・・(
>_< )
私も、カタコトのドイツ語で、「フロイデ シュェーネル・ゲッテルフンケン トフタル・アオス・エリュイジウム ヴィァ・ベットルェイデン・ファイアートルンケン ヒンムリーシュ ダイン・ハイリヒトゥム!!」と、友好の意を伝えておきましたよ(笑)。
実は私、ドイツ語、ペラペラなんですから!! (^o^;)
3月15日版(19時30分):特報!!
皆様、またもや、お久しぶりで、ごめんなさい・・・ m(_ _)m
しばらくの間、南の国に出かけており、所用をこなしながら、あちこちを旅しておりました。その証拠写真が、下記の、半袖姿の私・・・この地域では、すでに、半袖シャツが当たり前なんですよねぇ・・・
ある時には、何やら呪文を唱えながら、民家の一軒ずつを巡って祈りを捧げる、山伏(やまぶし)さんたちの御姿に感動したり・・・
ある時には、地元のイベント会場(?)で、昔懐かしい「ちんどん屋」さんたち(鐘・太鼓・ラッパの3人組)の御姿を発見し、嬉しくなって一緒に歩いてみたり(笑)・・・(ほら、地元のみなさんも半袖ですよ)
さらに、移動中の暇つぶしに、過去ファイルを整理していると、こんな新聞広告が出てきたり・・・なんと、「デュラン・デュラン」や「ペギー葉山」さんという大スターに並んで、私の講演会の告知が!!
(しかも、場所は、かの有名なコンサート会場、「日比谷公会堂」・・・ちなみに私は、ロック・コンサートの聖地「中野サンプラザ」でも、講演を行ったことがありますよ。残念ながら、同じく、あこがれの聖地であった「渋谷公会堂」は、コンサートの観客として訪れただけで終わりましたが・・・笑)
しばらくの間、こんなふうに、アクティブに動き回っているうちに、「ああ、自分も何かやりたいなぁ」と、すっかり「その気」になってしまった私・・・その結果、次の2つのイベントについて、関係者各位の方々と合意を形成することに成功し、本日の「突然の発表」に至りました!!
\(◎o◎)/
・・・というわけで、ようやく、ここからの2つの告知が、本日の本題です。
《 その1 》(受付終了のため削除しました)
《 その2 》(受付終了のため削除しました)
3月7日版(午前3時15分)
このところ、多忙を極めておりましたので、更新が遅れてしまってゴメンなさい。
先日、北野天満宮の梅園を観賞してきましたので、ご報告しますね。
まずは、北野天満宮の近くにある、有名な「うどん屋さん」で、昼食にしましょうか・・・お店の前には、入店待ちの列ができていますが、わずか4名様と、この店にしては少ないので、ラッキーですよ!!
この店の名物は、やはり、「たわらやうどん」・・・昔から「1本うどん」とも呼ばれており、切れ目が無いのが特徴ですよ。
私は、好物の「木の葉丼」とのセットを発注。
試しに、うどんを「びょ~ん」と伸ばしてみると・・・ほら、切れ目が見当たりません!!(笑)
美味しいランチに満足したら、北野天満宮へと向かいましょうか・・・参道には、露天商の方々が出店されて、お祭り気分ですよ。(私のお気に入りの「チョコバナナ」は、なぜか閉店中でしたが・・・涙)
すぐ横の「上七軒」(かみしちけん)と呼ばれる花街(はなまち = 舞妓・芸子さんを呼べる高級料亭街)では、もうじき、有名な「北野をどり」が開催されますよ。私も、毎年、観賞に訪れていますので、先日も、常連客(笑)向けの案内状が、届いておりました。
おっと、天満宮の塀に向かって、「鞠」(まり)を投げるのは禁止だそうですが・・・いったい、どれほどの大昔から、書いてあるのでしょうか?
北野天満宮は、かの有名な、菅原道真(すがわらのみちざね)公を祀(まつ)る、日本一の「学問の神様」として知られています。全国に数多く存在する「天満宮」の総本社ですから、「受験の神様の最高峰」と呼ばれるのも、納得ですよね。
多くの参詣者が撫(な)でて通る、「撫牛」(なでうし)にも、抗ウイルス加工が施されているとのこと・・・毎日、数百人以上の人々が撫でるはずなのですが、それでも、まだ、加工の効果は残っているのでしょうか?(笑)
さて、お目当ての梅園は・・・なんと、「見頃」だそうですよ!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
嬉々として入園してみると・・・確かに見頃を迎えて、ほぼ満開!!
\(◎o◎)/
梅の花って、本当に、可愛らしいですよねぇ!!
ライバル(?)の「桜」と違って、紅梅と白梅の2種類が競い合うことで、「めでたさ」を演出してくれるのが、「梅」の特長・・・しかも、よく見ると、とっても清楚なんですよ。梅の花の控えめな清楚さに比べれば、桜の花は、お色気マンマンで迫って来る感じですよね(笑)。
・・・とはいえ、「しだれ梅」については、「清楚」というよりも、「華やか」という表現の方が似合っていますよね。「あなた、どうして、わざわざ枝を垂らしていらっしゃるの?」と、インタビューしてみたくなりませんか?(笑)
この可憐な2つの花が気に入ったので、技巧を凝らした芸術的な写真に、仕上げてみましたよ。
梅園の中を歩くと、空が隠れてしまうほど、梅の花で覆われることも・・・ああ、なんという幸せ!!
梅園を上空から見下ろすことができる、オシャレで立派な「展望台」を発見しましたので、登ってみましょうか。
おお、これは!!・・・みなさん、息を飲む美しさに声も出ず、撮影に専念中。
あまりの絶景に、思わず、「梅の花~」と、風雅な歌を詠(よ)み始めてみましたが・・・後が続きませんでした(笑)。
ほら、苔(こけ)の上にちらばる「散り梅」でさえも、この美しさ!!
たまたま、すぐ近くで、テレビ局の取材陣がインタビューを収録していましたが・・・まるで、どこかで台本をもとに練習してきたかのごとく、アナウンサーの英語も、外国人観光客の答弁も、あまりにも流暢(りゅうちょう)すぎるので、ひねくれ者の私は、「ある疑念」を捨て切れませんでした(笑)。
梅園から出て、ついでに、本殿の方にも回ってみると・・・
神社にも色々ありますが、これほどの威厳と風格を感じさせる堂々たる社殿は、珍しいんですよ・・・歴代の朝廷や豊臣家・徳川家などから、大いに大切にされてきたことが、よ~くわかります。
なんと、「入試合格・思いのまま」と称する「招福の梅枝」(ひょうたん付き)が、「初穂料1000円」で、提供されていますよ・・・わずか1000円を神様に奉納するだけで、どんな志望校にも合格できるとなれば、これほど安い投資はありません。もう、進学塾も予備校も、無用になりますね!!
\(^o^)/
その他にも、まさに、ご利益のデパート状態・・・菅原道真公にお願いすれば、どんな願いでも、叶えてくださるようですね。道真公は、もともと「学問の神様」のはずですが、あの世で多角化経営を進められ、今では、「万能の神様」にまで出世なさった模様です。
欲深い人間たちの飽くなき要求を、わずか1000円の報酬で救わなければならないのですから、いやはや、「神様」というのは、勘定に合わない過酷なお役目ですねぇ・・・
各種のお守りの中でも、飛びぬけて高価なのが、「特別奉製・桐箱入り学業御守」(2500円)!!
巫女(みこ)さんに尋ねてみると、「他のお守りには、菊の御紋が1つだけ付いておりますが、このお守りだけには、2つ付いておるのでござります!!」とのことで、菊の御紋が2倍になっている分だけ、ご利益も2倍にパワーアップするのだそうですよ。
実際、これまでに私も、受験生を抱える親御さんたちから頼まれて、この最高峰のお守りを、何度も入手&発送して差し上げましたが・・・なんと、その全員が、めでたく志望校に合格しているのです!!(本当ですよ)
菊の御紋の2倍効果、恐るべし!! o(^o^)o
その後、早くも小腹がすいたので(笑)、参道入口を出てすぐ右手にある、老舗(しにせ)の「粟餅」(あわもち)屋さんに移動・・・
なんと、「生類憐(あわれ)みの令」で悪名高い、徳川五代将軍・綱吉(つなよし)の時代から、この「粟餅」を、この場所で販売なさっているとのこと!!
これが、将軍・綱吉の時代から不変の味、粟餅・・・目で眺め、口に入れた瞬間、一気に数百年の昔へと、タイムスリップすることができるのです。その頃の人々が食べたものと同じ味を、同じ場所で味わえるという、この幸せ!!
このような由緒正しいお店が、たくさん現存しているのですから、本当に、京の都は、奥深いですよねぇ・・・
さて、数時間後のこと・・・今度は、梅園のライトアップを観賞すべく、再び、天満宮を訪れてみましたよ。ほら、菅原道真公が、「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」(春風が吹いたら、梅の花たちよ、その香りを、京から太宰府まで送っておくれ・・・ここに主人(私)がいなくても、春を忘れてはならないぞ」と、無実の罪で京都を追われて大宰府へと左遷される悲しみを、格子戸の奥から、涙目で詠んでおられますよ。
(>ω<。)
夜の梅園には、昼間よりも多くの人々が集い、その風雅な光景に、歓声を上げていますね。
もちろん、「花より団子」と、売店に並ぶ人々も・・・
私は、チケット代に含まれていた、梅茶とお菓子で、(セルフサービスの)ひと休み・・・
いざ、梅園に入ってみると・・・
うわぁ、幻想的な光景が広がって、素晴らしすぎます!!
\(◎o◎)/
ガラス玉の中には、本物のローソクが、灯してありますよ。
展望台の上には、うっとりと眺める、無言の人々が・・・
どこを撮っても、絵になるんですよねぇ、これが・・・
妖艶(ようえん)な「しだれ梅」も、ローソクの炎を浴びて、ますますエロティックな感じに・・・
あれ? かがり火の向こうに、人が集まっているようですが・・・
近づいてみると・・・なんと、「猿まわし」の実演中でした!!
この「猿まわし」、「1000年の歴史を持つ、日本古来の伝統芸能でござる」そうですよ・・・芸達者な「お猿」がどこにいるのか、探してみてくださいね(笑)。
なお、本日の私が、なぜか大いに注目したのが、こちら・・・地元の少年野球チーム、「ブラックタイガース」の募集ポスター。
関西には、圧倒的に「阪神タイガース」のファンが多いので、このチーム名も「ブラックタイガース」としたのでしょうが・・・
ほら、まあ読んでくださいよ・・・「衝撃的事実! お父さん、お母さんの当番強制なし! 昔のイメージはもう古い!」だそうですよ(笑)。
この「衝撃的」だというセールスポイント(笑)から判断すると、「練習日や試合日に、親が強制的に動員されて、当番制で子供たちの世話をする」という「昔ながらのしきたり」が、現代の親御さんたちには、大不評なんでしょうねぇ・・・なにしろ、貴重な「土・日・祝日」のお休みが、(わが子を含む)子供たちの世話で、潰れて(?)しまうわけですから・・・
(^o^;)
2月25日版(午前1時38分)
本日は、突然ですが(笑)、全5話から成る、盛りだくさんの「小話」特集を、お届けしますね。
《 第1話 》
先日、知り合いの通信会社の営業さん(ドコモ、au、ソフトバンクのいずれかですよ)から、「大きな声では言えませんが」という枕詞(まくらことば)付きで、教えていただいた極秘情報なのですが・・・
皆さん、スマートフォンの電池の容量が、どんどん減ってきてしまい、「そろそろ買い替え時ですねぇ」と言われて、お困りではありませんか?
その営業さんによると、「スマートフォンの電池は、充電を600回ほど行うと、容量が劇的に減ってしまい、買い替え時が来るように設計してあるのです」、だそうですよ!!
\(◎o◎)/
したがって、その営業さんは、「充電器につなげなければ充電回数にカウントされませんので、自分は、ほとんど電池が無くなってから充電するよう心がけてます・・・そうすれば、かなり長持ちしますからね。毎日1回充電すると2年持たないので、私は3日に1回くらいに抑えて、4~5年は使うつもりです」とのこと。特に、電池切れを恐れて、毎日何度も充電器につないでいると、あっという間に、電池の寿命そのものが尽きてしまうそうですから、お気をつけくださいね。(毎日3回充電してしまうと、600÷3=200、つまり半年ほどで電池の寿命が尽き、劇的に減り始めるということ!!)
以上、「大きな声では言えませんが」という「ゆる~い枕詞」であり、「ここだけの話ですが」という「厳しい条件」ではありませんでしたから、「小さな声で言うのならOKなのだな」と論理的に判断し、この場を借りて、「小声」でお伝えさせていただきました・・・読者の皆様も、周囲の人々に伝える際には、どうか「小声」でお願いしますね(笑)。
m(_ _)m
《 第2話 》
私が大学教授時代にお世話になった、ある国立大学教授の先輩から、「飯田君、****(日本を代表する有名企業のひとつ)で、****(私の専門分野のひとつ)の有能なコンサルタントを探しているんだが、飯田君がぴったりだから、申し訳ないが、できれば手弁当でお願いできないかね」と依頼されたので、「スケジュールさえ調整できれば、喜んでお受けさせていただきます」と、即答した私(通常、大企業のコンサルティング料というのは、かなり高額の報酬を頂戴できますからね)・・・「手弁当で」という条件ですが、「お弁当代が出なくても、自分で食べたり持参したりするから大丈夫」と考えて、まったく気にしませんでした。
その後、なんだかんだで、10回くらい、その会社の本社に出向いて、重役を含む担当社員の方々に、色々と経営指導を行った私・・・無事に仕事を終えて、2~3ヵ月ほど経った頃、ふと、「あの経営コンサルティングの報酬の話が、まだ届かないが、さすがに遅すぎるなぁ」と気づいたので、担当者さんに問い合わせたところ、「あれ? ご紹介くださった**先生からは、飯田先生が、無報酬でやってくださるということで、話はつけてあるとのことでしたので」と、予想外すぎるお返事が!!
(私が「そんな話をした覚えはありませんが」と驚くと、担当者さんもビックリ仰天し、「確かに、無報酬なんて、おかしいとは思っていたんですよねぇ」と、大いに焦っておられました)
そこで私が、「**先生からは、『弁当代は出ないが』という条件しか聞いておらず、『無報酬で』とは言われていませんよ」と説明すると・・・なんと、担当者さんから、またもや予想外すぎるお返事が・・・
「お弁当代は出ない?・・・**先生と、お弁当のお話をしたことは、ございませんが・・・ああっ!! もしかすると、『手弁当で』とおっしゃったのでは、ありませんか?」
「はい、そう言えば、『手弁当で』と、おっしゃっていたような気はします・・・」
「なるほど、合点がいきました!! あの先生のご年代だと、しばしば昔ながらの、独特の表現をなさいますので」
「えっ、どういうことですか? (⦿_⦿) 」
「今ではほとんど使われませんが、昔の日本では、『無報酬』のことを、『手弁当』と表現していたようなのです!!」
「ええっ!? 報酬をいただけないのなら、きちんと『無報酬で』と伝えてくださらないと、さすがに『手弁当』では、意味が伝わりませんよ!!」
「そうですよねぇ、おっしゃる通りです・・・言いづらいことを、わざと曖昧な言葉に置き換えて表現し、『意味を察して欲しい』というのが、日本的コミュニケーションの悪いところですよねぇ・・・」
(-_-;)
・・・という、まさかの展開により、私も担当者さんも、怪奇現象の解明に、成功したのでありました。
上記のように、「タダで働いてくれ」と言いづらい時に、「手弁当で働いてくれ」という不思議な表現で伝え、「自分の気持ちを察して欲しい」というやり方・・・この種の「問題点を曖昧に伝える手法」は、昔の日本では普通に行われていたそうですが、外国人労働者の方々や、現代の若者たちには、まったく通用しませんよね(笑)。今どきの若者たちに、「手弁当で」と仕事を頼んだら、単に「まかない」(食事)が付かないだけと解釈され、「あ、昼食は自腹なんですね?」と言われてお終いでしょうねぇ・・・
えっ!? 「結局、飯田先生への高額の報酬は、どうなったんですか?」ですって?
・・・まあ、そこは、担当者さんのお立場がございますので、ここではナイショということで(笑)。
(当の先輩教授ご本人は、いまだに、なんにもご存じありません・・・)
(^o^;)
《 第3話 》
先日、淡路島(あわじしま)に用事があって、高速道路を移動中、明石海峡(あかしかいきょう)すぐ近くのSA(サービスエリア)に寄ってみたところ・・・なにしろ、明石海峡は、日本有数の「タコ」の名産地ですから、タコの関連商品が、あふれていましたよ。
美味しかったのは、壺の中からタコの足が飛び出しているという、その名も「タコ壺カレー」!!
手元にある専用のハサミで、タコの足を切りながら食べるという、生々しさ・・・
(゜ロ゜;ノ)ノ
ほら、タコをデザインした、可愛らしいグッズも、各種、そろっていますよ。
ふと考えてみると、タコは、あんなところに、丸い口なんか付いていないのですが・・・(笑)
この「 I'm TAKO 」と書いてある靴下が、私のお気に入り(笑)。
おや? タコ界の不良児、「ワルタコ」も!!
(゚Д゚;)
特に、男の子は、大喜びですよね・・・「ワルタコ」の商品企画者さん&デザイナーさん、素晴らしいお仕事ぶりです!!
ただし、大人がお土産にもらって、嬉しいかとなると、う~ん・・・(笑)
《 第4話 》
先日、広島市に住む弟が、(昨年までに2人とも先立ったので)「父(とう)ちゃんと母(かあ)ちゃんの遺品が欲しいんじゃけど、兄(にい)ちゃん、なんか持っとらんかのう?」(広島弁)と、電話してきました。(弟とは、用事が無ければ何年間も音信不通の仲ですが、べつにケンカしているわけではなく、お互いに別々の生活を楽しんでいるだけのこと)
そこで、私は、次のように即答!!
「父ちゃんと母ちゃんが残してくれた最高の遺品は、僕らの肉体じゃろ? 僕らは、両親がくれた最高の形見を身にまとって生活しとるんじゃけん、それ以外の物なんか、いらんと思わん?」
弟は、「まあ、それは、そうなんじゃけど・・・」と、固まっておりました(笑)。
(^o^;)
《 第5話 》
1月31日の更新の最後に、私が12月24日の「クリスマス・コンサート」(「光の学校」にて定員20数名のみで開催した無料イベント)でご披露した、ベット・ミドラーによる歴史的名曲「The
Rose」のライヴ音源を公開したところ、多くの方々から反響をいただきました。その際、いくつかご質問を頂戴しましたので、その返答になる映像を、以下にお教えしますね。
まず1つめは、この歌を初めて世に広めた本家本元の「ベット・ミドラー」ご本人が、大会場におけるライヴ・コンサートで朗々と歌い上げる、涙無しでは聴けない「The
Rose」ですよ。やはり、この人を超えることは不可能ですよね・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ZFa324V1kgU
そして2つめは、この歌を自らが日本語に訳して、「愛は花 君はその種子」という曲名を付け、「都はるみ」さんに歌ってもらい、自作の『おもひでぽろぽろ』というアニメ映画のラストシーンで流したという、高畑監督の映像そのものを、ご覧いただきましょう。私も昔、大ヒット中の満席の映画館で、旅先のため1人で観賞して、この歌が不意打ちで流れてきた時には、ぽろぽろと涙してしまった想い出が・・・
(>ω<。)
https://www.youtube.com/watch?v=qu7Dw4NJmY4
2月16日版(午前1時20分)
先日、京都の北部、大原にある「三千院」(さんぜんいん)で行われた、「大根焚き」(だいこだき)に参加してきましたので、ご報告しますね。(一般的な読み方で「だいこんだき」と書かれている場合もありますが、京都の人々は「ん」を省略して、「だいこだき」と呼ぶことが多いそうです)
なんと、「ご祈祷(きとう)済みの大根を無料接待」とのこと!!
(ただし、お寺の入口で、通常の参拝料の納入は必要ですが・・・)
駐車場に愛車を残し、雪が残る参道を、1人で淋しく、山門へ・・・左手には、土産物屋や飲食店が、にぎやかに並んでいますから、後で入ってみましょうか。
小雨の降る寒い日なので、山門の前に到着しても、参拝者は、まばら・・・
この調子ならば、私が恐れている、「大根を求める長蛇の列」に並ぶ必要は、無さそうですね。
わざと、「小雨の降る寒い日」を選んだのが、正解だった模様です。
この場所で、参拝料を納入すれば、大根そのものは無料!! (^o^;)
参加者は高齢者ばかりと予想していましたが、意外にも、髪を茶色に染め上げた、若い女の子たちの姿が・・・この娘たち、大根がお好きなのでしょうか?(笑)
おお~っ!! \(◎o◎)/
私の大好きな、「苔」(こけ)たちがビッシリ!!
本当に、美しいですよねぇ・・・
木の切り株が、可愛らしいハート形に、苔むしていますよ!!
ちなみに、私が一番好きな色は、「モスグリーン」なんです。しばしば着ているお気に入りの服も、多くが、モスグリーン(またはダークグレーに近い黒)なんですよ。たまに、暗めのレンガ色も・・・つまり、渋く、くすんだ感じの色が好きなのでしょうか?
ほら、三千院の「苔のじゅうたん」、本当に美しいんですよ・・・苔の名所である「西芳寺」(通称:苔寺)は、事前に予約しなければ参拝できませんので(しかも全員に写経料金がセットされるため参拝料が非常に高価格)、いつでも誰でも気軽に参拝できる三千院は、「苔見物」の観点からも、オススメですよ。
やがて、たどり着いたのが、こちら・・・お待ちかねの、「大根焚き」会場です!!
特設テントの中では、有名な「大原女」(おはらめ)の衣装を身にまとったご婦人方が、大根を、無料で提供くださっていますよ。
ちなみに、「大原女まつり」では、地元の少女たちが、伝統的な衣装の可愛らしい姿で、大原を練り歩いてくださるとのこと・・・その昔、頭に柴(しば)を乗せて、京都の街で売り歩いた姿を、再現しているのだそうですよ。
そして、これが「大根焚き」・・・私のケータイ(いまだにスマホは全く使っておりません)と見比べていただければ、その巨大さが、一目瞭然ですよね!!
ほぐしてみると、ほら、こんなに、ホクホクですよ!!
もちろん、しっかりと煮込まれた味の方も、最高なんです!!
\(^o^)/
よく観察すると、もう本日の残り時間が少ないというのに、大きなナベが、あと2つも・・・この調子だと、本日分の大根が、かなり余ってしまいそうな気配!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
やはり、「小雨が降り続く寒~い日」になったので、参拝者数が、予想をかなり下回っているのでしょうね(涙)。大原女さんたちも、「こんなはずでは」と立ちすくんで、ぼう然・・・
(◎_◎;)
たま~に、パラパラと、お客様がおいでになりますが・・・この調子では、大きなナベの2つ分くらいが余ってしまい、大原女さんたちが分配して、お宅に持ち帰ることになりそうですよ。
大原女さん宅の今夜の食事は、盛大な「大根祭り」になること、間違いなし!!
(^o^;)
さて、美味しい大根に舌鼓(したつづみ)を打った後は、何か甘いものでも・・・三千院の門前には、色々なお店がありますので、ちょっくら(笑)、探してみましょうか。
う~ん・・・京都名物の「木の葉丼」(このはどん:シイタケやカマボコを混ぜた玉子丼)や、京都発祥の「にしんそば」など、私の好物が並んでいますが、今は、「甘いもの」を欲しておりますので・・・
苔むした屋根が、いい感じで目立っていますが、このお店も、お食事メニューですねぇ・・・
こちらのお店では、できたての「湯葉」(ゆば)が食べられるそうですが、今の私は、とにかく「甘いもの」を物色中・・・
3000円の豪華なお弁当に、一瞬だけ、目がくらみましたが・・・「イカン、イカン」と目を覚まして、足早に立ち去る私・・・(笑)
こちらのお店では、なんと、「香味カレーおろしそば」なる物体の写真が・・・思わず、あふれるもので、口内が一杯になってしまう私ですが(笑)、今は我慢・・・(しかし、美味しそうですよねぇ・・・)
(゚o゚;)
ようやく、「甘いもの」のお店を発見して、「お1人様用」のカウンター席に淋しく陣取り、「抹茶わらび餅」を満喫・・・ああ、私が求めていたのは、まさに、これですよ、これ!!
!!o(^o^)o!!
・・・というわけで、皆様、私と一緒に、「小雨の降る寒~い三千院での大根焚き」を、臨場感満点で、お楽しみいただけましたか?
もともと「大根」は大好きな私ですが、正直、「ただシンプルに煮ただけの大根」が、これほど美味しいものだとは、生まれて初めての大発見でしたよ。(そう言えば、近年では、人体の形状の著しい変化に伴い、かつて頻繁に用いられていた「大根足」という形容句を、全く耳にしなくなりましたよねぇ・・・)
皆様も、この機会をとらえて、今夜のおかずに「大根焚き」は、いかがですか?
もちろん、「おでん」の大根でも、100%OKですよ!!
ああ、もう我慢できない・・・
今すぐに、食べたくなってきた!!(笑)
(*^ ^*)
2月8日版(午前1時41分)
ふと気づくと、いつの間にか、もう2月・・・
先日の「節分」に、かの有名な、「春日(かすが)大社の万燈籠(まんとうろう)」に出かけましたので、いつものように面白おかしく(笑)、ご報告しますね!!
これが、近鉄(近畿日本鉄道)の奈良駅前・・・待ち合わせ場所としても知られる、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)像(通称「行基さん」)に頭を下げながら、まずは、商店街へと向かいます。
こちらが、本日の予定ルート・・・近鉄奈良駅から出発し、駅前商店街を抜け、春日大社へと向かう、約2キロ(所要30分程度)の定番コースです。
近鉄奈良駅前の観光案内所では、奈良のマスコット(ゆるキャラ)として売り出し中の、「しかまろくん」グッズが、大量に売られていますよ。かつて、「きもキャラの全国ダントツ第1位」として気味悪がられた「せんとくん」の反省を活かしたのか、ずいぶん可愛らしいデザインを採用しており、(せんとくんと違って)人気は上々とのこと。
《 閲覧注意 》
ちなみに、これが、「せんとくん」・・・( >_< )
・・・気を取り直して(笑)、駅前の商店街を、南下してみましょうか。
さすがは、奈良・・・名物の「鹿」のグッズが、ところ狭しと売られていますよ。
奈良の食べ物と言えば、まずは「柿の葉寿司」・・・防腐&防虫成分に富む「柿の葉」を上手に用いて、保存性に優れた携帯食&お土産品に加工してあり、その巧みな職人芸に、拍手喝采です!!
奈良のお土産としては、「三輪そうめん」も、知られていますよ。日本の「手延べそうめん」の元祖であり、万葉の昔から食べられてきたというのですから、わが「京都」も真っ青の、長~い歴史を誇っています。
なんと、「鹿の角」(シカのツノ)も、お土産品として販売中・・・大きいものは3万円しますが、これほど立派なツノであれば、コレクターにとっては(?)、安いくらいなのかもしれませんね。
おっと、忘れてはなりません・・・奈良の名産品と言えば、誰でもご存知の、アレですよ、アレ・・・
そう、私の大好物でもある、「奈良漬け」!! \(^o^)/
ほら、「こんなものまで漬物に!?」と驚くほど、種類が豊富なんですよ。
さすがは、古都・奈良・・・道端に置いてある「ガチャガチャ」には、「仏像」や「埴輪」(はにわ)などのシリーズが!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
それにしても・・・「仏像」は「8才以上」で、「埴輪」は「6才以上」だという、対象年齢の違いは、なぜなのでしょうか?(笑)
しばらく進むと、全国的に知られる、あの餅屋さんが出現!!
本日も、つきたての「よもぎ餅」を、格安で売ってくださいますよ!!
写真の左下には、先ほどまで活用していた、「臼(うす)と杵(きね)」が、生々しく飾ってあります。定刻になると、お客様の目の前で「餅つき」が始まるので、大勢の見物客で賑わうんですよ。
(後ほど、めちゃ楽しい動画をご紹介しますので、お楽しみに!!)
道端の土産物屋さんには、ほら、多種多様な商品が、すき間なく飾られています・・・その密度の濃さは、もはや「芸術」とさえ呼べるほどの、素晴らしい陳列技術!!
しばらく歩けば見えてくるのが、ここ、「猿沢池」(さるさわのいけ)・・・夕暮れの中、古都のロマンあふれる美景に、しばらく見とれてしまいます。
確か、この池には、数えきれないほどの亀(カメ)がいたはずなのですが、なぜか今は、1匹も見当たりません・・・あれ? カメって、冬眠でもするんでしたっけ?
(゜_゜)
その「猿沢池」の向かいには、有名な「興福寺」(こうふくじ)があり、ほら、ちょうど今夜は、「ついなえ」と呼ばれる「鬼追式」が、行われるとのこと・・・ただし、「豆まき」は中止だそうですから、今頃、鬼たちは、「今年は楽勝だな!!」と、高笑いをしているに決まっていますよ(笑)。
まん丸のお月様を見上げながら、しばらく歩くと、朱色の門を通過・・・さあ、いよいよ、ここからの参道が、約3000(誰が数えたのでしょうか?)もの燈籠に火が灯されるという、「万燈籠」の本番ですよ。
めちゃ楽しみで、ワクワクしますねぇ!!
おや? 右手に、明るい建物が・・・もしや、売店でしょうか?
やっぱり!! 外国人男性が、「鹿せんべい」を、買い与えていますよ。
この鹿、ず~っと店頭で、「客引き」を担当しているようですから、もはや、「このお店の営業スタッフ」として、(せんべいを報酬に)雇われているようなものですよねぇ・・・(笑)
しだいに、周辺の暗闇が濃くなってきて・・・ほのかに光る燈籠たちが、幽玄の世界を演出していますよ。
目で見るだけでは、ほぼ真っ暗闇に近いので、やむを得ず、カメラのフラッシュを光らせてみると・・・見てくださいよ、はるか向こうまで、燈籠が並んでいます!!
\(゜ロ゜)/
しだいに、足が痛くなってきた頃に、絶妙の立地条件で現れるのが、この茶店・・・思わず入りたくなりましたが、やはり、考えることは、誰もが同じ・・・満席状態で、泣く泣く断念(涙)。
せめて、お品書きだけでも、激写しておきましょうか・・・「吉野のくず餅」や「柿ケーキ」が、気になってしまいますよね。
こちらが、この茶店が誇る、名物の「万葉粥」(まんようがゆ)・・・なにしろ「万葉の味」ですから、現代人の味覚で食べてはいけないそうですよ(笑)。
今月の「万葉粥」は、節分にちなんで、「大豆」(だいず)を主役にしてあるとのこと・・・わざわざ「今月の」と書いてあるくらいですから、おそらく毎月、主役が変わるのでしょうね。他の月の主役が何なのか、気になりませんか?
さらに進んでいくと、もう、ほとんど真っ暗闇の状態になり、わずかに、ぼ~っと、燈籠たちの灯りが見える程度・・・さすがに、この状態では、道の上に散乱しているに違いない「鹿たちのフン」を、気にせずに踏みしめながら歩くしかありません!!(大号泣)
(>ω<。)
あまりにも暗くて見えないため、上記写真と同じ場所で、やむを得ずフラッシュを光らせてみると・・・ほら、実際には、こんな光景が広がっていますよ。
燈籠たちが、ほのかな光で道を示してくれる向こうに、何か、朱色の建物が見えてきました!!
一歩一歩、その朱色に近づいてみると・・・
おお!! ついに、春日大社の社殿に、到着できた模様です!!
この先からは、入場料・・・いえ、志納金500円を納めれば、堂々と、社殿の中に入ることができるようですよ。写真中央の下部、入口の左手には、志納金の納入を待ち受ける、可愛らしい巫女(みこ)さんの姿が・・・
それにしても・・・いつも不思議に思うのですが、なぜ、「巫女さんの衣装」を着るだけで、誰もが、美少女に変身できるのでしょうか?
いざ、春日神社の境内(けいだい)に入ってみると・・・
おお、こ、これは!!
(゚Д゚;)
私の『ツインソウル 2』の「エピソード 1」に登場する、縁結びの神様、「夫婦大国社」ではありませんか!!
有名な「水占い」の神社は、この場所だったのですね!!
(『ツインソウル 2』より引用)
その隣には、「水占い」や「恋守り」などを提供してくださる、ひときわ明るいお店(と呼んでもいいのでしょうか?)・・・
その前には、可愛らしいハート形の絵馬(と呼んでもいいのでしょうか?)が、たくさん奉納してありますよ・・・皆さんの愛が、めでたく叶いますように・・・
(*^ ^*)
もう完全に日が暮れて、まん丸のお月様が、ますます輝きを増してきましたよ!!
これぞ、まさに、日本が世界に誇るべき美景!!
もう、ため息しか出て来ません・・・
この美しさを目にするだけでも、今宵、わざわざ訪れた価値がありますよね。
近づいてみると、ほら・・・
言葉にできない感動で、胸が満たされますよ。
あっ、こんなところにも、鹿・・・
感動に満たされた人々が、「この余韻(よいん)を自宅まで」と願って、お守りを・・・
私も、思わずサイフに手を伸ばしましたが、「そう言えば、もう、全国各地のお守りを、売るほど大量に持ってるよなぁ」と思い出し、我慢してしまいました(笑)。
そのうち、このHP上で、私が持つ「ヘンなお守り」の展覧会を、開きましょうか?
すでに、「有効期限の切れたお守り」ばかりではありますが・・・
(^o^;)
・・・というわけで、大いに楽しめた、節分の奈良巡りでした!!
\(^o^)/
特に、気に入ったのは・・・
(イヌがバツ印を見せるのではなく、シカが見せるべきだと思うのですが、まぁいいか・・・笑)
そして、皆様に、ぜひとも、一生に一度はお見せしたいのが、こちら・・・
目にも止まらぬ「高速餅つき」の妙技に、ビックリ仰天なさってくださいね!!
\(◎o◎)/
https://www.youtube.com/watch?v=kRKXhxESYQc
1月31日版(午前4時10分)
先ほど、ドイツ在住の友人から、とても嬉しい写真が届きましたので、ご紹介しますね。
いただいたメールによると、「今日、息子が自分で先生の本を持って来て、しばらく見ていましたよ。嬉しくなりました!!」とのこと・・・「私のHPに掲載しても、よろしいですか?」とお尋ねしたら、「ちょこっと目の辺りにボカシがかかっている程度で大丈夫ですよ」と、快諾くださいました。
おお!! \(◎o◎)/
お読みくださっているのは、『絵物語・いきるって、どういうこと?』(文:飯田史彦、絵:中川華澄)であるに、違いありません・・・このようにして、「生きがい論」の輪が、ドイツにも広がっているとは、嬉しすぎます!!(諸外国の子供たちには、たとえ日本語が読めなくても、絵を見れば、意味が伝わるでしょうからね)
ドイツ人のご主人と、日本人の奥様のお子様ですから、ドイツ系と日本系の良いところを集めたような、めちゃ可愛い息子さんですね・・・きっと、モテモテですよ!!
ちなみに、子供の足って、自由自在に曲がりますよねぇ・・・どうなってるんでしょうか?(笑)
この友人は、先日、街の中心部の広場で行われているマーケットへ、お買い物に出かけたそうですよ・・・寒い季節なのに、まあ見てくださいよ、この賑わい!!
いったい何を売っているのか、興味シンシン・・・
どうやら、美しい旧市街を誇る、長い歴史を持つ街のようですね・・・
これですよ、これ・・・ドイツのクリスマス・マーケットで定番の人気商品が、こちら・・・私も大好きな「レープクーヘン」!!
ドイツ語で「愛してます」と書かれており、向かって左側の品物に描かれている絵は「プレゼントの箱」でしょうが、右側に描かれている絵は・・・う~ん、男性である私の目には、立派な「アレ」のようにしか見えませんが、まさか、ねぇ・・・(笑)
(^o^;)
(注:私は「アレ」としか書いていませんので、決して、おかしなカン違いは、なさらないでくださいね!!)
この友人、お昼ご飯は、日本食のお店で、ラーメンを食べたそうですが・・・ほら、ご覧くださいよ、まだ昼間だというのに、「ビール」らしき黄色い液体が!!
(゚Д゚;)
(本場ドイツでは、昼間から・・・いえ、人によっては朝からも、お水の代わりに、ビールを飲むのが習慣だそうですよ。何しろ、「ミネラルウォーター」よりも「ビール」の方が、値段が安いのだそうですから)
以上の写真を目にした私は、美味しい「ドイツパン」が食べたくなって、京都・岡崎に開店した、お気に入りのお店を、訪れてみましたよ。
ほら、どこから見ても「ドイツ風」のパンが、にこやかに並んでいます・・・見た目はシンプルな定番デザインですが、食べてみると、とっても美味しいのでビックリ仰天!!
それもそのはず・・・お店の厨房で、ドイツ人のシェフたちが、パンやケーキ類を造っている光景を、そのまま見ることができるのです!!(タイミングが良ければ、日本語は片言ですがドイツ語ペラペラの、めちゃ可愛らしいドイツ人の女の子が、レジを打ってくれますよ!!♥♥♥)
お店の厨房の中は、まさに、こんな感じで、大忙しの職人さんたちが丸見えです・・・パンだけでなく、さまざまなサンドイッチも、注文しだい、手造りしてくれますよ。
もちろん、ドイツパンの代表格:プレッツェルも、私の大好物。
ちなみに、私の一番のオススメは、いつも美味しすぎて頬っぺたが落ちてしまう、有名な「黒い森のケーキ」(ジューシーなダークチェリーがたっぷり)ですよ!!(この店を訪れるたびに、必ず買ってしまいます)
お店のスタッフに、「いま、黒い森のケーキ、ありますか?」と、お尋ねくださいね。(私の知る限り、売り切れていなければ、たいてい置いてあります。コーヒーや紅茶も飲めるので、イートインもできますよ)
***************
そう言えば・・・先日、インド出張に出かけた、現時点では日本在住の友人(旧称・インド君)が、こんな現地写真を、送ってくれましたよ。
う~ん、インドすぎます!!(笑)
ちなみに、耳が大きいのはアフリカ象で、耳が小さいのがインド象とのこと・・・インド象は、耳が小さいため、顔がキリッとしており、カッコイイですねぇ。
こちらのお店たちも、う~ん、インドすぎます!!
\(◎o◎)/
おや? こ、これは!! (゜ロ゜;ノ)ノ
今でも、こんなご職業の御方が、実在していらっしゃるとは・・・
!!\(゚Д゚;)/!!
ふう・・・ ( >_< )
せっかく、ドイツ人の可愛い男の子の話題から入ったのに、うっかり、インパクトの絶大すぎる写真を、ラストに配置してしまいました(涙)。
そんな時には、美しすぎるメロディの名曲でも聴いて、清らかで聖なるムードに包まれ、うっとりと気分転換するのが効果的ですよ・・・メンタルヘルスの専門家が(私のことですが)太鼓判を押すのですから、間違いありません(笑)。
そこで、先月の24日に「光の学校」で開催した、私のクリスマス・コンサートのライヴ音源から、(クラシック音楽を除くポピュラー音楽のジャンルでは)世界一シンプルな美旋律として知られる、この最高級の名曲をお届けしましょう。
どうぞ、次をクリックして、音楽史に残る歴史的名曲を、お楽しみくださいね!!
(^-^)
※ エコーなどの音響処理を全く行っていない、私の生声そのままで、ごめんなさい・・・(>_<)
(歌:飯田史彦、ピアノ:沖野真理子)
飯田が歌う「 THE ROSE 」へ
1月21日版(0時58分)
先日、用事があって、福井県の敦賀(つるが)市を、訪れてきましたよ。
まずは、京都から、「途中」(こんな名前の集落があるのです)を経由して、所要1時間ほどで、滋賀県の「朽木」(くつき)へ・・・
朽木の「道の駅」に立ち寄ってみると・・・琵琶湖名物の「鮒寿し」(ふなずし)が、たくさん売られていますよ。琵琶湖は、海水が混ざらない淡水湖なので、(海水魚に比べて旨味が乏しいとされる)淡水魚のフナなどを、何とか工夫して食べるしかなく、独特の食べ方が開発されたとのことですが・・・人によって、これほど評価が分かれる食べ物は珍しいと言われるほど、超個性的な味なんですよねぇ、これが・・・
朽木は、日本海に面する若狭(わかさ)湾の「小浜」(おばま)などを起点とする、「鯖(さば)街道」の中間地点に位置しており、大昔(いい加減な表現ですみません)から、サバを食材にした食べ物が開発されてきたとのこと。
道の駅の売店にも、例えば、「鯖寿司」「焼き鯖寿司」や・・・
サバサンドや・・・
サバを70%も使用したという、「SABACHI」(サバのチップス)など、サバの加工品が並んでいます。
しかも・・・こ、これは!?
中央競馬(JRA)で、G1(グレード・ワン)に代表される最高峰のレースを走っている、正真正銘の名馬たちが落としたアレが、農業用の肥料に加工されているという、競馬ファンなら感涙にむせぶしかない逸品!!
\(◎o◎)/
経営学者の私から、アイデア賞を差し上げましょう!!
その近くでは、「炭焼きオヤジの会」が出品している、立派な炭が光っていますよ!!
さて、「朽木」から1時間ほど走って、目的地の「敦賀」に入った私は、用事を済ませた後に、「日本海最大級の魚市場」を誇るという、「日本海さかな街」に、立ち寄ってみましたよ。
建物に入ったとたん、壁いっぱいに広がる、巨大すぎるメニューに圧倒されます!!
(○_○)
コロナ感染拡大時の平日の夕方ですから、お客様は、まばらですが・・・(涙)
近隣の「美浜(みはま)町」で生産される、名物の「へしこ」(主にサバを塩漬けにし、さらに糠漬けにした加工食品)が、ずらりと並んでいますね。
先ほど「朽木」で見かけた「焼鯖寿司」が、焼き立て状態で売られており、良い香りが充満・・・雪国姿の美麗女性が、猫のようにじ~っと凝視して、舌なめずり中!!
ヽ(´ー`)ノ
アジ、ホッケ、のど黒、金目鯛などの干物も、立派な高級品ばかり!!
塩辛(しおから)の仲間たちも、豊富に並んでいて、眺めるだけで楽しいのですが、強烈な匂いも・・・
( >_< )
お客様が少ないので、前後左右の売り子さんたち全員から、一斉に激しく声をかけられてしまい、落ち着いて写真が撮れません・・・
(~_~;)
この時期ですから、広~い店内の半分くらいは、カニのお店!!
右も左も、前も後ろも、見渡す限り、カニだらけ!!
目の前で生きて動いているカニを、その場で「生食」できるそうですよ!!
(゚Д゚;)
とは言え、1尾「4万8千8百円」の「越前ガニ」を、この場で「生食」する人は、皆無でしょうが・・・
(^o^;)
パラパラと、お客さんたちが存在するお店の前では、売り子さんが客に気を取られているスキを見て、写真を撮りまくれますね(笑)。
数多い飲食店の中で、最高価格を誇っているのが、これ!!
(゜ロ゜;ノ)ノ
一番人気のメニューは、これだそうですよ・・・
o(^o^)o
おや? 「いイカんじのメニューになってます♪♪」と書いてあるのは・・・
(◎_◎;)
こちらが、福井県の名物料理として知られる、「ソースカツ丼」・・・実は、この私も、大好物ですよ!!
(*゚ー゚*)
なんと、「うなぎ」が、天ぷらに・・・初めて見ましたが、なんだか、もったいないような気も・・・もしかして、「鮮度が落ちてきたら、火を通して売る」という作戦なのでしょうか?
(⦿_⦿)
う~ん・・・「姿もの」が苦手な私にとっては、なんとも、つらいところです(涙)・・・おまけに、「目ん玉も、うまいんです!!」とのこと・・・
(>ω<。)
「かぶと焼き」の顔の記憶を振り払うべく、白銀の国道を、京都に向けて、ひた走る私・・・
ようやく、京都を示す標識が、現れて来ましたよ。(ちなみに、標識にある「高島」の街は、有名デパート「高島屋」の発祥の地とのこと)
雪深い山々ですが、道は綺麗に除雪されているので、快適なドライヴを楽しめますよ。
琵琶湖畔に出る頃には、美しい夕焼けが、私を迎えてくれました!!
写真の中央あたりに見えるのは、湖の中に立っている、白髭(しらひげ)神社の鳥居。
琵琶湖の水運が盛んだった戦国~江戸時代には、有名な武将たちが(舟で)参拝に来たそうですから、信長も、光秀も、秀吉も、そして家康も、この鳥居の光景を目にしたのでしょうね・・・なんと、ロマンティックなのでしょう!!
\(^o^)/
《 追伸 》「合唱なし」の『私に起きている奇跡』を公開!!
前回の更新で、「合唱なし」の『歩き続ける』を公開したところ、(意外なことに)大好評をいただき、ビックリ仰天するようなアクセス数&ダウンロード数を頂戴いたしました。そこで、いかにも私らしく調子に乗って(笑)、先日のクリスマス・コンサートで収録したばかりの、お客様の合唱が全く入らない、飯田の歌唱とピアノ伴奏だけが聴こえる『私に起きている奇跡』を、公開してしまいますね。
なぜ、お客様の合唱が収録されていないかと言えば、ご存知のように、「コロナ感染防止のため、マスクをして、黙って静かに聴くだけで、我慢していただいたから」というのが理由です。私の声だけで聴きたいと望んでくださる、ごく一部の「マニアックでコアなファン」の方々は、ぜひ次をクリックして、お客様たちの余計な合唱(失礼)が入っていない貴重な音源を、お楽しみください。
すでに「私の音楽」のページで公開してある、「完成したばかりの頃に、恐る恐る収録したリハーサル音源」に比べると、私の歌唱も沖野さんのピアノも、かなり慣れて熟練しているうえ、お客様たちを目の前にした熱いパフォーマンスを展開していますから、きっとお喜びいただけるはずですよ。
なお、この曲の間奏は、「月の光」(ドビュッシー)、「巡礼の年」より「エステ荘の噴水」(フランツ・リスト)、「主よ、人の望みの喜びよ」(バッハ)の主要部分を(私が)組み合わせたものであり、本来ならばグランドピアノで演奏すべき超難曲なのですが、ピアニストの沖野真理子さんに無理を言って、「光の学校」の「星降る森のホール」にある電子ピアノで弾いてもらっています。したがって、グランドピアノと違って「弦」が張られていない(オルガンのような)電子ピアノでは、「弦の跳ね返りを活用しながら弾く」という基本的な技を使えないため、沖野さんは、そもそも技術的に無理な演奏に挑戦しなければならず、大変ご苦労なさっています(涙)。よろしければ、クラシック音楽に適したグランドピアノで、正式な技術を駆使しながら、本来の華麗かつ重厚な演奏を披露なさっている、他のバージョン(リハーサル版やサントリーホール版など)も、聴いてあげてくださいね。
(沖野さんがスマホで録音した記録用の音源なので、大音量の時には音が割れてしまいますが、「雰囲気を楽しめればいいや」と大らかに考えて、どうかお許しくださいませ。m(_
_)m )
(スマホなどの小さなスピーカーでは、私の低音ハミングや、ピアノの低音部分が聴こえませんので、ご了承くださいませ。しかも、まったくエコーなどの電子処理を行っていない、私の生声そのままなのです。おまけに、2時間半に及ぶコンサートの最終曲なので、もう声がボロボロ・・・号泣)
※ 作詞作曲&間奏編曲&歌唱:飯田史彦、編曲&ピアノ演奏:沖野真理子
飯田だけで歌う『私に起きている奇跡』(合唱なし)へ!!
1月13日版(23時16分)
本日は、豪華3本立て(笑)の内容で、お送りしますよ!! (^-^)
《 第1話 》私が珍しく「毒舌」をご披露してしまう件
先日、仕事で東京・赤坂の近辺(青山通り)に出向いたので、ついでに、「うまくタイミングが合い、チケットが手に入れば、そのうち観賞できるかも」と考えていた、あの演劇を、楽しんできましたよ。全世界でベストセラーになったシリーズ小説を、長年をかけた何本ものシリーズとして映画化した名作として知られていますが、今回の演劇は、その「連作小説」の最新作を舞台化したものであり、「連作映画」との直接的な関係はありません。
その証拠に、名作曲家:ジョン・ウイリアムス(「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」のテーマなどで有名)による素晴らしい映画音楽は全く使われておらず、印象的なメロディが皆無の、さえない陰鬱なだけの新作楽曲が使われており、その音楽的水準の低さにガックリ落胆しましたが、本作は「ミュージカル」ではないため、「役者さんたちの演技の邪魔をしない程度の地味~なBGM」にすぎませんから、やむを得ないところです(涙)。もしも、オープニングで暗くなった劇場内に、映画と同じ有名なテーマ曲が流れてきたならば、その瞬間、ダ~ッと流れ出る感涙に、大いにむせぶことができたはずなのですが・・・
(開演前の「撮影OKタイム」に写したものですよ)
ちょうど、劇場のある赤坂の近辺を訪れたので、「とっくにチケットは完売しているはずだが、念のため」と立ち寄ってみたところ、なんと、当日券が、山のように余っているではありませんか!!・・・すでに観賞を終えた友人たちのほとんどが、「子供には勧められないし、2度観る価値もない」と酷評していたので、「もしや空席があるかも」と、淡い期待は抱いていましたが、まさか、これほどとは・・・(正直、1階席は7~8割程度、2階席は2~3割程度の客入りで、私は2階最前列の端っこを手に入れましたが、私のすぐ後ろの2列目から、もうガラガラでしたよ)
さすがに、土日祝日は埋まっているのでしょうが(?)、平日であれば、予約無しで劇場に出向いて、窓口で自由自在にお好みの座席を選べますから、(チケット代はめちゃ高額ですが)お勧めですよ!!(2階の最前列から見下ろすと、1階の素晴らしい位置の座席が、パラパラと残っていましたから、お1人で行けば当日券で、ステージ近くの良席に潜り込めることでしょう)
(オープニングは、ロンドンのキングス・クロス駅のホーム?)
さて、肝心の感想ですが・・・すでにお気づきかもしれませんが、私にしては珍しく、厳しい評価を書かなければなりませんので、やむを得ず、お芝居の名称は伏せている次第でございます(笑)。
私の隣に、50代らしき男性が、やはり1人でおいでになっていましたが・・・正直、お芝居の途中で何度も爆睡なさっており、周囲に大きな「いびき」が響き渡っておりました。幸い、2階席はガラガラで、周囲の人口密度が非常に低いため、いびきの被害者は、数名で済んでおりましたが・・・(^o^;)
その男性が眠ってしまう理由も、よ~くわかります。なんとか頑張って、しっかりと最初から最後までを観賞した私でさえも、(映画のシリーズは全て観ていますが)さっぱり、ストーリーがわからないのです。「過去の時代に、何度も行ったり来たりして、勝手に歴史を変えて遊んでいる話」らしいということだけは察しがつくのですが、「この人たちが、なぜ、そんなことをしているのか」「なぜ、そんなに簡単に、自由自在に過去と現在を往来できるのか」「なぜ、この人たちが絡んできて、なぜ、こんな展開になるのか」「なぜ、そんなに気持ち悪い演出で、子供が泣くほど怖がらせるのか」「いったい、何を伝えたいのか」(すべてが中途半端なので何も伝わってきません)など、何が何だかわからないまま、まったく盛り上がらないエンディングを迎えます。しかも、出演者の口調が激しくて早すぎるため、肝心のセリフを聞き取ることができず、原作を暗記しておかなければ解読不可能な会話の応酬で、何を言っているのかわからない場面だらけ(涙)。
全体的に陰鬱で、子供なら大泣きしてトラウマになりそうな恐怖シーンも多いため、せめて最後くらいは、パンパカパ~ンと華やかなハッピーエンドを迎えるのだろうと予想していましたが、何の達成感も感動も得られないまま、「まさか、ここで?」という場面で静か~に終わって、(お芝居が大好きな私が)「これほど盛り上がらないカーテンコールは初めて見た」と断言できるほど、(退屈な低品質のBGMをバックに)さみしい印象のままで(決して熱狂的ではなく儀礼的な)拍手が起きて終わるのです(きちんと拍手をしていない人も多数)。他のお芝居で普通に見られる、熱狂的なカーテンコールの光景とは、雲泥の差・・・なるほど、すでに観劇した友人たちのほとんどが、酷評&落胆&激怒するわけですな、これは(涙)。
また、観賞後の気分の盛り上がりの低さを反映するかのように、みな足早に劇場を出て行き、グッズ売り場は閑散としていましたよ。通常、終演後のグッズ売り場の盛況ぶりを見れば、その演目に対する客の満足度がわかり、公演企画の成功度も推察できるのです。「素晴らしいお芝居を見せてもらった!!」と感激するほど、どうしても記念に何かを買いたくなって、グッズ売り場に並んでしまうのが、人情というものですからね。
要するに、「原作がつまらないうえ無理がありすぎる展開なので、世界最高峰の舞台化スタッフたちが懸命に努力しても、与えられた上演時間内で、納得のいく舞台に仕上げることは不可能であった」というのが、残念な現実なのでしょうね。もしかすると、原作は面白いのかもしれませんが、上演時間が限られている「演劇」という手法には向いていない、という(ありがちな)パターンなのかもしれませんが・・・
事実、コスプレでおいでになっている、数多くの熱狂的ファンの女性たちは、大満足なさっている模様でしたから、「シリーズの原作すべてを読み込んでいるマニアであれば、内容が理解でき、ストーリー展開について行ける」ということが判明します。次々に登場する人名、道具名、魔法名や、シリーズ内の過去の逸話などを、いちいち理解できるマニアックなファン層にとっては、感涙ものの傑作であることは間違いありません。私のような、「原作は第1巻しか読んでいないが、映画はシリーズ全作をDVDで持っている」という、ごく一般的な普通の人(笑)に対しては、「これを機会に、ぜひ原作を読んで理解を深めてほしい」ということなのでしょうね。
また、「子供のいないあなたに、(母親である)私の気持ちが、わかるはずないわ!!」とか、「父親に育ててもらえなかった自分には、(自分が親になった時に)息子の育て方がわからないんだ!!」など、そのセリフを聞かされる観客の気分を害する重大な差別的発言が登場し、「おいおい、古典ものならばともかく、現代では、こんな不適切なセリフは削除すべきであると、忠告できる(良識ある)関係者はいなかったのか?」と、ガッカリする場面も・・・「人を愛すること」を求める説教じみたストーリーであるにも関わらず、人間愛に反する差別的な発言を平然と盛り込むとは、(原作者のせいなのか脚本家のせいなのかは不明ですが)この作品を書いた人物に潜む深い矛盾(ねじ曲がった性格)が現れていて、気持ち悪くなってしまいます。(>_<)(ちなみに、原作者さんは、数々の差別的発言でも有名な御方だそうですよ)
ただし、物語展開のつまらなさ&理不尽さを棚上げすれば、最新技術を駆使した魔法の演出や、出演者の方々の演技は、本当に素晴らしかったですよ!!・・・事実、(ごく少数派ですが)「面白かった」と喜んでいる御方に理由を尋ねると、「魔法の演出が良かった」「**役の**さんが良かった」など、演出技法と出演者への称賛ばかりです(ストーリーを褒める人は皆無)。したがって、「最低の物語だが、最高の演技に救われた」というのが、一言で表現した、私の感想ですね。(魔法の演出については、見た瞬間には驚きますが、すぐにトリックの察しがついてしまうので、期待しすぎてはいけません)
正直、これほどの力量と熱意を兼ね備えた俳優陣には、めったにお目にかかれません。私は、舞台の奥まで見える2階の最前列から、出演者の全員を凝視&観察していましたが、各自が何役もこなして目まぐるしく動き回る俳優さんたちの名人芸に、「この人たちの実力と役者魂は凄すぎる!!」と、心から感服させられました。あれだけの複雑な舞台を演じ切るためには、もともと天賦の才を持つ名優たちが、よほどの猛練習を積んでくださったに違いありません。まさに、「最低の物語だが、最高の演技に救われた」という、この一言に尽きるのです。
このような考察を踏まえて、「このお芝居を他者にお勧めするか?」と問われたならば、私は、「ぜひとも、俳優陣の演技の素晴らしさを、その目で観賞しに行ってあげてください!!・・・ただし、原作を読み込んで、充分に予習してからね(笑)」と、お答えすることでしょう。
以上、たま~に(やむを得ない場合にのみ数年に一度くらいの頻度で)出現してしまう、「毒舌バージョン」の「ダークサイド史彦」による発言でした~(笑)。
《 第2話 》私が珍しく「親孝行の本質」について明らかにする件
本日、ある友人男性から、次のメールをいただきましたよ。この友人は、1年に1度くらいの頻度で、よほどのことが起きた時にだけメールをくださる御方なので、きっと、「よほどのこと」だったのでしょう・・・
***************
飯田先生
先生のホームページを読んで、両親のありがたみや幼い頃の事を思いだし、実家に帰省しました。まだ両親は健在ですが、父は88歳と高齢で、久しぶりに逢う父はかなり弱々しくなっており、転勤やら仕事の忙しさを理由に実家に顔を出さなかった事を後悔しております。
先生のホームページの写真を拝見し、また先生の「ソウルメイト(ハードカバー版)」の挿し絵をみて、幼い頃の、まだ父と母の若い頃を思いだして、失われた時間の長さや重さを感じております。日常生活や仕事の忙しさなどを理由に、実家から遠ざかっていたことを少し後悔しております。これからは多少無理をしても、実家に顔を出そうと思います。
何となく実家に帰省したら先生にメールを送りたくなり、メールをしてしまいました。先生のホームページは考えさせられる事が多くて、とてもありがたいです。とりとめの無い内容で申し訳ありません。本年もよろしくお願いいたします。
***************
そこで、私は、次のメールをお返事しました。お読みくだされば、おわかりいただけるであろう内容ですから、余計な解説は加えないで、そのままを掲載しますね。
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**君、素敵なメールを、どうもありがとう!!
これから、年老いていく両親の姿を見るのは淋しいものですが、それもこの世の定め・・・自分も、いつのまにか「おじさん」になってしまっていますからね(笑)。
しかし、息子として、年老いていく両親を喜ばせる方法は、とても単純かつ簡単なんですよ。それは、(事実は別として)自分が、いま幸せに暮らしているから、自分のことは安心してほしいと、明るい笑顔で告げてあげることです。何歳になっても、親の心配は子供の幸せですから、真っ赤な嘘でもOKなので(笑)、「仕事も充実しており満足してるし、素晴らしい友達に恵まれ、好きな女性もいて、幸せな毎日を楽しんでるから、僕のことは心配しないで、安心していてほしい」と、元気に明言してあげてくださいね。それこそが、親の幸せを願う息子の使命であり、最高の親孝行なのですから、たとえ大ウソでもかまいませんよ(笑)。
(逆に、親の前で、職場や人間関係の不満・悪口は、絶対に口にしないように!! それこそが、最悪の親不孝ですからね。親を心配させたところで、何の解決にもならないばかりか、年老いた親を暗い気分にさせて迷惑をかけ、不幸にするだけなのです)
それでは、上記の文章を参考に、親孝行に励んでくださいね~!! (^-^)
たとえ現実が伴っていなくても、ぜんぜん構わないのですから(笑)、「元気で幸せに暮らしてるから安心してね!!」と、笑顔で明言して喜ばせることは、いつでも誰にでも可能な、簡単かつ最高の親孝行ですよ。
飯田史彦
***************
・・・というわけで、メンタルヘルスの専門家である私が太鼓判を押す「親孝行の極意」を、皆様、おわかりいただけましたよね?
さっそく、久しぶりに(?)親御さんに連絡して、さり気なく、「僕の(私の)方は、元気で幸せに暮らしてるから、安心しといてね~!!」と、元気いっぱいで伝えてあげてくださいね・・・たとえそれが、カラ元気でも、大ウソでも、「親孝行がしたい」という動機の純粋さゆえに、私が100%許して差し上げますから大丈夫(笑)。
なお、すでに、ご両親とも「光の世界」に戻っておられる御方については・・・親御さんに向かって、「そちらの世界から見ると、この世で生きる僕が(私が)、しんどい生活をして悩み苦しんでるかのように見えるだろうけど、実は、それほど辛いわけじゃなくて、これでもけっこう楽しんでるから、あんまり心配しすぎないでね~!!」と、つぶやいてあげるといいですよ(笑)。
《 第3話 》私が珍しく「合唱なし」の『歩き続ける』を公開する件
そこで、上記の《 第2話 》を受ける形で、「ある珍しいもの」を、公開してしまいますね・・・それは、「合唱なし」の『歩き続ける』です。
私が作詞作曲&歌唱した『歩き続ける』は、沖野真理子さんの編曲&演奏に乗せて、過去に様々なバージョンを公開してきましたが、「ライヴ・レコーディングなのに、お客様たちの大合唱が入っていない音源」、つまり、「最初から最後まで、私の声だけが聴こえてくる音源」は、存在しませんでした。なぜなら、いつも私が、「みんな一緒に~!!」と、会場を埋めるお客様たちに、大合唱をうながすからです。
ところが、たまに、「大合唱は感動的で素敵ですが、あの歌が大好きなので、飯田先生の声だけの録音も聴いてみたいですねぇ」とおっしゃる、奇特な御方が現れることも事実です。そんな時、私は、「ホームページの『私の音楽』をクリックすると、あの歌が出来上がったばかりの時に、沖野さんのピアノに乗せたリハーサルをスタジオで収録した、素晴らしい高音質のバージョンを、無料で聴けますよ」と答えるのですが・・・「ああ、そのバージョンの存在は知っていて何度も聴いていますが、歌も伴奏も出来上がったばかりの頃なので、先生の歌も沖野さんのピアノも、まだこなれていなくて、フレッシュだけどガチガチに硬くて未熟な感じなんですよねぇ」と、的確すぎる感想が返ってきて(涙)、「マニアックな大ファン」の鋭さ&恐ろしさに、ビックリ仰天してしまいます。(例えば、このたび演劇化もされた『ハリー・ポッター』シリーズにマニアックな大ファンがいらっしゃるように、私の『生きがい論』シリーズの著書や音楽にも、マニアックな大ファンの方々が、存在してくださるんですよねぇ・・・誠に、ありがたいことです)
そこで、先日のクリスマス・コンサートで収録したばかりの、「お客様の合唱が全く入らない、飯田の歌唱とピアノ伴奏だけが聴こえる特殊な音源」を、「これでどうだ!!」と(笑)、公開してしまいましょう。なぜ、お客様の合唱が収録されていないかと言えば、ご存知のように、「コロナ感染防止のため、マスクをして、黙って静かに聴くだけで、我慢していただいたから」というのが理由です。つまり、いずれコロナ感染症が収束し、再び「大合唱」を解禁したならば、もう2度と聴くことができなくなる、珍しい音源だということ!!
\(◎o◎)/
おっと、前置きの解説(宣伝?)が、長くなりすぎてしまいましたが、そんなわけで、世にも珍しい(笑)、「飯田の歌唱とピアノ伴奏だけで聴かせるライヴ音源」(何度も同じ事ばかり強調してすみません)を、ここに公開させていただきます(しかも、まったくエコーをかけていない、私の生の声そのままですよ)。私の声だけで聴きたいと望んでくださる、ごく一部の「マニアックでコアなファン」の方々は、ぜひ次をクリックして、お客様たちの余計な合唱(失礼)が入っていない貴重な音源を、お楽しみくださいね!!
(上記の「完成したばかりの頃に、恐る恐る収録したリハーサル音源」に比べると、私の歌唱も沖野さんのピアノも、かなり慣れて熟練しているうえ、お客様たちを目の前にした熱いパフォーマンスを展開していますから、きっとお喜びいただけるはず)
(沖野さんがスマホで録音した記録用の音源なので、大音量の時には音が割れてしまいますが、「雰囲気を楽しめればいいや」と大らかに考えて、どうかお許しくださいませ。m(_
_)m )
(低音の聴こえない、スマホやノートパソコンの小さなスピーカーでは、冒頭のイントロに乗せた私の低音ハミングが、ほとんど聴こえません。もちろん、ピアノの低音も、ほとんど聴こえませんが・・・イヤフォンやヘッドフォンならば、きっと大丈夫ですよ)
※ 作詞作曲&歌唱:飯田史彦、編曲&ピアノ演奏:沖野真理子
飯田だけで歌う『歩き続ける』(合唱なし)へ!!
1月7日版(午前2時33分)
このところ、私の新作『ツインソウル 2』に関する話題が続いていますが、本日も、さらに興味深い続報と、おまけのプレゼントをお届けしますね。
前々回の更新で、私が「エピソード1」の奥様のご主人(光の世界におられます)と一緒に歌った「好きにならずにいられない」を公開し、前回の更新では、私が1人で歌った「星に願いを」を公開しましたが(詳細は各回の更新内容をご参照ください)、それらに関して、「エピソード1」の主人公である奥様から、次のメールをいただきました。私の声と、ご主人の声との違いが、具体的に解説されていますので、面白いですよ。
さらに、「エピソード1」の中で、生前のご主人と一緒に奈良の神社を訪れて、「おみくじ」を引いてみたという思い出が語られていますが(詳細は『ツインソウル
2』をご参照ください)、その時の「おみくじ」を撮影なさっていたとのことで、「物証」(笑)として添付くださっていますよ。実物の写真を拝見すると、その時のご夫婦の想いを、臨場感満点で追体験できますから、ますます感動が高まりますよね!!
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更新されたホームページ、拝見いたしました。「星に願いを」も、やっぱり素敵だなぁ、と思いながら聴かせていただきました。主人と2人で歌って下さった「Can’t Help Falling In Love」と、よく聴き比べると、「星に願いを」の方が、先生のお声にハリがあるというか、クリアな感じというか・・・
主人は、少し鼻にかかったような感じというか、こもった感じのような低めの声だったので、「Can’t Help Falling In Love」は、先生お一人の歌よりも、ベールがかかったような、そして、せつなさも感じるような気がしています。主人の声も大好きだったので、その声を思い出しながら、何度も聴かせてもらっています。
この曲を聴く度、そして先生がホームページで、このエピソードに触れて下さる度に、有難さと幸せで胸がいっぱいになります。2023年も、素晴らしい始まりとなりましたこと、心から感謝しております。
また、夫婦大国社の水占いの写真を送らせていただきます。少し読みにくいですが、先生にも見ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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上記のように、私の声は(ご主人に比べると)「ハリのあるクリアな声」で、ご主人の声は、「少し鼻にかかったような、こもったような低めの声」なのだそうですが・・・まさに、2人で歌った「好きにならずにいられない」(Can't
Help Falling In Love)(前々回の更新で公開しています)を聴いてみると、「私とご主人の声をミックスした声」になっている事実を、驚きながらご確認いただけますよ。
歌い始めは、私の声の方が強いのですが、しだいに、ご主人の声がブレンドされていき、途中から同じような分量になり、最後の方では、ご主人の声の方が濃くなって、涙声で切々と訴える奥様への愛情に、もらい泣きしないではいられません・・・私自身は、真剣に歌うことに専念しており、まったく泣いていなかったのですが(本当ですよ)、録音された声を客観的に聴いてみると、最後の方では明らかに涙声になっていますので、ビックリ仰天です!!
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しかも、歌い終わると同時に、一体化していたご主人が離れていき、私ひとりになったので、一転して「いつもの私の声」に戻って、冷静に「どうもありがとうございました」と挨拶しているため、その「瞬時の豹変ぶり」に、思わず自分で笑ってしまいました(笑)。
なお、いただいたメールと「おみくじ」の写真を、私のHPでご紹介しても良いか、奥様に確認メールを出したところ、次のお返事が戻って来ましたよ。奥様としては、「他にも大切な人を亡くした方々は数多くいらっしゃるのに、自分たちの出来事ばかりが掲載されて目立ってしまうのは、誠に申し訳ない」と、読者の皆様のお気持ちを心配なさっている様子です。なんという、深い配慮でしょうか・・・(事実、とても控えめで謙虚な御方なんですよ)
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大切な奈良の思い出写真を、またホームページにアップして下さるとのこと、本当に嬉しいです。ただ、主人と私のことを載せていただくことが多いので、今回も、いいのかな…?と思ったりもしています。他に、更新される内容との兼ね合いで、いいタイミングを見ていただき、またアップしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたしますm(__)m
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・・・ということで、ご主人の声と私の声を、両方とも目の前で直接に聴いた奥様の見解は、説得力に満ちており、とても興味深いですよね。そこで、本日は、さらなる比較検討の材料として、もう1つ、同じクリスマス・コンサートで収録した音源を、追加公開させていただきましょう!!
以下に公開するのは、ミュージカル「リトル・マーメイド」の主題歌であり、ミュージカルの魅力を最大限に詰め込んだ最高ランクの歴史的傑作として知られる、あの名曲中の名曲です。縦横無尽に弾きまくるピアノに乗せて、高音から低音までを自由自在に移動しながら、要所に「語り」まで挟んであるという、難曲中の難曲(涙)としても知られていますよ。プロのミュージカル歌手でさえも、歌いこなすのが難しいとされる名曲&難曲に、この私の「素人芸」が、どこまで通用するのでしょうか?(笑)
歌われる場面を、少々、解説いたしますと・・・嵐の中、船から海に放り出され、浜辺に打ち上げられて気絶していた王子様を、たまたま見つけて助け出した人魚姫ちゃん(アリエル)は、王子様に一目惚れしてしまい、「ああ、私も人間になって、あの御方に、また逢いたい」と、自分が海の底に作った隠れ家で、王子様に思い焦がれています。(以下にご紹介する、本物のミュージカル映像をご参照)
その隠れ家には、海底や浜辺から集めた、たくさんの人間の道具が飾られており、彼女には、それらの使い方もわかりません。わからずやの頑固な父親から、「人間の世界なんかに近づいちゃダメだ!!」と、厳しく叱られて反発しながら、人間の世界にあるという「足」や「道」や「火」などにあこがれ、「私も、あなた(王子様)の世界に行って、あなたに逢いたい!!」と、切なくて熱い恋心を、朗々と歌い上げるという名場面です。
それでは、下記をクリックして、「光の学校」の「星降る森のホール」へと移動し、時空を超えて着席なさったうえで、沖野真理子さんの超絶ピアノに乗せて(私だけの声で)歌い上げる、ミュージカルを代表する名曲の素晴らしさを、お楽しみくださいね!!・・・ただし、素晴らしいのは「曲」と「ピアノ演奏」であって、私の「歌唱力」ではございませんので、どうかご覚悟を(笑)。(しかも、まったくエコーをかけていない、私の生声です・・・涙)
\(^o^)/
飯田が歌う「人魚姫ちゃんのテーマ」へ!!
(最も一般的な「MP3」形式のファイルですので、ほとんどの御方にお聴きいただけるはずですが、万が一、お使いのスマホで音が出ない場合には、他のスマホやパソコンをお試しください。少なくとも、パソコンであれば、問題なく音が出るはずです)
さらに、この名曲を、ブロードウェイ(ニューヨーク)での初演時に「アリエル」を演じて爆発的人気を博した、シエラ・ボーゲスの(本物の)舞台映像で満喫したい御方は、こちらをクリックしてくださいね!!(当然ながら、私の百万倍も上手で、しかも、めちゃ可愛いんですよねぇ・・・)
Part Of Your World - YouTube
ついでに、私とご主人が共演した「好きにならずにいられない」を、最高級にオシャレな歌唱&映像で満喫できる、こちらのプロモーション・ビデオも、私のお気に入りで、超オススメですよ!!
Can’t Help Falling in Love - YouTube
なお、まだ『ツインソウル 2』をお読みでない御方にとっては、上記内容の重要性が全くご理解いただけませんので、まずは下記をクリックして、無料公開している私の最新刊を、お読みいただけましたら幸いです。
『ツインソウル 2』(証拠写真挿入版)へ!!
2023年1月3日版(2日版に加筆修正)
皆様、新年おめでとうございます!!
(昨年末に、父が先立ちましたが、特定の宗教を持たない私には「喪中」の概念がありませんので、例年通りに、明るく元気に過ごしております。それこそが、父と母を喜ばせる過ごし方だということを、よ~く知っておりますので・・・)
私と同じく、「喪中」の概念を持たない方々(?)から、たくさんの年賀状や年賀メールを頂戴しましたので、この場を借りて、失礼ながら、まとめて(笑)御礼を申し上げます。今年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
m(_ _)m
そこで、本日は、前回更新の内容を受ける形で、温かくて幸せな気持ちになれる「新年の贈り物」を、皆様に差し上げましょう!!
前回の更新で、私が「光の学校」の「星降る森のホール」において開催した「飯田史彦クリスマス・コンサート2022」(ピアノ:沖野真理子さん)のプログラムの中から、とても珍しくて意味深い音源(前回の更新内容をご参照)を公開してみたところ、ビックリ仰天するほど多数のアクセス数を記録し、たくさんの方々から、「めちゃ感動しました!!」とのご連絡をいただきました。
そこで、今回も、ある「深い祈り」を込めて、同じコンサートの中から、ある曲を公開することにより、皆様への御礼とさせていただきますね。
現在、世の中には、(具体的には書きませんが)様々な問題が生じており、私たちの生活も、暗くて重いムードに包まれてしまいがちです。そのような時にこそ、「あなたが星に向かって祈れば、きっと、どんな願いでも叶えてくださるでしょう」と歌う、この歌を聴きたく(歌いたく)なるというものです。私自身も、そのような思いを込めて、先日のコンサートで、この歌をご披露させていただきました。
この歌は、もともと、アニメ映画『ピノキオ』の中で、「すやすやと眠っているおじいさんの部屋に、窓から天使が入って来て、人形のピノキオに魔法をかけて(生命を与えて)去っていく」という、めちゃドラマティックな場面で歌われる曲なのですが、その後の半世紀のうちに、名曲中の名曲として、世界中に広まりました。今回のクリスマス・コンサートでは、沖野真理子さんが、素晴らしいジャズ・ピアノ風のアレンジで、まさに「腕も折れよと弾きまくって」(笑)くださいましたから、その超絶テクニックも、満喫していただけますよ。
また、前回更新で公開した『好きにならずにいられない』では、私の最新刊『ツインソウル 2』における「エピソード1」の主人公が会場においでくださっていたので、先立ったご主人と一緒につながりながら歌唱したため、歌の途中から、私の声と(私より年上の)ご主人の声とが、どんどん溶け合いながら重なっていき、最後には、すっかり別人のような(2名分の)声になっているのが、よくわかります。
それに対して、本日ご披露する『星に願いを』は、(当たり前ですが)完全に私が1人だけで歌唱していますから、前回ご披露した『好きにならずにいられない』と聴き比べれば、現実として、かなり声の質が異なっていることを、わかりやすく、ご確認いただけますよ。なにしろ、私が本来の自分自身の声で歌っている、今回の『星に願いを』と違って、前回の『好きにならずにいられない』は、「先立ったご主人と私が一緒に歌ったデュエット」でしたから・・・(^o^;)
なお、このたびのコンサートは、ある事情のため、私の声に、まったくエコーをかけないままで歌っています。エコーをかける方が、はるかに上手に聴こえることは間違いないのですが、たまには、私の声(およびエピソード1のご主人の声)を、「エコー無しの生声」で聴いてみるのも、息づかいや感情がダイレクトに伝わってきて、興味深いと思いますよ(笑)。
それでは、下記をクリックして、「光の学校」の「星降る森のホール」へと移動し、時空を超えて着席なさったうえで、「穏やかで幸せな新年になりますように」と、祈りを込めながらお聴きくださいね!!
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新年の祈りを込めた「星に願いを」へ!!
(最も一般的な「MP3」形式のファイルですので、ほとんどの御方にお聴きいただけるはずですが、万が一、お使いのスマホで音が出ない場合には、他のスマホやパソコンをお試しください。少なくとも、パソコンであれば、問題なく音が出るはずです)
12月28日版(午前0時30分)
先日(24日)の13時より、「光の学校」の「星降る森のホール」において、「飯田史彦クリスマス・コンサート2022」を、ピアニストの沖野真理子さんを無事にお迎えして、めでたく開催することができました。
後ほど、そのコンサートの中から、特別な曲目の貴重すぎる音源を、惜し気もなく無料公開しておりますが(笑)、まずは、コンサートにご参加くださったお客様から頂戴した、下記の感想文を、お読みいただけますようお願い申し上げます。
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飯田史彦先生、昨日は、素敵なクリスマスコンサートを、ありがとうございました。ちょうど11月12月と続いた大きな仕事を終えて、自分へのご褒美に、今年最後を幸せなイベントで締めくくりたいと、申し込みさせていただきました。
直前まで体調の関係で参加いただけるのかわからなかった、ピアニストの沖野さんも無事においでくださり、定番の聖歌のオルガン演奏が始まった瞬間から、まるで教会でオルガンを聴いているようで、クリスマスの雰囲気に一気に引き込まれました。そして、時に語りかけるように甘く、時に期待に胸を膨らませた若者のように希望にあふれ、ときに情熱のまま、時にオペラのように歌い上げられる飯田先生の歌声と、沖野さんのすばらしいピアノ演奏とがあいまって、夢のような時間でした。
コンサートでは、久しぶりに聞かせていただいた、冒頭の先生の「逢いたい」から涙されている方もおられましたが、私も、「いつもそばにいるよ」のお歌を聴きながら、涙がとまりませんでした。沖野さんが演奏してくだされる曲も驚くほどたくさんで、沖野さんが控室での休養を終えて出てこられて演奏されるたびに、「ご体調が大丈夫ですように」と祈るような気持ちになりながらも、美しくて澄んだピアノの音色に心を洗われたり、美しいピアノのメロディーと先生のお歌とがついたり離れたりしながら複雑に絡み合って紡ぎだされる美しい音の流れに酔いしれたりして、あっという間に2時間近くが過ぎていました。
コンサートの途中で、『ツインソウル2』の「エピソード1」の手記をお書きくださった奥様が、本日来場くださっていることを紹介され、ご主人様からのクリスマスプレゼントとして、先生がご主人様と一緒に「Can’t help falling in love」(好きにならずにいられない)を歌われたのが、一番の感動でした。お聴きしているとき、ちょうど私の斜め前にお座りになって涙されている奥様を、ご主人が大きな光となって抱きしめていらっしゃるような感じがして、「この世を去る時に、僕の手を握って、この歌を歌い続けてくれて本当にありがとう、愛しているよ!!」という、奥様へのご主人の深い愛情が伝わってくるようで、私までもらい泣きしてしまいました。
少し前に先生がHPで公開してくださった『ツインソウル2』は、冒頭から「とても読み流せる内容ではない」と感じ、時間をかけて丁寧に読ませていただき、本当に感動しました。ご主人様との出会いから、別れ、深い悲しみと、飯田先生と出逢い、奇跡のような出来事を通じて、ご主人様が今もつながっていてくださることに気がつき、「この人生を精一杯に生きよう」と一歩踏み出される奥様のご様子が、その心情とともに詳細に語られていて、心を揺さぶられずにはおれませんでした。
そして、飯田先生が、亡くなられたご主人様の伝えてこられるメッセージと、それにしたがってなされた行動を詳細に記載してくださっており、メッセージの意味が後になってどんどん解明されている展開は、まるでシャーロックホームズの推理小説を読んでいるかのようでありながら、すべてが事実に基づいたことであり、これらの奇跡が実際に起きていること、肉体はなくなり姿は見えなくても、愛する人は、いつもそばにいて、深い愛で見守ってくれていること、奥様がそのことを確信して深い悲しみから歩み出られて力強く生きようとされていることに、とても感動しました。
深い悲しみの体験を、このようなすばらしい手記に書き上げてくださった奥様と、光になったご主人様の深い愛と、飯田先生のご活動が混然一体となって、夢物語とした思えないことが、この世の現実であることがありありと感じられ、作品を読み終わったときは、「大きくて温かくて、すごいものをいただいた!!」という思いが、こみあげてきました。
このたび、このような前代未聞の作品が世界に贈りだされ、「物質世界」から「物質とスピリチュアルな存在が共存する世界」へのブレイクスルーが訪れたことに、驚きを隠せませんでした。勇気と愛をもって手記をお書きくださったお2人の奥様と、おそらくは生まれる前から飯田先生とご相談されてこられたのであろうご主人様と、『ツインソウル2』をお書きくださった飯田先生に、深い敬意と感謝を申し上げます。
はからずも、『ツインソウル2』の奇跡の続きを、目の前で見せて(聴かせて)いただけた本日のコンサートは、最高に温かい思い出になりました。素敵なクリスマス・コンサートを、ありがとうございました。
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・・・という感想文からもおわかりのように、実は、今回のクリスマス・コンサートには、『ツインソウル 2』の「エピソード1」の主人公でいらっしゃる奥様が、おいでくださいました。そこで、私は、ご主人がこの世を去る瞬間まで、ご主人の手を握りながら奥様が歌い続けたという、「
Can't Help Falling in Love 」(好きにならずにいられない)を、ご主人と一体化しながら歌うことにより、サプライズの贈り物として、奥様にお届けしたのです。(そのため、私の声も、いつもとは、やや異なった声質になっておりました)
そこで、まるで実況中継するかのように、その時の私の語りと、ご主人と私が一体化した歌唱(ピアノ演奏:沖野真理子さん)を、丸ごと皆様にお聴きいただけるよう、以下に完全公開させていただきます。歌が始まると同時に、奥様が涙される泣き声が聴こえ、やがて「星降る森のホール」の全体に、お客様たちの感動の涙が広がっていく光景が、その場にいるかのように伝わってくるという、臨場感満点の素晴らしい録音になっていますよ。(沖野さんがスマホで記録用に収録した音源ですから、音量が大きくなる部分で音が震えることがありますが、どうかご容赦くださいませ)
まさに、私と、光の姿のご主人(with 奥様)と、沖野真理子さんの3人が、心をひとつに一体となってお届けする、皆様への感謝を込めたプレゼント・・・
それでは、下記をクリックして、2022年12月24日の、「光の学校」の「星降る森のホール」へと移動し、時空を超えて着席なさったうえで、あなたも歴史の証人に加わってくださいね!!
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(一般的なMP3形式のファイルで公開していますが、お持ちのスマホで聴くことができない場合には、パソコンや、他のスマホなどを、お試しください)
飯田史彦クリスマス・コンサート2022の客席へ!!
(上記クリックで聴くことができない場合には、次をクリックして、別形式の専用ページにも、飛んでみてくださいね)
飯田史彦クリスマス・コンサート2022の客席へ!!(別形式)
12月16日版(19時10分)
前回の更新でご報告したように、父が「光の世界」に戻って行った後、私は仕事の合間に、各種の公的な手続き(区役所を2度訪れたり年金事務所とのやり取りなど)や、親族関係の雑務(と表現するのは失礼ですね)などに追われて、このページを更新する暇が無いまま、10日間ほど経ってしまいました。
特定の宗教を持たない私には、いわゆる「喪中」の概念が無いため、いつもと変わらない生活をしているのですが、この10日間ほどは、皆様からの各種のご連絡が激減していましたので、おそらく気づかいをしてくださったのでしょうね・・・私の心身を休ませようとしてくださる、皆様の優しさに、心から感謝いたしております。m(_
_)m
このページを開いてくださる皆様は、私の著書(生きがい論)の内容に共感くださっている方々ですから、当然のごとく、気の優しい真面目な御方ばかりなんですよね、本当に・・・
・・・というわけで(笑)、父の他界が生じなければ、予定通りにご報告していたはずの、本来の内容に戻って、そろそろ更新を再開させていただきます。
前々回の更新でお知らせ&お詫びしたように、私の体調不良のため、「飯田史彦と巡る、紅葉の京都ミステリーツアー」の後半戦を中止させていただきましたが、前半戦は何とか実施できましたので、本日は、そのご報告の特集号といたします。
正直、無理して後半戦の2日~4日のツアーを実施していたら、その最終日である4日の早朝に父が他界しましたので、最終日の全プログラムを急きょ中止することになっていたことは、間違いありません。実際には、前日・3日の午後早くに、病院と主治医さんから緊急連絡が入り、夕方には病院に駆け付けましたので、3日の昼の部&夜の部も、急きょ中止になっていたのは確実・・・遠方からおいでになる皆様に、大変なご迷惑をおかけしてしまうところでしたから、体調不良を理由に数日前に中止を発表しておいて、(結果的に)本当に良かったと安堵しております。
(^-^)
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さて、ツアー前半戦の昼の部では、諸事情を考慮したうえで、もみじ苑で有名な「北野天満宮」に、向かうことになりました。そこで私が、天満宮の目の前にある、有名な「粟(あわ)餅」屋さんを訪れる計画を立て、「光の学校」からタクシーに分乗して現地で集合したところ、なんと、観光シーズンの土曜日だというのに、毎月定例の「休業日」!!(涙)
そこで、急きょ発想を変え、「紅葉狩りの名物と言えば、ポルトガルのお菓子ですよね!!(笑)」と、めちゃくちゃな「こじつけ」を行って、私が皆様をお連れしたのが、こちら・・・
北野天満宮のすぐ近くにある、全国的にも珍しいという、「ポルトガルのお菓子」の専門店です・・・確かに、日本では目にしないような、不思議なお菓子が、可愛らしく並んでいますよ。
2階に上がると、お菓子とお茶をいただけるカフェになっており、ポルトガルの地図や、郷土色豊かな日用品などが、(お店の装飾も兼ねて)興味深く展示してありますよ。
私が下した断固たる指示命令により(笑)、ツアー参加者の皆様が強制的に発注させられたのは、「おすすめ3点プレート」・・・初めて名前を目にする、ポルトガルの代表的なお菓子に、一同、興味シンシン。
やがて登場したのが、こちら・・・どれも、とても美味しかったですよ!!
初体験の不思議なお菓子ばかりのため、詳しいご説明をする能力が無くて、ごめんなさい・・・まあ、実際に、現地で食べてみてくださいよ(笑)。
皆様も、学問の神様の最高峰「北野天満宮」で各種の合格祈願をなさる際には、参道入口に向かって右手に目をやれば簡単に見つかる、ポルトガル菓子のお店に立ち寄ることを、どうぞお忘れなく!!(ショーケースから選んで、持ち帰りも可能)
珍しくて美味しいお菓子でお腹が満たされ、大満足の我々一行は、さっそく、北野天満宮の参道へ・・・
門の左手には、学問の神様・菅原道真(すがわらのみちざね)公が詠(よ)んだとされる、「このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず手向山 紅葉の錦 神のまにまに」という名歌が、誇らしげに飾られていますよ。(この歌の意味につきましては、かなり複雑な長文の解説を必要としますので、ご興味をお持ちの御方は、ネットで調べてみてくださいね)
境内に入ると、百人一首の有名な歌人たちが、ずらりと紹介されていますよ。
伝説の平安美女、「小野小町」嬢の御姿を発見し、嬉々として撮影する私の姿が、たまたま(本当ですよ)、小町嬢の御顔と「頬を寄せ合ったラブラブな2ショット」(笑)になる形で、ガラスに反映されてしまっておりました・・・
(^o^;)
ちなみに、百人一首の小町嬢と言えば、「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」(花の色は色あせてしまったことよ、むなしく私がこの世で月日を過ごして物思いにふけるうちに、そして長雨が降り続ける間に)=(今は花のように咲き誇る私の美しさも、むなしく過ぎていく時の流れや、長雨が降り続くかのような辛い日々を生きるうちに、いずれは衰えてしまうのでしょうね、ああ、嫌だ嫌だ!!)という、かの有名な歌なのですが・・・(女性の悩みは、平安時代も現代も、変わっていないというわけですね)
上記の文字は、あまりにも達筆すぎて(?)、いったい何と書かれているのか、私には、さっぱり解読できません・・・(涙)
気を取り直して、もみじ苑に向かってみると・・・
おお!! (゜ロ゜;ノ)ノ
こ、これは!! (゚Д゚;)
緑色と朱色が、絶妙に引き立て合い、最高のグラデーション(色彩変化)に!!
絶景スポットの角地に立つ、目の前の女性が、いくら待っても動いてくださらないので、やむを得ず、そのまま背後から撮影する私・・・
(参加者さんが写してくださった、私の後ろ姿です・・・お尻が異様に大きく見えるのは、ポケットに、色々な予備グッズが入っているからですよ)
その時に撮った写真が、これ・・・ (^o^;)
いわゆる「散りもみじ」「敷きもみじ」も、これだけ降り積もると、こんなに美しいんですよ・・・紅葉の最盛期を過ぎ、大勢の観光客が去ってから、この光景を見に行って楽しむのが、京都人の習慣なのです。
素晴らしい紅葉を満喫したら、お休み処で、お茶とお菓子をいただきましょうか・・・お茶もお菓子も、入苑料に含まれていますから、ご安心を。
ところが、ぐらぐらと沸騰したお茶が熱すぎて、いくら待っても冷めてくれず、猫舌の火傷(やけど)が進むばかりで、なかなか飲めない(もちろん味など感じません)・・・そんなわけで、この休憩所の回転率は、めちゃ悪いんですよ(涙)。
ぜひ、お茶の温度管理を、大いに改善していただきたいですねぇ、老松さん!!
( `―´)ノ
さて、夜の部に入ると、まずは、「光の学校」から徒歩10分もかからない、有名な高級料亭街の「先斗町」(ぽんとちょう)を、ぶらぶらと散策・・・京都や関西にお住いの女性の方々も、「こんなとこ、めったに夜には来れへんから、めちゃ楽しいねんな~!!」(関西なまりで)と、大喜び(笑)。
ウイルス問題の発生前に比べれば、客数は10分の1くらいまで激減していますが、それでも、ようやく増えてきた感じですね・・・(先斗町と祇園地区で、50軒以上のお店が、経営破綻や閉店になったとのこと)
次の写真の左上に見える提灯(ちょうちん)は、「舞妓さんを呼べる店」だけに許されている、特別な目印なんですよ・・・したがって、「一見さんお断り」(見知らぬ客の入店は禁止)の高級料亭であるため、当然ながら、「お品書き」など出されておりません。
目立つ場所に飾られている、たくさんのウチワには、この店で呼んだことのある(呼ぶことができる)、舞妓・芸子さんたちの名前が・・・
数百メートルも続く、長~い先斗町を抜けて左折し、四条通りに出ると、すぐに鴨川が・・・かなり寒い時期になりましたが、それでも元気な若者たちは、いつものように、川岸(堤防)に、並んで座っていますよ。「お金持ちは先斗町に、学生諸君は鴨川に」という光景は、世の中の縮図でしょうか(笑)。
四条大橋を渡り、八坂神社のある東方向へ進むと・・・
歌舞伎を上演する「南座」が、まぶしく輝いていますよ。
私も、20代の若い頃に、東京と大阪で2回、歌舞伎を観賞したことがありますが・・・登場する女性たちを眺めながら、ふと、「この人たち、実は、おじさんなんだよな・・・なぜ、わざわざ男性が、女らしい仕草をしながら裏声で、女性を演じる必要があるのだろうか?」と思った瞬間に、江戸時代以来の歴史の闇を感じてドン引きし、ムンクの「叫び」の絵のような、ドヤ顔になってしまった記憶が・・・(正直に書いてしまって、ごめんなさい)(ちなみに、宝塚歌劇は、女性が男性を演じていることがわかっていても、そこに男女問題に関する歴史の深い闇を感じる必要が無いためか、爽やかに心地良く応援したくなるんですよねぇ)
ちょっとだけ、祇園の「花見小路」を抜けてみると・・・京都らしい風情の、歌舞伎や「都をどり」のポスターたちを発見して、嬉しくなりました。
なお、誤解なきよう強調しておきますが、私は決して歌舞伎を嫌っているわけではなく、日本の素晴らしい伝統文化として誇りに思い、大いに応援しておりますよ。(自分が実際に見に行くかどうかは、また別の問題ですが・・・(^o^;))
祇園の料亭街を抜けて、八坂神社へ・・・この石段も、ウイルス問題の発生前に比べると、5分の1くらいの人出ですが、それでも、誰もいなかった2年前に比べれば、観光客・参拝者が戻って来た印象ですね。
おっ!! 今年の秋は、久しぶりに、露天商の方々も、気合を入れて、盛大に出店なさっていますよ!!
やはり、「毎日が縁日」として親しまれる「八坂神社」の境内は、いつも、こうでなくちゃね!!
外国人向けの「着物」の露店が、目立つ場所に陣取って、大繁盛していますよ・・・1枚3000円ですから、(着物の値段の知識が無い)外国人観光客の方々にとっては、「ちょっとお土産に」と、気軽に購入できる金額なのでしょうね。日本人向けの着物よりも、派手な色彩の商品が並んでいますから、その方が、外国人の方々にはウケるということ・・・
八坂神社の中心部に入ってみると・・・なぜか、「ゆく年くる年」のようなムードが充満しており、「今夜は、大みそかだっけ?」と、カン違いしてしまいそうに・・・(笑)
八坂神社から、知恩院の方向へ歩いていると・・・ある「ちゃんこ料理」のお店の外に、元・大関でいらっしゃる「小錦」(こにしき)関のジーパンが、飾ってあるのを発見。
なんと、ウエストは、身長よりも長い「190センチ」!!
\(◎o◎)/
(ちなみに、体重は、275キロ・・・・・・)
そのまま、知恩院に向けて歩みを進めていると・・・
出ました、「いもぼう」で有名な、「平野屋・本店」!!
(私の『ツインソウル 2』をお読みくださった方々にとっては、涙なしではいられませんよね?)
※ このHP内で無料公開してある、私の正式な最新作『ツインソウル 2』を、「まだ読んでいない」「そんなものが存在するとは知らなかった」とおっしゃる御方は、下記をクリックしてみてくださいね。
『ツインソウル -2』の特設ページへ!!
ようやく、目的地である「知恩院」に到着した我々の目に、思いがけず、飛び込んできたのは・・・もみじ苑への入苑券を購入しようとする、予想を超える長蛇の列の姿!!(涙)
その行列を目にした瞬間、我々は、「モミジの観賞はあきらめて、帰路につきましょうか (^o^;)」と、またたく間に意見が一致(笑)・・・その代わりに、日本一大きな三門(山門)の前に開店していたカフェに入って、のんびりと談笑を楽しんでから解散しましたよ。
なお、今回のツアーにおいて、最も私の興味を引いたのは、これ・・・四条通りの祇園あたりを歩いていると発見した、可愛らしい「ミッフィー」のパンでした。良~く見ると、写真右端に3個並んでいるパンは、「にんじん」の形をしていることがわかります。
お店の看板が、これ・・・この「ミッフィーちゃん」の顔って、極めて絶妙なバランスにより成り立っているという、奇跡のデザインであることを、ご存知でしたか?
その証拠に、あなたの周囲の(ミッフィーのキャラクターをご存知であろう)人たちに、いきなり紙とペンを渡して、「突然だけど、ここに、ミッフィーちゃんの顔を描いてみて!!」と、頼んでみてください・・・「顔の輪郭」「耳の位置と大きさ」「目の位置と大きさ」「口の位置と大きさ」という、わずかな要素で構成されるシンプルなデザインだからこそ、微妙に位置や輪郭がズレるだけで、ぜんぜん異なる奇妙なキャラクターになってしまうため、その場が大爆笑に包まれること間違いなし!!(笑)
この「突然だけど、ミッフィーちゃんを描いてみて!!」というチャレンジは、私の経験によると、大盛り上がりできるオススメのイベントですので、皆様も、ぜひ周囲に試してみてくださいね!!
(^-^)
《 追伸 》
PHPからご連絡があり、このたび、『完全版・生きがいの創造 ~スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP文庫版)を、紙媒体で、なんと「14回目の増刷」にしていただけることになりました。本書の初版は、2012年5月21日に出版していますので、10年間に渡って版を重ね、その後に13回もの増刷を頂戴できたことになります。
今どき、10年も前に出版した(つまり長らく宣伝もしていない)、「眠くなったら枕にできる」と評判の「めちゃ分厚くて重い、かなり高額の紙媒体の本」を、毎年1回以上も増刷していただけるというのは、めったに聞かない珍事とのこと・・・これもみな、周囲の悩める方々に、本書を口コミでご紹介くださっている、愛読者さんの皆様の応援のおかげです。
この場を借りて、「生きがい論」シリーズの愛読者の皆様に、心より、深く感謝申し上げます。
m(_ _)m
12月8日(22時50分・加筆修正版)
今年の2月に、長期入院中の父にあてて、このような手紙を作成して渡したことを、ご報告しましたが・・・皆様、覚えていらっしゃるでしょうか?
実は、4日前、12月4日の早朝に、その父が、光の世界に戻っていきました。
父が認知症で入院していた大きな病院は、現在、ウイルス問題により、面会禁止になっているのですが、12月3日の午後に、主治医先生と看護主任さんから電話が入り、父への短時間での直接の面会が、特別に許可されたとのこと・・・私は、大急ぎで夕方16時台に駆け付け、専用のゴーグルなどを着用したうえで、特別に、病棟&病室に入れていただきました。
父は、右方向に横向きになり、薄目を開けて、ぼ~っとしている状態でしたが、私が「お父ちゃん、史彦が来たよ、史彦よ!!」と大きな声をかけると、誰の声かわかったらしく、表情に、わずかな反応がありました(視線は動かなかったので、目は見えていなかったと思います)。
そこで、私が、「みんな元気で幸せにしとるけん(広島弁)、安心して、安らかになってね!! 本当に、ありがとね!!」と、同じ言葉(最低限の言葉で全てを表現できるよう工夫してあります)を、2度繰り返すと、父の方からゆっくりと、震える両手を伸ばしてきて、「わかった」という意思表示をしてくれました。私が、両手を強く握りしめながら、大きな声で同じ言葉を繰り返すと、もう声は出せませんでしたが、口が「ありがとう」と、2度動くのが、はっきりとわかりました。
しばらく左手で手を握りながら、右手で、顔の全体を、何度もなでてあげると、目に、うっすらと、涙が浮かんでくるのがわかりました。私は、「お父ちゃん、本当に、ありがとね!! ありがとう!! ありがとう!!」と繰り返しながら手を放し、「お父ちゃん、またね!! また逢おうね!!」と大きな声で伝えながら、静かにベッドから離れ、後ろで待っていた看護師さん(男性)に、「ありがとうございました」と告げました。看護師さんも、私と父の交流を見ながら、もらい泣きしてくださっていました。私は、父の姿を目に焼き付けながら、病室から出て行きました。看護師さんが、病棟の出入り口まで一緒に来てくださったので、「もう思い残すことはありませんから、どうぞよろしくお願いいたします」と、深々と頭を下げました。
その夜、私は、「早く眠らなくちゃ」と強く感じて、「ここぞ」という時にしか飲まない強力な睡眠薬を服用し、いつもより、2時間以上も早く(1時頃に)ベッドに入りました。すると数時間後、4日の早朝、5時44分に、父の病棟の看護師さんから、私の携帯に電話が入りました。私は、電話が鳴って飛び起きながら、「父が他界したという知らせだな」と、すぐに直感しました。
看護師さんによると、「朝の見回りに行ったら、お父様が、呼吸なさっていない状態でしたので、すぐにお知らせの電話をいたしました!!」とのこと。私が飛び起きて身支度をしていると、主治医さんからも、5時51分に、「いま大急ぎで病院に向かっていますので、飯田先生も、おいでになれますか? どこにいらっしゃるのですか?」と電話をいただき、「ちょうど京都にいますので、遅くとも1時間以内には、そちらに到着いたします!!」と、お返事しました。
やがて、病院に着いて、警備員さんに要件を伝えると、「承知しております」と、地下にある「メモリアル・ホール」に、ご案内くださいました。すぐに、担当の看護師さん(男性)と主治医さんがおいでくださり、「昨夜、お眠りになって、今朝までの間に、そのまま眠りながら逝かれました」とのご説明・・・私が、「苦しむこともなく、いつものように眠りながらですか?」とお尋ねすると、「はい、本当に安らかなお顔で、気持ち良さそうに逝かれています」と、にこやかに、おっしゃったのです。(死亡届には、ただ一言、「老衰」と書いてありました・・・担当くださった年配の葬儀屋さんによると、「死因が純粋な『老衰』という死亡届は、めったに私も目にしませんので、本当にお幸せですよ」とのこと)
そこで、私が、「それはもう、『お見事!!』と呼ぶしかありませんね!!」と驚くと、主治医さんも看護師さんも、「お亡くなりになったのに、こう申し上げるのも何ですが、おっしゃる通り、本当に、『お見事!!」』と表現するしかないですね!!」と、感心してくださいました。いま思えば、遺体を前にして、3名の男性が、しきりに感心しながら、満面の笑顔で涙を浮かべている姿は、不思議な光景だったことでしょう(笑)。
その後、4日の夜に通夜を、5日の午後にお葬式をして、すべての行事を終え、20時頃に、「光の学校」に戻ってきました(これを書いているのは5日の深夜です)。以上のような私の報告・説明を聞いて、参列者の方々や、電話で報告した遠方の高齢親族の全員が、「本当に良かった、お見事と呼ぶしかない!!」「自分も、そんなふうにして、眠りながらポックリ逝きたいわぁ」「史君が安心させてあげたから、なんにも心配が無くなって、幸せ一杯で逝けたのね」などと、大喜びの笑顔に包まれる通夜&葬式も、珍しいかもしれませんね(笑)。
思い起こせば、母も、数年間に、入院中の病院で、いつものように昼食を食べ、いつものように食後の昼寝をしながら、一瞬の心筋梗塞を起こしたらしく、眠ったまま、無痛でポックリと、光の世界に戻っていきました(看護師さんも、いつものように昼寝中だと思って、ぜんぜん気づかなかったそうですよ)。これで私も、両親を光の世界に送り出すことができ、今はただ、「ほっとした気持ち」に包まれています。(たまたま、奈良の法隆寺のすぐ近くにある、有名な通称「ぽっくり寺」の横を通りかかってお参りした直後だったので、もしやご利益があるのかも・・・)
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私の父と母は、次の写真(父が30歳前後で母が20才すぎの頃)のように、いつも仲良しで、ケンカをするのを見たことがありません。父は母を大いに可愛がって大切にし、母は父を心から尊敬して支えているのが、子供心にも、さまざまな生活上の場面を通じて、いつも伝わってきたものです。また、両親が、誰かの悪口を言う場面も、目にしたことがありません。私は、愛情たっぷりの両親に育てられ、「お互いに愛し合い、尊重し合うこと」「困っている人を助けること」「色んな事に興味を持って頑張ること」など、人間として大切なことを、両親の生きる姿、私に接する姿を見ながら、ごく自然に学んで育ちました。
父の父の職業は「軍人」で(飯田隊の隊長として活躍したそうですが、アジア南方諸島の戦線から無事に生還しました)、次男だった父は、慶応義塾大学の英文科を卒業し(大学野球の早慶戦を見に行った話を聞いたことあり)、広島県の公立高校の英語教員になりました。「わしが大学生じゃった頃は、山手線の原宿駅の周りには、畑が広がっとったぞ」と、リアルすぎる当時の昔話を、あれこれと教えてくれたのを覚えています。
母の父は「国鉄」に勤務し、広島県の複数の駅の「助役」(副駅長)や「駅長」にまで昇進した立派な鉄道人であり、長女だった母は、**市の「ミス**」に選ばれたほど綺麗な人で、ミスコンの大きなトロフィーを抱えて表彰される写真が残っています。(駅長だったお祖父さんの影響で、孫の私も、当然のように、「鉄道旅行マニア」に育ちました)
母が病院での急死で先立った時、遺体を目にした父が、大声でわんわん激しく泣き、母の唇にキスをしながら遺体を抱きしめて離さない姿を見て、私は、「父と母は、本当に深く愛し合いながら生き抜いたのだなぁ・・・こんなに愛情深い両親に育ててもらって、僕は本当に幸せ者だ」と、もらい泣きしながら大いに感謝したことを覚えています。
私が生まれた時、父は、「たらちねの 愛する歴史のロマン追い 史彦と名付けむ幸あれや」という歌を詠み、短冊に記してくれました。その短冊は、今でも、私の宝物です。(ちなみに、流産したり、なかなか子供ができなかったとのことで、30歳前後であろう母が幸せそうに抱いているのは、もちろん私です・・・お決まりの、指をくわえたポーズですね・・・笑)
高校の英語科教師だった父は、山登りが大好きで、幼い頃から、私を山に連れて行きました。父の隣で、恥ずかしそうにお弁当を食べている幼稚園児(小学校1年生かもしれませんが)は、もちろん私です(笑)。父の勧めで、私は幼少の頃から、「カブスカウト」&「ボーイスカウト」に入り、体育会系の厳しい上下関係(今ならば確実にパワハラ)で鍛えられながら、あちこちにキャンプに出かけたり、街頭での募金活動や、ゴミ拾いなどのボランティア活動に精を出した記憶があります。
ちなみに、英語の授業を行っている父の姿が、これ・・・どうやら、金髪の外国人女性をお招きして、英語で交流会を開いている模様ですね・・・なにしろ田舎町ですから、生まれて初めて金髪美女を目の前で見たであろう男子たちの目が、キラキラのハートマークになっていますよ(笑)。
私が成長するにつれて、私の方から父を誘い、あちこちの山を登りに行きました。次の写真は、向かって右端が私で、左端が弟(九州大学大学院で野鳥の研究を行って農学博士になり、今は、日本野鳥の会の県支部長と、環境保護関係の研究所長をしています)で、真ん中でVサインをしているのが父親・・・場所は、「至仏山」(しぶつさん)の山頂かその付近であり、背景に広がっているのは、広大な「尾瀬ヶ原」ですよ。
この時とは別に、東北地方の最高峰である、「燧ケ岳」(ひうちがたけ)にも登りました・・・背後には、「尾瀬沼」が見えていますよ。足に怪我をして、血がにじんでいるような・・・それで、痛みをこらえた、厳しい顔をしているのでしょうか?(おそらく、お腹が出てきていますから、30代後半の私だと思います)
これは、どの山で父が撮影してくれたのか不明ですが・・・ソニーの(当時最先端の)ビデオカメラを、自慢げにぶら下げている様子から、おそらく30代の私でしょうね(笑)。まぶしそうにしていますので、かなり高い山だということだけは、推察できます。(太陽に近いほど、空や周囲の岩肌が、まぶしいんですよ)
・・・と、父とは一緒に、山登りや、史跡巡り&お城巡りで、北海道から沖縄まで、日本各地を巡りました。現在の私を見れば、父がどのような人だったかを、容易に想像できるはずです。(父にソックリな性格に、育ちましたから・・・)
父の教育方針は、「興味を引く材料を与えること」と、「褒めること」であり、私は父から(母からも)、「勉強しろ」とは一度も言われたことが無く、叱られた記憶もありません。その代わりに、あちこちに連れて行って「体験」を通じて視野を広げたり、(まだ小学生なのに)「新潮文庫の100冊」(有名著者の代表作100種類を集めた名作集)を勝手に買ってきて私にプレゼントしたり、(幼い頃にピアノを習っていた私はギターに興味が無かったのに)クラシック・ギターを勝手に買ってきて、「自己流でええけん弾いてみたら?」と、中学生になったばかりの私に勧めたりと、感心するほど上手な「教育者」でした(笑)。
おかげで、その後の私は、各種の読書感想文コンテストで頻繁に入賞・入選したり(中学生の時に朝日新聞社の全国コンテストで入選して、東京の学士会館での授賞式に招かれたことも)、クラシック・ギターを活用した音楽を創作する音楽療法家になったり(ギター歴50年です)、文筆家として数多くの著書を世に問うたり、大学教授として大勢の学生たちを世に出したりしたわけですから、すべて元をたどれば、父が与えてくれた教育が芽を出したことがわかります。
以上のように、今の私が存在するのも、独特の「生きがい論」が生まれたのも、すべて、素晴らしい両親に恵まれ、深い愛情と、巧妙な(笑)教育によって、真っすぐに育ててもらったからなのです(自分で言うのも何ですが、学級委員長や吹奏楽部長などを歴任する優等生タイプでした)。これまで、両親について語ることは、ほとんどありませんでしたが、このたび、母に続いて父も先立ちましたので、心からの感謝を込めて、以上の紹介文を捧げることにより、父と母への御礼とさせていただきます。父と母に対して、「嫌な思い出など何一つ無く、100%、素晴らしい思い出と感謝の気持ちだけしかありません」と、完璧に断言できる私は、本当に、幸せ者だと思います。
今回は、父の他界に寄せて、読者の皆様を、(面白くも何ともない)私の個人的な昔話に付き合わせてしまうことになり、誠に、申し訳ありませんでした。次回の更新からは、また、明るく楽しく役に立つ、いつもの調子に戻りますので、どうか今回だけは、お見逃しを・・・
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